Halloween♥Code (event)/Commus
Opening[edit]
|
It's almost Halloween |
| |
|---|---|---|
|
バラエティ番組の企画を任せられたみく、悠貴、 |
' | |
|
Yuuki |
ハロウィン。 それは、こちらの世界とあちらの世界の境界が、 あいまいになる不思議な夜。 |
|
|
Miku |
ハロウィン。 それは、揺らめくランタンの灯りが、 人々を魅了するお祭りの夜。 |
|
|
Nana |
ハロウィン。 それは、自分の居場所を探す迷子が、 さ迷い歩く夜。 |
|
|
Yuuki |
仮装で着飾り、心は裸に。 あべこべでおかしな、一夜限りの楽しい魔法……。 どうぞ心行くまで、お楽しみくださいませ。 |
|
|
事務所 廊下 |
| |
|
Nana |
プロデューサーさん……。 急にナナたちを呼び出すなんて、どうしたんでしょう。 |
|
|
Miku |
時期的に、今度のハロウィンパーティーについてじゃない? 余興か何かの相談をしたいのかも。 それか、みんなをにゃっと驚かせる仮装とか ! |
|
|
Yuuki |
わぁ……楽しみですねっ ! 仮装かぁ……。 せっかくだし、張り切ってみようかなっ。えへへっ♪ |
|
|
Miku |
失礼しまーす。 Pチャン、お話を聞きに来た…… にゃああああ ! ? |
|
|
Nana |
どうしたんですか、みくちゃん? 部屋の中に何が…… うわー ! ああぁぁー ! 誰ですかあなたは ! ? |
|
|
Yuuki |
プロデューサーさんのデスクに、 マントを羽織ったカボチャ頭の人が座ってる……? |
|
| ハッピーハロウィン ! |
| |
|
Yuuki |
その声……プロデューサーさんですか? |
|
|
Miku |
もう、びっくりさせないでよー ! 心臓が飛び出るかと思ったにゃ ! |
|
|
P |
というわけで、そろそろハロウィンです。 |
|
|
Nana |
あ、それ被ったまま続けるんですね。 |
|
| 3人にテレビ番組の企画書を手渡した…… |
| |
|
Nana |
ふむふむ……バラエティの特番ですか。 割り振られたテーマで出演者が自分で企画を考えて、 VTRも出演者が自分で撮ってくる……と。 |
|
|
Yuuki |
それで、私たちが撮ってくるVTRのお題が ハロウィンパーティーなんですね。 あっ、ハロウィンパーティーってことは……。 |
|
|
P |
事務所のハロウィンパーティーを撮影してください。 |
|
|
Miku |
そうなると、VTRに使う企画が そのままパーティーの余興にもなるかもしれないね。 番組もパーティーも盛り上げられて、一石二鳥にゃ ! |
|
| お願いできますか? |
| |
|
Miku |
もっちろん ! Pチャン、みくたちに任せて ! ね、ふたりとも ! |
|
|
Nana |
はい ! はいっ ! |
|
|
Miku |
と、いうわけで、さっそく企画を考えるにゃ。 ふたりは、何かアイディアある? |
|
|
Nana |
そうですね。 ナナはやっぱり、ハロウィンにちなんだ企画がいいと思います。 |
|
|
Yuuki |
あのっ、そもそもハロウィンってどういうイベントなんでしょう。 私、よく知らなくって。 |
|
|
Yuuki |
たとえば……ハロウィンのときには どうしてカボチャを飾るんでしょうか? |
|
|
Miku |
さっきPチャンがかぶってたアレね。 アレを飾る理由は……ナナチャン、知ってる? |
|
|
Nana |
ナナですかっ ! ? えーっと……あの提灯みたいになったカボチャは 確か、あ、ジャ、ジャ……ジャなんとか……。 |
|
|
Shiki |
ジャック・オー・ランタン ! ジャックのランタンって意味だよ~。 |
|
|
Nana |
志希ちゃん ! いつからそこにいたんですか? |
