LIVE Parade (September 2017)/Commus
Opening[edit]
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Song & Film of Love |
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恋愛時代劇の出演依頼を受けた珠美、あやめ、歌鈴。 |
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Tamami |
おぉーっ……来ました ! とうとう来てしまいましたよ ! 撮影所に ! くぅ~、珠美感激ですっ ! |
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Tamami |
プロデューサー殿、早く中を見て回りましょう ! ほら、歌鈴殿とあやめ殿は、もう楽しんでいますよ ! |
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Karin |
……あやめちゃんっ? もしかして、隠れ身の術、ですか? |
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Ayame |
歌鈴殿に見ぬかれたっ ! ? なんたる失態……。 かくなる上は、煙玉でドロンして雲隠れっ ! |
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Karin |
け、煙はダメですよっ ! 騒ぎになっちゃいますっ ! |
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Tamami |
あはは……本当に楽しそうで。 さぁさぁ、行きましょうプロデューサー殿 ! いざ、時代村っ ! |
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時代村 |
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Karin |
はぁ~……いよいよ明日から撮影ですねっ。緊張しますっ ! セリフ、噛まにゃいよう……あう、さっそく噛んじゃった…… ! |
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Ayame |
今日までたくさん読み合わせをしたじゃないですか ! きっと本番は大丈夫ですよっ ! ねっ、珠美殿 ! |
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Tamami |
はいっ ! 歌鈴殿はお芝居なら、あまり噛みませんからねっ ! それにお芝居への不安は、珠美も一緒ですから。 |
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Tamami |
いや~、あの日、プロデューサー殿からお話を聞いた時は どうなることか不安だったものですが……。 |
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数日前 |
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P |
みんな、時代劇への出演が決まったよ ! |
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Karin |
時代劇っ ! ? 時代劇っ ! ? 時代劇っ ! ? |
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Ayame |
なんと……憧れに憧れ続けた念願の時代劇っ…… ! 忍ドル浜口あやめ、感無量ですっ ! |
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Tamami |
そっ、それで内容はどんなものですか ! ? 女剣士が大活躍するお話だと、珠美は大感激ですけどっ ! |
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| そして内容は…… 恋愛ドラマだ ! |
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Karin |
ええぇぇぇっ ! ? れ、恋愛ドラマですかっ ! ? 時代劇で恋愛モノだなんて、すごく意外ですっ。意外すぎです ! |
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Ayame |
あっ。で、でもわたくしたちが恋愛モノをしてよいのでしょうかっ? どちらかというと、バラエティ向きのメンバーかと……。 |
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| 当て書きだから、 演じやすくはあるよ |
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Karin |
当て書きっていうと、私たちに合わせて 脚本を書いてくれたってことですよね? すごいですっ、そこまでしていただけるなんて ! |
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Ayame |
役が演じやすいのはありがたいですが、 逆に、れ、恋愛劇は演じ辛くなってしまうような……。 |
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| 頑張ろう ! あと、 フェス出演も決定 ! |
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Tamami |
今、サラッとすごいこと言いましたよねっ ! ? ええと、この3人でフェスですか ! 楽曲は何を? |
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| キミのそばでずっと |
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Karin |
『キミのそばでずっと』って……『キミのそばでずっと』ですかっ ! ? 卯月ちゃんたち、5人のために作られた曲ですよね……。 |
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Uzuki |
はい、その『キミのそばでずっと』ですよ。 |
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Tamami |
わっ ! ? う、卯月殿……いつからそこにっ ! ? |
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Uzuki |
ついさっきです。プロデューサーさんに用事があったんですけど、 お話し中みたいだったので、後ろで待ってましたっ。 でも、私の名前が出たのでつい……えへへ♪ |
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Karin |
あの~……もしかして卯月ちゃん、私たちが歌うの知ってました? |
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Uzuki |
はい、プロデューサーさんから聞いていましたから。 3人の歌、楽しみにしていますね ! |
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Ayame |
ご期待に添うのが忍者の務め……。 しかし、卯月殿たちが作り上げた楽曲に挑戦するとは、 ずいぶんとプレッシャーが……。 |
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Uzuki |
そんなに緊張しないでくださいっ ! 3人らしく歌うのが一番ですから、 私たちのことは意識しなくていいと思いますっ。 |
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Tamami |
そう言っていただけると……ありがとうございます、卯月殿 ! フェスでのパフォーマンスに、恋愛モノの時代劇への出演、 どちらも成功させてみせましょうっ。 |
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Uzuki |
わ~♪ 時代劇で恋愛モノですかっ。 そっちも楽しみにしていますから、頑張ってくださいねっ ! |
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Karin |
卯月ちゃんたちが歌った『キミのそばでずっと』、 すっごくいい曲ですよね……。 |
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Tamami |
ええ。胸にジ~ンとくるラブソングです。 ……だからこそ、難しくもあるわけですが。 |
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Ayame |
ラブソングというだけでなく、 わたくしたちの曲でもないわけですからね……。 プレッシャーを感じずにはいられません……。 |
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Karin |
でも、歌った本人の卯月ちゃんに、あんな笑顔で励まされちゃったら…… なんかもう、やるしかないって感じですよねっ ! |
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Tamami |
そうですね。慣れないことに戸惑いはありますけど、 武士は引き受けた仕事から逃げ出したりはしません ! |
