Pastel Pink na Koi (event)/Commus
Contents
Preview 1[edit]
|
パステルピンクな恋 |
| |
|---|---|---|
|
Sae |
みなはん、ごきげんよう。 小早川紗枝、いいます~。 |
|
|
Sae |
うちらのゆにっとが登場するいべんと、 「パステルピンクな恋」が、こんど開かれるんやて。 うちらみぃんな、気張って参ります~。 |
|
|
Sae |
『今、振り向かせてあげる』 うふふ。みなはんも、楽しみにしててや~。 |
|
Preview 2[edit]
|
パステルピンクな恋 |
| |
|---|---|---|
|
Kanako |
こんにちは、三村かな子ですっ。 私たちのユニットが歌って踊るステージ開催決定です ! |
|
|
Kanako |
曲は「パステルピンクな恋」、 恋する女の子の歌ですけど……うまく、歌えるかな? |
|
|
Kanako |
『今、とろけさせてあげる』 えへへ……応援してくださいねっ ! |
|
Opening[edit]
|
花咲く桜のように |
| |
|---|---|---|
|
幸子が事務所にやってくると、かな子、智絵里、まゆ、紗枝が何やら気合を入れていた。何事か尋ねたところ、次のステージの打ち合わせが幸子抜きで終了したところだった。わめく幸子をよそに「サクヤヒメ」が始動したのだった。 |
' | |
|
事務所 |
| |
|
Kanako |
じゃあ、今回はみんなで団結して、頑張ろうねっ ! |
|
|
Chieri |
はいっ。 えぇ。 |
|
|
Sachiko |
お待たせしましたね ! |
|
|
Sae |
幸子はんも、間に合ったところで~。 |
|
|
Kanako |
頑張るぞーっ、おー ! |
|
|
Sae |
おー ! おー ! おー ! |
|
|
Sachiko |
おー……お? |
|
|
Sachiko |
って、入ってきてそうそう、なんですか? |
|
|
Kanako |
次のLIVEステージの、キックオフミーティングですよ ! |
|
|
Mayu |
私たち5人でユニットを組んで、 『パステルピンクな恋』を歌うんです。 このメンバーで揃うのは、レコーディング以来ですね。 |
|
|
Chieri |
私たちはバンジー飛んだりしてましたけどね…… また、こうして一緒になれて嬉しいです。 あっ、あの、幸子ちゃん、頑張りましょう…… ! |
|
|
Sachiko |
えぇ ! それじゃあ、ミーティングを始めましょうか ! |
|
|
Sae |
あぁ、それはもう終わりましたえ~。 |
|
|
Sachiko |
どぇーっ ! ? |
|
| 幸子は盛大に転んだ…… |
| |
|
Kanako |
さ、幸子ちゃん ! ? |
|
|
(Select an option) | ||
| いい転びっぷりだ |
| |
|
Chieri |
わぁ……久しぶりに見た……。 さすが、芸人さんよりもうまく転べるアイドルとして 名高い幸子ちゃん……プロ根性を感じます…… ! |
|
|
Sachiko |
あたたた…… ほ、ほめてもなにも出ませんよ~。 |
|
|
Sachiko |
……じゃなくって ! もう終わったってどういうことですか? ボクがいないのに打ち合わせを終わらせちゃったんですか ! ? |
|
|
Mayu |
そうですねぇ…… もう、ユニット名とか、リーダーとか、決めちゃいましたね。 |
|
|
Sachiko |
なんですって ! ? どういうことですか ! ! |
|
|
Sae |
いやぁ、幸子はんいつまで待ってもきいひんから…… これでもえろう長く待っとったんどすえ~? |
|
|
Sachiko |
えぇっ……? |
|
|
Kanako |
待ってるあいだ、 ピンク色のモノの連想ゲームとかしてたんだよね ! |
|
|
Chieri |
あ、あと桜の種類がいっぱいあるねって話とか……。 |
|
|
Sae |
せや、その話の流れで、うちらのゆにっとの名前は 桜の名前からとって、 《サクヤヒメ》にしよか~て、言うて。 |
|
|
Sachiko |
は、はぁ……? |
|
|
Mayu |
桜といえば5枚の花びらですけど、 サクヤヒメはそれが二重にも、三重にもなる、 かわいい桜なんですって……まるで、まゆたちみたいに♪ |
|
|
Sae |
せやなぁ、京都でも嵯峨野のほうに名所があったかな~。 えろうきれいな桜さんなんどす~。 うちらもそうなりたいなぁ、なんて言うて。 |
|
|
Sachiko |
ふ、ふーん。まぁ、悪くないですけど……。 |
|
|
Kanako |
なら、決まりでいいかな? |
|
|
Sachiko |
ユニット名なら、ボクもいいアイディアが あったんですけどね~ ! |
|
|
Mayu |
いいアイディア? |
|
|
Sachiko |
使わずに終わるのは、もったいないですね~ ! すっごくいいアイディアなんですけどね~ ! |
