LIVE Groove Visual burst (June 2017)/Commus

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Preview 1[edit]

リトルリドル

『リトルリドル』の予告です。

'

Koume

みんな、こんにちは。白坂小梅だよ。
えっと……みんなは、「主張」ってある?

Koume

今回、夏フェスに出演するために、ユニットを結成したんだ。
そこで、私たちの「主張」をまとめて
『リトルリドル』っていう新曲にしてもらったんだけど……。

Koume

バラバラな個性で、色とりどりで、楽しい歌ができたよ。
みんなに早く聞いてもらいたいな。
楽しみにしててね。

Preview 2[edit]

リトルリドル

『リトルリドル』の予告です。

'

Anzu

どーもー、双葉杏でーす。
いやー、今回はそんな出しゃばるつもりじゃなかったんだよね~。

Anzu

事務所のコドモたちがあーだこーだ言ってるから、
年長者としてちょっと助言するくらいの気持ちでさ。
そしたら、あれよあれよと……こんな感じ。

Anzu

でも、やっぱり見所はコドモたちの主張なんで、
杏はDJブースで遊んでるつもりだよー。そんな感じで、
新曲『リトルリドル』お楽しみにー。じゃーねー。

Opening[edit]

Awaken Children

夏らしいお仕事がしたいと主張する莉嘉と、それに
頷く小梅、飛鳥、美玲たち。杏からその様子を報告
されたPは、5人へユニットの仕事があると伝える。
5人はせっかくなら自分達らしい歌にしたいと相談し
『主張』を詩に込めたラップを歌うことにする。
こうして『LittlePOPS』の熱い夏が、始まる――。

'

事務所

Rika

ねーねーねー、もうさー、ちょー夏じゃん !
夏来てるじゃん !

Koume
Asuka
Mirei

うん。
ああ。
で?

Rika

やっぱさー、夏っぽいお仕事したいよね~ !
みんなもそう思わない?

Asuka

フム。夏っぽいお仕事、ね。

Mirei

どーかなー。

Koume

夏といえば……ホラー?

Rika

あぁん、違うってばー !
もっと、夏をエンジョイ☆ したくない?
夏って、めっちゃアツい季節じゃん?

Mirei

たしかに、遊びに行ったりはしたいけど、
そう言うことじゃなくて、お仕事でか?
んー、どうかなー?

Asuka

明るい日差しの下で爽やかに歌うって?
フフッ。そういうのは、ボクのキャラじゃないが……
まぁ、悪くはないかな。

Koume

私も、そういう、明るいお仕事、ちょっと憧れ……。
いつもは、暗いところが、多いから。
日に焼けそう……。

Rika

でしょでしょ?
ウチらでそういう曲とか、歌わせてもらえないかなー。
できたらちょー楽しいと思うんだよねー。

Anzu

……。

プロデューサー室

Anzu

……というわけで、みんながお仕事やる気になってたよ。
っていう、報告。
いやー、コドモたちにみえて、みんなちゃんと考えてるんだね。

Anzu

で、プロデューサーのことだから、
あの子らにお仕事あげることくらい
出来るんじゃないかなーって思って。

そうだね

Anzu

お、さっすがー。じゃ、そんなところで、よろしくー。

どこに行くの?

Anzu

え?
帰るんだけど。今日はもうレッスンもないし、
事務所でダベるより早く帰って家でゲームしたい気分なんだよね。

ちょっと待って

Anzu

なに? べつに急ぐわけじゃないけど、早くしてよねー。

事務所

みんなに
相談があるんだ

Koume

プロデューサーさんが……相談……?

Mirei

ウチらに相談なんて、珍しいなッ。
なんだよ、言ってみろよ♪

企画書を見せる

Asuka

フム……夏のローティーン向けプロモーション用ユニット企画。
それから、夏フェスへの出演?
なるほど?

Rika

それ、アタシたちにぴったりじゃん !
これのメンバーにしてくれるの?

うなずく

Koume

わぁぁ……さっき話してたこと、叶っちゃったね。

Asuka

偶然にしては、できすぎだな。
だろう、杏。

Anzu

えー。知らないよー。

Rika

んで、で、もち新曲も歌えるんでしょ?
どんな曲? 超アガるパリピっぽいやつ?
それともカッコイイカンジ? 楽しい曲?

どんな曲がいい?

Mirei

それって、プロデューサーが決めるモンじゃないのかよっ?

それでもいいの?

Asuka

せっかくユニットを組むのであれば、
ありきたりなアイドルソングを歌うのではボクららしくないな。
大事なのはメッセージ性だ。

Mirei

ウチもその意見に賛成だぞ。
薄っぺらい歌じゃなくて、ウチらの『主張』を伝える歌がいいッ !