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Ayame |
与えられた仕事があり、楽しみに待ってくれている人がいる……。 忍ドルとしての使命を果たす時ですっ ! |
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Ayame |
恋愛時代劇も、『キミのそばでずっと』も、 わたくしたち3人で、絶対に成功させてみせましょう ! それでは、せーの……。 |
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Karin |
えいえいおーっ ! えいえいおーっ ! えいえいおーっ ! |
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Chapter 1[edit]
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忘れえぬ出会い |
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ついに始まった時代劇の撮影に臨む、あやめ、珠美、 |
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町中 |
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Ayame |
今日も見守っていて下さい、天国のお父さん、お母さん。 ……よしっ。それでは元気にお薬売ってきます ! |
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町人 |
おはよう、あやめちゃん。これから薬売りの行商かい? 最近は柄が悪い奴がいるから、気をつけるんだよ。 |
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Ayame |
はいっ、行ってきま~す ! |
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Ayame |
歌鈴ちゃん、こんにちは。 今日も茶屋の看板娘が板についてますねっ ! |
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Karin |
いらっしゃい、あやめちゃん ! ……って、もう。看板娘なんかじゃないですってばっ ! |
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Ayame |
うふふっ。失礼しました ! ええと、お茶とおだんごをお願いしますっ。 |
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Karin |
はーい ! すぐに持ってきますねっ。 |
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Ayame |
あっ、そうだ。歌鈴ちゃん。 この後、珠美ちゃんの家に行くんですが、一緒にどうですか? |
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Karin |
ぜひっ ! 珠美ちゃんにお届け物を持っていく予定でしたからっ。 ……はいっ、お茶とおだんご、お待たせしました ! |
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Ayame |
いただきますっ ! ぱくっ……んん~♪ 今日も歌鈴ちゃん家のおだんごは絶品です ! |
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道場 |
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Tamami |
……ふぅ。ぞうきんがけはこんなところですかな ! |
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Karin |
珠美ちゃん、お疲れさまです ! |
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Tamami |
おお ! おふたりとも、こんにちは ! いかがしましたか? |
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Ayame |
お届けものの薬をお持ちしました ! |
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Karin |
それから、差し入れのおだんごですっ ! |
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Tamami |
わざわざありがとうございます ! 今、稽古が終わって掃除していたところですから、 少し待っていてください。 |
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Karin |
珠美ちゃんは偉いですね。師範代の娘とはいえ、 男の人たちに交じって剣術の稽古をしているんですから。 |
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Tamami |
ははっ、好きでやっているだけですよ。 父上に頼み込んで、なんとか稽古をつけてもらってるのに、 なかなか強くなれませんし。 |
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Ayame |
でも、やっぱり偉いです ! 剣術に対してすごく一生懸命なところ、尊敬します ! わたくしも何か、これというものに出会えたら……。 |
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町中 |
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Ayame |
は~、今日もよく働きました ! さて、お夕飯はどうしようかな~……きゃっ ! ? |
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Ayame |
あいたたたた……。はっ ! す、すいません。 |
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男A |
どこ見て歩いてんだ? 痛ぇじゃねぇかよ、こら。あぁん? |
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男B |
まぁ、待てよ。ぶつかったことは許してやるから、 俺たちにちょいとつき合いな。 悪いようにはしねぇさ。俺たちは優しいからな……へへっ ! |
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Ayame |
い、嫌っ ! 離して……離してくださいっ ! |
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男A |
はんっ ! そんなに叫んだって、みーんな見て見ぬふりだよ。 わざわざあんたを助ける馬鹿なんぞどこにも――。 |
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??? |
その馬鹿なら、ここにいるぞ。 |
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男B |
なんだお前ぇは? 怪我したくなけりゃ引っこんでな。 |
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??? |
それはこちらの言葉……今すぐ尻尾を巻いて逃げるのなら、 見逃してやる。 |
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男A |
強がってんじゃねぇぞ ! おらぁっ ! なにっ ! ? ごふっ…… ! ? |
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??? |
……峰打ちだ。 |
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男B |
ふ、ふざけんじゃねぇーっ ! うぉぉぉっ ! くっ……げふっ…… ! ? |
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|
??? |
やれやれ……治安が良いはずの城下で、 このような輩がいるとは世も末だ。 そこの人、大丈夫でしたか? |
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Ayame |
…………。 あっ……は、はいっ ! だ、大丈夫ですっ ! 助けていただいて、ありがとうございましたっ ! |
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??? |
……ご無事でなにより。 お天道様が見ているとはいえ、女子のひとり歩きは危ない。 今後は用心して歩いてください。では、拙者はこれで……。 |
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Ayame |
はい……あ、あの、本当にありがとうございました ! もう行ってしまわれた……。 |
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Ayame |
……あのお侍さま、どことなくお父さんに似た面影が……。 |
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撮影 休憩中 |
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Tamami |
