LIVE Parade (November 2016)/Commus
Opening[edit]
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As time goes by |
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事務所に集まった美嘉、蘭子、みく、志希、飛鳥。5人はLIVEで『EVERMORE』を歌うことになった。この曲は、事務所のアニバーサリーを記念して制作された曲だ。しかし、志希と飛鳥は過去を知らない。そこで、それを経験した3人を連れ出し、知らない物語を知るための旅に出発するのだった。 |
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事務所 |
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Miku |
Pチャン、アニバーサリーおめでとにゃあ ! |
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Mika |
事務所のアニバーサリーだもん、なんか、うれしいよね。 家族が誕生日を迎えたみたいでさ★ |
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Ranko |
ウム。 私の心も、歓喜の交響曲を奏でているわ…… ! |
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Miku |
それで、今回はアニバーサリーLIVEに出演するんだよね ! ん~、楽しみだにゃあ~♪ |
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Mika |
メンバーは、この3人? |
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P |
そろそろ、ふたりが……。 |
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Ranko |
ふたり? |
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Shiki |
ふぁぁ……むにゃむにゃ~。 |
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Asuka |
ほら、とっとと歩かないか。 キミのせいでボクまで遅刻じゃないか。まったく。 |
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Shiki |
そのときは志希ちゃんのせいにすればいいよ~♪ |
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Asuka |
それはそれでアンフェアだ。 ……っと、ほら、お待ちかねのようだぞ。 |
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(Select an option) | ||
| おはよう |
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Shiki |
あ、プロデューサーだー。おはよー。 |
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Asuka |
おはよう。それから、みんなも。 待たせてしまったようだな。 |
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Ranko |
流れ落ちる砂時計、砂一粒が刻を刻んでいたわ……。 |
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Miku |
もー、飛鳥チャンも志希チャンも遅いよ~。 ほらほら、LIVEの説明をするから聞いて聞いて ! |
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Shiki |
LIVE ! いまLIVEって言った~♪ |
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Mika |
あ、起きた? スイッチ入ったみたいだね。 |
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Shiki |
ねぇねぇみくちゃんLIVE? いまLIVEって言ったよね? LIVE楽しいよね ! いつやるの ! |
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Miku |
はいはいわかったわかった。落ち着いて。 まずはPチャンの話を聞いてにゃー。 |
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| アニバーサリーLIVEの説明をした…… |
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Asuka |
……なるほど。 事務所のアニバーサリーと、それを記念したLIVEか。 それまでの軌跡を歌にして、祝おうというわけかい。 |
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Shiki |
アニバーサリーの楽曲は『EVERMORE』ね♪ よーし ! LIVE会場へいこー ! |
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Ranko |
は、早いっ ! |
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Miku |
はーいどうどう、志希チャン、 まだ歌もダンスもレッスンしてないでしょー。 |
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Shiki |
にゃは~。はーい。 |
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Mika |
大事なアニバーサリーなんだから、気合い入れていこうね ! 完璧に仕上げなくちゃ ! |
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Ranko |
ウム……私の魔力がうずいているわ…… ! |
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Asuka |
ふむ……。アニバーサリー、か。 |
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Shiki |
Anniversary? |
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Mika |
どうしたの? |
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Asuka |
ボクも軌跡を積み重ねてきたとは言え、《知らない記憶》がある。 真の意味でアニバーサリーを祝おうと言うのなら、 それでは不適切だ。知らないモノを祝うことはできない。 |
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Miku |
……つまり……どゆこと? 飛鳥チャン、蘭子チャンと違う方向で言葉がむずかしいにゃ……。 |
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Ranko |
ほう……かつて記された物語を、全て紐解こうというのか……? |
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Asuka |
察しがいいな、蘭子。そうだ。ボクには知る義務がある。 ……いや、違うな。知らない物語は、知られる必要がある。 |
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Asuka |
歴史に埋もれたページを光の下に導くのが、 ボクらに課せられた使命…… いや、レーゾン・デートルといえるかもしれない。 |
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Shiki |
よーし ! わかった ! じゃあ、いままでのメモリーをツアーにして巡ろー ! ねっ、みくちゃん ! パレードしよう~♪ |
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Miku |
えぇっ ! ? どういうこと ! ? みく、全然わかんないよ ! ? |
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Shiki |
いいからいいから~♪ ほら、いこ~♪ GOGO~♪ |
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Miku |