Koume

『主張』……って、どんなものだろう……?
莉嘉ちゃん、どう思う?

Rika

これだけバラバラなんだから、なんかあると思うけどー。
『もっと目立ちたい ! 』とか『騒ぎたい ! 』みたいなのも、
『主張』なのかな?

Asuka

内なる慟哭がカタチになったモノであればそれは『主張』たり得るだろう。だが、個々の主張を曲としてまとめるのが難しそうだな……。

Mirei

ウチ、カッコいい曲以外はあんまり知らないし……。

Rika

んでも、夏のプロモ用だったら
カッコイイっていうよりノれるカンジがいいのかな?

Koume

うーん……プロデューサーさん、どうしたらいい?

ちなみに……
杏はどう思う?

Anzu

んあっ。
まさか振られると思ってなかった。えー。曲についてー?
んー……。

Koume

いいアイディア、ある?

Anzu

やっぱさ、主張したいときはラップだよね !

Asuka

ラ、ラップだと?

Rika

ラップ !

Anzu

音楽に乗せて、主張をぶつける。
強いメッセージ性を、ストレートに届けられるよね。

Anzu

『やる気も無い 根気も無いナイ
でも出来ないワケじゃナイナイナイナイ』

Mirei

……アレ、ラップなのか。

Koume

でも、いいかも。ラップ。楽しそうだね……。
プロデューサーさん、そういう曲でもいいの?

もちろんだよ

Rika

やったー☆
ラップって、詩が大事なんだよね !
みんなの『主張』を詩に込めてもらおうよ !

Mirei

ウチらの意見を取り入れてもらって
それから曲を作ってもらうんだな。
それなら、ウチららしいユニットソングになるぞッ !

Koume

ふふ、楽しみになってきた。
がんばろうね、飛鳥ちゃん。

Asuka

フッフフ……ボクも詩については少し思うところがある。
楽しみだよ。

Anzu

おー。まとまったまとまった。
じゃあみんな、頑張れー。

は?

Koume

は?

杏も歌うんだよ?

Anzu

え……。
えぇ~~~~ ! !

Chapter 1[edit]

Detonator "A"

詩に入れる自分たちの『主張』を書き出す莉嘉と小梅。
悩むふたりが同じく取り組む飛鳥の様子をうかがうと
飛鳥はユニットでの役割について分析していた。
自分の役割は≪起爆装置≫。その役割を元に考えると
いう飛鳥の話から、小梅たちも自分の役割を考える。
こうして各々の『主張』がまとまってゆくのだった。

'

カフェ

Rika

ねーねー、小梅ちゃん、『主張』書けたー?

Koume

書けてない……。
というか、何を書いたらいいか、わからない、かも……。

Rika

けっこームズいよねー。
アタシ、宿題増えた気分だよ~。

Asuka

……。

Koume

飛鳥ちゃんは、どう?
書けた?

Asuka

まずボクは、自分の『主張』を定義しようと思ってね。
そのために役割を認識するべく、自己分析をしていたよ。

Rika

うん? つまり、どーゆーこと?

Asuka

ユニットのメンバーには、役割が必要だ。
少年漫画でも、アニメでも、ハリウッド映画でも、
あるいはゲームでもそうなっている。

Koume

ゾンビ映画でも?

Asuka

役割はあるだろう。
バカな金髪娘は最初に襲われる、とか、そういったヤツだ。

Koume

いるいる !

Asuka

そう。そこで、この5人での莉嘉。
たとえばキミの役割は、ムードメーカーだ。

Rika

え~、アタシが~?
えへへ~、そんな褒められると照れるな~☆

Asuka

いや、褒めているわけではない。

Rika

なーんでー。

Asuka

フッ、まぁ、そうむくれるな。
セクシーなカリスマJCギャル、城ヶ崎莉嘉。
5人の中で一番明るく、わかりやすいパーソナリティをしている。

Koume

それは……褒めて……。

Asuka

もちろん、褒めているわけではない。
これは単なるパーソナリティの分析だ。

Rika

なんなの、もー。
まぁ、あってるけど。

Asuka

フム、さて、となるとボクはどうだろう。
シンパサイザー? リベレイターか?
いや、今回の役割はいずれも違う。

Koume

なら、飛鳥ちゃんは何の役目なの?

Asuka

今回のボクは、言うなれば……デトネイターだ。

Rika

(……小梅ちゃん、どういう意味? )

Koume

(わかんない……飛鳥ちゃんがやるゲームのジョブとかかな……。)

Asuka

……聞こえているぞ、ふたりとも。

Asuka

爆発力のあるユニットにするには、火をつけるヤツが必要だ。
つまり今回のボクは火をつける側……《起爆装置》あたりの役割が
ちょうど良いかと思ってね。

Koume

へー。……そんなこと、考えてたんだ。
飛鳥ちゃんって、すごいねー……。

Rika

はぁ~、言ってることは、よく分かんないけどね !