あやめ殿を助けた侍は、正に侍の中の侍 ! 言葉で語るのではなく、刀と背中で語る……カッコイイです ! |
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Karin |
本当にカッコよかったですよ、涼さん ! お侍さんの恰好もよくお似合いです ! |
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Ryo |
アハハッ、サンキューな。 まさかアタシが侍になるなんて思わなかったけど…… やってみると、案外楽しいもんだな。 |
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Ryo |
そういえば、フェスにも出るって聞いたぜ。 『キミのそばでずっと』を歌うんだよな。 |
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Ayame |
はい……わたくしたちの持ち歌ではないし、 ラブソングだしで、上手に歌えるのかが心配で……。 |
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Ryo |
心配、ね……。 その心配を全くしてないのが、ここにはいるみたいだけどな。 |
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| はい。 心配はしていません |
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Ryo |
ま、お節介かもしれないけど、これはアタシからのアドバイスだ。 今やってる時代劇は恋愛モノで、歌はラブソング…… 役を演じていれば、なにか掴めるかもしれないぜ。 |
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Ryo |
持ち歌じゃないのは、歌った人をリスペクトしながらも、 吹っ切るしかないかな。 |
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Tamami |
おぉっ、なるほど ! さすが、涼殿 ! 時代劇で演じた侍のように頼もしいお言葉ですっ ! |
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Karin |
役を演じながら歌を理解していく……。 そうですね。そうすれば『キミのそばでずっと』を 自信をもって歌えるようになるかもしれません ! |
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Chapter 2[edit]
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巡り逢いて貴方 |
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|---|---|---|
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ドラマの台詞と歌詞を覚えると、言葉の意味を深く |
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町中 |
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Ayame |
はぁ……………………お侍さま……………………。 |
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Karin |
また、あの助けてくれたお侍さんのことを考えているんですか? 気持ちはわかりますけど、いつ来るかは……あっ。 |
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??? |
邪魔をするよ。 |
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Ayame |
あ……あぁ……。 |
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Karin |
あっ、いらっしゃいませ、松永さん ! お久しぶりですっ ! おだんごとお茶、すぐに用意しますからねっ。 |
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??? |
うむ、よろしくお願いする。 |
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Ayame |
あ……あの……。 |
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??? |
ん? あ……貴方は……。先日お会いした人、ですよね? |
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Ayame |
は、はい、そうですっ ! あの時のお礼をどうしても言いたかったので、 ここで待っていたんです ! |
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Karin |
やっぱり松永さんが、あやめちゃんを助けてくれた人だったんですね。 話をきいて、そうじゃないかって思ってたんですっ。 |
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Karin |
松永さんにもう一度会いたいって言って、 この茶屋に通い詰めていたんですよ、あやめちゃん♪ |
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Ayame |
か、歌鈴ちゃんっ…… ! そ、そのことは内密にと……。 |
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Karin |
うふふっ、ごめんね ! ……あっ、そうだ。 松永さん、よかったらここ、相席をお願いしてもいいですか? |
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涼一郎 |
えぇ、構いませんよ。では、失礼します。 そういえば、まだ名乗っていませんでしたね。 拙者は、松永涼一郎と申します。 |
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Ayame |
わ、わたくし、あやめです ! ……改めてになりますが、先日は助けていただいて、 本当にありがとうございました ! |
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涼一郎 |
偶然通りがかっただけのこと。 お礼を言われるほどのことではありませんよ。 それに……………………。 |
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Ayame |
あ、あの……どうかしましたか? |
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涼一郎 |
いえ……失礼しました。 貴方があまりにも、拙者の……知人に似ていたもので。 |
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Ayame |
そうなんですか? |
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涼一郎 |
ええ。昔、拙者がお世話になった人で……。 お恥ずかしい話、拙者の初恋の人でした。 |
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Ayame |
はっ、初恋っ ! ? |
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涼一郎 |
あはは、子どもの頃の話です。 ……ああ、失礼しました。誰かに似ていることを 不快に思う人もいるというのに。 |
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Ayame |
い、いえっ、わたくしは気にしていません…… ! どちらかというと、はつ、はつ……。 |
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Karin |
おだんご、お待たせしましたーっ ! |
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Ayame |
はーーーっ ! |
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Karin |
ど、どっ、どうしたんですか? なんだか楽しそうですねっ ! |
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Ayame |
なんでもないですよっ ! |
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涼一郎 |
はっはっは。会ったばかりだという気がしなくて、 とても話しやすい人ですよ、あやめ殿は。 |
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Karin |
松永さんとそんなすぐに親しく話せるなんて、 あやめちゃんが羨ましいです ! 私なんて、なかなかお話できなかったんですから。 |
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涼一郎 |
拙者は距離を縮めるのが苦手ゆえ……その節は失礼しました。 |
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Karin |
いえいえ ! それで、ふたりは何の話をしてたんですか? |
