Near to You (event)/Commus
Opening[edit]
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Too many captains will ... |
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ありすと桃華は、新曲「Near to You」を歌うユニットのリーダーの座を争っていた。そこへ有香と仁奈も加わり、大混戦に。見かねたPは早苗をリーダーにするが、他のメンバーは納得できない。そこで、早苗はメンバーに役職を与え、奮起させる。一同は気持ちを一つにし、LIVEに挑むのだった。 |
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事務所 |
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Arisu |
……絶対に、私です。適任は私しかいません。 |
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Momoka |
いいえ。もっともふさわしいのは、このわたくしですわ。 |
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Arisu |
むむむむむ……。 むむむむむ……。 |
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Sanae |
いいよいいよ2人ともー ! もっと火花を散らしあうのよ ! 青春の火花を ! |
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Nina |
よくわからねーですけど、仁奈もやってみてーですよ ! |
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Yuka |
で、ではあたしもっ ! パワーならば自信がありますし、何より経験者です ! |
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Sanae |
おおっと、ここで仁奈ちゃんと有香ちゃんも参戦ね ! まさに時代はバトルロイヤル ! 燃えてきたわー ! |
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P |
……何してるの? |
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Arisu |
あ、プロデューサーさん。リーダーに適任なのは私ですよね? 筋道だてて物事を進めていけるのがリーダーの素質。 この中で一番ロジカルシンキングができるのは私、橘ですから。 |
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Momoka |
プロデューサーちゃま。リーダーとは堂々と優雅に構えているもの。 リーダーの風格を持ち合わせているのは、 この櫻井桃華に他なりませんわよね? |
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Sanae |
プロデューサー君、お疲れさま。 この通り、次のイベントのリーダー争いが勃発してるってわけ。 |
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Arisu |
私だって堂々と沈着冷静に構えられます。 それに今までのユニット参加経験で、私も成長していますから。 素質だけではなく、リーダーにふさわしい努力もしています。 |
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Momoka |
それはわたくしだって同じですわ。今までのお仕事を通じて、 ただ優雅に佇むだけではなく、どんなに厳しい試練も 乗り越える、強さを身につけてきましたのよ。 |
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Arisu |
むむむむむ…… ! むむむむむ…… ! |
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Nina |
仁奈も ! 今回は仁奈もリーダーやってみてーです ! だって、つぎの曲は『になとぅーゆー』でごぜーますから ! |
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Yuka |
仁奈ちゃん、この曲名は『Near to You』って読むんですよ。 |
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Nina |
そうでごぜーますか ! ? えいごはむずかしーなー ! |
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Sanae |
こーんな感じで、ごちゃごちゃしちゃってるのよー。面白いけど ! 若さっていいわねー。「自分が自分が」の精神 ! これぞ青春よね ! |
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Yuka |
じゃあ、わかりました。 歌詞の中に「全速力でどこまでも走るよ」とあります ! 100メートル走でリーダーを決めるというのはどうでしょう ! ? |
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Arisu |
それ、有香さんの得意分野じゃないですか ! リーダーに大切なのは体力ではなく、頭脳です ! |
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Momoka |
いいえ、リーダーに必要なのは気品ですわ。 |
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Nina |
みんなのきもちがわかる人がリーダーでごぜーますよ ! |
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Yuka |
仁奈ちゃん、持ち歌を引っ張り出すのはずるいっ ! |
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Sanae |
さあ、プロデューサー君、どうする? みんな譲る気なんてないみたいよ。 |
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P |
リーダーは早苗 ! |
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Sanae |
あら、あたし? まぁ……そうね。あたし以外、みんな未成年だし。 ここは年長者の心意気、見せてあげようじゃないの ! |
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Sanae |
というわけで、リーダーはあたしに決定 ! みんな、いいわね ! ? |
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Arisu |
……。 ……。 |
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Sanae |
仕方ないわね……。 じゃあ、リーダーとして、みんなには役職を任命するわ ! |
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Sanae |
ありすちゃんは「司令官」 ! 桃華ちゃんは「代表」 ! |
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Arisu |
司令官……。 代表……。 |
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Sanae |
有香ちゃんは「主将」 ! んでー、仁奈ちゃんは「おかしら」 ! |
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Yuka |
あたしが、主将…… ! ありがとうございますっ ! |
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Nina |
仁奈がおかしらでごぜーますか ! おかしらのきもちになってやるですよ ! |
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Sanae |
これでみんな文句ないでしょ ! イベントに向かって一緒に頑張れるわね? どう? ありすちゃん、桃華ちゃん。 |
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Arisu |