Asuka

フフフ。これは手厳しいな。だが、
メッセージ性の強い曲にしたいと言いだしたのはボクだからね。
『主張』も、それなりに意味が無くては。

Koume

じゃあ、もうどんなことを言いたいか決まったの?

Asuka

それは……。

Rika

それは?

Asuka

フッ……これから詰めるところさ。
ボクはスロースターターなのでね。

Rika

結局飛鳥ちゃんも考えられてないってコトじゃーん !
なーんだ♪

Asuka

フフフッ。
まぁ、ボクらに共通する要素がテーマかと思うが……。
なにより、キミたちの考えを進める助けにはなっただろう?

Rika

んー、どうだろ?
どう思う? 小梅ちゃん。

Koume

えっと……たしかに、ちょっとだけ……。
考え方、見えたかも……。

Asuka

だいたい、ユニットの経験はキミたちの方が上なんだ。
むしろボクが教わっても良いと思うんだが。

Rika

あ、そっか ! そうだよね !
じゃーねー、えっとねー、ユニットでうまくいくコツはー……。
仲良くすること ! てゆーか、仲良くなること !

Koume

うん、うん !

Asuka

なんと……そこから始めるとなると、なかなか遠そうだな。
だが、アドバイスとして覚えておくよ。

Rika

じゃあ、せっかくだしみんなで遊び行く ! ?
もーっと仲良くなろーよ !

Asuka

ほう、それはなんとも魅力的な提案だ。

Koume

でも……この宿題を片付けてからにしないと、
プロデューサーさんが困るんじゃないかな……。
曲ができないと、私たちもレッスンできないから……。

Rika

わかった、わかったよ~。はぁ~。マジヘコむ~。

Asuka

仕方ないな。だが、課題は見えただろう。
手を動かさなければ、終わるものも終わらないぞ。

Koume

ふふふー。みんなで、がんばろー。

Chapter 2[edit]

GAL's Playstyle

ファミレスで己の役割について語る小梅と莉嘉。
莉嘉はセクシーギャル、小梅はゴシックドールだ。
その話を聞いた美玲は、小梅にもっと『主張』する
ように伝える。考え直し、小梅が出した『主張』は
『夏が似合う明るい子になりたい』という内容。
そこで、ふたりは小梅を遊びへと連れ出すのだった。

'

ファミレス

Koume

で、飛鳥ちゃんにヒントをもらって役割を考えたんだよね。

Rika

そーそー ! アタシはもちろんセクシーJCギャル !
このユニットで一番盛り上げちゃうんだ !
センターはもらった☆

Mirei

なるほどー。
じゃあ、コウメはどんな役割なんだ?

Rika

えっとね、クールでダークなゴシックドール !
だよね !

Koume

えへへ……。
このユニットで、カッコイイ担当、だよ…… !

Mirei

へー。あぁ……でもそれ、もったいないなー。
アスカとちょっと似てるし、ユニットの役割っぽくないっていうか。
あ、悪い意味じゃないぞ。ないんだけど、なんていうか、うーん?

Koume

そうかな……?

Mirei

コウメは、なんか『主張』したいこと、ないのか?
言いたいことをぶつけて曲にしてもらうなら、
何か言いたいことがないとダメだよなッ。

Koume

うーん……。
うーーーん…………。
うーーーーーーー。

Mirei

か、考え中か。
なら、リカはどうなんだ?

Rika

アタシ? アタシはねー。
やっぱ、ラップって勢いじゃん?
だから、ちょーカッコよくキメてー、ちょー目立ちたい !

Rika

城ヶ崎莉嘉っていうちょーギャルカワイイ子がいるぞって
ユニットの中でもアピっちゃうんだー☆
それが、アタシの『主張』だよ☆

Mirei

へー。わかりやすいな。ギャルって感じだ……。

Rika

美玲ちゃんは、『主張』ってあるの?

Mirei

えっ、う、ウチか? えーと、そうだな……ウチは、強い !
強くてカッコイイパンキッシュデビルだ !
それを、ファンに分からせてやりたいなッ !

Rika

へー。スゴイじゃん !

Mirei

だろー。
で……そろそろコウメは考えまとまったか?

Koume

あ、あのね……私、考えたんだけど……。
主張って、無かった。

Mirei

ガクッ !

Rika

小梅ちゃん、けっこー控えめだもんね。
んじゃあさー、カッコよくなりたいとか、カワイくなりたいとか、
そーゆー主張はナイの? アタシだったら、セクシーな服着たいとか !

Koume

うんとね……プロデューサーさんがくれるお仕事は、いつも
新しくて、楽しくて、夢中になっちゃうんだ。

Rika

うんうん !