|
|
Kanako |
幸子ちゃん、それ、聞かせてほしいな ! |
|
|
Chieri |
うん。幸子ちゃん、聞かせてくれますか? |
|
|
Sachiko |
そんなに聞きたいですかー? 仕方ないですねー。 ボクの考えたユニット名 ! |
|
|
Sachiko |
その名も、『カワイイボクと仲間たち』です ! |
|
|
Kanako |
おー………………。 |
|
|
Chieri |
はぁー………………。 |
|
|
Sachiko |
フフーン…… ! |
|
|
Sae |
はぁ~。 |
|
|
Mayu |
……くすっ。ふふっ。うふふふっ ! |
|
|
Kanako |
ふふふっ ! ふふふっ。 |
|
|
Mayu |
やっぱり面白いですね、幸子ちゃんって。 以前のレコーディングのときも思いましたけど。 |
|
|
Chieri |
うんっ。 なんだか、自分も頑張らなきゃって思わせてくれます。 |
|
|
Kanako |
じゃあ、冗談はこのあたりにして、これからステージまで、 ユニットの仲間として頑張ろうね ! |
|
|
Mayu |
うん、楽しいステージになりそうで、 まゆも頑張っちゃいます…… プロデューサーさんも、見てくれていますし。 |
|
|
Chieri |
私も、ユニットの一員として、みんなの力になりたいな…… ううん、なれるように、頑張ります…… ! |
|
|
Sachiko |
あ、あの ! ? みなさん ! ? ボクは冗談を言ったつもりはないんですけど ! ? |
|
|
Sae |
はいはい、幸子はんはおもろい子、いうことで うちらのゆにっと《サクヤヒメ》の活躍、 はじまりはじまりや~♪ |
|
|
Sachiko |
ちょ、ちょっと、あの~ ! ? |
|
Chapter 1[edit]
|
魔法にかかったら |
| |
|---|---|---|
|
智絵里は紗枝に、ユニットのリーダーにかな子を推薦した理由を尋ねた。紗枝は持ち前の審美眼でメンバーの長所と短所を見抜いていた。3人はそれぞれの個性を認め合い、ユニットとしての結束をより強めていくのだった。 |
' | |
|
事務所 |
| |
|
Sae |
さて、これから気ぃ引き締めていかんとなぁ~。 うちら5人ですてーじに立つんはええけど、 やるならちゃあんと完璧なLIVEにせな~。 |
|
|
Chieri |
紗枝ちゃん、すごいやる気だね……。 |
|
|
Sae |
ふふふ。 うち、みんなとすてーじで歌いたいなぁて思てたんどす。 せやから、今回はええ機会をもろたなぁて。 |
|
|
Kanako |
そうだよね。 いっしょに歌える機会があって嬉しいよね ! |
|
|
Chieri |
うん。 でも、かな子ちゃんをリーダーに推薦したのは、どうして? やる気があるんだったら、紗枝ちゃんがリーダーでも……。 |
|
|
Sae |
ふふふ。 うちは、みんなを引っ張るたいぷやあらしまへん。 それに、幸子はんの相手もしてあげななぁ。 |
|
|
Kanako |
でも、どうして私を……? |
|
|
Sae |
こうみえてうち、人を見る目はあるつもりどす。 京の都で鍛えられた審美眼やから。 |
|
|
Sae |
幸子はんはやりたがりやけど、ぷらいどが高い子やから、 ほんまのりーだーには向いてまへん。 かな子はんや智絵里はんが気を遣うことになりますやろ。 |
|
|
Chieri |
そうかな……。 |
|
|
Sae |
で、智絵里はんは、緊張しいですやろ? いくら頑張り屋さんでも、押しつけたらあかんなぁ、て。 |
|
|
Kanako |
じゃあ、まゆちゃんは? |
|
|
Sae |
まゆはんは、えぇ子やけど…… プロデューサーはんが大変やなー、おもて……。 |
|
|
Chieri |
うん……? |
|
|
Sae |
まぁ、人には向き不向きがある、いうことやて~。 そないな深い理由はあらしまへん。 |
|
|
Chieri |
そ、そう……。 |
|
|
Sae |
かな子はんは、自分に自信がないんかもしれへんけど、 そんなことないて、うちは思います~。 お菓子作りの腕前以外にも、ええとこはいっぱいあるって。 |
|
|
Kanako |
そっかぁ……そう言われると、私もなんだか リーダーを頑張らなきゃって気分になってきたよ~ ! よーし、レッスンもトレーニングも、がんばろっと♪ |
|
|
Chieri |
かな子ちゃん、私が手伝えることがあったら手伝うから……。 いっしょに、ステージまで頑張ってこうね。 |
|
|
Kanako |
うん、じゃあ、私、プロデューサーさんと みんなのレッスンスケジュールを調整してくるね ! あと、歌詞と曲のデータをもらって、振り付けと、えーっと……。 |
|
|
Chieri |
かな子ちゃん、そんな、いきなり全部は大変だよ~ ! |
|
|
Kanako |
あっ、えへへ……。 |
|
