Nation Blue (event)/Commus

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Preview 1[edit]

Nation Blue

Kaede

こんにちは。高垣楓です。
……ええと。
すみません、何を喋るか、考えていませんでした。

Kaede

そうそう、私たち、ユニットでフェスに出るんです。
私も、蘭子ちゃんやみんなも、皆さんとお会いできるのを
楽しみにしています。

Kaede

『あの日見た夢を 追って 全力で走ってきた』
イベント「Nation Blue」、近日開催です。

Preview 2[edit]

Nation Blue

Ranko

みな、聞くがいい……。
我ら選ばれし蒼の民が、いまここに集い奏でる歌を !

Ranko

それは、遙か遠い青空のように、
ときに星の瞬く夜空のように、
蒼黒の階調を刻み、みなの心に描くであろう !

Ranko

『夢を追った 僕たちは それがそこにあると信じてた』
イベント「Nation Blue」、そう遠くないうちに、
相まみえよう ! アーッハッハッハッハ !

OP: Blue Sky Gradation[edit]

Blue Sky Gradation

事務所に集められた凛、楓、美波、李衣菜、蘭子はフェスのステージに5人で立つことを告げられる。蘭子が凛と考えたユニット名も無事決まり、一同はステージを成功させることを誓うのだった。

'

事務所

Minami

みんな、おはよう !

Kaede

おはよう、美波ちゃん。みんなも。

Ranko

フフフ……煩わしい太陽ね。

Rin

おはよう。
このメンバーは久しぶりだね。

Riina

ふぅ……ロッカーってのは、朝が苦手なんだけどな……。
みんな、元気だね。
で、今日はみんなで集まってどうしたの?

Minami

それについては、プロデューサーさんから !

フェスのステージに5人で出ることになったと伝えた

Kaede

フェスのステージ……楽しみですね。

Minami

ということで、今日からステージの日まで、
団結して頑張っていきましょう !

Ranko

我らの秘められし力、重ね合わせて、
宴では大いなる魔法を唱えようぞ !

Riina

あー、うん。よろしく。
曲は、『Nation Blue』なのかな?

Rin

そうだね。
このメンバーで集まるのはレコーディング以来だから、
レッスンしなくちゃ。

Minami

凛ちゃん、その前にまず……アレを、ね !

Rin

アレ……あぁ、うん。

Riina

アレって? なにかあるの?

Kaede

ふふふ、なにかしら~?

Minami

フェスに出るにあたって、
期間限定のユニット名が必要ってことで……
蘭子ちゃんに考えてもらいました !

Riina

えっ、そうなの?

Ranko

う、うん…… !

Kaede

じゃあ蘭子ちゃん、私たちのユニット名、教えてくれる?

Ranko

ウム !
その名も……。

Riina

その名も……?

Ranko

《蒼ノ楽団》、
『アズール・ムジカ』 !

Rin

……うん。

Kaede

あら、ずいぶんカッコイイ名前にしたのね~。
いいんじゃないかしら。衣装も青いし。

Minami

ふふっ。
さすが、こういうのは蘭子ちゃんに考えてもらうのが一番ね !

Riina

……な、なんか、蘭子ちゃんより凛ちゃんの方が頷いてるけど。
もうちょっとロックさがあってもいいかと思ったけど、
まぁ、カッコイイからいいか。

Ranko

この二つ名を付けるにあたっては、
私が持つ魔道書に刻まれたワードだけでは足らず……
その、凛ちゃんにも、考えてもらったの。

Kaede

あら、そうだったの?

Minami

なかなか、独特な世界観を広げたのね。
さすが凛ちゃん。

Rin

いや、私はちょっと助言をしたくらいで……、
そんなにたいしたことは……。

Ranko

私をもしのぐ数々の知識……
真結界の奥に潜む闇はさぞや深いとみた !

Rin

ちょっと、闇って……。

Minami

まぁ、ユニット名も決まったところで、
あらためて頑張っていきましょう !

Riina

おー ! カッコイイステージを作ろう !

Kaede

そうね。
じゃあ、流れで美波ちゃん、リーダーお願いするわね♪

Minami

えぇっ ! ? わ、私ですか?
……えぇと……あ、そうですね、この中なら私が適任なのかな。
じゃあ、みんな、よろしくお願いしますね !