あぁ~ちょっと、志希チャン、押さないでっ、 あの、みくの、みくの出番をもっと~ ! |
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Ranko |
無情にも、出立の灯は掲げられてしまった……。 |
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Mika |
なんか、よく分かんないことになっちゃったけど…… プロデューサー、どうしたらいいのかな? |
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(Select an option) | ||
| みんならしくやろう |
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Ranko |
……我が友よ ! |
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Asuka |
キミというやつは……。 |
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Ranko |
ならば、飛鳥。 ともに翼を広げよう。この物語の担い手として ! |
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Asuka |
……ウム。蘭子。 ボクに伝えてくれ。キミの中にも眠る、確かなメモリーを。 |
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Asuka |
……往こうか。 |
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Ranko |
うん ! |
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Mika |
行っちゃった。……ふふっ。 つまり、たまにはちょっと振り返ってみるのもいい……。 たぶん、そういうことだよね、プロデューサー? |
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(Select an option) | ||
| うなずく |
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Mika |
オッケー★ わかったよ。 アタシも、アニバーサリーソングを完璧に歌いこなすために、 初心にかえってみるよ。 |
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Mika |
なにか、大事なモノが見つけられそうな気がするから ! |
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Mika |
あ……。 |
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Mika |
それからさ。 |
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Mika |
アタシたち5人はLIVEへ向けて頑張るけど…… ほかのメンバーたちも、いろいろ頑張ってるから、 そっちも、気にしてあげてよね♪ ヨロシク★ |
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Chapter 1[edit]
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はじめての日 |
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|---|---|---|
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『初めての日のステージ』という歌詞が気になった志希は、美嘉と蘭子の思い出の地へ向かう。そこは、美嘉と蘭子たちの初ステージの場所だった。2人はその空間に立ち、初LIVEでの緊張と興奮を思い返す。その2人の様子を見た志希も、つられて笑顔になる。2人がかつて見た景色が志希にも伝わったのだった。 |
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レッスンルーム |
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Mika |
さってと ! じゃあ、今日から本格的にレッスンしていくわけだけど…… 志希ちゃんは、今回、どんな感じ? |
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Shiki |
どんな感じって、どんな感じー? |
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Mika |
ほら、もう歌が入ってるかー、とか、 振りが入ってるか、とか……。 |
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Shiki |
志希ちゃんなーんにもはいってませーん。 |
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Mika |
……やれやれ。仕方ないなー。 じゃあ、ここから始めようか。ほら、準備して? |
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Shiki |
にゃはは ! いまの奏ちゃんっぽかったー。 |
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Mika |
ほらほら。 適当言ってないで着替えた着替えた ! |
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Ranko |
んっしょ……よいっしょ……。 |
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Mika |
あっ、蘭子ちゃん。お疲れー。 ストレッチしてた? レッスン、これからがんばろーね★ |
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Ranko |
ウム ! |
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Shiki |
がんばれ~♪ |
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Mika |
ほら、志希ちゃんも頑張るの。 じゃあ1フレーズ目からね。 |
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Shiki |
はーい。 |
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Mika |
『ずっと憶えてる』 『はじめての日のステージ』 のところからだよ。 |
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Ranko |
うん ! |
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Mika |
じゃあ、エイトカウントからいくよー…… 1、2、3、4……。 |
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Shiki |
ふーん……? ねーねー蘭子ちゃん、初めてのステージ覚えてる? |
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Ranko |
ふぇ ! ? |
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Mika |
ちょっと志希ちゃん ! ? どうしたの、いきなり。 |
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Shiki |
ふたりは初めてのステージ、覚えてる? あたし、それ知りたい ! |
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Mika |
んー…… アタシと蘭子ちゃんの初めてっていうと……あそこかな? |
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Ranko |
うん。光降り注ぐ聖堂に、聖水の溢れる泉…… ! |
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Shiki |
じゃあ、いこ ! あたし、そこに行ってみたい。 ふたりがそこで何を感じたか知りたい ! |
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Mika |
そんな、突然……? ま、仕方ないか。 志希ちゃんの好奇心は、満たしてあげないと進まないもんね。 |