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Ayame |
なんの……あ~えっと、うーんと、そう ! 松永さまに、助けていただいたので、 ちゃんとしたお礼がしたいと思っておりましたっ ! |
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涼一郎 |
ですから、お礼などいいのですよ。 当然のことをしたまでで……。 |
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Ayame |
そんなことをおっしゃらずっ ! |
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Karin |
松永さん、あやめちゃんはこうと決めたらこう ! 言い出したらきかないんですから。 人助けと思って、何かお願いをしてあげてください。 |
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涼一郎 |
ふむ……。 ……それならば、握り飯を。 |
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Ayame |
握り飯? |
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涼一郎 |
はい。剣術の稽古が終わった後は腹が減ってしまうんです。 だから握り飯を、稽古の後に持ってきてもらえませんか? |
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Ayame |
そんなことで良いのでしたら、よろこんで ! えっと、どちらで稽古を? |
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Karin |
珠美ちゃんのお父様の道場ですよねっ。 私、たまにお見かけします ! |
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Ayame |
なんとっ ! 世間は狭い……。それでしたらお任せ下さいっ ! しかと握ってみせましょう ! 飯をっ ! |
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涼一郎 |
あっはっはっは ! いや、あやめ殿は面白いお人だ。 楽しみにしておりますよ。 |
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Karin |
あやめちゃん、差し入れはいいけど、気をつけてね。 意外と力が強いんだから、握り過ぎちゃ駄目ですよっ ! |
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Ayame |
か、歌鈴ちゃんっ……それは言わない約束ですよ~っ。 |
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撮影 休憩中 |
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Tamami |
お疲れ様です、あやめ殿、歌鈴殿 ! いや~楽しい展開になってきましたな、 涼一郎殿とあやめ殿のラブストーリー ! |
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Ayame |
お疲れさまです ! いやぁ~……なんとも、気恥ずかしい……。 かえって自分の名前の役と言うのは…… なんともにんとも……照れますっ ! |
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Karin |
うふふっ、自分じゃない自分になったみたいで ドキドキしちゃいますよねっ。 |
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Tamami |
でも、大変ですね、ドラマの台詞を覚えながら、 フェスの歌詞を覚えるというのも。 |
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Ayame |
はい。ですが、台詞と歌詞を覚えると、 言葉の意味をそれまで以上に理解できる気がします ! |
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Tamami |
ええ。珠美は、不思議な繋がりを感じる時があります。 時代劇の内容と『キミのそばでずっと』の関係に。 |
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Karin |
それ、わかりますっ ! 『キミのそばでずっと』に『巡り会えたその瞬間景色が変わった』 っていう部分があるじゃないですか? |
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Karin |
それってまさしく、あやめちゃんと松永さんが出会ったシーン そのものって感じがしますよねっ ! |
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Ayame |
わたくしも同じことを思ってました ! 松永さまに出会った瞬間、あやめが見ている景色は一変した……。 あの瞬間が、あやめにとって恋の始まりだったんですよ ! |
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Karin |
松永さんが、あやめちゃんの友達ふたりと実は知り合いだって いうところにも、ものすごい運命を感じますっ。 |
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Tamami |
歌詞にも『運命』という言葉が出てきますし、涼殿に言われた通り、 役を通じて『キミのそばでずっと』を理解していくことが できそうですねっ ! |
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Chapter 3[edit]
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月夜の約束 |
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|---|---|---|
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レッスンルームにて、収録したばかりのドラマの内容 |
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道場 |
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Ayame |
お、おじゃましま~す……。 |
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Tamami |
あやめちゃん、こんにちは ! ふふっ、そんな強張った顔をして……色々台無しですぞ ! |
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Ayame |
珠美ちゃん、イジワルを言わないで下さいっ ! |
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Tamami |
失礼失礼っ ! お探しの松永殿でしたら、あそこですよ ! |
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涼一郎 |
ふっ ! はっ ! はあぁぁっ…… ! ! |
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Ayame |
……………………。 |
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Tamami |
素晴らしい太刀筋ですよね。見惚れるのもわかります ! ……あ、休憩みたいですね。よーし……松永殿ー ! |
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涼一郎 |
珠美殿、拙者になにか……あやめ殿。 来てくださったのですね。 |
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Ayame |
は、はい ! あの、これ……お約束してた握り飯です ! |
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涼一郎 |
かたじけない、あやめ殿。 稽古の後にいただきます。……む、この量は……? |
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Ayame |
あっ。たくさん食べていただきたいと無心で握っていたら 気付けばこの通りでっ ! |
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涼一郎 |
……はっはっは ! それではこれを平らげられるよう、 稽古に励まないといけないですね。 |
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Ayame |
す、すいません……。 |
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Tamami |
さすが、あやめちゃん。思い込んだら一直線 ! そしてお礼の約束を果たすとは義理堅い ! ……松永殿とは大違いですな ! |
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涼一郎 |
珠美殿……子どものようにすねていないで下さい。 |