Rin

うん、よろしく。
じゃあ美波、なにかあったら私も手伝うから。

Kaede

美波ちゃんがコンダクターなら、
凛ちゃんはインスペクターかしら。

Riina

コンダクター? インスペクター?
えっと……なんですかそれ?

Minami

オーケストラの楽団の、指揮者と、
マネージャーみたいなもの……だったかな。

Riina

へぇ……カッコイイじゃん。いいなぁ……。

Kaede

ねぇ蘭子ちゃん、私は何だったかしら?

Ranko

えっと……せ、世紀末歌姫 !

Kaede

ありがとう。
世紀末歌姫、コンダクター、インスペクターね。
じゃあ、蘭子ちゃんは?

Ranko

ククク……この楽団では、幻想の演出家とでも名乗ろうか !

Minami

うん、蘭子ちゃんの世界観を生かして、私たちを演出してね。

Riina

じゃっ、じゃあじゃあ、私は ! ?
私の役職はなに ! ?

Kaede

それは、もちろん……ねぇ?

Ranko

ウム !
その名も……。

Riina

その名も……?

Ranko

ロック担当 ! !

Riina

やったー !
って、それじゃいつもと同じだよ~ ! !

Kaede

まぁまぁ。
じゃあ、みんなで団結して、ステージを成功させましょうね。

Rin
Minami
Ranko

うん。
はいっ !
えぇ !

Riina

ちょっと~ ! 私にもカッコイイ二つ名を付けてよ~ ! !

Chapter 1: ともに舞台に上がる仲間[edit]

ともに舞台に上がる仲間

同じステージに立つにあたり、凛、楓、蘭子は親交を深める。ミステリアスと思われがちな楓だが自分も同じアイドルだと話し、心の壁を取り払う。一同はともに舞台に上がる仲間同士として、絆を深めるのだった。

'

事務所

Kaede

あらためて、今回は久しぶりによろしくね。
蘭子ちゃん、凛ちゃん。

Ranko

うむ ! ともに高みを目指そうぞ !

Rin

よろしく……お願いします。

Kaede

あら、いつも通りでいいのよ、凛ちゃん。

Rin

えっ……いつも通りって。

Kaede

そんな、敬語なんて使わなくたって。
同じユニットの仲間同士じゃない。

Rin

そうだけど……一応、年長者、だから。

Kaede

ふふっ。20代は私だけだものね。
淋しいわぁ。ねぇ蘭子ちゃん、なぐさめてくれる~?

Ranko

なっ、なにを……いかように……?

Kaede

それは、いろいろとよ、いろいろと……ふふふ……。

Ranko

か、楓さん…… ! ?

Rin

楓さん、蘭子が困ってるよ……。

Kaede

はーい。ごめんなさい。
みんなと一緒だから、ついはしゃいじゃって。

Ranko

ふぅっ……。
世紀末歌姫のオーラに飲まれてしまうところであったわ……。

Kaede

ごめんね。
でも蘭子ちゃんも、普通に接してくれていいのよ。
私、特別な存在なんかじゃないんだから。

Ranko

……う、うむ。
して、か、楓さん……に、聞きたいことがあるのだけど……。

Kaede

あら、なにかしら?
何でも聞いてちょうだい。

Ranko

その、どうしたら、楓さんみたいな大人になれますか……?

Kaede

どうしたら……?
そんな質問が来ると思ってなかったから……
う~ん、そうね……どうしたら、ねぇ……。

Rin

たしかに、楓さんってミステリアスだってみんな言ってるし、
どういう生き方をしたらそうなるのか、気になるね……。

Ranko

うん ! うん !

Kaede

えぇと、そうね……アイドルになる前はモデルで……
その前は学生で……世間一般の人と、
そう大差ない人生を送ってきたと思うのだけど……。

Ranko

そのわりには、秘められしオーラの量が
はるかに多いように感じるのだが……。

Rin

うん。
なんか、ただ者じゃないって感じがするんだけど、
それはどうしてなのかな。

Kaede

それは……。

Ranko

それは……?

Kaede

そう、感じたいからじゃないかしら。
高垣楓はミステリアスで、高垣楓は完璧で、高垣楓は特別で……
そう思いたい人たちの意志が、本当の私を隠しているのよ。

Ranko

……それは……なるほど。

Kaede

えぇ。そういうものを求められているから、
私はそう観られることを否定しないの。

Kaede

でも、本当はどこにでもいる普通の人間ってこと、
みんなには分かっていてもらえたら、嬉しいわ。

Rin

……うん。そうだね。

Ranko

えぇ……私たちは、ともに舞台に上がる、仲間だから !