Koume

だから、いつも次はどんなお仕事か、楽しみだけど……。
自分からこうしたいっていうのは……うーん?
みんなより、目立ちたいとも思わないし……。

Mirei

いいヤツだな……コウメ。
でも、何でも言っていいんだぞ。主張を歌にしてもらうんだから。

Koume

あ、いっこ、あった。

Rika

ナニナニ?

Koume

な……夏が似合うように、なりたいな……。
わ、私みたいな、暗いところが好きだった子でも、
夏の日差しが似合うように、変われるって、主張したい……。

Rika

それ、ちょーいーじゃん !
めっちゃいい感じのMV撮ってもらってさ、CMとか流してもらうの !
いっしょにこの夏最高のアイドルしようよ !

Mirei

あぁ、イイなッ !
面白そうだッ♪

Koume

そう……?
ヘンじゃないかな……?

Mirei

全然だろッ !
どうせだし、お仕事以外でもウチらで夏をエンジョイしよう !

Rika

ほら、やっぱみんなで遊びに行くべきだってー !
決まり決まり ! 行こー☆

Koume

う、うん…… !

原宿

Mirei

どーせだし、みんなで着る衣装とかも、アイディア出したいよな。
スタイリストさんが選ぶんだろうけど、言うだけはタダだし !

Koume

私、いつも、暗い色の服ばっかり選んじゃうから、
あ、明るい色も、たまにはいいかも……。

Rika

にぃ~、コーデのことなら任せて ! 上級者のアタシが選んであげる !
やっぱアタシたちくらいの歳のユニットだったら、
ポップな色とか柄がいいよねー☆

Mirei

アスカもそういう服、着るのかなー?
あんまり想像つかないぞ……。

Koume

き、着てくれるといいね。ふふ。

ゲームセンター

Mirei

お、ゲーセンがある !
なぁなぁ、ちょっと遊んでいかないか?

Koume

わー。いろいろあるねー。
あっあー、ゾンビ撃つシューティングゲーム、やりたいー。

Rika

グロいのとか怖いのは、ナシにしてよ ! ?

Koume

はー……楽しかった……。
走ってくるゾンビ、かわいかったね……。

Rika

ひー。小梅ちゃんのそーゆーとこは、マジわかんない。
でも、楽しかったなら、いっか !

Mirei

だな ! で、次は、どうする?
そろそろイイ時間だけどー……。

Rika

あ ! じゃあじゃあ、最後にアレいっとこーよ !

Koume
Mirei

……アレ?
……アレ?

Rika

いーじゃんいーじゃん、盛れてるよ !
ほら !

Koume

……盛れてる?

Mirei

いー感じだぞッ♪

Koume

ありがと……。
みんなとこんなの撮れると思わなかったから……嬉しいな。
ふふ♪

Chapter 3[edit]

Game for Freedom

全員の『主張』が出揃いPに伝えに行く飛鳥だったが
1人分足りない事に気付く。当然のようにサボリを
決めていた杏の元を訪れるも、乗り気ではない様子。
杏もユニットに必要なピースなのだと説得するが、
杏はなかなか首を縦に振らない。そこで、飛鳥は
一計を案じ、ゲームでの勝負を提案する――。

'

中庭

Mirei

……ってわけで、コウメとリカとウチとで、遊んでたんだ。
だんだん、みんなそれぞれの主張が固まってきただろッ?

Asuka

そうだな。それぞれのカラーが出ているよ。
ボクの提言にも意味があったというわけだね。

Mirei

うんッ。
んで、そういえばアスカはどんな主張をするんだ?

Asuka

ボクか。
考えていたんだが……ボクらはティーンエイジだろ?

Mirei

は? う、うん。

Asuka

オトナとして扱われることはなく、コドモとして扱われるには
やや……その域を脱している。

Mirei

……はぁ。

Asuka

同時にボクらはアイドルとしてのオトナらしさを求められる。
ボクらのファンは同世代も居るが……オトナも多いだろう?
オトナ未満のボクらにオトナ以上を求めるなんて、滑稽だな。

Mirei

そ、そうだな。だから、ナンだ?

Asuka

つまり、オトナとは、コドモとは何か……。
その《境界線》は何処に在るのか? それはいわば謎だ。
大人になってしまったモノには容易く、子供には難解すぎる。

Mirei

お、おう。

Asuka

だからこそ、ボクはみんなに問いかけたい。
その小さな謎、それがボクの主張……かな。

Mirei

そっか。なんか分かったようで、全然分かんないけど……。

Asuka

フッ、理解りあえなくてもいいのさ。キミもいつか気付く。
ボクにだって知らないことはあるが、
無知を知っているだけマシと教えられたようにね。

Mirei

おう……フフッ。あははッ !
アスカって、面白いんだな !
いつもひとりでいる間、ずーっとそんなこと考えてるのか?