……わかりました。リーダーは早苗さんにお任せします。 私は司令官として、イベントを成功に導いてみせます ! |
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Momoka |
しかたありませんわね。このユニットの代表として、 恥ずかしくない振る舞いをお見せいたしますわ ! |
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Sanae |
ってことで、勝手に決めちゃったけど、いいかしら? プロデューサー君。 |
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P |
OK ! |
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Sanae |
よーっし ! そうと決まればイベントまで時間もないわ ! みんなの代表として、この曲を歌うために選ばれた5人だもの ! 気合い入れて、頑張るわよーっ ! |
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Arisu |
おーっ。 おー♪ |
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Yuka |
おーーーっ ! おぉー ! |
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P |
おー ! |
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Nina |
……ところで、プロデューサー。 おかしらってなんでごぜーますか? |
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Chapter 1[edit]
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ももあり合戦 |
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|---|---|---|
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ありすと桃華は互いにライバル心を燃やしていた。そんな2人を見て、早苗は数々のレッスンで2人を競わせる。全てのレッスンを終え、休憩室で仲良く寝入ってしまうありすと桃華。互いを意識し、高め合う二人を見て、Pと早苗は優しい笑みを浮かべるのだった。 |
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レッスンルーム |
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Sanae |
さー、2人とも。 イベントに向けてのレッスン、気合い入れていくわよ ! 今日はフルコースだからね ! |
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Momoka |
もちろん、気合い十分でしてよ ! かつてのお寺での修行を思えば、スタジオでのレッスンなど 朝食前のレモン水のようなものですわ ! |
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Arisu |
朝飯前、ってことですか? 私だって、倒れるまでレッスンしたことありますから。 絶対に手は抜きませんよ。 |
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Sanae |
うんうん、美しいライバル関係……青春ねー。 さ、桃華代表、ありす司令官、 まずはダンスレッスン始めるわよー ! |
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Arisu |
私は振付はもう、動画で覚えてきましたから。 あとは完成度を上げるだけですよ。 以前のようなミスはしません。 |
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Momoka |
ふふっ。そんなのわたくしも同じですわ。 どちらがより完璧に踊れるか、勝負ですわよ ! |
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レコーディングスタジオ |
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Sanae |
ダンスレッスンの次はボーカルレッスン ! 元気よくいきましょう ! よろしくお願いしまーっす ! |
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Momoka |
お願いいたします ! 橘さん、次は歌で勝負ですわ ! |
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Arisu |
歌なら私だって負けません。今度こそ決着をつけましょう。 よろしくお願いします ! |
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ラジオブース |
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Sanae |
ボーカルのレッスンはいい感じだったけど、これはどうかしら? MCレッスン、よろしくお願いしまーす ! |
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Momoka |
あかまきがみ、あおまきがみ、きまきがみっ。 ふふっ、どうですの? 見事に言えましたわよっ♪ |
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Arisu |
かえるぴょこぴょこ、みぴょこぴょこ、 あわせてぴょこぴょこ、むぴょこぴょこ。 ふふっ。私の方が、長い言葉を言えましたよっ。 |
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河川敷 |
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Sanae |
ここまでどれもこれもいい感じね ! さあ、締めくくりは走り込みよっ ! いっちにーさんしー ! ファイトファイトよーっ ! |
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Momoka |
はぁはぁ……ふぁ、ファイトですわーっ ! |
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Arisu |
ふぁ、ファイトぉーっ…… ! |
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Momoka |
すぅ……すぅ……。 |
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Arisu |
くぅ……くぅ……。 |
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Sanae |
ふふ、2人ともぐっすり ! さすがにハードだったかしら。 |
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P |
お疲れさま。 |
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Sanae |
プロデューサー君、お疲れさま。 レッスンは上々だったわよー。2人ともやる気十分 ! やっぱりライバルがいるっていいことねー。 |
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Momoka |
ううん……ふぁいとぉ……まだ走れますわ……。 |
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Arisu |
……たけがきにたてたけたったたた……。 |
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Sanae |
うふふっ、2人とも夢の中でもレッスンしてる。 なんだかんだ似たもの同士ねぇ。ふふっ。 |
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P |
いいレッスンになった? |
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Sanae |
そうねぇ。桃華ちゃんの方が、物覚えはいいわね。 大人の真似をしてすごしてきたからかしら。 でも、プライドが出てきちゃうと損するタイプかも。 |