Kaede

ふふ。心強いわね。
じゃあ、あらためて、これからよろしくね。
蘭子ちゃん、凛ちゃん。

Chapter 2: スタートライン[edit]

スタートライン

美波と李衣菜がレッスンルームに集まっていると楓がやってくる。3人は同じスタートラインに立ち、互いに学びあい、個性でフォローしあおうと話す。それぞれの決意を胸に、レッスンを始めるのだった。

'

レッスンルーム

Riina

よーっし ! レッスンするぞ~ !
ロック担当ってだけじゃなく、私がやればできるところも、
みんなに見せつけてやるんだから !

Minami

李衣菜ちゃん、気合いが入ってるのね。
よーし、私も負けないよ !

Riina

おっ、美波さんもやる気ですね。
ま、この私も負けないんですけどね !

Minami

ふふっ。
李衣菜ちゃんのロックなところ、勉強させてもらいます♪

Riina

う、うん、任せてください !
っていっても、ロックは教わるものじゃなくて、
感じるものなんだけどね !

Minami

なるほど……
『ロックは感じるもの』、と……。
勉強になります !

Riina

や、やめてくださいよ~。

Minami

ふふっ。

Kaede

ロック……
ロック……
ロックごじゅうし……。

Riina

あっ、楓さん、お疲れさまです !
って、もしかして楓さんもレッスンですか?

Kaede

あ、お疲れさま。
その、もしかして楓さんもレッスンなのだけど、
……なにか、おかしかったかしら?

Riina

い、いや、全然、おかしくないです !
なんか、楓さんがレッスンするイメージがなかっただけで……。

Kaede

ふふ。私だって、レッスンくらいしますよ。

Riina

そ、そうですよね。すいません……。

Kaede

私は李衣菜ちゃんほどロックについて詳しくないですし、
美波ちゃんほど、たくさん資格を持っているわけでもないんです。

Kaede

もちろん、レッスンをしなければ歌もダンスも覚えられませんし、
ステージの上では緊張だってしちゃうんですから。

Minami

みんな一緒、ですね。

Riina

じゃあ、これからは一緒にレッスンしましょう !
私が教えられることだったら、手伝いますから !

Kaede

ふふっ。ありがたいです。
じゃあ、李衣菜ちゃんは音感やリズム感がいいって聞いたから、
ダンスについて教えてもらおうかしら。

Riina

い、いやぁ……それほどでもないですけどね !
まぁ、音感っていうか、耳がいいっていうか、
リズム感は天性のものっていうか。えへへ……。

Kaede

さすがですね~。
ついでにギターも教えてもらっちゃったりして。

Riina

……え?

Kaede

あら、ダメでした?

Riina

あー、いや、その、ほら、やっぱりまずは、
ステージに集中しましょうよ !
フェスまで時間を無駄にしたくないですし !

Minami

ふふっ。そうですね。
みんなで合わせて、最高のパフォーマンスにしましょう !

Kaede

そうですね。じゃあ、ギターはまた今度♪

Riina

あっ、は、はい !
えーと、じゃあ、まずはレッスンの前に着替えましょうか !

Kaede

はぁい♪

Minami

……ふふっ。
李衣菜ちゃん、お互いにフォローしあいながら、頑張ろうね !

Riina

うん !

Riina

はぁ~……ふぅ~。
私もできるってところ、証明しなきゃ !
よーし、やるぞー !

Chapter 3: 可能性の扉[edit]

可能性の扉

李衣菜と蘭子はユニットのひとりとして今回のステージを成功させようと意気込んでいた。個性の組み合わせが最高のステージを作ると信じた凛、李衣菜、蘭子たちは、自分たちにしか歌えない歌を届けるため、可能性の扉を開くのだった。

'

フェス当日

Riina

ついに今日がLIVEステージ本番 !
あったまってきたなぁ~ !

Rin

李衣菜、やる気だね。

Ranko

クックック……我が器に魔力は満ちた !
いまこそ、極大呪文を詠唱するとき !

Rin

蘭子も、やる気だね……。

Riina

うんうん、その意気だね !
蘭子ちゃんも、燃えてるじゃん !

Ranko

フフフ……今日の私は楽団を構成する一人。
欠けた月を補う一片のピース。
ともに手を携えて、歌い上げようぞ !