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Ranko |
ならば……往きましょう。 伝説の地へ…… ! |
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広場 |
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Mika |
懐かしいなー……。 ここ、覚えてる? 蘭子ちゃん。 |
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Ranko |
ウム…… 私の記憶の物語、その1ページに、たしかに刻まれているわ……。 |
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Shiki |
へー……こんなところで歌ったんだ。 いまじゃ考えられないね。 |
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Mika |
そうそう。 ここの下から上まで、たーっくさんのファンが来てくれてさ。 歌って、踊って、いろんな夢を語ったんだ。 |
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Ranko |
始まりから終わりまで、途切れることなく…… みなの情熱が声となり、私たちを包んでいたわ……。 |
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Shiki |
そっかー。 ふたりとも……楽しかったんだ。 |
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Mika |
ふふ。すーっごい緊張したけどね。 |
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Shiki |
でも、思い出しながら楽しそうな顔してる。 嫌な思い出だったら、そんな顔しないでしょ。 |
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Ranko |
うん。 心の宝石箱にしまわれた、失われぬ輝きよ……。 |
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Shiki |
そっか。いい思い出なんだ~。 あ、じゃあ、ふたりはどの辺に立ってたの? |
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Ranko |
私……こ、このあたりー ! |
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Mika |
アタシは……えーっと……。 |
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Mika |
あの辺りかなー。 あ、あっちだったかなー。ふふっ。 |
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Shiki |
え~、どこどこ~? にゃはは、なーんか、いいなー♪ |
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Chapter 2[edit]
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背中押してくれた |
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|---|---|---|
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衣装合わせをする飛鳥、志希、みく。今回のLIVEで着る衣装の名前は『シンデレラドリーム』。この衣装は、Pがアイドルの背中を押すように、皆が着るためにデザインされた夢のメモリアルドレスだ。飛鳥と志希は、今回のアニバーサリーLIVEで着るため選ばれたドレスと知り、胸を高鳴らせるのだった。 |
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衣装室 |
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Shiki |
ねーねーみくちゃん、今日はなにするのー? |
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Asuka |
まぁ、衣装部屋に来てすることといったら、一つだろうけれど……。 |
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Miku |
ふふん、そう、衣装をあわせるのにゃ ! |
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Shiki |
ふぅーん。 今回の衣装って、みんな一緒なの? |
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Miku |
そうだよ。 Pチャンがみくたちを応援してくれる想いがいっぱい詰まってる、 みんな一緒の、大事な大事なドレスなの ! |
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Asuka |
大事……か。ん? どの衣装も重要度は等しく同じものなのではないか? |
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Miku |
……まぁ、とりあえずみくが着てみるから、 ふたりともちょっと黙って見てるにゃ ! |
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Asuka |
ふむ。 は~い。 |
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Asuka |
では、準備はいいかい? |
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Miku |
オッケーにゃ ! |
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Asuka |
ならば、カウントダウンといこう。 5、4、3……。 |
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Shiki |
どーん ! |
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Miku |
ってタイミングおかしいにゃあー ! |
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Shiki |
わー、ドレスだー ! フンフン……クンカクンカ…… あんまり匂いしないね。 |
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Miku |
ちょっとぉ ! 衣装見ていきなり匂い嗅がないでほしいにゃあ ! |
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Asuka |
ふーん。シンプルだが、美しいドレスだな。 ……これは? |
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Miku |
名付けて、『シンデレラドリーム』っていう名前のドレスなのにゃ。 これは、みくたちの背中を押してくれる…… アイドルのみーんなが着る衣装なんだよ。 |
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Shiki |
みんなー? あたしと飛鳥ちゃん? |
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Miku |
ううん。みーんなだよ。 これはね、みんながお揃いで着るために デザインされた夢の衣装なんだって。 |
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Asuka |
夢……とは? |
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Miku |
すぐには叶わないけれど、いつか絶対叶えるものにゃ ! |
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Asuka |
なるほど。 理解るとはいえないが、共感することはできる。 わずかでも、進み続けるものということか。時間も、願いも。 |
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Shiki |
ねーねーみくちゃん、これもメモリアル? |
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Miku |
そうだよ ! たくさん思い出が詰まった、メモリアルなドレスなの ! アニバーサリーソングを歌うのにピッタリでしょー ! |