|
|
Shiki |
ずっとだよー。 ここでゴロゴロしてたら~。 いつの間にか~、寝ちゃってた~。 |
|
|
Shiki |
それで、 なーんでみんなは迷子のジャックくんの話をしてるの? |
|
|
Yuuki |
迷子のジャックさん……? その人が、あのカボチャのランタンを作ったんですか? |
|
|
Shiki |
そうだよー。 今は魔除けの意味で飾ってるんだけど、 元々のジャックのお話はぜーんぜん違うの。 |
|
|
Shiki |
むかーし昔、ジャックっていうワガママでずる賢い男がいました。 その男は、自分の命を取りに来た悪魔を何度もだましたの。 んで、最後には「地獄には連れていかない」って約束させちゃった。 |
|
|
Miku |
悪魔まで手玉にとっちゃうなんて。 ジャックって、すごいんだね。 |
|
|
Shiki |
それでね、問題なのは死んじゃったあとっ。 ジャックは悪い子だから、天国に行けないじゃない? でも、さっきの約束のせいで地獄にも行けないじゃない? |
|
|
Shiki |
かくして、どこにも行けなくなったジャックくんは、 道端に落ちていたカボチャでランタンを作り、 世界中をさまよい歩くことになったのでした~。めでたしめでたし。 |
|
|
Yuuki |
め、めでたくないですっ ! どこにも居場所がないなんて、可哀想ですよっ。 |
|
|
Nana |
迷い続けるのは、辛いですよね。 |
|
|
Shiki |
ふたりは優しいにゃ~。 それじゃ、あたしはこれで~。 ふんふんふーん♪ |
|
|
Yuuki |
あ ! お話ありがとうございましたっ。 ……志希さん、行っちゃいましたね。 |
|
|
Nana |
どこに行くのかは分かりませんけど……。 志希ちゃんの場合、迷子とはちょっと違いますね。 |
|
|
Miku |
迷子のジャック……。迷う……。 何かに……迷うっ ! は ! これにゃあ ! |
|
|
Nana |
どうしたんですか、みくちゃん? |
|
|
Miku |
あのね、きっとアイドルのみんなも 何か迷ってたり、悩んでることがあると思うの ! それを解決してあげるっていうのはどう? |
|
|
Yuuki |
みんなの悩みを解決……。 つまり、お悩み相談ですねっ ! |
|
|
Miku |
そうにゃ ! 普段は言えないようなことでも、 パーティーのノリなら言えちゃうかもしれないでしょ? |
|
|
Nana |
お悩み相談なら、みんなの意外な一面が見られるかもしれませんね。 これはVTR的にもおいしいですっ ! |
|
|
Miku |
うんうんっ ! そうと決まったら、 ふたりとも、さっそく企画を固めるにゃ ! |
|
|
Nana |
はいっ ! はいっ ! |
|
Chapter 1[edit]
|
突撃 ! アイドルお悩み相談 ! |
| |
|---|---|---|
|
アナタのお悩みトリックオアトリート ! |
' | |
|
ハロウィンパーティーの一週間前 |
| |
|
Yuuki |
できたーっ ! できたーっ ! できたーっ ! |
|
|
Nana |
ついにできあがりましたね、 トリックとトリートのプラカード ! ナナたち3人の力を合わせた努力の結晶 ! |
|
|
Miku |
ふっふっふ。見事な出来栄えにゃ ! 持ってるだけで、どんなお悩みでも解決できる気がしてくるよ ! |
|
|
Yuuki |
おふたりとも、バッチリですっ ! これならきっと、会場でもVTRでも見栄えがすると思いますっ。 |
|
|
Miku |
それなら、はっちゃけた衣装を諦めた甲斐があったにゃ ! |
|
|
Nana |
今回の場合、メインは相談者とこのプラカード。 ナナたちが目立つわけにはいきませんからね。 |
|
|
Yuuki |
……そう、ですよね。 お仕事でもあるんですもんねっ。 |