Asuka

……まぁ、そうだ。
思索に耽ることができるのは孤独の特権だよ。

Mirei

いやいや !
今度から、面白いこと考えたらウチに言えよな。
話、聞いてやるぞッ♪

Asuka

……フッ。フフフフ。

Mirei

? ? ?

Asuka

……いや、なんでもないよ。美玲は面白いな。
感謝するよ。

Mirei

なんだよ、感謝なんていらないって !
普通でいいよ、普通で !

Asuka

ははっ。普通、ね。そうしよう。
さて……みんなの意見が出そろったところで、
プロデューサーに伝えてくるとしようかな。

Mirei

おうッ !
そろそろ基礎レッスンだけじゃなくて、歌ったり振り入れたり
本格的なレッスンしたいモンなッ !

Asuka

ああ。
ここからはプロデューサーに頑張ってもらおう。

プロデューサー室

Asuka

……以上がボクらのメッセージだ。
それから、莉嘉が衣装についてアイディアを出してくれた。
全体の方向性は、見えたんじゃないかと思うが……。

…………

Asuka

フム?
何か、気になる点でも?

杏はどうした?

Asuka

……そういえば、数日は見ていないな。
あまりに自然にサボタージュを敢行されていたから、
気付かなかったよ。

やれやれ……

Asuka

心中、察するよ。
それで、どうする? 引っ張り出しに行くかい?

仕方ないな

Asuka

フフ。付き合うよ。ボクも。

杏の部屋

Anzu

絶対に、働かないぞー !
それが私の主張だー !

Asuka

やれやれ。困ったものだ。
どうしたら外へ出てきてくれるんだい?

Anzu

どうしたらって……。
だから、杏はやらないってば。
この夏はだらだら過ごす予定だもんね~。

どうしても?

Anzu

ど、どうしてもって……そこまでは言ってないけどさ。
だって、ほら、杏がいなかったらローティーンユニットで
丸くまとまるでしょ? それでいいじゃん。

Asuka

いや、違うな……。

Anzu

え?

Asuka

ボクらにラップを薦めたのは杏、キミだ。
キミがいなかったらボクらはまとまれなかったかもしれない。

Anzu

それは……まぁそうだけど……。

Asuka

必要なピースなのさ。キミもまた。
あるいは、役割があるのかもね。

Anzu

むむむ……。

Asuka

なら、何かゲームで決めるというのはどうだろう?
プロデューサーと杏が戦って、勝った方の意見を聞く。
それならフェアだろう?

勝負だ !

Anzu

ゲームで杏に勝とうなんて……10年早いよ !

Anzu

いくぞー ! 勝負だ !

Anzu

ふはははは ! こちらには杏とうさぎ、そして飛鳥がいるのだ !
3対1でどれだけ戦えるかなー !

Asuka

ボクが参加したらフェアじゃないが……やれやれ。

Anzu

くらえ……杏アターック !

Chapter 4[edit]

Each Position

Pとの勝負に負けた杏は、正式にユニットメンバーと
して参加を決める。あっさりレコーディングを終え、
突如ひらめいた杏は美玲と小梅を残しPのもとへ。
杏が出したアイディアは、目立たず、働かなくて済む
ポジションを作り出し、DJ ANZUとしてDJブースに
立つという案だった…… !

'

レッスンルーム

Mirei

で、アンズは勝負に負けて、
見事ユニットメンバーとして正式に参加したというわけか。

Anzu

はー。こんなつもりじゃなかったんだけどなー。

Koume

ふふふ。がんばろうね、杏ちゃん。
もう、仮歌もできたから、レコーディングもすぐだって。
プロデューサーさん、頑張ってくれたんだよ。

Mirei

振り付けも作ってもらってるから、ダンスレッスンもできるぞッ。
うん、ユニット活動って感じになってきたなッ !

Anzu

そういう言葉、いま求めてないなー……。
はー。でも仕方ないか。負けは負けだし。

Koume

明るいラップの曲だから、振り付けも、けっこう動くんだって。
杏ちゃん、大丈夫?

Anzu

えー。小梅ちゃんが大丈夫なら、大丈夫だと思うけど……。
でもなー。うーん……ラップ……。

Mirei

なんか不満なのかよー?

Anzu

そういうわけじゃないけど……なにかアイディアが……。

Koume
Mirei

……?
……?

レコーディングスタジオ

Anzu

わかった ! わかったよ !

Mirei

どうしたんだよ? 突然?
レコーディング終わったばっかりだろ?
なにがわかったんだ?

Anzu

いや~、わかったというか、気付いたというか !
ラップを歌うっていうことは、やっぱりアレが必要だよね !

Koume

アレ……?

