LIVE Groove Visual burst (July 2016)/Commus
Contents
Preview 1[edit]
Preview 2[edit]
Opening[edit]
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Welcome to the Summer ! ! |
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|---|---|---|
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海辺の旅館に集められた瑞樹、茜、裕子、笑美、鈴帆。バラエティが得意な面々だが、次のフェスで正統派アイドルソングを歌うことに。無事に地獄の特訓合宿を乗り越え、ビーチを満喫できるのか?サマプリの熱き夏が今、幕を開ける ! |
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海 |
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Akane |
な ! つ ! だーーーーーっ ! |
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Mizuki |
ん、んー、キレイな海ねーっ ! みんな、ついてきてる~? プロデューサー君……はいるわね。 ユッコちゃん? 笑美ちゃんに鈴帆ちゃん? |
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Yuko |
はい ! 呼ばれて飛び出てユッコです ! 元気です ! ついてきてます ! 元気です ! |
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笑美 |
ほいほーい ! まいどまいどの笑美ちゃんやでー ! 人生では迷い道のまっただ中や ! って誰がアイドル迷走中やねーん ! ガーン ! |
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鈴帆 |
ウチは……この夏一番の太陽に……なりたいよう ! |
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笑美 |
ってそれ太陽やあらへんがなー ! 鈴帆っち、そないなキグルミどこにしまっとったんや ! 一発ネタに命かけすぎやで ! |
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Mizuki |
はいはい、いいから着替えてきて ! まだ目的地についたわけじゃないのよ~ ! |
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鈴帆 |
ウチ、身体張って頑張りたいっちゅーところを みせたつもりだったんやけど~。 |
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Yuko |
いやあ、鈴帆ちゃんのキグルミには毎度驚かされますねー ! |
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鈴帆 |
かー ! そう言ってもらえんの、ばりうれしかー ! |
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Mizuki |
みんな、こんなところでそんな体力使ってる場合じゃないの。 ほら、目的地へ向かって歩いた歩いた ! |
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笑美 |
川島さん、今回はだいぶチャキチャキしてんなぁ……。 |
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Yuko |
そうですね……。 ところで、茜ちゃんは……? |
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Mizuki |
走って行っちゃったわよ ! とっくに ! |
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鈴帆 |
自由すぎるー ! |
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Mizuki |
ついたわね ! ここが本当の目的地 ! 今回、合宿でお世話になる旅館よ ! |
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Akane |
お、川島さん ! プロデューサー ! みんなも ! 遅かったですね ! |
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Yuko |
茜ちゃんが1人で走って行っちゃったから~ ! ! |
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Akane |
すみません ! 夏のパァッションを抑えきれずに ! |
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Yuko |
パッションなら仕方ないですね ! あははは ! |
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Akane |
あはははは ! あはははは ! |
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笑美 |
って笑ってる場合かー ! |
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鈴帆 |
で、川島しゃん。 今回はどうしてこんな旅館までやって来たと? |
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笑美 |
せや ! そのあたり、聞かせてもらってなかったわ ! そろそろ教えてちょんまげ ! |
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Mizuki |
説明するわ ! プロデューサー君がね ! |
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鈴帆 |
ズコー ! ズコー ! |
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| 詳しく説明した…… |
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笑美 |
せ、正統派…… ! |
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鈴帆 |
アイドルソング…… ! |
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Mizuki |
そう ! この夏、正統派のアイドルソングをひっさげて、 私たちはフェスに乱入するのよ ! もちろん、正統派アイドルとしてね ! |
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Yuko |
やたら正統派を強調しますね……。 |
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笑美 |
まぁ、ウチら、言うたらバラエティ班やからな……。 バラドル笑美ちゃん言うたら、業界のお偉いさんにも バーターとして大人気やで ! って誰がバーターやねん ! |
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鈴帆 |
けど、それでなして旅館に来たと? 事務所のレッスンルームじゃダメやったんじゃろか。 |
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Akane |
きっと、地獄の特訓をするためでは ! ? 事務所でレッスンもいいですが、やはりハードなレッスンをするには 険しい環境が必要ということではないかと ! |
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Yuko |
ほほう ! がしかし……海辺の旅館は、険しくないのでは? |
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Mizuki |
そうね。理由はいろいろあるわ。 けど、想像してみて。海辺はアイドルにとって最高のスポットなの。 寄せては返す波打ち際で……。 |
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Mizuki |
キャハ☆ 冷たいっ☆ ほら、あなたもこっちへ来て~☆ うふふっ☆ 追いかけっこしましょ? 私をつかまえてごらんなさーい☆ |
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笑美 |