Riina

うん、あいかわらず言葉はちょっと難しいけど……
協力して頑張ろうね !
今日の私は、ロックだけじゃないってところを見せるからさ !

Rin

へぇ……二人とも、ちょっと意外だな。

Riina

へ?

Ranko

なにが?

Rin

……あぁ、二人とも、
それぞれ大事にしているものが違うと思ってたから。

Ranko

それは、いかにも。

Riina

うん。
私はロックが大事だし、蘭子ちゃんはゴシックが大事なのは
変わらないよ。ね?

Ranko

うむ。

Rin

でも、いまはそうじゃないように見えるけど……。

Riina

そうだね。だって、いまはユニットの一人だから !

Ranko

《蒼ノ楽団》の楽団員である以上、
守るべき、優先すべきは個ではなく全。
ゆえに、我らは個ではなく、楽団のために歌うの !

Rin

ふーん……そういう考え方なんだ。

Riina

今回は期間限定のユニットでしょ?
いつものユニットでも、ソロでもないじゃん。
だから、いまの私たち5人を楽しみたくてさ !

Ranko

帰る場所は常にあるし、
独りでの戦いに赴くことは、いつでもできる。

Riina

そう、それに、今回みたいにいろんなユニットを組む機会は
いつでもあるわけじゃないしさ。
しかも、その度にどんな音楽がやれるか、毎回分からないし。

Ranko

私と、李衣菜さんが組むことは、いままでなかった。
プロジェクトが同じでも、ユニットは違う。
ゆえに、この宴は、可能性の扉……。

Riina

だから、私たちなりの音楽をセッションしよう、
楽しもうって話してたんだ。
それって、結構ロックじゃない?

Rin

そうだね。
たしかに、どんなステージになるかわからない。

Ranko

そう……まだ見ぬ歓喜に、心が震えているわ……。

Riina

この5人で最高のステージができたら、
それが私にとってのロックかなって !
へへっ !

Rin

李衣菜……見直したよ。

Riina

えぇっ ! ?
見直したって、それどういうことー ! ?

Rin

ふふ。言葉通りだけど。

Riina

まったく、失礼しちゃうなー !
とにかく、今日は全力で楽しんでいこう !
私たちでしか歌えない歌を、歌うためにね !

Ranko

さぁ往こう ! 魂の……赴くままに !

Chapter 4: ステージの輝き[edit]

ステージの輝き

ステージを前に緊張する凛、李衣菜、美波の3人。だが、衣装を着てステージに立てば、自分とは違うアイドルという存在になれることを知っていた。ステージで輝く自分たちを届けるため、一同はスポットライトの下へ向かうのだった。

'

ステージ袖

Rin

ついに、私たちのユニットの、出番……か。

Riina

どんな舞台になるか、楽しみだね !

Minami

うん、ドキドキしてきた…… !

Rin

LIVEの前にステージ裏で控えてると、よく思うんだ。
ファンのみんなが、たくさんの人が楽しみにしている……
私たちを、待っててくれてるんだって。

Riina

そうだね、みんながわくわくしてるのが、
舞台裏にいる私たちにまで伝わってくるのを感じるよ !

Rin

でも、それって
私はすごいことだと思うんだ。
だって、私はそんな楽しみにされる人間なんかじゃないから。

Minami

そう、かなぁ?

Rin

だって、街を歩いてる私を気にとめる人なんていない。
けどそんな私が、ステージに立つだけで、
たくさんの人に歓声をもらうことができる。

Rin

それって、ステージの上に立つアイドルだから、じゃないかな。

Riina

そうだね。
ステージの上で、スポットライトを浴びられるのは、
アイドルだからだよね。

Rin

うん。
ただの私を、衣装とステージと、ファンの声が変えてくれるんだ。
アイドルっていう存在に。

Minami

私も、ステージの上では、
なんだか自分が自分じゃなくなっちゃうみたいに感じるなぁ……。

Rin

美波は、ちょっと変わりすぎだけど……。

Riina

だね !

Minami

えぇっ、私、そんなに変 ! ?

Rin

変っていうか、アイドルの美波と素の美波はだいぶ違うよね。

Riina

こっちが驚くくらいにね ! テンションも高いし !

Minami

そう、かなぁ……あんまり自覚は無かったんだけど、
じゃあ、今度から気をつけるね !