Anzu

目立つところは、キミたちに任せた !
いや、キミに任された !

Mirei

何の話だよッ ! ?

Anzu

杏、プロデューサーに直談判してくるから ! じゃ !

Koume

……杏ちゃん、行っちゃった。すごい勢い……。

Mirei

……何の話だったんだろうな?

Koume

さぁ……。

数日後

Mirei

今日は全員揃って初レッスンだな !
ようやくここまで来たぞ !

Koume

飛鳥ちゃんと莉嘉ちゃんも、もうしばらくしたら来るって。

Anzu

うんうん、みんな、気合い入ってるね~。
いいねいいね~。若いっていいね~。

Mirei

そんな年寄りみたいな台詞、要らないぞッ。
ウチらと3つか4つくらいしか変わらないだろッ。

Koume

ふふ。
そうだ杏ちゃん、振り付けもう覚えた?

Anzu

あーうん。ばっちし。
それと杏、今回はスペシャルポジションだからさー。

Mirei

えっ、この間言ってたプロデューサーに直談判ってもしかして……。

Anzu

その通り !

Mirei

あーっ、ズルいぞ、目立つポジションをもらうなんて !

Anzu

いやいや ! むしろ目立たない方のポジションだから !

Koume

目立たない方の……ポジション?

Rika

おっはよー☆
今日からレッスン、がんばろーね☆

Asuka

よろしく頼むよ。

Mirei

リカ、アスカ !
これでようやく全員揃ったんだ。よろしくなッ !

Koume

じゃあ、さっそくだけど……立ち位置について、
振り付けの確認でも、する?
準備運動代わりに。

Rika

おっけー☆

Asuka

あぁ。ボクは、こっち側だな。

Mirei

ウチはコッチ。コウメはここだろ。

Koume

あれ……杏ちゃんは?
後ろの方にいないで、前に出てきて?

Anzu

いやいや。言ったでしょ。むしろ目立たない方のポジションだって !
杏は、DJブースに立つことにしたんだよ !
今回の杏の役割、それは……。

Anzu

DJ ANZU ! ! チェケラ☆

Koume

……わー。すごーい。

Mirei

え、もしかしてターンテーブル回すのかッ ! ?

Anzu

いや、フリだけだけど……。

Rika

がくーっ。

Anzu

考えに考えて、気付いたんだよ !
働かないポジションを合法的に作り出せば良いって !
つまりそれが、ここ ! DJのポジションなのだ !

Asuka

ハハハッ。仕方ないな。
それでもいいさ。それがキミの個性なら、否定はできない。

Rika

杏ちゃんなら、仕方ないなっ !

Mirei

やれやれ。じゃあ、レッスン始めるぞ !
みんな、準備はいいかー !

Koume
Rika
Asuka

おー !
おー !
ああ。

Anzu

チェケラ !

こうして一同のレッスンは連日、夜遅くまで続いた……

Chapter 5[edit]

Early Summer Vacation

この夏、仕事で夏休みらしいことができないことに
気付いた杏。その話を聞いた莉嘉は早めの夏休みを
提案する。Pの付き添いで一同はプールへ行くことに。
小梅や美玲、杏や莉嘉は遊び回る。感化されたのか、
飛鳥までもがコドモらしくはしゃぎ、一同は
日が暮れるまで遊び倒すのだった。

'

休憩室

Rika

はぁ~、今日もちょーレッスンしたねー。
毎日これだけ頑張ってるんだもん、
フェスではちょー最高に盛り上がるよね !

Asuka

だといいな。
ボクも、この曲はかつてない新世界が見られる気がするよ。
ファンに届く日が楽しみさ。

Anzu

でも、この夏はLIVEもあるし、この曲のプロモーションもあって、
夏休みらしいことなんてできなそーだね……。

Rika

あー……そういえばそっか……。
そう考えると、全然時間足りないねー。
夏っぽい遊びとか、もっとしたいのになー。

Asuka

杏……キミはそういうところまで頭が回るんだな。

Anzu

だって、学生の特権でしょ、夏休みって。
それを私たちは仕事で使い切っちゃう予定なわけだしさー。

Asuka

まさにオトナとコドモの《境界線》だな……。

Rika

あ ! じゃあじゃあ、早めの夏休みしよ !
忙しくなる前に、遊びに行くの !

Asuka

早めの夏休みとは、思い切りがいいな。
だが、まぁ、それも悪くはない。

Anzu

さんせーさんせー。だらだらしよー。

Rika

いちおー、Pくんにも話しておくね !
いまから許可もらってくる !

Asuka

……行ってしまった。
フッ、思い立ったら即行動、流石の行動力だな。

Anzu

うん、チームのムードメーカー、えらいえらい !

事務所前

Rika

今日はめいっぱい☆ 早めの夏休みを、楽しむぞー !