ベッタベタやな ! 30年営業しとる中華屋のテーブルくらいベッタベタやな ! |
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鈴帆 |
イメージが古すぎるわ ! |
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Yuko |
あー、つまり、正統派のアイドルっぽくなるべく、 そういう演技も特訓しようと、そういうことですかね? |
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Mizuki |
そのとおりよ ! |
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Akane |
なるほどー ! 追いかけっこは正統派アイドルですね ! 自信があります ! |
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Mizuki |
茜ちゃんのその反応、分かってない気がするけど……まぁいいわ。 この5人でユニットを組んで、新曲を歌う ! 正統派アイドルとしてね ! そのための合宿よ ! |
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笑美 |
ついでに、ちょっと時間が余ったら、ビーチでエンジョイしたい ! |
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Akane |
エンジョイ ! したいですね ! 川島さん、いいですか ! ? |
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Mizuki |
いいわよ ! |
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Yuko |
おぉー ! ! おぉー ! ! |
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Mizuki |
けど、条件があるわ ! 合宿の期間内に歌とダンス、そしてパフォーマンスを きっちりたたき込んで、完璧なアイドルになること ! いいわね? |
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Akane |
わかりました ! やっぱり目標がある方が燃えますね ! みんなで一致団結して頑張りましょう ! |
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鈴帆 |
ちなみに、リーダーは川島しゃんとして……。 ユニットの名前とかはあると? |
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笑美 |
せや ! 名前は大事やから ! お笑い芸人でもインパクトがある名前やないと、生きのこれへん ! |
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Yuko |
それで、ユニット名は ! |
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Mizuki |
サマーをもっとアツくするプリンセスたち……。 『サマプリ』よ ! |
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笑美 |
ベタや……ベタベタや……。 |
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鈴帆 |
ウチ……すいとうよ……。 |
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Mizuki |
お……ん、おほん ! そんな感じで、いいかしら ! ? |
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Yuko |
いい名前じゃないですか ! この私も、さいきっくぱわーを 持ってしまったがゆえにさいきっくアイドルと名乗ってはいますが もともと正統派美少女 ! ふさわしいです ! |
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Akane |
では、早速始めましょう ! この夏一番熱いイベントに、するぞーっ ! |
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鈴帆 |
おーっ ! おーっ ! |
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Chapter 1[edit]
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裸足のシーズン |
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|---|---|---|
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合宿初日。朝練から、瑞樹は笑美と鈴帆に容赦がない。笑美と鈴帆は、バラエティ担当の自分たちがなぜ今回のユニットに選ばれたのか、瑞樹に問いかける。そこには瑞樹なりの真面目な考えがあって……。 |
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砂浜 |
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鈴帆 |
ハァ、ハァ……ハァ……。 |
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笑美 |
おえっ……もう、走れんて……。 |
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Mizuki |
なぁに、2人とも若いのに。 もう体力切れなのかしら? 朝練のマラソンは始まったばかりよ ! |
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鈴帆 |
バラドルのウチらが……体力で負けるとは……。 川島しゃん、おそるべし……。 |
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Mizuki |
あなたたち、正統派アイドルが分かってないわね ! 体力を無駄づかいしすぎよ ! というか、頭からつま先まで バラドルなのね ! いま面白い動きしても意味ないわよ ! |
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笑美 |
そらー、ウチのおでこはこんなにぴかーっと輝いとるけど ! |
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Mizuki |
えへん……ツッコまないわよ。 今日からの私は正統派アイドルなんですからね。 |
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鈴帆 |
川島しゃん、厳しかー ! |
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笑美 |
ツッコんでくれへんなんて……。 やっぱり川島さんは大阪を裏切った女なんやな……。 |
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Mizuki |
んん、ツッコまないわよー ! ! |
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笑美 |
ちっ。しっかし、なんでウチらに声かけたん? 正統派アイドルちゃんのユニットがやりたかったら、 ぴったんこな適材が、事務所にぎょーさんおるやん? |
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鈴帆 |
たしかに、そうたい。 ウチらは楽しかもんはすいとうけど、キラキラしたかわいいのは 正直あんまりうまくなか。 |
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Mizuki |
だからこそよ ! ホントは面白いアイドルが、正統派アイドルに扮して、 完璧なパフォーマンスを見せられたら、それって面白いと思わない? |
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笑美 |
そうかー? ホンマかー? 川島さん、それホンマに思ってますー? |
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鈴帆 |
はっ……笑美しゃん。 川島しゃんの言うとるんはつまり、 笑美しゃんの持ちネタとおなじたい ! |
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笑美 |
ウチの……? |
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鈴帆 |