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Sanae |
ありすちゃんは、頭でっかちかしら。 でも理論を覚えてからの進歩が早いわねぇ。 本人曰く晩成型ってだけあるわ。 |
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Sanae |
んで、あたしはそんな若い子2人の成長にヒヤヒヤしながら なんとか大人っぽくつくろってきたってワケ。 こんな役目、プロデューサー君に頼まれなかったらやらなかったわ。 |
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P |
その調子で頑張ろう。 |
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Sanae |
はあい。ふふ。 ひとまず今日は、あたしもゆっくり休みたいわぁ……。 |
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Momoka |
すぅすぅ……。 くぅくぅ……。 |
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Chapter 2[edit]
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強くてかわいいイケてるナオン |
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|---|---|---|
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走り込みを終え、疲れ果てた早苗、仁奈、有香。3人は過去のユニットで行ったレッスンを振り返る。仁奈は早苗の昔の服を着たと話したことから、早苗が元婦人警官であることに話が及ぶ。柔道が得意だったと話す早苗に、有香は思わず手合わせを申し込む。真に強くてかわいいアイドルを目指して…… ! |
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森 |
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Sanae |
ファイトファイトー ! 今日も今日とて、走りこみよー ! |
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Yuka |
ファイトぉーーっ ! ついていきますよ、リーダー ! |
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Sanae |
さっすが有香主将ね ! 主将の名に恥じない体力だわ ! |
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Nina |
ふぁいとでごぜーますよー ! みんなでお出かけ、楽しいですよー ! |
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Sanae |
おかしら仁奈ちゃんも元気いっぱいね ! さすがあたしたちのおかしらだわ ! |
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Nina |
えへへーっ、ほめられたでごぜーます ! ところで、走ってどこに行きやがりますかー? |
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Yuka |
仁奈ちゃん、これはお出かけではなく、 体力づくりの走り込みですっ ! 走ること自体が目的なんですよっ ! |
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Nina |
そーだったでごぜーますか ! だから同じところをぐるぐる走ってやがりますね ! |
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Sanae |
そーよ ! さ、あと少し、最後まで気合い入れて走るわよーっ ! |
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Nina |
おーっ ! おーっ ! |
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Sanae |
ふぅっ ! よーっし、今日はこのあたりにしときましょ ! |
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Yuka |
はぁはぁ……。お疲れ様でしたーっ ! |
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Nina |
はぁ~……。疲れやがりましたーっ ! |
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Yuka |
なんだか『明日また会えるよね』の時を思い出します。 あの時も森で修行して……そうそう、滝行までやったんですよ ! あれは鍛えられたなぁ~、身も心もびしっと ! |
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Sanae |
ええ? それ、みんなやったの? |
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Yuka |
あのときは志希さんとフレデリカさん、そしてあたしの3人ですね。 フレデリカさんは案外マジメにやってて意外でした。 志希さんは、スイシタイゴッコ……だったかな? |
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Sanae |
あはは、志希ちゃんとフレちゃんが滝に打たれる姿とか、 想像つかなすぎて面白いわね ! |
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Yuka |
早苗さんと仁奈ちゃんは 『きみにいっぱい☆』のときに、修行とかしなかったんですか? |
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Sanae |
修行? あ~……したした ! ね、仁奈ちゃん ! |
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Nina |
いっぱいしたですよー ! おうた歌って、お弁当食べて、 それからバリバリイケてるナオンになったですよー ! |
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Yuka |
バリバリ……ナオン? なんですか、それ? |
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Nina |
夕美おねーさんと一緒に早苗おねーさんの服を着たですよ ! 楽しかったなー♪ ぼでぃこんで、おたちだいですよー ! |
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Yuka |
なんだか、仁奈ちゃんの話だと、 ちゃんとレッスンしてたようには聞こえないんですが……。 |
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Sanae |
いやいや ! ちゃんとしてたわよ? ただ、話の流れで、あたしの昔の服を、 仁奈ちゃんに着せてあげたってだけ ! |
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Nina |
有香おねーさん、早苗おねーさんはすげーですよ。 昔は強くてかっこいいおまわりさんだったですから ! |
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Sanae |
そうよー、こう見えて武道の方はちょっとしたものでね。 一度、コンビニ強盗をばばっと取り押さえたこともあるんだから ! あれは表彰ものだったわよー ! |
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Yuka |
へぇ…… ! 早苗さん、相当お強かったんですね ! ……そうだ。 あのっ、よかったら一度、あたしと手合せしてもらえませんか ! ? |
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Sanae |
へっ? まぁ、いいけど……有香ちゃん、空手じゃなかった? あたし、手加減しないわよ? |
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Yuka |
いいんです ! あたしが目指すのは、真に強くてかわいいアイドルですから ! |