Anzu
Rika
Asuka

おー。
おー☆
ああ。

おー !

Asuka

ははっ。
お守りもついてくるか。プロデューサー。
さすがにアイドルたちだけで遊ばせておくのはNGかい?

念のためだよ

Anzu

いいじゃんいいじゃん。
車出してもらえるし、
荷物持ってもらえるし、良いことずくめだよ~。

Rika

さーっすがPくん☆ 頼りになる~♪

それで、
どこへ向かおうか?

Asuka

? なんだ、莉嘉。目的地を伝えていなかったのか?

Anzu

杏たちには、昨日連絡くれたよね。

Rika

だって、どこに行くか言ったら
Pくんがオッケーしてくれるか分かんなかったし !

? ? ? ? ?

Rika

まーまー、とりあえず出発しよ !
ゴーゴー☆

プール

Rika

ついたー☆

Asuka

まさに夏を先取り、だな。

Anzu

ほんとだよねー。よーし、今日はだらだらするぞー。

Rika

ちょっとちょっと杏ちゃん、せっかくプールにきたんだから
めいっぱい遊ぼうよ ! ほら ! 浮き輪もあるし !

Asuka

フッフフ。なんだ、杏は泳げないのか?

Anzu

そういうわけじゃないけどー。

Rika

あ ! ウォータースライダーあるって !
乗ろうよ ! ね ! 行こ !

Asuka

おい莉嘉、プールサイドを走ると危ないよ。
……仕方ない、往こうか。

Anzu

やれやれ……仕方ないなー。

一同は、プールを満喫した……

Anzu

はー、遊んだ遊んだ。
こんなにはしゃいだの、久しぶりだなー。

Asuka

まったくだ。つい、このボクも本気になってしまったよ。
子供みたいにはしゃいでしまった。

Rika

夏先取りで、超楽しいね☆
でも、まだ終わりじゃないよ !

Koume
Mirei

お待たせー。
待たせたなッ。

Asuka

小梅、美玲。待っていたよ。
……といっても、ひとしきりはしゃいだ後だけどね。

Rika

フゥー、アタシたち休んでるから、杏ちゃんと遊んできていいよ☆

Anzu

それって……。

Koume

わー。ウォータースライダー、乗りたいなー。
みんな、もう乗ったんだよね?

Mirei

おう ! 楽しそうだ ! いくぞコウメ、アンズッ !

Anzu

うんうん、行ってら……え。杏も?
それ本気で言ってます?

Koume

杏ちゃん、はやくはやくー♪
私たちも、遊びたいなー。

Mirei

ほら ! ウチが後ろから押してやらないとダメかっ ! ?

Anzu

そんなぁ~。若い子の体力にはついてけないよ~。

Asuka

フッフフ。
ここではまるで、みんなコドモだな。

Rika

飛鳥ちゃんがそれ言うの~?
飛鳥ちゃんだって、同じコドモだよっ !

Asuka

あぁ。みんなといると、痛感するよ。自分もただのコドモだとね。
それもまた、ユニットの恩恵か……それとも誰かのせいか。

Rika

夏のせいにしちゃえ☆

Asuka

ハハッ。それはその通りだ。
すべて、夏のせいだ !

この後、一同は日が暮れるまで遊び倒した……

Ending[edit]

Children's Anthem

フェス出演を終え、インタビューを受ける5人。
ユニットでの活動を通し、夏を満喫しながらも
それぞれ学びがあったと感想を述べる。
コドモとして仲間たちと過ごしたこの夏の出来事は、
5人がオトナとなっても大切な思い出として
刻まれていることだろう。

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控え室

インタビュアー

LittlePOPSのみなさん、フェス出演お疲れさまでした !

Rika
Koume

お疲れさまでしたー !
お疲れさまでしたー !

Mirei
Anzu
Asuka

お疲れさまでしたー !
お疲れさまでしたー !
お疲れさまでしたー !

インタビュアー

さて、今日はみなさんにユニットとして新曲を披露して
いただきましたが、ここまでの日々についても伺いたいと思います。
今日までのなかで、それぞれエピソードがあるとか。

Rika

えっとー、まずアタシから !
LittlePOPSのセクシーギャル、城ヶ崎莉嘉でーす☆
今回、みんなでそれぞれの『主張』っていうのを歌に込めたんだ。

Rika

アタシは超目立っちゃおうって思ってたんだけど……。
みんなと歌ってたら、ひとりでアピるよりも、
もーっともーっと楽しかった !

Mirei

こういうのもヘンだけど、リカみたいなギャルって
もっと押しが強いのかと思ってたよ。
案外、悪いヤツじゃないよな。

Rika

それ、ヘンケンだよヘンケン !
だってアタシのお姉ちゃんとか見てよ !
悪い人じゃないでしょ?