|
|
Yuuki |
ただでさえ、ずっとVTRに出てるんですから…… これくらいがちょうどいいですよねっ。 |
|
|
Nana |
その通りです ! 大事なのはバランスですから ! |
|
|
Miku |
ううう……話してたら、 試しに誰かの悩みを聞いてみたくて、ウズウズしてきたにゃ ! |
|
|
Nana |
リハーサルですか。 いいですね ! 悠貴ちゃんも、いいですか? |
|
|
Yuuki |
はい、もちろんです ! あっ、でも、相談してくれる人がいませんっ。 |
|
|
Miku |
あ、そうだったにゃ ! う~ん……。 よしっ、かくなるうえはっ ! |
|
| ハロウィンパーティーのリハーサルをしたいと、 みくたちに呼び出された…… |
| |
|
Miku |
どうぞーっ。 どうぞーっ。 どうぞーっ。 |
|
|
Yuuki |
悠貴と ! |
|
|
Nana |
ナナと ! |
|
|
Miku |
みくの ! |
|
|
Miku |
アナタのお悩みトリックオアトリート~ ! |
|
| ! ? |
| |
|
Yuuki |
さぁ、はじまりましたっ ! お悩み中のアイドルに、両極端な立場から アドバイスをするというこのコーナー ! |
|
|
Yuuki |
司会をつとめますのは私、乙倉悠貴です ! そしてアドバイザーは……。 |
|
|
Miku |
乙女心をタフネスハートにビルドアップ ! アドバイス界のワイルドキャット、 辛口意見『トリック』担当の前川みくにゃ ! |
|
|
Nana |
悩める乙女の相談に、優しくそっとアドバイス。 ウサミン星のご意見番、 甘口意見『トリート』担当の安部菜々ですっ。キャハッ☆ |
|
|
Yuuki |
ルールは簡単っ。 相談者のみなさんは、トリックとトリート、 どちらの意見が参考になったかをジャッジするだけです ! |
|
|
Yuuki |
プロデューサーさんっ ! 何かお悩みはないですか? |
|
| リハーサルを成功させなければ…… |
| |
| しいて言えば…… |
| |
|
Miku |
しいて言えば ! ? しいて言えば ! ? しいて言えば ! ? |
|
|
P |
今日の昼食をどこで食べようか迷ってます。 |
|
|
Yuuki |
その気持ち、私も分かりますっ ! どのお店も美味しそうで、すぐ目移りしちゃって ! |
|
|
Yuuki |
菜々さん、みくさんっ。 このお悩みにご意見お願いしますっ ! |
|
|
Miku |
まずは、みくの意見からいくにゃ ! ズバリ『今までいったことのないお店にいく』 ! |
|
|
Miku |
初めてのお店にいくと、色んな発見があるにゃ ! 食べるものだけじゃなくて、インテリアとかお客さんの層とか。 その体験が、お仕事のアイディアを生むかもしれないにゃ ! |
|
|
Yuuki |
栄養も知識も吸収する……。 ただランチをするだけじゃないってことですね ! |
|
|
Nana |
みくちゃんの考え、確かに大事です。 でもナナは、息抜きをする時間も同じくらい大事だと思うんです。 |
|
|
Nana |
身構えず、落ち着いた空気の中で食事をとる……。 その安心感は、心のゆとりを生んでくれるはずです。 |
|
|
Nana |
なので、ナナの意見は『いきつけのお店に行く』ですっ ! |
|
|
Yuuki |
確かに、通いなれたお店って落ち着きますよねっ。 うーん、どっちの意見も甲乙つけがたいですっ。 |
|
|
Yuuki |
それでは、プロデューサーさんっ。 どちらの意見がより参考になったか教えてくださいっ。 アナタのお悩みっ ! |
|
|
Miku |
トリックオアトリート ! |
|
| トリック ! |
| |
|
Miku |
やったにゃーっ ! その選択は、きっとPチャンを強くするにゃ ! |
|
| トリート ! |
| |
