Takamori Aiko/Memorial Commus

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Memorial 1[edit]

高森藍子

『高森藍子』とのメモリアル1です。

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公園

Aiko

うーん……今日もいいお天気っ !
爽やかな気分になれるなぁ……ふふっ♪

 

散歩している少女と目が合った。

Aiko

あっ、どうも、こんにちは。
お散歩中ですか?
この公園、ぽかぽかで気持ちいいですよね。

Aiko

私も、ここでよくお散歩してるんですっ。
またお会いするかもしれませんね。
それではっ。

Aiko

え?
なぜって……すれちがった人にご挨拶するのは、
普通のことじゃありませんか?

Aiko

お散歩してるワンちゃんやねこさんにも挨拶しますし、
もちろん、あなたにもっ♪
ここが好きなら、みんなお仲間です。

Aiko

お散歩のお誘い……ですか?
一緒にまわるくらいでしたら、もちろん構いませんけれど……。

Aiko

へっ? 散歩ではなくて、アイドルのお誘いっ?
あなたは……?
プロデューサーさんをされてるんですか?

Aiko

こ、声をかけてくれたのは嬉しいですけど……
私にはつとまりませんよっ。
目立つことは得意ではありませんし……。

Aiko

それに、他の子にはない特技なんて、
なにもありませんから……。

Aiko

私の、優しさ……?
そんなものが特技になるんですか?
優しいのは、誰でも普通のことだと思いますけど……。

Aiko

でも……私が誰かを優しい気持ちにしてあげられるなら、
それってきっと、すてきなことですよねっ。
お話、詳しく聞かせてくださいっ。

Memorial 2[edit]

高森藍子

『高森藍子』とのメモリアル2です。

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レッスンルーム

Aiko

プロデューサーさん、
初レッスン、ありがとうございました。
でも……。

Aiko

試しにレッスンさせていただいて、
アイドル……さっそく向いていないって、
思い知らされてしまいましたね……。

Aiko

ダンスレッスン……とか。
いろいろ素早くやらないといけないので、
とても、ついていけませんでした。それに……。

Aiko

なにより、むずかしいのがビジュアルのレッスンです。
怒った顔とか悲しい顔とか、全然できなくって……。

Aiko

私、いつもゆっくり、自分のペースで、
にこにこしながら暮らしているので、そういうの苦手なんです。

Aiko

怒るって、なにを思い浮かべればいいのでしょう?
散歩中に見かけそうなもので、なにか……。

酔った花見客

Aiko

酔った花見の人……ですか?
いいじゃないですか、きっと、お酒が飲めてうれしいんです。
笑って、許してあげましょうよ~。

わがままな子供

Aiko

子供……。
理由も聞かずに怒ったりしたら、ダメですね。
やさしく言い聞かせれば、きっと言うことを聞いてくれます。

Aiko

はぁ~、これではダメ……ですね。
私、結局、なにを思い浮かべても、怒れないのかもしれません……。

Aiko

やっぱり、アイドルの才能、ないのかも。ううう……。
でも、あきらめるのとか、イヤですし。うーん……。

Aiko

へ、いまの顔……すこし悲しそうでした?
は、初めてできたかもしれません。ということは……。

Aiko

まだまだできない自分自身を、
怒ったり、悲しんだりすればいいんですね。
ありがとうございますっ、とてもいいことを教わりました♪

Memorial 3[edit]