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Asuka |
そうか……。 一見普通のドレスでも、コレも一つのピースなんだな。 しかし、ボクが着ることを考えると……少し可愛らしいだろうか? |
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Shiki |
キュート・アスカに改名しなくちゃね ! |
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Asuka |
それは……心外だが…… まぁ、みんな同じデザインなら、仕方ないな。 着こなしてやるだけのことさ。 |
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Shiki |
じゃあ、あたし着るとき白衣羽織ってこっかな~? |
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Miku |
それはだめにきまってるでしょー ! ? |
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Chapter 3[edit]
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色とりどりの未来 |
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|---|---|---|
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美嘉、飛鳥、志希は、シアタールームで、過去のお仕事映像を見て、思い出を振り返る。飛鳥は海外ロケ、志希は西部劇風の公演、美嘉は妹の莉嘉の夏休みの映像をそれぞれ見て、過去話に花を咲かせる。様々なお仕事で輝かせてくれたPに感謝しつつ、さらに輝くことを誓うのだった。 |
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事務所 |
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Shiki |
美嘉ちゃん美嘉ちゃん、今日はなにするのー? |
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Asuka |
まったく、ツアーとはよく言ったものだ。 ボクらみんなでパレードしながら、一つ一つを巡っている。 まるで思い出のスタンプラリーだな。 |
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Shiki |
飛鳥ちゃん、スタンプほしいの? キスマークくらいなら、つけてくれるってよ。美嘉ちゃんが。 |
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Mika |
こーら。志希ちゃん、あいかわらず適当なこと言わないの。 |
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Shiki |
にゃははー。 |
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Mika |
今日は、社内で見られる資料でお勉強しよっか。 準備してあるから、行こう? |
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Asuka |
勉強か。 ボクとしては、自主的に学ぶのが勉強で、 他人から与えられるのは勉強という名の束縛だと思うがね。 |
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Mika |
はいはい。いくよー。 |
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シアタールーム |
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Shiki |
クンクン……なんか、新築の匂い~♪ |
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Asuka |
で、ここで何の上映会かな? |
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Mika |
まぁまぁ、見て。 |
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Mika |
じゃーん。 |
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Shiki |
ワーオ。オペラハウスだ。昔、連れてってもらったことある ! |
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Asuka |
……奇遇だな。ボクも、このあいだ行ったことがある。 サファリパークでの歓迎付きでね。 |
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Mika |
みんながいろんなイベントに出てるでしょ。 それを振り返ることができちゃうってわけ。 |
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Shiki |
へぇ~。ほかにどんなのがあるの? 飛鳥ちゃんオーストラリアはどうだった? |
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Asuka |
あぁ……同行した梨沙や晴がはしゃいでいたな。 ボクの心にも、わずかばかりの感動と……感傷も。 |
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Mika |
ふふふっ。いろいろ思い出があるみたいだね。 じゃあ、こんなのはどう? |
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Asuka |
これは……蒸気機関車か。 こんなもの……何を撮影したんだ? |
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Shiki |
ん~、石炭の香りに硝煙の香り、 とっても素敵なフレーバーだったね~♪ |
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Mika |
西部劇風のイベントだっけ? 志希ちゃんが出演してたイベントなんだよね。 |
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Shiki |
そーそー♪ のあちゃんとガンスピンごっこ、楽しかったなー♪ |
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Asuka |
物騒だな、キミがそういうモノを持つのは……。 ほかにもあるのかい? |
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Mika |
当然♪ たくさんあるよ。次は何が出るかな~♪ |
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Mika |
あ、これはね~、アタシ知ってるな~。 莉嘉がこのひまわり畑に行ってたんだ。 杏ちゃんとか、比奈ちゃんとか裕美ちゃんとね。 |
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Asuka |
眩しいな……。 こんな夏休みも、ファンタジーとしてなら、悪くないのか。 |
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Shiki |
いい匂いがしそうだね~ ! 太陽の香り ! 土の香り ! 青空の香り ! |
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Asuka |
どんな香りか、全然想像がつかないが……。 |
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Mika |
今度行けたら、わかるかもね♪ ほら、次行ってみよ♪ |
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Mika |
これはなんだろう? |
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Shiki |
んー、イベント会場? なんの~? |
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Asuka |
これは…… あぁ、理解る。夕美さんが出ていたイベントだろう。 バレンタインにチョコレートを配っていたとか。 |
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Shiki |