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Tamami |
こ、子どもって言うなー ! だってだって、今度、珠美と手合せをしてくれると 約束したではないですか ! |
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Tamami |
前に言ったらまた今度、その前もまた今度、前の前の前も また今度って……その今度はいつなんですかっ ! ? |
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涼一郎 |
そうですね。手合せするのは……また今度です。 珠美殿がもっと鋭い素振りができるようになったら、 その時は手合せをしましょう。 |
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Tamami |
むぅー ! はぁ……今日も断られました……。 ならせめて、稽古を見てくださいっ ! |
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涼一郎 |
それでしたら構いませんよ。 |
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Tamami |
ありがとうございます、松永殿 ! では早速…… っと、庭掃除をするように言われてたんでしたっ ! |
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Tamami |
残念ですが、稽古はまた今度 ! あやめちゃんはゆっくりしていってくださいね ! それでは ! |
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|
Ayame |
ゆっくりしていってと言われても……。 稽古の邪魔になるでしょうから、わたくしはそろそろ帰りますね。 |
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涼一郎 |
あ、少しお待ちを。 実はあやめ殿にご相談があるのです。 |
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Ayame |
松永さまがわたくしに、ですか? は、はい。わたくしでお力になれるのでしたら。 |
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涼一郎 |
感謝します、あやめ殿。 実は義姉に子が生まれまして、祝いの品を渡したいのです。 ただ、なにを渡したら喜ぶのかわからず、困っていまして……。 |
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Ayame |
お姉さまにお子が ! それは、おめでとうございます ! そのお祝いの品、喜ばれるもの、ですよね……。 |
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Ayame |
……あの、松永さま。よかったらなのですが……。 |
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|
町中 |
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涼一郎 |
ありがとうございました、あやめ殿。 いっしょに選んでいただいて。おかげでよい品を義姉に贈れます。 |
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Ayame |
松永さまのお力になれたようでなによりです。 それに、松永さまとのお買いもの、とても楽しかったです ! |
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涼一郎 |
それは、拙者も同じです、あやめ殿……。 しかし、すみません。このような時間まで連れ回してしまい……。 |
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|
Ayame |
大丈夫です ! 薬の行商で慣れっこですから。 それに、松永さまのお姉さまに喜んでいただきたくって、 わたくしもすっかり悩んでしまいました。 |
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|
涼一郎 |
重ねて感謝を申します。 良ければ、このお礼を何か……。 |
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|
Ayame |
うふふっ、それではお礼が終わりません ! ……では松永さま。またこうして、お会いできますか? |
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涼一郎 |
もちろん、会えますとも。 あやめ殿がそう思って下さるのであれば、いくらでも。 |
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Ayame |
ま、松永さま……。 |
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数日後 |
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Karin |
聞きました、珠美ちゃん? あやめちゃんと松永さん、この前いっしょにお買い物に 行ってきたそうですよ。 |
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Tamami |
はい。それだけではなく、昨日もあやめちゃんが 道場に差し入れを持ってきていましたよ。 ……とても良い雰囲気で。 |
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Ayame |
松永さま。 また明日も、握り飯をお持ちしてもよろしいでしょうか? |
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涼一郎 |
ありがたい申し出です。あやめ殿の握り飯は、 いつも拙者に力を与えてくれるものですので。 |
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|
Ayame |
松永さま……そのようなことを言われてしまうと、 ごはんを握るのに、力が入り過ぎてしまいます……。 |
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Karin |
その場にふたりしかいないような会話ですね…… ! |
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Tamami |
ほほえましいというか、なんというか、複雑ですっ ! |
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レッスンルーム |
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Ayame |
松永さま……カッコイイ……。 涼殿の演技なのはわかっているのに、もうドキドキですよっ ! |
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|
Karin |
松永涼一郎というお侍さんから、にじみ出る哀愁がすごいですよね。 |
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Tamami |
幼い頃に両親が亡くなり、父の友人が松永さんを引き取る……。 そして10歳も歳の離れた義姉に恋心を抱くも、 養子という立場もあり、その想いを伝えることはなかった……。 |
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Karin |
はぁ~、切なくも素敵な思い出話ですね。 |
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| 時代劇と歌の世界、 繋がってきた? |
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Ayame |
少しずつですが……恋というものの素敵さがわかってきたような。 お芝居だとしても、胸がドキドキします……。 |
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Tamami |
珠美も同じ気持ちです ! 『キミのそばでずっと』を歌う時は、このドキドキを感じながら 歌えばいいんですよ、きっと ! |
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Karin |
そうですねっ ! でも、歌だけじゃなくって、ダンスにも想いを込めて、 恋にドキドキするって気持ちを表現しましょう ! |
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Ayame |
見ててくださいね、プロデューサー殿 ! 時代劇で学んだこと、まずはレッスンでご披露しますから ! |
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Chapter 4[edit]
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別離の理由 |
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|---|---|---|
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ドラマもいよいよ終盤に迫り、胸が苦しくなるような |