真顔での……標準語 ! |
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笑美 |
ハッ ! ! いつもおもろいウチが、真顔で標準語の挨拶をすることによる ギャップウケ……それと同じってことか ! |
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Mizuki |
ふふっ。 |
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鈴帆 |
たしかに、川島しゃんはいつもそうたい…… ! いい大人と見せかけて、はしゃぐときは全力ではしゃいで、 真面目なときは美人のお姉さん…… ! |
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Mizuki |
今回は、マジメよ ! |
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笑美 |
川島さん……いや、川島パイセン…… ! |
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鈴帆 |
そこは川島さんでええんじゃ……。 |
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笑美 |
お勉強させてもらいますー ! |
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Mizuki |
いっしょに、頑張りましょう ! ねぇ鈴帆ちゃん? |
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鈴帆 |
ウチ、みんなを笑顔にしたいのは変わらん。 けど、かわいいって言われたら、それはそれで嬉しか ! つまり……がんばるたーい ! |
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Mizuki |
うんっ♪ 頑張りましょう。 じゃあ、あと5キロ走ったら朝ご飯食べに帰りましょうか。 そのあとは夜までダンスとボーカルの猛特訓よ ! |
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笑美 |
うぇ……ホンマに? |
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Mizuki |
ホンマよ♪ 特訓を終わらせて、一日くらいバカンスしたいでしょ? |
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笑美 |
したい ! ! バカンス ! バカンスしたい ! ! ! |
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Mizuki |
じゃあ、バカンスに向けて……よーい、どーんっ ! |
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笑美 |
いっくで~ ! ! |
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鈴帆 |
うぉぉぉぉー ! |
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Chapter 2[edit]
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溶けるような日々 |
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|---|---|---|
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茜と裕子と共に特訓をする笑美。笑美は2人の体力を見て、自分はまだまだだったと知る。気を取り直し、正統派アイドルを目指して走り出した笑美だったが、併走するのはアイドル界随一の体力自慢、茜と裕子。野を越え、山を越え、ツッコミを忘れるほど走りまくることになるのだった……。 |
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|
特設レッスンルーム |
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Akane |
ユッコちゃんはなかなか体力がありますね ! 笑美ちゃんは、普通の人よりはあるようですが、まだまだ ! |
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Yuko |
あははは ! 茜ちゃんといっしょにいると、なぜか体力がついていくんですよね ! |
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笑美 |
ウチかてバラエティ出たりして、結構がんばってたんやけど~。 天狗になってたんかな……上には上がいたわ……。 |
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Akane |
笑美ちゃん、何事も大事なのは謙虚さです ! |
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笑美 |
いやー、ウチもまだまだアイドルのこと知らんなー。 |
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Yuko |
これから知っていけば良いんじゃないですか ! 私も正統派アイドルのことはよく知りませんし ! |
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Akane |
それについては、私もよく知らないんですけどね。 |
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笑美 |
アカンやないか ! |
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Akane |
でも、川島さんが教えてくれました。 まずは基礎体力を付けて、歌を覚えて、ダンスを覚えて、 それが全てできるようになってから、初めて次へ進めると。 |
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Yuko |
ほぉ……川島さん、さすが年長者ですね。 まるでコーチかマネージャーか……。 |
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Akane |
そんな川島さんに、私たちも負けてはいられません ! 体力を付けて、歌を覚えて、ダンスを覚えて、 えーと、それからなんやかんやあって ! |
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Yuko |
なんやかんや、あって……? |
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Akane |
海に行きましょう ! ! ! |
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笑美 |
そっちが目的かーい ! ! ! |
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Yuko |
でも、その通りですね。 レッスンしなければ、始まりません。 トップアイドルの道も一歩から。頑張りましょう ! |
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笑美 |
せやな。ウチも正統派アイドルとやらにならなアカンし ! |
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Akane |
では、レッスンしましょうか ! |
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笑美 |
お、おかしい……。 なんでレッスンしてたはずやのに森にいるんや……。 |
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Akane |
ランニングのあとはレッスン ! |
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Yuko |
レッスンのあとはランニング ! |
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Akane |
今はランニング中ですから、屋外でもおかしくありませんね? |
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笑美 |
せ、せやな……。 ツッコむ体力も、もうないわ……。 |
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笑美 |
……ちゅか、れ、た。 |