|
Sae |
ふふっ。 やっぱし、うちが思ったとおりやわぁ。 |
|
|
Kanako |
うん……? |
|
|
Sae |
かな子はんは……智絵里はんもやけど、 魔法にかかったら、強い子やって思てたんどす。 かかるまでが、時間がかかるんかもしれまへんけど、ね。 |
|
|
Chieri |
魔法に……。 |
|
|
Kanako |
かかったら……? |
|
|
Sae |
きっかけがあったら、とも言えるかなぁ。 そんな2人やから、あの幸子はんも認めてるし、 うちも2人のこと、えぇなぁって思うんやと思います~。 |
|
|
Chieri |
えへへ……。なんだか、くすぐったいね。 |
|
|
Kanako |
えへへへ……。 でも私、そんな紗枝ちゃんも、優しくて素敵だなって思うよ。 |
|
|
Chieri |
うん、うんっ。 |
|
|
Sae |
そうやろかぁ? フフ、そうどすやろ~。 ほんまに、京都人がみーんな性格悪いだなんて 誰が言うたんやろな~? うちはこーんなにえぇ子やのにな~♪ |
|
|
Kanako |
ふふふっ ! |
|
Chapter 2[edit]
|
雨降って、地固まる |
| |
|---|---|---|
|
ユニット名やリーダーが自分抜きで決まり、ヘソを曲げる幸子。紗枝とかな子は、幸子にみんなで一つの目標に向かっていこうと諭す。幸子が寂しかっただけだと気づいた紗枝とかな子は涙のあとには元気になろうと、幸子を励ますのだった。 |
' | |
|
休憩所 |
| |
|
Sachiko |
ムスー。 |
|
|
Sae |
かな子はん、譜面、おおきにどす。 れっすんるーむの予約からせってぃんぐから、全部してもろて~。 |
|
|
Kanako |
ううん、いいんです ! だって、リーダーですから ! 他にもなにかあったら、言ってください ! みんなのためにできることなら、お手伝いしますから ! |
|
|
Sae |
さすがやなぁ。 こういうんが、ほんまのりーだーいうもんやなぁ~。 |
|
|
Sachiko |
ふーん。 |
|
|
Kanako |
幸子ちゃん、どうかしたんですか? |
|
|
Sae |
あぁ、いつものことやから~。 ゆにっと名もりーだー決めるんも、自分が間に入られへんかったら、 すねてる、いうことやんな? |
|
|
Sachiko |
べ、べつにそういうわけじゃないですけど ! |
|
|
Kanako |
そうなんだ……。 幸子ちゃん、今からプロデューサーさんに相談して、 決め直してもらおうか? |
|
|
Sachiko |
そ、そんなことされたら…… ! |
|
|
Sae |
よけいかっこ悪い、ですやろ? せやからヘソ曲げんと、素直にみんなと頑張りましょ。な? |
|
|
Sachiko |
だ、だって…… ! |
|
|
Sae |
そもそも、打ち合わせの時間に遅れはった 幸子はんが悪いんやから、 あんまりわがまま言うたらあきまへん。 |
|
|
Sachiko |
うぐっ……。 |
|
|
Kanako |
どうしてあんなに遅れてきたの? なにか事情があったのかなぁ? |
|
|
Sachiko |
ご……5時だと思ったんですよ ! 夕方の ! なのに開始時間が15時なんて聞いてませんよ ! なんでそんな分かりづらい時間にするんですか ! |
|
|
Kanako |
あ~、なるほど、間違えちゃったんだ……あははは…… ほら、15時って、おやつどきだから……? |
|
|
Sae |
いや、かな子はん、その理由とは違う思いますけど…… とにかく、そんな間違いで遅刻したんやから、 諦めなさい、幸子はん。ね? |
|
|
Sachiko |
そっ、それは ! まぁ、たしかにボクが悪いところも、ほんのちょこっとだけ あるかもしれないし、ないかもしれない、ですけど……。 |
|
|
Sae |
ぶつぶつ言わんと、はっきりし。 |
|
|
Sachiko |
わ、分かりましたよ……。 でも、ユニット名は冗談なんかじゃなかったんですけど ! |
|
|
Kanako |
カワイイボクと、仲間たち……だっけ? |
|
|
Sachiko |
そうです ! カワイイボクが主役のユニットですから ! やっぱりそこは譲れないですよね ! ボクはカワイイですから ! |
|
|
Kanako |
あはは…… たしかに幸子ちゃんのユニットってすぐ分かるけど……。 ちょっとだけ、ユニットの名前としては個性的、かなぁ? |
|
|
Sae |
幸子はん。そない冗談みたいな名前、 二度も三度も付けられるはずありまへん。 みんな困ってはったやろ? |
|
|
Sachiko |
だって~ ! |
|
|
Sae |
今回のゆにっとのみんなは、幸子はんの言うことに、 二つ返事ではいはい言うたりせえへんし、 うちや友紀はんみたいに主張しあったりもしまへん。 |
|
|
Sachiko |
それは、まぁ、そうかもしれないですけど……。 |
|
|