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町中 |
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Ayame |
はぁ……。 |
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Tamami |
どうしたんですか、あやめちゃん? そんなに大きなため息を吐くなんて、らしくないですよ。 |
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Ayame |
あの……最近、松永さまにお会いできていなくて。 |
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Karin |
え、そうなんですかっ? うちの茶屋にも顔を出してくれていなくて。 |
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Tamami |
え、ふたりもですか? |
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Ayame |
ということは、珠美ちゃんも? |
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Tamami |
はい……。 稽古があるはずなのに、道場に来ないんです。 父上はなにか知っているみたいなんですが……。 |
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Karin |
話してくれない、とか? |
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Tamami |
そうなんです。 松永殿が理由もなく稽古を休むはずがないから、 なにかあるんだとは思うんですけど……。 |
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Ayame |
どうしたんでしょうか、松永さま……。 |
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涼一郎 |
拙者がどうかしましたか? |
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Ayame |
ま、松永さまっ ! ? |
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Tamami |
い、今までどうしていたんですかっ ! ? |
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涼一郎 |
いろいろとありまして……ご心配をおかけしました。 |
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Karin |
いえっ、ご無事でなによりです ! いったいなにがあったんですか? |
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|
涼一郎 |
実は今日は、挨拶に来たのです。 拙者……幕府からの命を受け、江戸を離れることとなりました。 |
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Ayame |
江戸を、離れる……? |
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|
涼一郎 |
はい。調査のために土佐へと行くのですが…… 短くて数年……いえ、もしかしたら もうここへ戻ってくることはないかもしれません。 |
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Ayame |
そんな……。 |
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Tamami |
ど、どうして急にそんな……。 その命を断ることはできないんですかっ? |
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涼一郎 |
幕府の命は絶対。逆らうことなど許されません。 それにこの命は、拙者にとっては悪い話ではありませんので。 |
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|
Karin |
……残念です。 松永さんにもう会えなくなってしまうなんて。 |
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|
涼一郎 |
拙者もです。この茶屋のだんご、絶品でした。 もう食べられなくなるのかと思うと、寂しいかぎりです。 |
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Tamami |
……稽古は? 私の稽古を見てくれる約束、してくれたじゃないですかっ ! ? |
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涼一郎 |
申し訳ない、珠美殿。約束を反故にしてしまって。 |
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Tamami |
そんなの……そんなの嫌ですっ ! ! |
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Karin |
あ、珠美ちゃんっ ! 待ってください、珠美ちゃんっ…… ! |
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Ayame |
……………………。 |
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涼一郎 |
あやめ殿……。 |
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|
Ayame |
わたくしも、残念です……。 ……もう少し、松永さまと……。 |
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|
涼一郎 |
…………。 |
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Ayame |
いえ、何でもありません。 どうか、お元気でいてください、松永さま……。 それでは、わたくしもこれで……。 |
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涼一郎 |
待ってくださいっ ! |
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Ayame |
ま、松永さま……。どうか、手をお離しください……。 わたくしは……笑顔であなたを見送ることなど、 とてもできそうにありません……。ですから、どうか手を……。 |
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Ayame |
別れを知り、この胸が痛くてしょうがないのです……。 失礼します、松永さまっ ! |
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涼一郎 |
あやめ殿……。 |
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休憩中 |
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Karin |
恋をしても、ハッピーエンドになるとは限らないですよね……。 胸が締め付けられるような切ない想いをするのも恋、 なんですね……。 |
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Tamami |
恋をするのも、ラブソングを歌うのも簡単じゃありませんね。 別れや切ないという気持ちは、 身を切られるように辛いものですから……。 |
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Ayame |
『キミのそばでずっと』にも、切ないって気持ちはあるのに、 ドキドキするという想いばかりを見てしまっていました……。 |
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| 良い学びになったね |
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Karin |
はい、プロデューサーさんっ。全て良い勉強になってます。 恋のドキドキだけでなく、切なさも伝えていきますねっ ! |
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Chapter 5[edit]
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決意の出立 |
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ついにドラマがクランクアップ。撮影の思い出を |
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町中 |
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Ayame |
はぁ、今日……今日なんですよねぇ……。 松永さまのご出立……はぁぁ……。 |
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Karin |
あぁ、もうっ ! 店先でため息つかないでください ! お客さんが逃げちゃうじゃないですかっ ! |