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Yuko |
おや? どうしたんですか笑美さん、元気がないですね ! そんなに無口でしたっけ? |
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笑美 |
疲れすぎると、人は喋れなくなるねん……。 |
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Akane |
今日は頑張りましたからね ! でも、まだ終わりじゃありませんよ ! |
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笑美 |
えぇ……。 |
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Akane |
このあとは、晩ご飯です ! ! ! |
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笑美 |
ホンマにー ! ? いやー、ウチ、最初にここに来たときから夕食が楽しみやってーん。 はー、何が食べれるんかなー。海の幸かなー。楽しみやなー。 |
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Yuko |
って、喋れるじゃないですかー ! ? |
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Akane |
それくらいの元気がちょうど良いですよ ! ご飯をいっぱい食べて、元気が復活したら……。 |
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笑美 |
復活……したら……? |
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Akane |
もちろん、夜練の時間です ! ! ! |
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笑美 |
うひぃ~ ! ! ! |
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Yuko |
これがしばらく続くなんて……だ、大丈夫かな……。 |
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Akane |
大丈夫、優しくしますからね ! ! |
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Chapter 3[edit]
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胸の中の潮騒 |
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|---|---|---|
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厳しい特訓を耐え抜いた面々は、ついに海へ遊びに行けることに ! 一同が賑やかな時間を過ごす中、茜はPに、アイドルになってよかったことを打ち明ける。Pと語らい、夏の思い出をひとつ増やした茜だった。 |
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海 |
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Mizuki |
……みんな、一日12時間もの猛特訓を、よく乗り越えたわ。 プロデューサー君から、一言お願いします。 |
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P |
よくやった ! |
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Akane |
ありがとうございます ! ! ! ! |
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笑美 |
……つ、つまり……ごくり。 |
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Mizuki |
歌は覚えた? ダンスは覚えた? パフォーマンスはバッチリ? |
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笑美 |
覚えた ! 覚えた ! もーばっちしおおきにまいどあり ! |
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Akane |
つまり……? |
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Mizuki |
レディース・エーンド・ジェントルメーン ! |
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笑美 |
ウェルカム ! トゥー ! ザ ! |
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Akane |
サマー ! カーニバァァァァァァル ! |
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Mizuki |
みんなーっ、夏を楽しむわよーっ ! ! |
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笑美 |
やったーっ ! やったーっ ! |
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Mizuki |
笑美ちゃん、泳ぎに行くわよーっ ! |
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笑美 |
はいなー ! |
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Akane |
プロデューサー。 なんだか……こういうの、いいですね。 |
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Akane |
私、アイドルになる前、ラグビー部のマネージャーをしてるとき、 青春してるって思ってました。 |
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Akane |
でも、アイドルになって……。 いまこうして夏の海に仲間のみんなと来ていて、 合宿して、遊んで……これも、青春ですよね ! |
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| うなずく |
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Akane |
へへっ。 アイドルになってよかったと思う瞬間、そのにですっ ! |
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Akane |
ちなみに、そのいちは、もちろんステージの上で、 ファンのみんなと盛り上がる瞬間ですからねっ ! |
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P |
いいね ! |
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Akane |
ちなみに、そのさんは、こうして、 プロデューサーと話している時間です ! |
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Akane |
えへ……あ……あ……あぁ……。 |
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Akane |
ああ……暑いですね…… ! 私も、泳いできます ! あぁ……それではー ! ! ! |
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Akane |
ふー……。 こんな時間を過ごせるなんて、やっぱりアイドルって最高です ! 夏の思い出、ひとつできてしまいましたね ! |
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Akane |
ここで英気を養ったら、LIVEで燃え尽きますよ ! 楽しみですっ ! ! プロデューサーも楽しみにしていてくださいね ! |
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Chapter 4[edit]
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火照りのままに駆け抜けて |
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|---|---|---|