Sae |
それは、みんなで一つの目標に向かってるからやし、 互いを思う優しい気持ちを持ってるからどす。 幸子はんも、そこはおんなしやろ。 |
|
|
Kanako |
そうだね。こういうのは、チームワークが大事だから。 私たちも、最初の打ち合わせで、幸子ちゃんが来るまで ちゃんと待っていればよかったね。ごめんね。 |
|
|
Sachiko |
……うぅっ。 べ、べつに気にしてないですから~っ。 |
|
|
Sae |
自分だけ仲間はずれにされたー、思て、寂しかったんやろ。 うちらがそんなことするはずないのになぁ。 |
|
|
Sachiko |
うぅぅ~。ふぇぇぇ~。 |
|
|
Sae |
はいはい、よしよし……。 雨降って、地固まる……。 涙のあとには、すっきり元気に頑張ろなぁ~。 |
|
|
Sachiko |
ぐすっ……こんな姿、みんなには秘密ですから~。 とくに、プロデューサーさんにはぜったい~。 |
|
|
Kanako |
うんっ。 ……落ち着いたら、コーヒーかお茶でも淹れようか。 おやつを食べて、レッスンを頑張ろう ! ねっ? |
|
|
Sachiko |
ぐすっ、ミルクティーがいいです~。 |
|
|
Sae |
……まったく、しっかりした子やなぁ、ほんまに。 ふふっ。 |
|
|
Kanako |
ふふっ ! |
|
Chapter 3[edit]
|
愛には愛で |
| |
|---|---|---|
|
まゆと幸子は、緊張する智絵里に優しく声をかける。2人のアイドルにかける想いの大きさと自信に感心した智絵里は、自分もステージの上では堂々と歌えるように頑張ろうと気合を入れたのだった。 |
' | |
|
フェス当日 |
| |
|
Chieri |
ついに、フェスの日ですね……。 |
|
|
Mayu |
智絵里ちゃん、緊張しているみたいですね。 |
|
|
Chieri |
はい……本番前は、いっつも緊張しちゃいます……。 いっぱいレッスンしましたけど、やっぱり……。 |
|
|
Sachiko |
そんなの、気の持ちようだっていつも言ってるじゃないですか~。 アイドルってのは、前を向くもんだって ! |
|
|
Chieri |
う、それは、わかってます ! わかってますけど、緊張するのはそれとは別で…… まゆさんは、緊張したりしませんか? |
|
|
Mayu |
私? 私も、もちろん緊張しますよ。 でも、それは他の人とは違うかもしれませんね。 |
|
|
Sachiko |
違うって、どう違うんですか? |
|
|
Mayu |
まゆは、まゆのことを見てくれて、愛してくれる人のために ステージに立つんです。 |
|
|
Chieri |
あっ、まゆさんは、愛され系アイドルって、評判ですもんね。 |
|
|
Sachiko |
『ファンはみんなまゆちゃんに恋してる』って、アレですか? |
|
|
Mayu |
うふ。 それはとっても嬉しいことです。 だから、愛には愛で、お返ししなきゃって思って。 |
|
|
Chieri |
愛には愛で……ですか……。 |
|
|
Sachiko |
すごいセリフですね、それ……。 さすがのボクも、そんなこと言ったことないですよ。 |
|
|
Mayu |
まぁ、それくらいの想いってことですよ。 だから、LIVEステージに立つ前は、緊張っていうか…… とっても大きな気持ちを込めてるんです。 |
|
|
Sachiko |
な、なるほど……それはもう緊張とかじゃないですね……。 |
|
|
Chieri |
私も、そんな強い想いを持って、ステージに立てるかな……。 |
|
|
Mayu |
うふふ。 いつだって気を抜けないから、大変ですけどね。 |
|
|
Sachiko |
まゆさんは、どうしてそこまでして、 気合いを入れて、アイドルをするんですか? |
|
|
Chieri |
その、なにか、理由とか、あるんですか? |
|
|
Mayu |
それは……。 |
|
|
Sachiko |
それは……。 それは……。 |
|
|
Mayu |
まゆは、アイドルになるために、生まれてきたからです♪ |
|
|
Chieri |
わぁ、そうなんだ……そこまで言えるって、すごいなぁ……。 |
|
|
Sachiko |
そ、それならボクと一緒ですね ! ! |
|
|
Chieri |
えぇっ ! ? 幸子ちゃんも……? |
|
|
Sachiko |
ボクもアイドルにならなかったら、 アイドルになっていたアイドルですから ! |
|
|
Mayu |
ん………………? |
|
|
Chieri |
ん………………? |
|
|
Sachiko |
ん、なんかちょっとおかしかったですかね。 |
|
|
Mayu |
ふふ。 そうですね、ちょっとだけ……。 |
|
|
Sachiko |
まぁ、細かいことは気にしなくっていいんです ! ステージの上では、思い切りも大事なのと一緒です ! ね ! |
|
|
Chieri |