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Tamami |
というかですね、あやめちゃん…… 隣でそんなに、うじうじうじうじされてると、 こっちまで落ち込んできちゃいますっ ! |
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Ayame |
うぅ……ふたりともごめんなさい。 そんなに怒らないでください……。はぁ……。 |
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Karin |
怒ってるんじゃありません。 今のあやめちゃんを見ていると、叱りたくなっちゃうだけです。 |
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Ayame |
それ、結局怒ってるってことですよねっ ! ? |
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Karin |
あやめちゃん、いつもはきっぱりはっきりしているのに、 松永さんの話を聞いてから、全然らしくないんですから ! |
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Tamami |
自分の気持ちには、素直であるべきですよ。 だって……もう二度と会えなくなるかもしれないんですから。 |
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Ayame |
……それはわかってます。 わかってるけど……それでも、怖いんです。 自分の気持ちを伝えるのが……。 |
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Karin |
……最近の松永さん、以前とは少し変わりました。 あやめちゃんと出会ってから、笑顔が見えるように。 |
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Tamami |
ええ。きっと松永殿も、同じ気持ちのはずです。 そして言い出せないのも、きっと……。 |
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Ayame |
……。 |
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Karin |
今ここでなにもしないのは、逃げているのと一緒ですよっ ! |
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Tamami |
そうです、逃げないで立ち向かってくださいっ ! |
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Karin |
思い込んだら一直線 ! あやめちゃんらしく、ぶつかってみましょうっ ! |
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Tamami |
忍んでいるようで、忍べていない ! それこそがあやめちゃんですよっ ! |
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Ayame |
……あの、ふたりとも、ちょっと悪口になってませんかっ ! ? |
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Karin |
……ふふふっ。元気、でましたか? |
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Tamami |
そのくらいの方が、珠美は良いと思いますよっ ! |
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Ayame |
歌鈴ちゃん、珠美ちゃん……。ありがとう、ふたりとも。 決めました。わたくし、行ってきます ! ……土佐へ ! |
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Karin |
……ええっ ! ? ……ええっ ! ? |
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涼一郎 |
名残は尽きぬが……さらば、江戸よ。 |
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Ayame |
……お待ちくださーい ! 松永さまーっ ! |
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涼一郎 |
……あやめ殿 ! ? |
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Ayame |
はぁはぁ……間に合った……。 |
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涼一郎 |
どうしたのですか、こんな夜更けに ! そんな大荷物まで持って ! |
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Ayame |
松永さまにどうしても、お伝えしたいことが ! ……聞いていただけますか? |
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涼一郎 |
……はい。 |
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Ayame |
松永さまと出会ったのは、男たちに絡まれた時……。 あの時に助けていただいたこと、松永さまの凛々しさ、 わたくしは一生涯忘れません。 |
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Ayame |
そして、あの瞬間生まれた感情も、やはり忘れられないのです。 わたくしは……松永さまを、お慕いしています。 |
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Ayame |
唯一の家族であった父も既におらず、どこへとも行ける身……。 どうか……どうかわたくしを、松永さまのそばに置いてください ! |
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涼一郎 |
あやめ殿……参りました……。 貴方にそんなことを言わせてしまうなど……。 |
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涼一郎 |
本当は、拙者から言わねばならぬこと。 卑怯と思われるかもしれませんが、改めて、言わせてください。 |
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涼一郎 |
……あやめ殿、拙者のそばにいてください。 辛い道中であり、楽な生活の保証もできません。 それでも、拙者について来てくれますか、あやめ殿……? |
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Ayame |
はい、もちろんです、松永さまっ ! いついつまでも、わたくしはあなたのそばにいます…… ! |
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翌日 |
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Ayame |
おお…… ! プロデューサー殿 ! わたくしたち、やり遂げましたよ ! この通り、撮影できましたっ ! |
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| お疲れさま ! |
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Karin |
お疲れさまでしたっ ! 私、頑張れました ! 最後まで噛まず転ばず、 無事終えることができました~っ。 |
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Tamami |
はいっ。等身大の町娘の演技…… 子どもっぽく、というお芝居が難しかったですが、 真に迫っていると監督からお褒めいただきましたよっ ! |
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Ayame |
おふたりに支えられて、わたくしも恋する町娘役を なんとか務めあげることができました。 本当にありがとうございますっ ! |
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Karin |
こちらこそ ! あやめちゃんのお芝居、素敵でした ! ドキドキしましたよ~ ! |
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Tamami |
いつものあやめ殿のようでありながら、 時折見せる真剣な恋するお顔……お見事でした ! |
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Ayame |
そ、そんなに褒められると…… ニンッ ! 隠れ身の術っ ! |
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Ryo |
ずいぶんにぎやかだな ! ん? ……あやめは何をやってるんだ? |
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Ayame |
涼殿に見抜かれた……かくなる上はっ ! |
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Karin |