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鈴帆と裕子が軽快なやりとりを繰り広げるのを見て、微笑む瑞樹。正統派アイドルを目指しても、明るく賑やかな性格は変わらない。それこそが個性であり、それぞれの輝きだ。 |
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|
海 |
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Yuko |
いやー、良い天気ですねー ! さいきっくてるてるユッコの出番がありませんでした ! |
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Mizuki |
ほーんとねぇ。 茜ちゃんがいると晴れるみたいよ。晴れ女ってほんとなのかしら。 |
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鈴帆 |
その能力、ウチも会得できたら……。 みんなもっと幸せになるんかなー? |
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Mizuki |
そればっかりは、望んでも会得できる能力じゃないわよ……。 |
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Yuko |
そうです。 せめて会得するならさいきっくぱわーにしておきましょう。 |
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鈴帆 |
さ、さいきっくぱわー ! ? |
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Mizuki |
あらあら、また変な角度からツッコミが……。 |
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鈴帆 |
ユッコしゃん、教えてくだしゃい。 ユッコしゃんはどげんして、さいきっくぱわーを会得したと? |
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Yuko |
語ると長くなりますが……。 |
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Mizuki |
テンポ良く言ってみて? |
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Yuko |
このセットで、能力開発できます ! 七つのさいきっく道具に、能力開発マニュアルと、 いまならユッコの解説ムービーディスクつき ! |
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鈴帆 |
なんと ! ばってん、お高いんじゃ……。 |
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Yuko |
それが今ならユッコのファンクラブ特別価格 ! 送料コミコミ、さんきゅっぱで、お願いします ! |
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鈴帆 |
買ったぁー ! |
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Mizuki |
はいはい、冗談はそのあたりにね。 あなたたち、せっかく正統派アイドル目指したのに、 やっぱり根っこはバラエティ班ねぇ。 |
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鈴帆 |
す、すんません……。 す、すみません……。 |
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Mizuki |
まぁ、いいんだけど。ふふっ。 それがあなたたちのいいところってことは、わかっているから。 |
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鈴帆 |
……えへへ。そうかなー? |
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Yuko |
さいきっくテレパシーを使わなくても、伝わっちゃいますよね ! |
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Mizuki |
えぇ。わかっちゃうの。 なんでだかわかる~? 私がみんなよりすこーしだけお姉さんだからかしら~? |
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|
鈴帆 |
あはははは ! あはははは ! |
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Mizuki |
ここは笑うところじゃないのよっ。ツッコミなさいよっ。 バラエティ班でしょ ! |
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|
鈴帆 |
す、すいましぇん……。 |
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Mizuki |
ふふっ。いいわよ。 ほら、鈴帆ちゃん。笑美ちゃんの所に行って泳いできたら? |
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|
鈴帆 |
はーい ! |
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Yuko |
それでは、私も……。 |
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Mizuki |
んー、その前にユッコちゃんには、一つお願いしようかしら♪ |
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Yuko |
ほ? なんでもやりますよ ! 任せてください ! スプーン曲げますか? |
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|
Mizuki |
スプーンは要らないけど……。 じゃあ、これをお願い♪ |
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Yuko |
では、いきますね……。 |
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Mizuki |
あんっ。もっと力強くお願い。 |
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Yuko |
このあたり……ですか? |
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Mizuki |
そうそう……あら、案外上手じゃない♪ これも夏の風物詩よね~。 |
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Chapter 5[edit]
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南風を吹かせて |
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|---|---|---|
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鈴帆は、茜と裕子と合宿を振り返る。互いに高め合えたことを喜び合いながら、一同は会場へ出発。会場入りする前からやる気に満ちた一同は、車内でも正統派アイドルになりきる。だが、正統派アイドルモードのせいで、茜と裕子の様子がおかしくなり……。 |
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|
旅館 |
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鈴帆 |
楽しんでいたら、あっちゅー間にLIVEの日が来てしまったと……。 |
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Akane |
ついに私たちの歌を聴いてもらえる日が……きたんですね。 燃えます。楽しみです ! でも、ここを離れるのはなごり惜しいです。 |
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Yuko |
そうですね。走り込みをしたり、レッスンをしたり。 一緒にご飯を食べたり、枕投げをしたり……。 一日だけだけど、海を楽しんだり。思い出がたくさんです ! |
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鈴帆 |
ウチも、始まる前はこげな楽しか合宿になると、思わんかったと。 メンバーのみんなにも恵まれたばい ! |