Mirei

その言い方はよく分かんないけど……。
リカもイイヤツだったから、偏見ナシで見ることにするよ。

インタビュアー

なるほど、みなさんでアピールするところ、印象的でしたね。
では、美玲ちゃんはいかがでしたか?

Mirei

ウチか? ウチは、えーっと……。
早坂美玲はカッコよくて強いって主張したかったんだ。
それはもちろん全力で伝えられたと思うんだけど……。

Mirei

それだけじゃなくて、メンバーのカッコいいところとか、
強いところもいっぱい見つけられたかな。

Mirei

強さやカッコよさって、いろんな種類があった。
それを知れたのが、この夏で一番の収獲かなッ♪

Koume

美玲ちゃんは、もちろんカッコよかったけど、
飛鳥ちゃんもカッコよかったね。

Asuka

ボクらのカッコよさは、きっと違っただろう。
それがこのユニットにプラスになったら、それでいいのさ。

インタビュアー

ありがとうございます。
美玲ちゃんも、みなさんもそれぞれカッコよかったですね。
ではそんな小梅ちゃん、いかがでしたか?

Koume

あ、は、はい。白坂小梅です。
私は、最初、とくに主張が思いつかなくって……。
いつもは、ダークな曲とか、カッコイイ曲を歌わせてもらうんです。

Koume

でも、今回は明るいラップ曲だったから、そういうのも
似合うよって言ってもらえるような、
夏が似合う子になりたくって……頑張っちゃった。

Mirei

みんなでレッスンしたり、ご飯食べたり、
遊びにいったりしたよな !

Koume

ちょっとだけ、アクティブに、なっちゃいました♪

インタビュアー

ありがとうございます。
夏を満喫されたんですね。
では、杏さん、お話を……杏さん?

Anzu

……。

Rika

あちょっと、杏ちゃん?

Anzu

うん、はい、どーも、LittlePOPSのDJ ANZUです。
はい。チェケラ。
え。なに? 感想?

インタビュアー

お、お願いしますね。

Anzu

あ、はい。えーっと。杏としては今回のユニットで
前に出ないで後ろから盛り上げるってことを目標にしてて。
DJブースに立つことで、それは達成出来たかなーって思ってまーす。

インタビュアー

それは、なぜでしょう?

Anzu

いやー、やっぱ、私もそこそこ活動してきて、
若い子たちにいいステージをあげたいっていうか、先輩として
務めを果たしてみようかなー、なんて思ったりなんかして……。

Mirei

……全力で歌って踊るのが面倒だったんじゃなかったのか?

Asuka

……タテマエとホンネというヤツだな。

Rika

……なんか、オトナみたいだね。

Anzu

あー、オッホン。
とにかく、みんなを盛り上げられて、よかったでーす☆

Koume

ふふふ。

インタビュアー

さすが最年長、ありがとうございます。
では、飛鳥さん、ご感想を。

Asuka

どうも、アスカ……二宮飛鳥です。
ボクは、この曲中にもあったんだけど、
『オトナとコドモ』とは何か、これを問いかけたかったんだ。

Asuka

ボク自身はコドモではない独立したパーソナリティを持った
成熟した人格だ、そう認めさせたい……。
と思っていたんだけど……考えを改めたよ。

Asuka

みんなと遊んでいたら……ボクはまだまだコドモだった。ハハッ。

Anzu

ウォータースライダー気に入ってたもんね。
ま、いいんじゃない。若さは有限だしさ。

Rika

いーじゃん、まだまだコドモ料金で遊べるんだし !

Asuka

ふふふ。それもそうだな。

インタビュアー

みなさん、それぞれの学びがあったんですね。
それでは最後にみなさんから、一言 !

Rika

はいはーい !
やっぱ、ユニットでのお仕事って超楽しい !
みんなでラップ歌えて、最高だったよ☆ ありがとー !

Asuka

あー、そうだな。
こういうのも、案外悪くないものだと思ったよ。
このメンツでラップなんて、どうなるかと思ったけどね。フフ。

Mirei

ウチ的には、ポップでパンクで、カワイくて最強って感じを
目指したんだ ! それがちょっとでも伝わってたら、
サンキューって感じだぞ ! 以上ッ !

Koume

夏が似合う子に、なれましたー。えへへ。
あ、夏といえば、怪談だよね。
ここで……話すと長くなるので、また今度。ばいばい♪

Anzu

DJのアイディアは、智絵里ちゃんにインスパイアされたんだけど
自分でも驚くくらいハマり役だったので、
今後も使わせてもらおうと思いました☆

Rika

それじゃあ、最後はみんなでしめるよ ! せーの !

Asuka
Mirei
Koume

ばいばーい !
ばいばーい !
ばいばーい !

Anzu

チェケラ☆