あっ ! け、煙玉はダメですからねっ ! ? |
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Tamami |
あははっ。昨日までの芝居がウソのように いつも通りのあやめ殿ですね ! |
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Ryo |
あははっ。これが終わったらフェスだろ? 町娘からアイドルに戻らないとな。 |
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Karin |
はい ! 時代劇の撮影は一段落で、フェスもすぐ目の前……。 もう後は、最後まで転ばないようにラストスパートです ! |
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Ayame |
そうですねっ。 時代劇を通して、恋をする気持ちが少しだけ理解できました。 この想い、歌に込めてみせますよっ ! |
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Ending[edit]
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Growth & Odango is Fortune |
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フェスを大成功で終えたあやめ、珠美、歌鈴は、涼と |
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フェス終了後 |
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Ayame |
お疲れ様です、珠美殿、歌鈴殿っ ! |
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Tamami |
お疲れ様ですっ ! フェス、大成功でしたねっ ! |
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Karin |
はいっ ! 3人で力を合わせた成果が出せましたっ ! |
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| みんな、お疲れ様 |
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Ayame |
お疲れ様です、プロデューサー殿 ! あっ、涼殿、卯月殿っ ! |
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Ryo |
よっ。みんなのステージ、見させてもらったよ。 はっきり言って……最高だったぜ ! |
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Uzuki |
はいっ ! みなさんの『キミのそばでずっと』、すっごくよかったです ! |
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Uzuki |
3人らしく元気で可愛いんですけど、 なんだか切ない感じもあって~、上手く言えないけど、 とってもとっても感動しましたっ ! |
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Tamami |
ありがとうございますっ ! えへへ、はっきりと褒められるのは照れますけど、 嬉しいものですねっ ! |
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Ayame |
時代劇の撮影と、フェスのレッスンで忙しい毎日でしたが、 どちらも終わった今となっては、良き思い出です ! |
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Karin |
不安になったり、悩んだり、疲れが溜まったり…… それも含めて充実した毎日でしたよね♪ |
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Ayame |
そうですね。恋愛時代劇の話を聞いた時は、 ちゃんとできるのかと心配をしたものです。 |
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Tamami |
『キミのそばでずっと』をフェスで歌うと聞かされた時も、 珠美たちが歌って大丈夫なのかと気がかりでした……。 |
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Ayame |
どちらも終わった今だからこそ思います……。 その両方は、支え合っていたんだなって。 |
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Ayame |
恋愛時代劇に出演したから『キミのそばでずっと』を歌えて、 『キミのそばでずっと』のレッスンをしていたから、 最後まで恋愛時代劇を演じられたんです、きっと ! |
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Ryo |
確かに不安そうな顔をしてたもんな、3人とも。 |
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Ayame |
でも、できました。 上手くできるか不安だったこと、両方ともできたんですっ ! |
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Uzuki |
いっぱい頑張ってましたから、大丈夫だって信じていましたよ♪ |
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Tamami |
期待と信頼に応えてこその、剣士でありアイドルですからね ! |
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Ryo |
アハハッ、いいね ! カッコイイぜ、珠美 ! ひとつ上のステージに上がったんだな、みんな ! |
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Ayame |
そう、なんでしょうか? そうだとしたら嬉しいです ! |
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Uzuki |
恋愛時代劇のお仕事が来て、 フェスで『キミのそばでずっと』を歌うなんて、 タイミングがすごくいいですよね? |
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Tamami |
言われてみれば、その通りです……。 |
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Karin |
これって狙っていたんですか、プロデューサーさん? |
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| 本当に偶然。でも… 運命だったのかも |
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Ayame |
運命……。そうですね。 偶然にしてはできすぎてますし、運命を感じます。 |
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Tamami |
時代劇とフェスのタイミングが運命なら、こうして珠美たちが 事務所のみんなやプロデューサー殿と出会えたことも、 きっと運命ですね ! |
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Karin |
私たちの永遠に続くストーリーは、まだ始まったばかり…… ですよね、プロデューサーさん ! |
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| もちろん、まだまだ これからだ ! |
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Ryo |
さすがプロデューサーサン、言ってくれるぜ ! |
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Karin |
さすが、私たちのプロデューサーさんですっ♪ ……ところでみなさん、お腹空いていませんか? |
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Uzuki |
言われてみると、少し……。 たくさん応援したから、でしょうか。 |
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Karin |
でしたら、おだんごを食べにいきませんか? 実は調べてきたんです。 撮影の時に使った、おだんごのお店 ! |
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Tamami |
いいですね ! あの味を、また味わいたいと思ってたんです ! |
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Ryo |
アタシも、もちろん賛成だ。 やたら美味しかったからな、あのだんご。 |
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Ayame |
それじゃあこれからみんなで、おだんごを食べに行きましょう ! もちろん、プロデューサー殿もご一緒に、ですよ♪ |
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