Sagisawa Fumika/Episode Commus

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Sagisawa Fumika[edit]

鷺沢文香

『鷺沢文香』の特訓エピソードです。

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Fumika

……幼少の頃から、本が一番の友達でした。
近所の図書館に通い詰めて……
古今東西、様々な本を読み漁っていました。

Fumika

綴られた物語は……どれも眩しく輝いていて……
私は物語の主役になったようで、
毎日、書の世界に浸っていたように思います。

Fumika

{0}さんに誘われて、
アイドルを勧められたときは、戸惑いました。
……私には無理だとも思いました。

Fumika

でも……感じたのです。
本の中の輝く世界……その心躍る感覚が、
もしかしたら現実でも味わえるかもしれない……と。

Fumika

……私は……運動も苦手ですし……人前に出ることも苦手で……
およそアイドルとは程遠い……浅学で非才の身です。

Fumika

……でも、{0}さんの言葉を信じて……
新しい世界にチャレンジしてみようと……思えたから。

Fumika

……ふつつか者ですが、ご指導ご鞭撻……
どうかよろしくお願いします。
せめて、顔を上げて……挑もうと思いますから。

[Bright Memories] Sagisawa Fumika[edit]

[ブライトメモリーズ]鷺沢文香

『鷺沢文香』の特訓エピソードです。

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Fumika

……もう少しだけ、お待ちいただけますか。
今しか記せない言葉が、ここにある気がして。

Fumika

……お待たせしました。遅くなってしまって、すみません。
では、お仕事場まで向かいましょうか……。

Fumika

……日記を付けているのは、突然に思われたかもしれません。
ですが、密やかな憧れは、ずっと持っていましたから。

Fumika

……自分は読むだけで、書く側に回るなど、
おこがましいとすら思っていましたけど。

Fumika

……でも、思ったのです。アイドル活動と同じだと。
挑戦してみなければ……やってみなければ、わからない、と。

Fumika

……そう、これは{0}さんの影響ですね。
良いことかどうかは分かりません。でも、確かな理由……。

Fumika

そう、私が歌う歌も、着る衣装も、すべて。
{0}さんの想いを受けたもの。
それは、きっと……。

Fumika

見たことのない世界へ連れていってくれる鍵でしょう。
蒼い衣装に身を包み、顔を上げて、幻想的な舞台へ……。

[Saite Jewel] Sagisawa Fumika[edit]

[咲いてJewel]鷺沢文香

『鷺沢文香』の特訓エピソードです。

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Fumika

いきましょう、プロデューサーさん、奏さん。
私たちを待つ特別な舞台へ。
SFにたとえるなら、目指すのは……未知の星ですね。

Fumika

プロデューサーさんは、SF小説、お好きでしょうか?
古典SFには、母なる地球と同じ、青い星を目指して旅立つ話が
いくつかあります。

Fumika

たいていの話では、地球になにか異変が起こり、
やむをえず旅立つのですが……
私が宇宙へ出た理由は違いますね。

Fumika

それは、プロデューサーさんの宇宙船に誘われたから。
私にとって、本の世界は住み慣れた星でしたが、
そこはまるで時が止まったようで……。

Fumika

お声をかけていただいた時、
砂時計が逆さまになるような、なにかを感じたんです。
これまでの自分は、まだ序章だったのかもしれないと。

Fumika

星間の海……エーテルをかき分けて進む旅は過酷です。
漂着した先がどんな星かもわかりません。
猿の星か、砂の星か、あるいは凍土の星か。でも……。

Fumika

大切なのは、自分の意志でたどり着くこと。
成し遂げた私は、新たな星に堂々と降り立ち、
Jewelのように輝くことでしょう。きっと……。

[密やかな饗宴] Sagisawa Fumika[edit]

[密やかな饗宴]鷺沢文香

『鷺沢文香』の特訓エピソードです。

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Fumika

宴もたけなわなのに、中座する人が増えてきましたね。
これから模様替えをして、二次会でしょうか?
では、その間に……すこし個人的な相談事を……。

Fumika

……プロデューサーさん、私、最近ずっと考えているのです。
貴方のことを。
いえ、失礼な意味ではなく、アイドルとして。

Fumika

……私にとって、アイドルの世界とは……つまり貴方です。
見知らぬ世界、その良し悪しを知っているのは、
貴方だけですから。

Fumika

……いつもプロデューサーさんの目指す方向を模索して。
これだと気づいては嬉しくなり、
カン違いだと気づいては、最初に引き戻されて。

Fumika

……まるで迷宮の中にいるよう。
ずっと貴方の中を彷徨い続けて……
タイムループしているような気がします。

Fumika

こんな私でも、わずかながらは成長しているはず……。
けれど、その手応えすら、たまに怪しくなります。
もしかしたら錯覚なのかも、と……。

Fumika

この無限回廊の中……。
現在の私になにがあり、なにがないのか。
それを……確かめていただきたいのです。

Fumika

自分では見られない、自分の姿。
私の世界の始まりである……貴方の目で。