はぁ……2人ともそんなに自信を持ってて、すごいなぁ……。 私も、せめてステージの上では自信を持って歌えるように、 頑張ろう…… ! |
|
Chapter 4[edit]
|
最高のステージにしたいなって |
| |
|---|---|---|
|
紗枝とまゆは、自信がないからこそ努力を重ねる智絵里の姿を見ていた。一方、智絵里はユニットの活動を通じ、仲間への理解を深めた。最高のステージをつくるため、仲間と舞台へ向かう。 |
' | |
|
ステージ設営中 |
| |
|
Sae |
ようやく本番まであと少し、いうところまできましたなぁ。 なんや感慨深いわぁ。 |
|
|
Mayu |
みんなでたくさんレッスンしてきましたもんね。 披露できるのが楽しみです。ねぇ、智絵里ちゃん。 |
|
|
Chieri |
そうですね。 いっぱいレッスンしたから、大丈夫、大丈夫……。 |
|
|
Sae |
智絵里はん。智絵里はんの、自信のないところも、 それはそれで取り柄やとうちは思いますえ。 |
|
|
Chieri |
へ……? 自信のないところが、取り柄……? |
|
|
Sae |
そうどす。 |
|
|
Mayu |
紗枝ちゃん、それってどういうことなんでしょう? |
|
|
Sae |
それはな…… 自信があらへんから、誰よりも長くれっすんしはりますやろ? 誰よりも、りはーさるでは念入りに確認しますやろ? |
|
|
Chieri |
そう言われてみれば、そう、かも……。 |
|
|
Mayu |
たしかに、レッスンの量は決して嘘をつきませんよね。 |
|
|
Chieri |
そう……なのかな? |
|
|
Sae |
そうどす。 たとえ、人より体力がなくても、踊りが苦手やったとしても、 誰より、気張ってはったやないですか。 |
|
|
Chieri |
紗枝ちゃん……見てくれてたんだ。 |
|
|
Sae |
ふふ。 うちも、みんなのれっすんとは別に、 秘密の特訓を独りでしてたくらいやから。 |
|
|
Mayu |
へぇ……そうだったんですね。 |
|
|
Chieri |
私、そんなこと言われるなんて思わなかったです。 |
|
|
Chieri |
こうしてみんなとユニットを組んだから、 みんなの足を引っ張らないようにしないと、 迷惑かけないようにしないとって、思ってただけで……。 |
|
|
Mayu |
それもひとつの、ユニットに対しての 誠実な向き合い方、ですよね。 |
|
|
Chieri |
あと……。 |
|
|
Sae |
あと……? |
|
|
Chieri |
その、幸子ちゃんも、紗枝ちゃんも、まゆちゃんも、 最初の印象が、その……。 |
|
|
Mayu |
なんでしょう……? |
|
|
Chieri |
怖いところがあるかもって、思ってたから、 よけい足を引っ張ったりしちゃいけないって、思ってて……。 あっ、でも、いまはそんなこと思ってないですよ、ほんとに…… ! |
|
|
Sae |
あらあら……。 |
|
|
Mayu |
そんなこと、ないですよねぇ? |
|
|
Sae |
こわいのは、幸子はんだけやて。 |
|
|
Chieri |
でも、今回のお仕事を通じて、 みんなはやっぱり優しいなって思って……。 |
|
|
Chieri |
だから、いまは足を引っ張らないようにっていう、 後ろ向きな理由で、ステージに立つわけじゃ、ないんです。 |
|
|
Sae |
ほんなら、どないな理由なんやろかぁ? |
|
|
Chieri |
えっと……みんなと一緒に、最高のステージにしたいなって……。 あの、普通すぎる表現かもしれないけど、 ほんとに、そう思ってるんです。ほんとに ! |
|
|
Mayu |
智絵里ちゃん。その気持ちは、ちゃんと伝わってますよ。 じゃあ、ステージで表現しにいきましょうか。 |
|
|
Sae |
せやなぁ。 智絵里はんの気持ちがちゃあんと届くように……な? |
|
|
Chieri |
えへ……はいっ ! |
|
Chapter 5[edit]
|
力を合わせたら |
| |
|---|---|---|
|
|
' | |
|
LIVE後 |
| |
|
Mayu |
ふぅ……ステージ、お疲れさまでした。 幸子ちゃん、大丈夫? |
|
|
Sachiko |
べ、べつに、ボクは、だいじょ……うっ……。 |
|
|
Kanako |
幸子ちゃん、ムリしないで早く休んで~ ! ほら、お水とってくるから ! |
|
|
Mayu |
幸子ちゃん、ステージに立つ前はあんなに元気だったのに……。 |
|
|
Sachiko |
ま、まるでステージでなにかあったみたいな言い方、 しないでください~。 |
|
|
Mayu |
でも、一番緊張してたのは、 もしかしたら幸子ちゃんだったのかもしれませんね。 |
|
|
Sachiko |
そ、そんなことは……あ、あったかもしれませんけど~……。 |
|
|
Kanako |
お待たせ~。 |
|
|