あ、それ聞いたことあるー。 フレちゃんが出たって言ってたヤツだ ! 乃々ちゃんとか泰葉ちゃんとかといっしょにー。 |
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Mika |
そうそう。みんな、いろんなお仕事してるんだよねー。 |
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Mika |
みんながやってきたお仕事の、これはほんの一部だけど、 どう? 駆け足で振り返ってみて。 |
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Asuka |
……一晩中でも見ていられそうだったよ。 すごいアーカイブスだ。 |
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Shiki |
うん、うん ! みんな、たくさん働いてるんだねー ! こんなに働かせたプロデューサーはすっごいね ! |
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Mika |
……あはは、そっち……。 |
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Asuka |
でも、理解った気がする。 ボクもふくめ、アイドルは今も昔も、 常に輝いていたんだな。これからも……。 |
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Shiki |
色とりどりにね ! |
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Mika |
そう、その通り♪ それがほんの少しでも伝わったならよかったかなー★ |
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Chapter 4[edit]
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あの日の空想は |
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|---|---|---|
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みく、蘭子、飛鳥が向かったのは、海近くのホール。そこは、みくや蘭子たちの初めての大舞台だった。思い出を語る蘭子とみく、夜に輝く建物の灯りを見て感慨にふける飛鳥。そんな飛鳥に、みくは初LIVEで学んだことを告げる。それは、シンプルな内容で…。みくの言葉を聞いて、勇気づけられる飛鳥だった。 |
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レッスンルーム |
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Asuka |
……だんだん、理解りかけてきたよ。 アニバーサリーの意味。そして、ボクらアイドルがそれを祝う意味。 ファンがそれを待っていること。 |
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Ranko |
そう。人々は常に光を求めるもの……。 一度見た聖なる光を、心の中で強く願いながら……。 |
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Asuka |
そうだな。 それは、そう。……このボクも同じだ。 色は違えど、闇の輝きに、惹かれている……。 |
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|
Ranko |
飛鳥。 この『EVERMORE』でさえも、魂が共鳴していると……? |
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Asuka |
あぁ。 感じている。これは、理解るなんてものじゃない。 ボクの身体が、心が求めている。 |
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Ranko |
闇の輝きに魅せられた者同士にのみ理解る、心……。 |
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Miku |
……おほん。 |
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Asuka |
……いたのかい。みく。 |
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Miku |
……だんだん、わかりかけてきたよ。 の頃からいたにゃ。 |
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|
Asuka |
……それはだいぶ以前からだな。 |
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Ranko |
くっ……心の声は伝わらずとも、想いは溢れていたか。 |
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Miku |
みくがふたりの話を聞いてたからって、 べつにうろたえる必要なんてないのにゃ……。 |
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Miku |
は、いいとして……ふたりは、仲良いんだね。 一緒にいるところをあんまり見てなかったから、意外だったのにゃ。 |
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Asuka |
一般的に言われる友情と、 ボクと蘭子の関係がどれほど相似なのか……。 それは、きっとボクらにしか理解らないだろう。 |
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Ranko |
闇の輝きに惹かれあう魂の導きゆえ…… ! |
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Miku |
あ~みくを置いてどんどん先へ先へ行ってしまうのにゃ……。 まるで歌詞みたいにゃ。 |
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Asuka |
歌詞で云うのなら、おそらく…… ボクらは『あの日の空想』をいまみているのさ。 |
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Ranko |
私たちの魔力を込めて、共鳴する歌を、歌うために…… ! |
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Asuka |
そうだ。 今日のリアルを、これからも作っていかなければならない。 ボクたちは…… ! |
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Miku |
よくわかんないけど、 そのためにはまずこのLIVEを成功させる事にゃ。 |
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Asuka |
……現在の延長線上にある未来を予測することは、容易いはずさ。 だが……過去を振り返ってその予測を精査することはできる。 |
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|
Miku |
……つまり、どゆことにゃ。 |
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Asuka |
キミたちの視た、輝きを見に行きたい。 始まりの地へ。 |
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Ranko |
往きましょう……ともに ! |
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|
LIVE会場前 |
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Asuka |
風が……切り裂くようだ。 夜の温度と海からの風が、ボクらを取り巻いている。 |
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Ranko |
渦巻く風が出迎えてくれたようね……。 |
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|
Miku |
こうしてみると、綺麗な建物にゃあ……。 |
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|
Asuka |
そうか。ここで、キミたちは歌ったのか。 |
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|