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Nina |
仁奈も手と手を合わせるですよー ! |
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Sanae |
わかったわ。なら……ついてきなさい ! |
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Sanae |
ふふっ、久しぶりに昔の勘を取り戻せた気がするわ ! あたし、まだまだイケるみたい ! みんなの若さに負けず、 イケイケドンドンでいっちゃうわよーっ ! |
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Chapter 3[edit]
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おいしいごはん |
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|---|---|---|
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厳しいレッスンを終えた仁奈、桃華、早苗。Pは3人を連れ、ファミレスへ行くことに。桃華と早苗はワクワクしながらメニューを選んでいく。しかし、仁奈だけはなかなか決められない。そこには、仁奈なりの理由があった。 |
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事務所廊下 |
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Nina |
わー。 スタジオにずーっといたら、すっかり夜でごぜーますよ ! 今日もおつかれさまでごぜーました ! |
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P |
お疲れさま。 |
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Momoka |
プロデューサーちゃまもお疲れさまでしたわ。 今日も激しいレッスンでした……。大変でしたけど、その分、 参加していない橘さんに一歩差をつけました ! |
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Sanae |
ふふっ、2人のライバル関係は継続中ね。 まあまあ、お疲れー。あたしも大概クタクタよー。 最近、ますます疲れがとれなくなってる気がするのよね……。 |
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Nina |
わ ! 仁奈のおなかの虫さんが鳴いてるでごぜーます ! |
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Momoka |
ふふ。 お昼をいただいたっきりですもの、無理もありませんわ。 |
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Sanae |
ねえ、プロデューサー君、あたしもお腹すいちゃった ! だ~か~らぁ~……。ねっ? |
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P |
何か食べて帰ろうか。 |
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Sanae |
そうこなくっちゃ ! |
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Nina |
みんなでごはんでごぜーますか ! やったー ! |
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Momoka |
まあ、プロデューサーちゃま。よろしいんですの? |
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P |
2人の親御さんに確認するよ。 |
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Sanae |
あ、そうよね。 遅くまで勝手に連れまわすと事案になっちゃうわ。 プロデューサー君、さっそく連絡よ ! そしてGoよ ! |
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ファミレス |
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Sanae |
さあさあ2人とも、今日は好きなものを頼んでいいのよ ! 経費よ経費 ! 接待交際費 ! あいや、会議費かしら? |
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Momoka |
なんだか賑やかで、目がチカチカするメニューですわね。 内容は……いろいろあるんですのね。 |
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Nina |
ううー、いろいろありすぎて決められねーですよ ! |
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Sanae |
あたしは~っと……よしっ ! 熟成肉サーロインステーキ、300gいっとこう ! それにナマいっちょう ! |
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Nina |
お肉を生で食べやがるですか ! ? ライオンみてーでごぜーます ! |
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Sanae |
あ~、ナマっていうのはビールのことね ! 生ビール ! |
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Momoka |
では、わたくしは……おうどんを。 月見でお願いいたしますわ。 |
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Nina |
お月見でごぜーますか? ……うさぎの気持ちで、おうどんを食べるですか? |
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Momoka |
うふふ、そうではなくて……。 生卵を浮かべたおうどんを月見うどんと言うのです。 実を言いますと、食べるのは初めてなのですけど。 |
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Sanae |
それで、仁奈ちゃんは? |
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Nina |
仁奈は……えーっと……仁奈は……。 なんでもいーです ! |
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Momoka |
なんでも? あ……もしかして、好きなものが載っていないんですの? |
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Nina |
そういうわけじゃねーです ! えっと、えっと……みんなとごはん食べれるだけで、 仁奈は幸せでごぜーますから ! |
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Momoka |
仁奈さん……。 ふふっ、わたくしもみなさんと賑やかな食卓を囲むことができて、 今、とっても幸せですわ。 |
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Sanae |
……うう~~~ ! 仁奈ちゃん ! 桃華ちゃん ! なんて健気な…… ! お姉さん、感動したわ ! よーっし ! 店員さーん ! フード、片っ端から持ってきて ! |
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P |
ちょっと……。 |
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Sanae |
何言ってんのプロデューサー君 ! 今からこれそうな子をガンガン呼んで、みんなでパーティーに しちゃいましょ ! 食卓は賑やかなほどいいもの ! |
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Nina |
早苗おねーさん……ありがとーごぜーますっ ! でも、ごはんいっぱい頼んでも、仁奈は子どもだから、 すぐおなかぽんぽんになっちまうですよ ! |