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Akane |
えぇ ! 私たちは、いいチームですね ! 鈴帆ちゃん ! |
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鈴帆 |
茜しゃん ! ばり熱か想い、いっぱい教えてくれて、感謝しとうよ ! |
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|
Akane |
いえいえ ! チームというのは、互いに得意なところを教えあい、 苦手なところを助けあうものですから ! |
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|
鈴帆 |
おう、茜しゃんにいっぱい助けてもらったぶんは、 ステージでお返しするたい ! |
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Yuko |
おおっと ! 私の存在を忘れてもらっちゃ困りますね ! |
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|
鈴帆 |
忘れてなかとよ ! ユッコしゃんも、面白いマジックをいっぱい教えてくれて ありがと ! |
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|
Yuko |
マ、マジックでは……ないのですが……。 |
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鈴帆 |
それに、笑美しゃんともおふざけやない、 正統派アイドルを一緒に目指せてうれしか。 それに、川島しゃんにもいっぱい教えてもらえたばい。 |
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|
Akane |
頼れる姉御肌は、ありがたかったですね ! でも、私たちだって、 鈴帆ちゃんに教えたばっかりじゃないんですよ ! |
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鈴帆 |
と、いうと? |
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Akane |
私たちは、鈴帆ちゃんの笑顔と明るさを、 教えてもらいましたから ! |
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Yuko |
それと、優しさも ! |
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|
鈴帆 |
へへへ……。 ほめられるのは、慣れてないから照れるばい……。 |
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Akane |
みんな、乗り込みましたね。 ついに、LIVE会場へ向かうときです ! |
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|
Yuko |
ワクワクしてきました……落ち着きません ! ペンデュラムをゆらして、精神統一を……。 |
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Akane |
いえ ! ユッコちゃん、ここからは正統派アイドルで行きましょう ! 川島さんから、教わったように ! |
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|
Yuko |
……はいっ♪ |
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Akane |
じゃあ……サマプリ、しゅっぱーつ♪ |
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|
LIVE会場 |
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鈴帆 |
ついたとー ! ! |
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|
Akane |
楽しみですね♪ みんなで、がんばりましょう♪ |
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|
Yuko |
お互いに手を取って、協力してステージを成功させましょうね♪ |
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|
鈴帆 |
……ふたりとも、なんだかおかしいような。 |
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Akane |
おかしくなんて、ないですよ♪ |
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Yuko |
いっぱい練習したじゃないですか♪ 正統派アイドルモード♪ |
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鈴帆 |
そ、そうですね♪ 鈴帆、頑張っちゃいます♪ |
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Akane |
そうそう、その調子です♪ |
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Yuko |
もうすぐ本番ですよ~♪ |
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鈴帆 |
……本番まで、この調子が続くか、心配たい……あっ、心配ですわ♪ |
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Ending[edit]
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Memories of Summer…… |
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|---|---|---|
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正統派アイドルとしてステージを終えた瑞樹、茜、裕子、笑美、鈴帆。一同は、今回の活動を通して、自分の新たな可能性を見出せたと笑い合う。青春を感じつつ、事務所へ帰ってきた一同だが、瑞樹を除いた4人は、まだ体力があり余っていた。打ち上げまで、サマプリの夏は終わらないのだった。 |
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|
LIVEステージアンコール |
| |
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Yuko |
みんなーっ♪ 今日は私たちのステージ、楽しんでくれたかなーっ♪ |
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Akane |
お家に帰るまでが、LIVEですからねー♪ |
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笑美 |
笑美ちゃん達の正統派アイドル姿、記憶にやきつけてってなー♪ |
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|
鈴帆 |
ウチ、もう一生こんな清楚にならんかもしれんとー ! |
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|
Mizuki |
たくさん来てくれて、ありがとーっ♪ またねーっ☆ |
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|
LIVE後 |
| |
|
Mizuki |
みんなーっ♪ お疲れさまーっ☆ |
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|
笑美 |
おつかれさまでしたー ! おつかれさまでしたー ! |
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|
Yuko |
んー、正統派アイドルになりきるのも楽しかったですね♪ もう終わっちゃったなんて残念☆ |
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|
Akane |
なんだか、いつもよりいっぱい、 お客さんにかわいいっていってもらえましたね♪ |
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|
鈴帆 |
……そ、そういえば ! |
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|
笑美 |
手を振ったり、アピールしたら、 めっちゃかわいいって言ってもらえたわ ! |
|