Ranko |
……うん。 |
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|
Miku |
初めての大きな舞台で、緊張したにゃあ……。 |
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|
Asuka |
……それを経て、キミたちはここに立っている。 その思い出を抱えて。力に変えて。 そして、ボクはそれを持っていない。 |
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|
Ranko |
あのときの思い出は、ずっと、ずっと大切なもの。 |
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|
Miku |
そうだね。 けど、そのとき学んだことの一つは、すっごく簡単なことだよ。 飛鳥チャンでも、力にできるはず ! |
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|
Asuka |
それは? |
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Miku |
がんばれば、絶対成功するってこと…… ! |
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Asuka |
……それは心強い、シンプルな解だな。 本当に、心強いよ……ふふっ ! |
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Chapter 5[edit]
|
仲間の数が増えてくたびに |
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|---|---|---|
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本番前。美嘉、みく、蘭子の3人は、志希と飛鳥と過ごした日々を振り返る。みくは志希に、蘭子は飛鳥に、自分と似たものを感じていた。新たな仲間と出会うたびに、新たな自分に出会える。仲間との出会いが可能性を広げてくれるのだった。仲間に心強さを感じ、最高のLIVEをすると誓った。 |
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LIVE会場 |
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Miku |
ついに、LIVEの日にゃあ……。 うーん、楽しみ~っ ! |
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Mika |
ここまで、頑張ってこられて、よかったよね。 |
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Ranko |
ウム。仲間とともに、魂の輝きを磨き合ったわ…… ! |
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|
Mika |
ふたりとも、飛鳥ちゃんや志希ちゃんとどうだった? 仲良くできた? |
|
|
Miku |
……仲良くは、できたと思うにゃ。たぶん。 |
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Ranko |
ウム。ともに、共鳴し合えたわ…… ! |
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|
Mika |
まるで、歌詞みたいだったよね。 |
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Ranko |
歌詞? |
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Miku |
『仲間の数が増えてくたびに』 |
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Ranko |
『叶う願いも増えてゆくね』 |
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Mika |
でしょ? 新しい仲間といっしょに歌えてさ。 なんか、自分たちも新しい気分になれて。 |
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|
Miku |
うん ! 志希チャンといると、なんか昔の自分を思い出すにゃ。 |
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Ranko |
飛鳥を視ていると、魂の揺らぎを視ているよう……。 |
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|
Mika |
それって、すごいことだよね。 新しいアイドルといっしょにお仕事するたびに、 新しい自分も見えるような気がするもん。 |
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Ranko |
仲間の数が、増えていくたびに……。 |
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Miku |
みくね。全員がトップアイドルになれなかったら、 ダメなんじゃないかなって思ったことがあるの。 自分だってなりたいけど、なれるかわかんないし。 |
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|
Mika |
……その気持ち、分かるなぁ……。 アタシも、目指すならナンバーワンだもん。 |
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|
Ranko |
ふむ……。 |
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Mika |
けど、オンリーワンも、やっぱり大事だよね。 |
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|
Miku |
自分だけをみてくれるファンが、いるんだもんね。 |
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|
Mika |
誰かとのお仕事が、自分の可能性を広げてくれて、 オンリーワンを増やしてくれるかもしれないって、 なんか、すごく心強いなって思う。 |
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Ranko |
私も……私もそう思う。 |
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Miku |
蘭子チャン。 |
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|
Ranko |
私……他の人に合わせてもらうことも、合わせるのも、 難しいかもしれない。 |
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|
Ranko |
でも、誰かと関わって、新しいことができたら、 私も、まだまだ高いところへ飛んでいける気がするの。 |
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|
Mika |
そうだね。 |
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|
Ranko |
背中の翼は見えないけれど……。 アイドルとしての翼は、プロデューサーがくれるから。 |
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Miku |
じゃあ、このLIVEを成功させて、 もっともっと高いところへ飛んでいこっか ! |
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Ranko |
うん ! |
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Mika |
よーし ! 志希ちゃんと飛鳥ちゃんも引き連れて、 最高のLIVEにしちゃおっか ! |
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Ranko |
うん ! うん ! |
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Ending[edit]
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We are ... |
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|---|---|---|