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Momoka |
そうですわ。それに、プロデューサーちゃまのお財布が さみしくなってしまうのも気の毒ですから……。 |
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Sanae |
そう? 謙虚な子たちねぇ……お姉さん、ますます感心しちゃうわ。 じゃあ、みんなでパーティーは打ち上げまでとっておきましょう ! さあ仁奈ちゃん、食べたいものを選んで? |
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Nina |
えーっと、それじゃあ仁奈は……オムライスにするですよ ! もう、おなかぺこぺこでごぜーます ! 早くみんなで「いただきます」するですよー ! |
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| 温かい食卓をみんなで囲んだ…… |
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Chapter 4[edit]
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青春の風物詩 |
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|---|---|---|
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助け合ってレッスンをこなすようになった桃華とありす。レッスンの終わり際、有香が2人を祭りに誘う。祭りの会場で、有香は早苗を迎えに場を離れる。2人きりになった桃華とありすの間には気まずい空気が流れる。それは、2人がお互いの関係に変化を感じていたからだった。 |
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レッスンルーム |
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Arisu |
1、2、3、4、1……ああ、また。 いつも、ここのステップが……。 |
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Momoka |
橘さん、そこはもう少し、 足を後ろに引くと動きやすいと思います。 |
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Arisu |
1、2、3、4、1、2、3、4…… ! あ、できた……。 桃華さん、ありがとうございます。 |
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Momoka |
お互い様ですわ。 先ほどはわたくしのクセを指摘していただいたおかげで、 ポーズがちゃんと決まるようになりましたもの。 |
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Arisu |
えへへ……。 うふふ……。 |
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P |
順調だね。 |
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Arisu |
あっ、ぷ、プロデューサーさん。 あの……見ていたなら声をかけてくれればいいのに……。 |
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Momoka |
そ、そうですわ。カゲでコソコソ見ているなんて……。 のぞき魔として通報してしまいますわよ? |
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Arisu |
えっと……じゃあ、私たちは続きを……。 |
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Momoka |
え、ええ……。 |
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| 2人は無言で練習している…… |
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Yuka |
お疲れさまでーすっ ! あ、プロデューサーさん。 ありすちゃんに、桃華ちゃんもお疲れさまですっ ! |
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|
Arisu |
お疲れさまです。 有香さんはおひとりでボーカルレッスンでしたっけ。 |
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Yuka |
はい、レッスン帰りにのぞきに来ちゃいました ! |
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Momoka |
のぞきだなんて……プロデューサーちゃまではないんですから。 それで、楽しそうにしてどうなさったんですの? 何かわたくしたちにご用があったのでは? |
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|
Yuka |
そうそう ! どうやら、この近くでお祭りをやってるみたいなんです ! もし練習が終わっていたら、みんなで一緒に行かないかなって。 早苗さんと仁奈ちゃんも来ますよ ! |
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|
Arisu |
お祭り、ですか? ……そうですね、いきましょうか。 練習もキリのいいところですし。 |
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|
Momoka |
ええ、息抜きにちょうどいいかもしれませんわね。 |
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Yuka |
プロデューサーさんも、一緒に行きましょう ! |
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P |
仕事で行けない……。 |
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Yuka |
そうですか……間もなくステージですから、仕方ないですね。 プロデューサーさんの分まで、あたしたちで楽しんできますっ ! |
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|
縁日 |
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Arisu |
本番はもうすぐなんですよね。 私、なんだか実感が湧かなくて……。 |
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Momoka |
そうですわね。 こうしてレッスンをして準備する時間が楽しくて……。 本番が来てしまうのが少し寂しいような、そんな気持ちですわ。 |
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|
Yuka |
本当に、とても充実した毎日ですよねっ ! あたしも今日のレッスンでは色々と新しい学びがありました。 2人の個人練習は、どんな感じでした? |
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Arisu |
え? ……そう、ですね。うーん……。 |
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Yuka |
おっと、メッセージが……早苗さんからだ ! 近くまで来てるみたいなので、あたし、迎えに行ってきますね ! |
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|
Momoka |
あ……気をつけていってらっしゃい。 |
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|
Arisu |
……。 ……。 |
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|
Arisu |
あの……。 あの……。 |
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|
Arisu |
あ……。 |
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|
Momoka |