Kanako |
はい、幸子ちゃん、お水持ってきたよ ! あとタオルと、疲れたときには甘い物 ! キャンディとか、いろいろ ! |
|
|
Sachiko |
あ、ど、どうも~……。ふぅ……。 |
|
|
Mayu |
かな子ちゃん、かな子ちゃんも休んでくださいね。 ステージが終わったんですから、ひと息ついて。 |
|
|
Kanako |
あっ、そうだよね。ありがとう、まゆちゃん。 リーダーなんてやったことなかったから、 ちょっとだけ張り切りすぎちゃった ! |
|
|
Mayu |
かな子ちゃんがたくさん働いてくれたから、 私たちもステージに集中できたんですよ。 でも……大変じゃありませんでしたか? |
|
|
Kanako |
ううん、そんなことないよ ! 私でも、誰かの役に立てるんだって思えたから、嬉しかったし ! |
|
|
Kanako |
あと、困ったことがあったら、プロデューサーさんが 手伝ってくれたりもしたし……。 |
|
|
Mayu |
プロデューサーさんが……? |
|
|
Kanako |
ま、まゆちゃん、近いよ……。 |
|
|
Mayu |
プロデューサーさん、また何か言っていましたか? 智絵里ちゃんのチョップについてとか……? |
|
|
Kanako |
チ、チョップについては、特に言ってなかったかな……。 |
|
|
Mayu |
本当ですか? どんな些細なことでもいいんですよ。 覚えていることがあったら、教えてください。 覚えていなかったら、思い出して…… ! |
|
|
Kanako |
う、うーん……? |
|
|
Mayu |
なにかあるはずですよ? |
|
|
Kanako |
えぇっと……。 |
|
|
Mayu |
なにかありませんか? |
|
|
Sachiko |
あー……。 |
|
|
Kanako |
幸子ちゃん ! |
|
|
Sachiko |
あー、ほら、プロデューサーさん、言ってましたよ。 「私たちは、みんなキュートだ」って。カワイイって ! |
|
|
Mayu |
へぇ……キュート……カワイイ、ですか……♪ |
|
|
Sachiko |
そうそう、だから、 まゆさんもカワイイってことじゃないですか? |
|
|
Mayu |
ふふっ♪ そうですかぁ…… まゆ、プロデューサーさんにコーヒーでも淹れてこようかなぁ♪ |
|
|
Kanako |
あ、まゆちゃん~? 行っちゃった。 幸子ちゃん、助け船出してくれて、ありがとう~。 |
|
|
Sachiko |
べ、べつに、これくらいたいしたことありませんよ。 お水やタオルを持ってきてくれたお礼ですからね ! |
|
|
Kanako |
ふふっ。 どういたしまして♪ |
|
|
Kanako |
でも、今回はみんなのおかげでうまくいったなぁ……。 期間限定のユニットでも、こうして力を合わせたら、 私たちは、もっといろんなことができるのかも…… ! |
|
|
Kanako |
また、次の機会があったら……ねぇ、幸子ちゃん ! |
|
|
Sachiko |
はいっ ! ? |
|
|
Kanako |
幸子ちゃんも、また協力してね♪ |
|
|
Sachiko |
フフン、仕方ないですね ! このカワイイボクが、力を貸してあげますよ ! ボクのカワイさは、おすそ分けできますからね ! |
|
Ending[edit]
|
打ち上げパーティー♪ |
Event End Party | |
|---|---|---|
|
パステルピンクなステージは大成功 !5人は成功を祝して打ち上げパーティーを楽しんだ。恋の歌を歌うのはまだ少し難しいと話す5人だが、これから経験や努力を経て、さらにきれいな花を咲かせるだろう。 |
The Pastel Pink Stage was a success! In celebration of their success, the five of them celebrate with a party. Although the five of them converse on how singing about love is difficult, they know that with experience and effort, a beautiful flower will likely bloom. | |
|
事務所 |
OFfice | |
|
Kanako |
みんな~、グラスは持った~? |
Everyone~! Do you have a glass in hand~? |
|
Sae |
はいな~。 |
Yes'm~. |
|
Kanako |
それじゃ、かんぱ~い ! |
Well then, cheers~! |
|
Chieri |
かんぱ~い ! |
Cheers~! |
|
Sachiko |
プハァ~。 あー、お仕事のあとの一杯はいいですね~ ! |
Puhah~. |
|
Chieri |