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アニバーサリーLIVEを大成功で終え感慨に浸る5人。飛鳥は、この成功は自分独りの力ではないとこぼす。志希はこの旅を通じて、みくや仲間に共感していた。2人は仲間から見えないバトンを受け取っていた。みくと蘭子と美嘉は、2人にそれの重要さを伝える。少女達はこれからも繋いでいく。魂というバトンを。 |
' | |
|
LIVE後 |
| |
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Ranko |
……終わった~。 |
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|
Asuka |
いまなら、素直に思えるよ。 今日のLIVEを終えられたのは、独りの力ではないと。 |
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|
Shiki |
……そうだね。 |
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Mika |
ずいぶん素直だね、ふたりとも? |
|
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Shiki |
みくにゃんひとりでも、LIVEはできたし、 もちろん成功したかもしれないよね。 |
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|
Miku |
なんでそこでみくの名前が出るにゃ ! ? |
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Ranko |
……? |
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Shiki |
けど、あたしも関われた。 いっしょに歌えた。コーラスもできた。踊れた。 楽しめた ! 楽しかった ! |
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Miku |
志希チャン……。 |
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Shiki |
あたしは、楽しかった ! いままでのことも、いっぱい思い出しながら、 みくちゃんの気持ちも、伝わってきた ! |
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Miku |
わかってるにゃ……。 |
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Asuka |
そうだな。 ボクも、同じだよ。 そのプリミティブな感情に嘘はない。 |
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Ranko |
飛鳥……? |
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Asuka |
ボクは……ボクらしく在ることが大事だ。 誰かの枠にはめられるのが大嫌いで、自由が好きだ。 |
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Mika |
……うん。 |
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Asuka |
だけど、こうしてみんなと歌っていると、これは、 枠にはめられてるなんてモノじゃないってことに、気づけるんだ。 |
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Mika |
それは、どうだった? |
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Asuka |
隣の仲間と、足並みを揃える。息を合わせる。 それを、ずっとずっと紡いできた仲間がいて、 ボクは今回、そのバトンを受け継いだ。 |
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Ranko |
うん ! |
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Asuka |
けど、それは独りで持っているんじゃない。 蘭子と……みんなと持っていたバトンだ。 過去という輝きに宿った、想いだ。 |
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Ranko |
うん、うん ! |
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Asuka |
きっと、ボクもこのバトンを誰かに渡すのだろう。 これは、誰のモノでもない。 ボクのモノでもあり、アイドルみんなのモノだ。 |
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Mika |
そうだね。 アタシたちはずっと、その見えないものを大事にしてきたんだよ。 |
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Miku |
みくたち、みーんなでね。 |
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Shiki |
……不定形の、論理的じゃないそいつの名前、 あたしは分かる気がする。 |
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Mika |
それは? |
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Shiki |
魂ってヤツじゃないかな。 |
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Ranko |
それー ! |
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Asuka |
ふふっ。いきなり大声を出さないでくれよ。 笑ってしまうじゃないか。蘭子。 |
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Ranko |
えへへ……。 |
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Miku |
ふふっ。 ふふっ。 |
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Asuka |
そういえば、気になっていたことがあったんだ。 |
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Miku |
なぁに? 飛鳥チャン。 |
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Asuka |
ボクたちに、今回ユニット名がなかったこと。 |
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Miku |
そりゃあ……ないのは、当然だよね。 |
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Ranko |
うん……ないと思うの。 |
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Shiki |
どうしてー? |
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Mika |
だってここにいるアタシも、 ここにいないアイドルたちも……。 |
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Miku |
みんなで、シンデレラガールズだから ! |
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Asuka |
……あぁ。 |
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Mika |
さぁ、片付けして、急いで撤収するよ ! |
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Shiki |
美嘉ちゃん、なに急いでんのー? |
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Mika |
みんなとのパーティーに合流するに、決まってんでしょ ! |
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Miku |
みんな、いっくにゃあ~ ! |
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Asuka |
うん ! うん ! うん ! |
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