|
鈴帆 |
たしかに ! |
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|
笑美 |
サマカニだけに ! ! |
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|
Yuko |
あははっ ! もういつもの2人に戻っちゃいましたね ! |
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|
Mizuki |
でも、いつもとは違う楽しさ、あったでしょう? 今までだったら、集まってくれたファンたちは 『今日はどう楽しませてくれるんだろう? 』って目線を向けてたわ。 |
|
|
鈴帆 |
その通りや ! |
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|
Mizuki |
でも、今日のファンたちは 『この5人は、すっごくかわいくて、大好きだ ! 』って 目線で見てくれていたんじゃないかしら。 |
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|
Akane |
そ、そんな、照れますね…… ! |
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笑美 |
見てた ! めっちゃ見てた ! 見てたっていうか見られてた ! ほんで、かわいいウチもアリなんやーって思った ! |
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Mizuki |
そう、アリなのよ。 自分の可能性を、キャラクターなんかで縛ることはないのよね ! ユニットのお仕事や正統派アイドルソングは、きっかけなの。 |
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Yuko |
なるほど……。 さいきっくを封じることで、ユッコはただの美少女ユッコに なってしまう……けど、お客さんにとってはそれもアリ……と ! |
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Mizuki |
まぁ……あってるようなあってないような気もするけど……。 そういうことね。 |
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鈴帆 |
川島しゃん……。 |
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Mizuki |
なぁに? あらたまって。 |
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鈴帆 |
今回、ばり勉強になったと ! ! ユニットの仲間に入れてくれて、ありがと ! |
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笑美 |
ホンマやな ! ウチ、お笑いが好きやから、つい笑いに走ってもうてたけど、 それ以外も、アリなんや ! |
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Mizuki |
このサマプリってユニットの活動が、そのきっかけになったら、 私も、プロデューサー君も喜ぶわ♪ |
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Yuko |
私たちも、うれしいですね ! |
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Akane |
えぇ ! 仲間と一緒に成長できるのなんて、青春じゃないですか ! |
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鈴帆 |
えへへ……。照れるたい……。 |
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笑美 |
なんや、こんな気持ちにさせられるなんて、思わんかったわー。 もー。いややわー。 |
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Mizuki |
ふふっ。いいわねー。青春ねー。 なーんて、しんみりしたところで会場を出ましょうか。 プロデューサー君が車を回してくれてる頃よ。 |
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事務所 |
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Akane |
はー。帰ってきましたねー ! 打ち上げに行くかとも思いましたけど ! |
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Yuko |
合宿して、いきなりLIVEでしたからね。 ここに帰ってくるのが自然な流れですよ ! |
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Mizuki |
さすがに、私も疲れ切っちゃったもの。 みんなより一回り上なんですからね? これでも。 ちょっとは休憩を……。 |
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笑美 |
えっ……打ち上げは、やらんの……? |
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鈴帆 |
ウチ、ばり楽しみにしとったんやけど ! |
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Mizuki |
わ、若いわねー……。 でもほら、みんな疲れたでしょう? |
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Akane |
LIVEにあと2回参戦するくらいの体力なら、あります ! |
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Yuko |
私も ! さいきっくぱわーは、無限のパワーですからね ! ! |
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Mizuki |
わ、若いわね……。 みんながそんなにやる気なんだったら……プロデューサー君、どう? |
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P |
行くか ! ! ! |
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Akane |
やったー ! やったー ! |
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笑美 |
やったー ! やったー ! |
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Mizuki |
や、やったー……。 さすがに私は、ちょっとゆっくりしたいわね……。 |
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Akane |
どこに行きますか ! やはりまた海ですか ! 山でもいいですよ ! |
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Yuko |
オススメ打ち上げポイントをさいきっくアミュレットで ダウジングしてみましょうか ! いいポイントが見つかるかも ! |
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笑美 |
ウチ、おいしいもんが食べれるとこがええな ! |
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鈴帆 |
ウチの、とっておきのきぐるみを披露するときが ついにやってきたとー ! |
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Mizuki |
みんな、すごいわね……でも、わかったわ。 リーダーがへばってるわけにもいかないし。 よーし ! みんな ! 夏を楽しみに、街へ繰り出すわよー ! |
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Akane |
おー ! おー ! |
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笑美 |
おー ! おー ! |
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P |
おー ! |
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| 打ち上げはバラエティ班らしく賑やかに執り行われた…… |
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