|
Nana |
やりましたーっ ! みなさんご一緒に、せーのっ。 ウーサミン ! |
|
|
Yuuki |
……というのが、企画の流れですっ ! プロデューサーさん、どうでしたか? |
|
| ノリがいいですね |
| |
|
Nana |
パーティーですからっ。 その場のノリを大事にしようと思いまして。 |
|
|
Miku |
ねぇ、Pチャン ! 見ていて気付いたことを教えて欲しいにゃ ! |
|
| 3人と企画の改善点について話し合った…… |
| |
|
Miku |
プラカードもできたし、リハーサルもした。これで完璧にゃ ! ふたりとも、パーティーも番組も絶対に成功させようねっ ! えいえい、おーっ ! |
|
|
Yuuki |
おーっ ! おーっ ! |
|
Chapter 2[edit]
|
赤ずきんちゃんの悩みごと |
| |
|---|---|---|
|
最初の相談者であるかな子の悩みは、カップケーキ屋 |
' | |
|
ハロウィンパーティー当日 |
| |
|
Yuuki |
わぁ~ ! 会場の飾りつけ、バッチリですねっ ! アイドルのみなさんの仮装も可愛いっ…… ! |
|
|
Yuuki |
それじゃ、菜々さん、みくさん。行きましょうか ! ハロウィン限定、一夜限りのお悩み相談っ ! アナタのお悩みっ ! |
|
|
Nana |
トリックオアトリート ! トリックオアトリート ! |
|
|
Yuuki |
悩んでいる人はいませんかー。 あっ、あそこにいるのは……。 |
|
|
Miku |
かな子チャンにゃ。 ハッピーハロウィーン ! |
|
|
Kanako |
悠貴ちゃん、菜々ちゃん、みくちゃんっ。 ハッピーハロウィン ! はい、お菓子をどうぞっ。 |
|
|
Nana |
いつもありがとうございます、かな子ちゃん。 わぁ、パンプキンタルトですね。 とってもおいしそうですっ ! |
|
|
Kanako |
うふふ、そんなに褒めても、お菓子しかでないよ~? パンプキンクッキーにパンプキンパイ、 それから……。 |
|
|
Miku |
か、かな子チャン ! そんなに出されても食べきれないにゃっ。 |
|
|
Yuuki |
そうだっ。 かな子さん、最近悩んでることはないですかっ? |
|
|
Kanako |
うーん、何かあるかなぁ……。 悩みごと悩みごと……。 あ、そういえば。 |
|
|
Yuuki |
あるんですかっ? |
|
|
Kanako |
うん。 実は、悩んでることがあるの。 相談に乗ってもらってもいいかな? |
|
|
Nana |
待ってました ! 待ってました ! |
|
|
Yuuki |
アナタのお悩みトリックオアトリート ! 記念すべき最初の相談者は、三村かな子さんですっ ! それでは、かな子さん。お悩みをどうぞっ。 |
|
|
Kanako |
えっとね……。 ちょっと前のことなんだけど、 私の家の近くにカップケーキの専門店が出来たの。 |
|
|
Kanako |
どんな味なのか気になるし、 お店の雰囲気も可愛いし、 買いに行きたいなぁって思ってるんだけど……。 |
|
|
Yuuki |
買いに行けない理由があるんですか? |
|
|
Kanako |
うん。 実は、トレーナーさんに、 甘いものを気を付けるように言われちゃって。 |
|
|
Kanako |
理由は分かってるの。 今日のパーティーで配るお菓子の練習で、 このところ毎日お菓子を作ってたから……。 |
|
|
Miku |
あ、そういえば、2週間くらい前から かな子チャンの手作りお菓子がいつも事務所にあったにゃ。 |
|
|
Nana |
ケーキにマフィンにモンブラン……。 ふふ~どれも美味しかったですねぇ。 |
|
|
Kanako |
それで、せっかく作ったから トレーナーさんにもおすそ分けしてたの。 そうしたら……。 |
|
|