Rin

いや、気をつけなくっていいと思う。
それが美波のいいところだと感じるし。

Riina

二重人格とまでは言わないけどさ……なんか、かっこいいじゃん。

Minami

えぇっ、凛ちゃんも、李衣菜ちゃんも、それ、褒めてる……?

Rin

……褒めてる?

Riina

褒めてるって言うのとは、ちょっと違う……かなぁ?

Rin

うん。褒めてるわけでは、ないかな。

Minami

そんなぁ……。

Rin

褒めてるわけではないけど、認めてる。
ステージの上での美波は、たしかに輝いてるから。

Minami

凛ちゃん……。ありがとう !
凛ちゃんも、ステージの上ではすっごくキラキラしてるよ !
もちろん、李衣菜ちゃんも !

Rin

ふふ。やめてよ。
私は、ステージの上でも私らしくいたいだけだよ。

Riina

そうそう !
ステージの上でどうふるまうか……
それを自分で決められるってのも、ロックじゃない?

Minami

ん~……
よくわからないけど、ロックって、そういうものなのかな?

Rin

さぁ……李衣菜のいうロックは、李衣菜流だから。
ふふっ。

Riina

な、なんだよ~ !
自分がロックだと思ったら、ロックなんだから !

Minami

ふふ、それがロックなんだね !

Riina

んぐぐ……絶対分かってないな~……
いいよ、このステージで、凛ちゃんにも美波さんにも、
みんなに分からせてあげるんだから~ ! !

Chapter 5: お姉さんが教えてあげる[edit]

お姉さんが教えてあげる

ステージを終え健闘をたたえあう楓、美波、蘭子。楓と蘭子はリーダーとしてユニットを導いた美波に感謝を伝え、美波もまた2人へ感謝を告げる。ステージを経て、一同の絆はさらに深まったのだった。

'

LIVE後

Minami

みんな、ステージお疲れさま !

Kaede

おつかれさま~。私たちらしいステージ、披露できたかしら。

Ranko

うむ……私たちにしか放てぬ奇跡を、舞台に描いたわ !

Kaede

奇跡を披露して、疲労しちゃったわね~。

Minami

ふふっ。お疲れですね。
今日までレッスンも多かったですし、
ようやくゆっくり休めますね。

Kaede

えぇ。
でも、一番頑張っていたのは美波ちゃんだって、
みんな分かっていますから。

Minami

そんなこと、ありませんよ~ !

Ranko

みなを導くその姿、まさに天上の女神のよう…… !

Minami

め、女神とか、そういうのはいいから !
もう、蘭子ちゃんったら !

Ranko

フフフ……なにも恥じることはないわ !

Kaede

えぇ。リーダー役として、みんなをまとめて、
スケジュールを調整して、プロデューサーさんと私たちを
ステージに集中できるようにしてくれたわね。

Kaede

そんな仕事をしながら、一緒にレッスンをして、
さすが、真面目な美波ちゃん♪

Minami

なぜか、褒められているようには聞こえないんですけど……。

Kaede

そんなことないわよ~♪

Ranko

あっ……あの、美波……さん。

Minami

ん、なぁに? 蘭子ちゃん。

Ranko

その……あ、ありがとう。

Minami

う、うん ! どうしたの、あらたまっちゃって。

Ranko

その……私、いろいろと手伝ってもらって、嬉しくて……
だから、ほんとうの言葉で、伝えたかったの……。

Kaede

ふふっ。蘭子ちゃんは優しいのね。

Minami

こちらこそ、今回は一緒にお仕事できてとっても楽しかったよ。
ありがとう !
でも、どんな言葉だって、ちゃんと想いは伝わってるから !

Ranko

そ、そう……?

Kaede

そうそう、美波ちゃんは言葉のことばっかり考えてますから♪

Ranko

そ、そうなんだ……。

Minami

ちょっと、楓さん !
純粋な蘭子ちゃんに変なダジャレ混ぜて
ウソ教えるのはダメですっ !

Kaede

うふふ。怒られちゃった♪
でも、美波ちゃんは誰より優しくて理解がありますからね。
悩みがあったら美波お姉さんに相談するといいわよ。

Ranko

お、お姉さん…… !

Minami

ふふっ。
お勉強を教えてあげるとか、そういうことなら、
もっと得意だよ♪

Ranko

あぁっ !

Kaede

どうしたの?