なんだか……わたくしたち、少し変ですわね。 |
|
|
Arisu |
そうですね。すごくぎこちないです。 せっかくこんなに一緒に活動しているんですから、その……。 もう少しフランクでいいでしょうか? |
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|
Momoka |
ええ、望むところですわ。 |
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|
Arisu |
桃華さん。 えっと……まずは、ごめんなさい。 最初の頃、突っかかってしまって。 |
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|
Momoka |
それはわたくしもです。 少し、意地になってしまいましたの。 プロデューサーちゃまへ、成長したわたくしを見せたいと思って。 |
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|
Arisu |
わ、私もです。あんなに意地張って、背伸びをして……。 結局、それじゃあ成長なんてできてないってことですよね。 |
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|
Momoka |
ええ。でも、お互いそれに気付けたのですから。 今回は良い経験になったと思いますわ。 それに……。 |
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|
Arisu |
それに? |
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|
Momoka |
橘さんと、良き友人になれたと、そう思ってますの。 馴れ合いではなく、切磋琢磨し合える、そんな友人に。 |
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|
Arisu |
あ……。 |
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|
Momoka |
わたくしったら……独りよがりでしたら申し訳ありませんわ。 少し恥ずかしい事を言ってしまいましたわね……。 |
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|
Arisu |
そ、そんなことないですっ。 私も、桃華さんと友達になれて、嬉しいですから……。 だから、ありすって呼んでください。 |
|
|
Arisu |
……ふふっ。 ……ふふっ♪ |
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|
Momoka |
あ、ありすさん。見てください、ラムネ屋さんがありますわ。 友情の記念に、あちらのラムネで乾杯するのはいかがでしょう? |
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|
Arisu |
ラムネ、いいですね。私、買いますね。 ……すいません、ラムネを2本お願いします。 |
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|
Momoka |
ありがとうございます、ありすさん。 ふふ……なんだかいろいろありましたけれど、 何とかここまでやってこれましたわね。 |
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|
Arisu |
本当ですね……。 そういえば、私たちが早苗さんからもらった役職、なんでしたっけ? |
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Momoka |
ええと……。 たしか、ありすさんが「司令官」で、わたくしが「代表」でしたわ。 |
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|
Arisu |
今思えば、「司令官」に「代表」って何をする人なんでしょうね? |
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Momoka |
ふふっ、ホントですわね。 まあ、せっかく早苗さんから頂いた役職ですから、 お互いのここまでの健闘を称えあいましょう。ありす司令官どの♪ |
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|
Arisu |
承知しました、桃華代表。 それでは、ラムネをどうぞ。 |
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Arisu |
こほん。では、2人のこれまでの健闘と……これからの友情に。 |
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|
Arisu |
乾杯っ。 |
|
|
Momoka |
乾杯♪ |
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Chapter 5[edit]
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アイル・ビー・バック |
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|---|---|---|
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祭り会場で、仁奈と早苗を探す有香。しかし、待ち合わせ場所にいたのは仁奈だけだった。行方不明の早苗を探す有香。すると、会場のそこかしこで、「やりすぎなお姉さんがいる」という情報を得る。その正体に心当たりがある有香は、仁奈とありすに、必ず戻ると告げ、ひとり、戦いへ挑むのだった。 |
' | |
|
縁日 |
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Yuka |
えっと、早苗さんからのメッセージだとこっちの方に……。 どこだろう……。 |
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Nina |
あー ! 有香おねーさん ! こっちこっちですよー ! |
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|
Yuka |
あ、仁奈ちゃん ! 無事に合流出来てよかったです ! ……あれ? 早苗さんは? 一緒じゃなかったんですか? |
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|
Nina |
実は仁奈、早苗おねーさんとはぐれちまったですよ……。 |
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|
Yuka |
そうなんだ ! でも、こっちは出会えて良かった ! とりあえず、早苗さんにメッセージしておかなきゃ。 「仁奈ちゃんと合流しました。早苗さんはどこですか? 」っと。 |
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|
Nina |
ありすおねーさんと桃華おねーさんはどこにいるですか? |
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|
Yuka |
あ、そっか。2人にも連絡しておこう。 「早苗さんが迷子になりました。仁奈ちゃんと探します」っと。 じゃあ、仁奈ちゃん。行こうか ! |
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|
Nina |
うん ! |
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|
Nina |
有香おねーさん ! 見てくだせー ! どうぶつのお面がいっぱいあるですよ ! わーっ ! わーーっ ! どれの気持ちになろうかなー? |
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|
Yuka |
ふふっ、仁奈ちゃんが楽しそうで何よりっ ! ほら、仁奈ちゃん。あっちにヨーヨーすくいがあるよっ ! |
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Nina |
ヨーヨーでごぜーますか? YO YO……唯おねーさんをすくうでごぜーます? |
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Yuka |
えっと、そうじゃなくて、ヨーヨーっていうのはね……。 |
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Arisu |