Kanako |
……三村。加減というものを知ってるか? って言われちゃって~。 |
|
|
Yuuki |
釘を刺されてしまった、というわけですね。 |
|
|
Kanako |
私も分かってたんだよっ? 新作お菓子の試行錯誤と カップケーキ屋さん通いは両立させちゃダメだって ! |
|
|
Kanako |
だから、ハロウィンが終わったら行こうって思ってたんだけど……。 このタイミングで行ったら、怒られちゃうかなぁ? どうしたらいいと思う? |
|
|
Miku |
……かな子チャンのお悩み、よ~く分かったにゃ。 悠貴チャン、ここはみくが先に意見を言わせてもらうね。 |
|
|
Yuuki |
はいっ、お願いします ! |
|
|
Miku |
かな子チャンに必要なもの……それはハングリー精神にゃ ! 食べたいものを食べず、誘惑に耐える鋼の心 ! |
|
|
Miku |
みくは心を鬼にして、 カップケーキ屋さんに『行かない』ことを勧めるにゃ ! |
|
|
Kanako |
ううっ、本当に辛口だね……。 でも、みくちゃんの言うとおりかも。 |
|
|
Yuuki |
待ってください、かな子さんっ。 結論を出すのは、まだ早いです。 菜々さんの意見も聞いてみましょう ! |
|
|
Nana |
かな子ちゃん。 トレーナーさんは、加減をしなさいと言ってるだけです。 カップケーキ屋さんに行くなとは言ってません。 |
|
|
Nana |
無理に自分を抑え込むと、心にも体にも良くないです。 我慢せず、気後れもしない適度な頻度を維持すれば、 それは加減ができているということになります。 |
|
|
Nana |
なので……ナナは『行っても大丈夫』だと思いますっ ! |
|
|
Kanako |
そうなのかなぁ……。 うーん、どっちの言うことも合ってる気がするよ~。 |
|
|
Yuuki |
ううっ、確かに悩みますね……。 これは難しいですけど……どうかご決断をお願いしますっ ! アナタのお悩みっ ! |
|
|
Nana |
トリックオアトリート ! トリックオアトリート ! |
|
|
Kanako |
えーと、えーと……。 ……トリートでお願いしますっ ! |
|
|
Nana |
やりましたっ ! さぁ、かな子ちゃんもご一緒にっ ! 勝利の……ウーサミンっ☆ |
|
|
Kanako |
ウ、ウーサミンっ☆ |
|
|
Yuuki |
かな子さんの判断はトリートでしたーっ ! ご協力ありがとうございますっ。 |
|
|
Miku |
しくしくしく、今の時代にスポ根は流行らないのかにゃ……。 |
|
|
Kanako |
ごめんね、みくちゃん。 はい、お詫びのマカロン。 |
|
|
Miku |
はぁ……ありがとうにゃ……。 |
|
|
Shiki |
あ ! フンフンフン……。 あっちの方から、面白そうな匂いが漂ってくる~。 フフーン。ちょっと行ってみよっと♪ |
|
Chapter 3[edit]
|
オオカミさんは知りたがり |
| |
|---|---|---|
|
志希の悩みは、アイドルのみんなを実験的に観察―― |
' | |
|
ハロウィンパーティー会場 |
| |
|
Miku |
さぁ、気を取り直して次の相談者を探すにゃ ! 次は絶~っ対、みくを選んでもらうんだからっ。 |
|
|
Nana |
みくちゃん、気合十分ですねっ。 ナナも負けませんよ~。 |
|
|
Yuuki |
パーティー、盛り上がってるなぁ。 みんな楽しそうだし、 衣装も可愛いし……。 |
|
|
Yuuki |
はっ……ううんっ。 ダメだよ、私っ。 お仕事に集中しなくっちゃ。 |
|
|
Miku |
んにゃああああ ! ? 志希チャン、そこ触るのはダメにゃーっ ! |
|
|
Yuuki |
みくさんっ? |
|
|
Shiki |
みくちゃんってば、 柔らかくっていい匂い~♪ ハスハスハスハスっ。 |