Ranko

……レッスンで忙しくて、宿題をやってないの、
思い出しちゃって。

Minami

ふふっ。じゃあ、このフェスが終わったら、
次は宿題を頑張りましょうね♪

Ranko

はぁい…… !

ED: 歌姫達の饗宴[edit]

歌姫達の饗宴

フェスのLIVEステージを終えて、一同はかけがえのない思い出として胸に刻んだ。ユニットは解散するものの、成長した彼女達の瞳に映ったのは、宝石のように輝く想い出の景色だった。

'

事務所

Ranko

夢のような日々は一瞬で過ぎてしまったが……
私たちの心には消えることのない思い出が刻まれたわ……。

Minami

ふふっ。蘭子ちゃんは詩人ね。
でも、本当に一瞬で終わっちゃった気がするね。

Rin

夢中になってると、時間が過ぎるのが早いから……。

Riina

そうそう !
私たち5人のセッション、最高の時間だったよ !

Ranko

うむ……。
蒼黒の歌姫達の饗宴、見事だったわ……。

Minami

歌姫だなんて。
でも、機会があったらまた歌いたいね。

Rin

そうだね。
でも、いろんなユニットを組めるのも楽しいから、
これに限らず、たくさんの組み合わせで歌ってみたいね。

Riina

だよね !
やっぱり、私たちってアイドルだけどシンガーだから、
いろんな人とセッションしたいな~ !

Kaede

でも、李衣菜ちゃんは誰と組んでも
解散しないといけないんですよね。

Riina

え?

Ranko

なぜゆえに……?

Kaede

だって、李衣菜ちゃんはロックなんでしょう?

Riina

そ、そうですね……
ロックかロックじゃないかで言うと、
超ロックですからね…… !

Ranko

ちょ、ち、超……。

Riina

……へへっ。

Rin

……はぁ。

Minami

で、楓さん。
李衣菜ちゃんはどうしてユニットを
解散しないといけないんですか?

Riina

そ、そうそう ! なんでですか !

Kaede

だって、ロックバンドっていったら解散じゃないですか。

Rin

あぁ、そういうこと……。

Riina

え? そうなの?

Ranko

満ちた器は割れる運命なのか……?

Minami

たしかに、ロックバンドっていったら、
音楽性の違いとかで、いつも解散してるイメージですね。

Kaede

そうそう。
だから、きっと李衣菜ちゃんも、どんなユニットを組んでも
解散してしまうんだろうなぁって思って。

Rin

……李衣菜としては、どうなの?

Riina

えっ? !

Ranko

我らは、離ればなれになる運命を背負って生まれてきたのか……?

Riina

えっと、それは……。

Minami

どうなの、李衣菜ちゃん。

Kaede

ロックな解散、しちゃうんですか?

Riina

か、解散は……。

Ranko

解散は……?

Riina

解散は、しま……すん !

Kaede

どっちやねん♪

Rin

……楓さんの関西弁、初めて見た。

Kaede

ふふっ、和歌山は、関西圏ですからね。
私も、こんなツッコミいれたの、久しぶりですけど。

Riina

だってだって~、
解散するっていったらみんな悲しむかと思ったし、
でも、もともと期間限定で活動してきたわけで……。

Minami

そうだよね。
李衣菜ちゃんだって困るよね。

Kaede

李衣菜ちゃん、困らせちゃってごめんなさい。

Ranko

……たとえ遠く離れても、私たちの思いは一つ !

Rin

ふふっ。歌詞にあったみたいだね。

Kaede

じゃあ、いま私たちが見ている景色が、
ブルートパーズにあたるのかしら。

Ranko

ならば、この輝きは、永遠のものとなろうぞ !

Riina

うんうん、
なんか、結果的にいい感じにまとまったんじゃない?

Minami

李衣菜ちゃん次第で、
解散するかしないかが決まるみたいだったもんね。

Riina

それはさすがに私だけじゃ決められないからね~。
ま、ロックなのは解散する方だと思うけど !

Kaede

じゃあ、解散ってことですし、
前回同様、打ち上げをしましょうか !

Rin

…… !

Kaede

ほら、今回も、王様ゲー……。

Rin

それはなしっ !
ちゃんとした打ち上げにしよう ! ね !

Minami

ふふっ。今回は、お酒もおふざけもなしで、ですね !

Kaede

はーい♪

Riina

うん !

Ranko

ならば、ともに赴こうぞ !
我らが楽団の、フィナーレを奏でに !