あ、有香さん、仁奈ちゃん。 ここにいたんですね。探しましたよ。 |
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Yuka |
ありすちゃん ! ありすおねーさん ! |
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Arisu |
早苗さんが迷子と聞きましたから捜索をしようと思って。 桃華さんには迷子センターの方でアナウンスをしてもらうよう 手配していただいています。 |
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Yuka |
おぉ、手際が良い……ありがとうございますっ ! |
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Arisu |
きっと見つかるのも時間の問題ですから。 桃華さんとも合流しましょうか。 |
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Yuka |
うんっ。 ……なんだかありすちゃん、少し大人っぽくなった? |
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Arisu |
え? ……そんなことないと思いますけど……。 とりあえず、行きましょう。 |
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Yuka |
それにしても、見つからないね。 そんなに大きくないお祭りだから、 すぐに見つかると思ったんだけど……。 |
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Arisu |
意外と、もうどこかでできあがってるんじゃないですか? |
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Yuka |
まさか、そんなこと……いくら早苗さんだからって……。 |
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通行人A |
おい、さっきの見たかよ ! 焼き鳥屋の前にいた、黄色の浴衣のお姉さん ! |
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通行人B |
マジヤバかったよなー ! ロリ系でやりすぎで ! 「あい・らぶ・びあー ! 」とか叫びながらビールガブガブいって ! |
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Yuka |
まさか、今のって……。 |
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Arisu |
十中八九……いえ、九割九分九厘……。 |
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Nina |
黄色の浴衣なら、早苗おねーさんでごぜーます ! |
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Yuka |
家から来るとは言っていましたけど、 まさか浴衣に着替えているとは……。 |
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通行人A |
そんでもって、からんできたチンピラをぶん投げててさー。 あれは只者じゃないね。マジで。 |
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通行人B |
だな。けど、あの人はあんなもんじゃおさまらないね。 きっと、もっとデンジャラスな何かを起こしてくれる……。 そんな気がするね。ま、巻き込まれるのは勘弁だけどな ! |
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Arisu |
ま、まずくないですか? LIVEも直前のこの時期に、 早苗さんがもし何かやらかしてしまったら……。 |
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Yuka |
と、止めなくちゃ ! ……2人は、桃華ちゃんと合流して。 あたしは……いかなきゃ。 |
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Nina |
有香おねーさん、大丈夫でごぜーますか? 早苗おねーさんはすっげーつえーですよ ! |
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Yuka |
暴走した早苗さんを止められるのは、 きっとあたししかいないから…… ! |
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Arisu |
有香さん……。 |
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Yuka |
勝てるかはどうかは……正直わからない。 でも、今までのレッスンを通して、前のあたしよりも 強くなってるはずだから……。挑戦してきます。早苗さんにっ ! |
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Yuka |
……大丈夫。あたしは、必ず戻ってきますから。 |
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Arisu |
有香さーん ! 有香おねーさーん ! |
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事務所 |
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Yuka |
もしもし? プロデューサーさんですか? あたし……やりました。勝ちましたよ。 けど……現場に来てください。 |
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Yuka |
そして……やりすぎなお姉さんの、 やりすぎちゃったやりすぎを……。 どうにかしてください……。 |
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| その日は長い夜になった…… |
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Ending[edit]
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Best rivals, Best friends |
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LIVEをやりきり、感動に浸るメンバー。みな、それぞれの役職に恥じない成長を見せ、また一歩、自分たちが望むアイドルに近づくことができた。そして、一同が待ちに待った打ち上げの時間。しかし、メンバーの行きたい場所はバラバラだった。そこで、Pが提案したこととは……。 |
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LIVE終了後 |
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Arisu |
……。 |
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Momoka |
どうしましたの? ありすさん。 |
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Arisu |
あ……桃華さん。 いえ、その……とうとう終わってしまったんだな、って……。 |
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Momoka |
ええ……名残惜しいですが……。 でも、最高のLIVEをできたと思ってますわ。 わたくしたちの、今の最高を出し切ったLIVEが。 |
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Arisu |
……はいっ。 |
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Sanae |
ちょっとちょっと2人とも ! 何しんみりしちゃってるのよ ! チョーイケイケノリノリバンバンフォー ! なLIVEだったじゃないの ! |
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Arisu |
ちょ……早苗さん。 もう……せっかく感動にひたっていたところだったのに……。 |