|
|
Nana |
ああっ、みくちゃんがハグとハスハスで大変なことに……。 あばばばナナはどうしたら……。 |
|
|
Miku |
あわわわわオロオロしてないで助けてにゃ~ ! |
|
|
Yuuki |
……と、いう訳でっ。 アナタのお悩みトリックオアトリート ! 2人目の相談者は、一ノ瀬志希さんですっ ! |
|
|
Shiki |
志希ちゃんでーす ! お仕事の邪魔したお詫びで相談にきました~。 |
|
|
Yuuki |
私たちがこのコーナーを思いついたのは、 何を隠そう志希さんのおかげなんですっ。 |
|
|
Shiki |
原因でーすっ。 にゃは~☆ |
|
|
Yuuki |
それでは、お礼も兼ねて しっかり相談を聞かせてもらいますっ。 志希さん、お悩みをどうぞっ ! |
|
|
Shiki |
はいはーい。 みんなを実験的に観察したいんだけど、どうすればいいと思うー? |
|
|
Nana |
実験 ! ? |
|
|
Miku |
観察 ! ? |
|
|
Yuuki |
あの、志希さんっ。 もう少し詳しく伺ってもいいですか? |
|
|
Shiki |
んーっとね。 アイドルになってからしばらく経つんだけど、 アイドルの構造を解き明かすまでは至ってないんだよねー。 |
|
|
Yuuki |
構造ですか……? |
|
|
Shiki |
そうそう ! それで、自分だけじゃ研究サンプルが足りないなーって思って みんなを観察してたんだけど……。 |
|
|
Shiki |
やっぱり、自然観察法だけだとつまんなくてー。 もっと特殊な状況だと みんなはどんな反応するのか知りたいのー。 |
|
|
Yuuki |
うーん、私には難しい言葉ばっかりです……。 |
|
|
Shiki |
まー、分かりやすく言うと みんなをクンカクンカしたり、ハグしたりしたいの。 嫌がられないで ! |
|
|
Miku |
ついさっきまでしてたにゃ ! ん~……ナナチャン、これってお悩みって言えると思う? |
|
|
Nana |
ちょっと微妙なところですけど……。 本人が悩んでいるというのなら、否定することはできません。 |
|
|
Nana |
それに……実はナナ、感動してるんです。 真剣にアイドルと向き合おうとする志希ちゃんのために、 ここは一肌脱ぎましょう ! |
|
|
Yuuki |
お願いします、菜々さんっ。 |
|
|
Nana |
志希ちゃん。物事には必ず順序というものがあります。 もし実験をしたいというのであれば、 相手の子をびっくりさせないように配慮しないといけません。 |
|
|
Nana |
なので、ナナは『事前に相手の許可を取る』です ! これからも、アイドルの秘密を究明していきましょう ! |
|
|
Miku |
甘いにゃ。 ナナチャンの意見はあまりにトリート ! 事前申請してたら、相手の子だって身構えちゃうでしょ? |
|
|
Miku |
つまりっ、純粋なリアクションは期待できないのにゃ ! |
|
|
Nana |
そっ、そんな……っ ! |
|
|
Miku |
みくはね、こう思うの。 人間観察する人は、自分も観察される可能性を考えていないって ! |
|
|
Miku |
だから、答えはひとつしかないにゃ ! 『実験したら、3倍返しで実験される』 ! 奇襲する分、3倍はリスクを背負ってくれなきゃ割に合わないにゃ ! |
|
|
Shiki |
わーお、リスキー ! いいね、ソレ ! ソレにするーっ ! |
|
|
Yuuki |
えっ? あの、それじゃ……トリックということで大丈夫ですか? |
|
|
Shiki |
うん。トリック、トリック~。 他の人のサンプルになるのもキョーミ深いしー。 ってわけで、悠貴ちゃんにサンプルていきょーっ ! |
|
|
Yuuki |
わわっ ! 志希さんっ ! ? |
|
|
Miku |