幸子ちゃん、炭酸ジュースだけど、おいしそうに飲むね……。 |
Sachiko-chan, that's a carbonated drink, yet you drink it in such a delicious way... |
|
Sae |
あれ? 幸子はん、炭酸苦手や~言うてはらへんかった? |
Oh? Sachiko-han, didn't you say you weren't fond of them carbonated drinks? |
|
Sachiko |
んっ…… ! ! げほっ ! げほっ ! げほっ ! げほっ ! |
Nh...!! |
|
Sae |
あーあー、言うてるそばから、もう~。 |
Oh my~ my~. Right when I had asked you, really~. |
|
Kanako |
あっ、タオルタオル~ ! |
Ah, here's a towel~! |
|
Sachiko |
だ、だって……。 ほ、ほら、こういうのは、お約束じゃないですか~ ! けほっ ! けほっ ! けほっ ! |
Be-because... yo-you know, this is typical punchline! |
|
Chieri |
さすが、芸人さん殺しの異名を持つ幸子ちゃん…… リアクション芸も、すごいね……。 |
As expected of Sachiko-chan, the one who carries the name of Comedian Killer... |
|
Kanako |
智絵里ちゃん、やたら芸を学ぶ姿勢があるね……。 |
Chieri-chan, you seem to be willing to learn some funny tricks... |
|
Chieri |
えっ、そんなことないよ、ほんとに。 |
Eh? No, honesty, it's not like that. |
|
Sachiko |
ちょっと ! 人を芸人呼ばわりしないでくださいよ? ボクはカワイイだけではなく、バラエティもこなせる マルチタレントアイドルなだけですから ! |
Hey! Could you stop calling me a comedian, please? |
|
Sae |
はいはい、むせてるとこもかわええから、 ちゃんと拭いとこな。 |
Yes yes. The way you defend yerself is also cute, |
|
Sachiko |
うぅ~。 |
Uuh~. |
|
Mayu |
プロデューサーさん、遅いですね……。 打ち上げには参加されないのかしら……? |
Producer-san is late... |
|
Kanako |
あっ、プロデューサーさんなら、 打ち合わせが入っちゃったから 遅れるって連絡ありましたよ~。 |
Ah, if it's about Producer-san |
|
Mayu |
えっ……そんなの、聞いてないですけど……。 |
Eh... I didn't hear about that at all... |
|
Kanako |
さっき、連絡があったんですよ~。 |
They contacted us just a moment ago~. |
|
Mayu |
そう……教えてくれてありがとう、かな子ちゃん。 |
I see... thank you for letting us know, Kanako-chan. |
|
Mayu |
……次の機会があったら、 今度は絶対にリーダー役にならなきゃ……ううん。 |
...the next time, |
|
Mayu |
ユニットのリーダーに選んでもらえるように、 まずは信頼される人間にならなきゃ…… ! |
To be selected as the unit leader, in the first place, |
|
Sae |
ま、まゆはん? ぶつぶつ言うてますけど、大丈夫どすか? |
Ma-Mayu-han? |
|
Mayu |
えぇ、大丈夫ですよ♪ さぁ、パーティーをもっと楽しみましょう♪ |
Yes, I'm alright♪ |
|
Kanako |
そうそう、パーティーにぴったりのスイーツ、 持ってきたんです~♪ |
Yes, I've brought some sweets |
|
Sachiko |
ちょっと ! また一人一皿、直径20センチの バウムクーヘンじゃないですよね ! ? |
Wait! |
|
Sae |
あ~、れこーでぃんぐの打ち上げでいただいたなぁ。 美味しいけど、お腹いっぱいになって大変やったわぁ。 |
Aah, we had some during the celebration for the recordin', didn't we. |
|
Kanako |
あー、今日はあれ持ってきてないんですよ~。 今度持ってきますね ! 今日は……。 |