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Yuka |
はー…… ! あたし、今清々しい気持ちでいっぱいですっ ! |
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Nina |
仁奈も ! いっぱいいっぱい練習したから、 楽しく歌って踊れたですよ ! |
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Sanae |
うんうん ! みんな良く頑張ったわね ! あたしもリーダーとして、鼻が高いわー。 |
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Arisu |
ふふっ。 私も「司令官」として、みなさんの働きには満足していますよ。 |
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Sanae |
司令官? ……なんだっけ、それ? |
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Momoka |
もうっ、ご自分で言ったことをお忘れになったのですか? ちなみに、わたくしは「代表」ですわ。 |
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Nina |
仁奈は「おかしら」でごぜーますよ ! |
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Yuka |
あたしは「主将」ですっ ! ふっふっふ……この間のお祭りでは、 早苗さんから勝利をもぎとりましたからね。 リーダーに勝ったあたしは、名実ともに主将を名乗れますよっ ! |
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Sanae |
あれは、お酒も入ってたし……。って言い訳はカッコ悪いわね。 うむ ! 中野有香殿、あなたの実力を認め、 本ユニットの主将として正式に任命するっ ! |
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Yuka |
ははー ! |
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Sanae |
みんな、今回は本当にお疲れさま ! それぞれがリーダーのつもりで頑張ったから、 今回のLIVEの成功があったんじゃないかしら。 |
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Sanae |
誰かに任せるわけではなく、ひとりひとりが責任感をもって動く ! 何においても、これは大事。それをみんなに気づいてもらうために、 今回はみんなに役職を与えたってわけ ! |
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Momoka |
まさか、そんな深いわけが……。 |
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Sanae |
なーんて、いい感じにまとめてみちゃったりして ! |
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Arisu |
あるわけありませんでしたね……。 |
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Sanae |
さ ! 積もる話もあるけれど、LIVEが終わった後の恒例のアレ。 みんな、どうするー? ア♪ レ♪ |
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Yuka |
アレ? |
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Nina |
あー ! 仁奈、知ってるですよ ! ごほうびに、みんなで打ち上げするでごぜーます ! |
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Sanae |
仁奈ちゃん大正解~ ! みんな頑張ったんだから、みんなの行きたいところに 連れてってもらっちゃおう ! いいわよね、プロデューサー君? |
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(Select an option) | ||
| うなずく |
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Sanae |
そうだなー。 あたしは疲れが癒せてルービーが飲めるとこならどこでもいいわよ ! あ、スーパー銭湯とか、どうよ ! ? |
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Yuka |
あたしは、そうですね……これまでの感謝の気持ちをお伝えするために、 以前、修行で行ったお寺に行きたいです ! |
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Nina |
仁奈は、みんなで楽しく遊べるところがいーです ! あー、動物園に行きてーです ! 動物園に連れてってくだせー ! |
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Momoka |
そうですわねぇ、とっても大変なLIVEでしたから、 久しぶりにゆったりできる場所がいいですわね。 あ、そうだ、わたくしの家のお庭でお茶会いたしませんこと? |
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Arisu |
えっと、私は……遊園地に行きたいです。 前にみんなで行って楽しかったので、この5人でも……。 |
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Sanae |
あははっ、みんな見事にバラバラね ! |
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Yuka |
どうしましょう? 多数決とか? |
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Momoka |
リーダーが決めるとか? |
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Nina |
ええー ! 仁奈、みんなで動物園に行きてーです ! でも、みんなの行きてー所にも行ってみてーです ! |
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Arisu |
どうしましょう、プロデューサーさん? |
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P |
全部行こう ! |
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Nina |
みんなの行きてー所に行けるですか? やったでごぜーます ! |
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Momoka |
ふふっ……無理してませんこと? お財布が悲しいことになっても知りませんわよ♪ |
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Yuka |
すごいです、プロデューサーさんっ ! 漢気ですねっ ! |
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Arisu |
プロデューサーさん、ありがとうございますっ。 打ち上げ、とっても楽しみですっ。 |
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Sanae |
今日はもう遅いから、打ち上げは後日ということで ! じゃあみんな、一旦しめるわよー。 ……LIVEお疲れさまでしたーっ ! |
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Yuka |
お疲れさまでしたーっ ! お疲れさまでごぜーますっ ! |
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Arisu |
お疲れさまでしたっ。 お疲れさまでしたわ♪ |
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| その後、打ち上げは数日にわたって行われた…… |
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