高森藍子

『高森藍子』とのメモリアル3です。

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撮影スタジオ

Aiko

今日は、私が撮られる日なんですね。
私はよくトイカメラで、公園のねこさんを
撮ったりしていますけど……。

Aiko

撮っていただいた経験は、ほとんどありません。
どんな風にすればいいか、考えこんでしまいますね……。

Aiko

ありがとうございます。
でも、それほどは緊張していないんですよ。
私、いつものんびりしていますから。

Aiko

たいていのことでは驚かないのが、
私の数少ない取り柄ですし……。

Aiko

へっ、な、なんですか?
あの大きい望遠鏡みたいな、長い機械……。
白い傘みたいなものも、たくさん……。

Aiko

あれが……プロの方が使われるカメラなんですか ! ?
り、立派ですねー。傘は、フラッシュ用……?
なんだか申し訳ない気分になってきました……。

Aiko

あの、私なんかでいいんでしょうか?
あんなすごい機材で撮っていただくほど、
たいしたものでは……。

Aiko

あ、そうです、メイクっ。
メイク、もっと派手にしてきましょうか。
洋服もゆるいのではなく、ドレスとか……?

Aiko

プロデューサーさん……。
そ、そうでした……。自然なのが私らしさ……。
忘れてしまうところでした。

Aiko

このまま撮ってもらうことにします。
アイドルとして、初のポートレイトですもんねっ。
一番、私らしく……。

Aiko

でも、びっくりしました。
あんなカメラや機材があるなんて。
ふふっ、ふふふふっ♪

Aiko

アイドルの世界って、
散歩より、いろいろなものに出会えるかもしれません。
これからが楽しみですっ♪

Memorial 4[edit]

高森藍子

『高森藍子』とのメモリアル4です。

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握手会当日

Aiko

わぁー、はじめての握手会なのに、こんなに人が来てくれました♪
きっと場所がよかったんですねっ。

Aiko

たまたま、お散歩に来てくれた人が、
立ち寄ってくれたに違いありません。
これもプロデューサーさんの会場選びのおかげ……。

Aiko

え、散歩の途中ではなく、わざわざ遠くから?
どうして……。あっ……アイドルって
思ってたより、ずっとすごいお仕事なんですね。

Aiko

そうと知ったら、私もできる限りの気持ちで応えないと !
普段ののんびりした調子じゃいけませんね。
よーし ! みなさんに、精一杯、がんばりますっ。

握手会が始まった……

ファンA

あの……藍子ちゃん、こんにちは。
自分は、高速バスで西の方から……。

Aiko

わぁ、わざわざ、ありがとうございます♪
遠くからきていただいて、嬉しいです。
もうすこし地元のお話を、聞かせてもらえますか?

ファンB

藍子さん、あの、はじめまして。
私、えっと、藍子さんに憧れてて……。

Aiko

わぁっ。女の子のファンにお会いできて、とっても嬉しいです。
憧れてるだなんて、なんだか恥ずかしいな……。
どんなところを、好きになってくれたんですか?

Aiko

あっ、そ、そうですね。すみません。
でも、わざわざ来てくれた人に、ちゃんと向き合わないと、
申し訳なくって……。

Aiko

まだ、なにもない私が、ただひとつ返せるのは
誠意だけですから。
なるべく不公平がないように、最後まで……。

 

握手会は、時間を大幅にオーバーして終了。会場の担当に怒られた……

握手会終了後

Aiko

ううう、すみません……。
時間をかけ過ぎて怒られちゃって……。

Aiko

のんびりした調子じゃいられないって、はりきったら……
余計、のんびりすることになってしまいました。

Aiko

はい、それだけは救いです。
でも私、今日の体験を通じて、もっとがんばろうって思いました。
この次、迷惑をかけないようにするには……。

Aiko

いえ、長い時間、会場を取れなかったのは、
私にアイドルとしての力がなかったからですよね。
人気や力があれば、もっと長い間……。

Aiko

私、どんなにたくさんお話しても怒られないくらいのアイドルに……
将来はなりたいです。

Aiko

そうですね。でもプロデューサーさん、私、歩くペースは
ゆっくりなんですけれど、決めた道を
最後まで歩ききれなかったことってないんです。

Aiko

どんな小さな芽もおろそかにしないで、
大切にしていけたら……。ファンのみなさんといっしょに、
いつかきっと、大きな樹になれると信じて……。