Aah, I didn't bring that today. |
|
Mayu |
あら、和菓子? |
Oh, Japanese sweets? |
|
Kanako |
ほんとは、春の季節だったらちょうど良かったんですけど、 少し早い、桜の花びらをあしらった和風マカロンです~。 |
These would be perfect for the Spring season, |
|
Sae |
うちららしくて、ええおみやどすなぁ~。 |
What a fantastic make. Thematic for us~. |
|
Chieri |
ちいさな花びらが、5枚……えへ…… 私たちのユニットも、桜みたいに、 きれいに咲けましたかね? |
5 little petals... teehee... |
|
Sachiko |
もちろんですよ ! 客席を見ましたか? ピンク色のサインライトが満開だったじゃないですか ! |
For sure! Didn't you see our audience? |
|
Mayu |
パステルピンクなステージは、大成功でしたね♪ |
The Pastel Pink Stage was a great success♪ |
|
Kanako |
私たち5人のユニットは期間限定だったけど、 この曲はまた歌えるといいよね ! |
Although the five of us as a unit is only for a limited time, |
|
Chieri |
うん…… ! でも、恋の歌は、やっぱり、私にはまだちょっと、 むずかしいかなぁ……。みんなは……? |
Yes...! |
|
Sae |
うちも、なかなかむつかしいなぁって思たわ。 けど、これも、経験なんかなぁ? なぁ、かな子はんは? |
The same for myself, I believe it was somewhat strenuous. |
|
Kanako |
私も、まだまだ歌いこなせてるかは、自信ないかなぁ……。 でも、もっとたくさん歌って、自分の曲にしたいなぁ…… ! まゆちゃんは? |
I too think I have that much confidence in being able to sing such songs well... |
|
Mayu |
まゆは、この歌で、勉強になりました。 |
Mayu believe this song was a good lesson. |
|
Chieri |
勉強に……? |
A lesson...? |
|
Sachiko |
どういうことですか? |
What do you mean by that? |
|
Mayu |
まゆは、例えるなら深紅だと思っていましたけど…… まだまだパステルピンクにもなってないんだなぁって。 |
Mayu, for example, thought it would be crimson in colour... |
|
Chieri |
へぇ……なんか、オトナっぽい……。 |
Wow... sounds kind of mature... |
|
Sachiko |
フ、フーン。 |
Hm, is that so. |
|
Chieri |
あっ、幸子ちゃんは、どうだった? |
Ah, how about you, Sachiko-chan? |
|
Sachiko |
まぁ、ボクくらいになると恋の一つや二つしてますから? 恋の歌も難なく歌いこなせますよねー ! ボクはセクシーでもありますし? |
Well, I've had a thing or two with love. |
|
Mayu |
あの ! |
Uhm! |
|
Sachiko |
ち、近いですねまゆさん……。 |
Y-you're too close, Mayu-san... |
|
Mayu |
恋の話について、くわしく聞かせてもらえませんか? できれば早く、今すぐ、ここででもいいですから…… ! |
In regards to romance, could you please tell us the details? |
|
Sachiko |
あ、あの、こ、ここでですか? それは、えーと、あの~。 |
Ah, uhm, ri-right here? |
|
Kanako |
あ、そろそろプロデューサーさんも来るみたいですよ~。 |
Oh, it seems like Producer-san will be arriving soon. |
|
Mayu |
幸子さん、はやく ! はやくお願いします ! |
Sachiko-san, hurry! Please tell us now! |
|
Sachiko |
そ、それについては……ま、また今度お願いします~ ! |
I-in regards to that... I-I'll talk about it another time~! |