Shibuya Rin/Episode Commus

Shibuya Rin[edit]

	渋谷凛
Rin	ねぇ、プロデューサー。私の家、花屋なんだけど……これ、話したことあったっけ。もしかしたら、なかったかな。
Rin	家の手伝いするのは、嫌いじゃないよ。学校にいくのもね。でも、そこが居場所かって聞かれると、違う気がしてた。
Rin	私が私らしくいられる場所は、どこなんだろうって…… そんな風に考えながら、なにもしないで過ごしてた。けど……。
Rin	アイドルの世界をのぞいてみて、思ったんだ。ここが私の場所になるのか、試してみたいって。だから……
Rin	この衣装を着て、わかったよ。これで、私自身の可能性……確かめてみるから ! よろしくね、プロデューサー !

	［ステージオブマジック］渋谷凛
Rin	ふぅ、人通り、すこし減ってきたかな。もう、そんなに早歩きしなくていいかも。話しながらいこうか。
Rin	……ねえ、なに考えてるのか、当ててあげよっか？プロデューサーの顔を見ると、もうだいたいわかるんだよね。
Rin	いつもながら、愛想ない顔して歩いてるって思ってるでしょ？隠さなくていいよ。私もその……自覚はしてるし。
Rin	でも今は、前とは違うよ。以前はステージに上がっても、無表情の私でしかいられなかった。けど……。
Rin	今はまだアイドルとしての力を隠してるだけ。私の中には、プロデューサーと、歩んできた日々がある。
Rin	信じてない……？なら、信じさせてあげる。その目で見られないくらい眩しくするから、覚悟しててよね。 ……いくよ !
Rin	そう、私らしく進んだ先に、アイドルの輝きがきっとある ! みんなを惹きつける、私たちのステージが !

	［オーバー・マイセルフ］渋谷凛
Rin	ねえ、食べ終わったら、すこし浜辺を歩かない？話があって。馬鹿げてるって笑われるかもしれないけど、プロデューサーにしか話せないことなんだ……。
Rin	あのさ、最近感じるんだ。じつは私、アイドルとして、一番遅れてる……。みんなに置いていかれてるんじゃないかって。
Rin	ふと横を見ると、いつも必死で、真剣な顔があるんだ。卯月も、未央も、奈緒も、加蓮も、ううん、みんな、毎日悩んで、苦しんでも、必死にアイドルしてて。
Rin	私、そんなに筋は悪い方じゃなかったし、わりとアレコレこなせてて……。今まで、うまくできて……悪くなかったと思う。
Rin	でもどこかで、きっと見失ってた。深いところで楽に勝てると思ってる。けどこのまま、終わりたくない。今のままだと、一番中途半端に終わるのは、私。
Rin	もっと……強さがほしいんだ。汗をかいて、クタクタになって、情けない顔をさらして、それでも輝ける、本当の強さがほしい !
Rin	本気になれば、もっと打ち込めるはずだから。プロデューサー任せだった生き方を……変えたい。プロデューサーを置いていくくらい、走っていきたいから !