悠貴チャン、3倍返しにゃ ! もっとハグするにゃ ! |
|
|
Yuuki |
わ、わかりましたっ ! もっとギューっとしますねっ ! 失礼しますっ ! |
|
|
Shiki |
にゃは~☆ 悠貴ちゃん情熱的~ ! よーし、それじゃ次は……クンカクンカっ ! |
|
|
Yuuki |
し、志希さんっ ! ? 匂いを嗅ぐのは、まだちょっと、心の準備が……。 |
|
|
Shiki |
んー? ……ハスハスハス。 悠貴ちゃん、なんか悩んでる匂いがするー。 |
|
|
Yuuki |
えっ? |
|
|
Miku |
それ本当~? 志希チャン、それも実験なんじゃないの? 悠貴チャンの反応を見たいだけで。 |
|
|
Shiki |
ホントホント ! 志希ちゃんウソつかなーい。 ふたりも嗅いだら分かるよ、ホラホラっ。 |
|
|
Nana |
いや、ナナたちには分かりませんよっ。 悠貴ちゃんも困ってますし……。 |
|
|
Yuuki |
…………。 |
|
|
Nana |
あ、悠貴ちゃん? |
|
|
Yuuki |
…………ません。 |
|
|
Miku |
ん? どうしたの、悠貴チャン。 |
|
|
Yuuki |
私っ、あのっ、その…… 悩んでませんからーっ ! |
|
|
Shiki |
あーっ、逃げられちゃったー。 |
|
|
Miku |
悠貴チャーン ! なんで逃げるにゃーっ ! |
|
|
Nana |
と、とにかく追いかけましょう ! 悠貴ちゃーん、待ってくださーいっ ! |
|
|
P |
…………。 |
|
Chapter 4[edit]
|
夜のとばりにさまよって |
| |
|---|---|---|
|
志希のお悩み相談中、突然逃げ出してしまった悠貴を |
' | |
|
事務所 廊下 |
| |
|
Miku |
おーい、悠貴チャーン。 ……完全に見失ったにゃ。 |
|
|
Miku |
陸上部なだけあって、足が速いね。 ナナチャンもそう思うでしょ? あ……ナナチャン? |
|
|
Nana |
ゼェ……準備運動、なしの、全力疾走……。 あぁナナ、横っ腹がもうゴホ限、界……けほ。 |
|
|
Miku |
ナナチャーン ! ! |
|
|
Nana |
はぁ……だ、だいぶ落ち着いてきました……。 それにしても、悠貴ちゃんは大丈夫でしょうか。 |
|
|
Miku |
……ねぇ、ナナチャン。 悠貴チャンは本当に悩んでたのかな。 |
|
|
Nana |
そうじゃなかったら逃げませんよ。 ごまかせないって思ったから、急いで出ていったんです。 悠貴ちゃん、素直ですから。 |
|
|
Miku |
でも……水臭いにゃ ! 隠したりしないで、みくたちに相談してくれればよかったのにっ。 |
|
|
Nana |
それは、悩みごとを VTRに撮られたくなかったからじゃないですか? |
|
|
Miku |
みくだって、なんでもかんでもカメラを回すわけじゃないよ ! デリカシーのないことは絶対しないにゃ ! |
|
|
Nana |
そうですよね。 第一、準備している間に相談しておけば カメラを回す必要もありませんし。 |
|
|
Miku |
VTR以外に原因があるはずにゃ。 みくたちに、相談できないわけが ! |
|
|
Nana |
とにかく、悠貴ちゃんとの会話を思い出しましょう ! ウサミンメモリー……検索、ピピピッ ! |
|
|
Miku |
Pチャンに呼び出されて……。 お悩み相談をするって決めて……。 3人で準備をして……それから……。 |
|
|
Yuuki |
『わぁ……楽しみですねっ ! 仮装かぁ……。 せっかくだし、張り切ってみようかなっ。えへへっ♪ 』 |
|
|
Yuuki |
『ただでさえ、ずっとVTRに出てるんですから…… これくらいがちょうどいいですよねっ』 |
|
|
Miku |
……あっ ! ……あっ ! |
|
|
事務所 |
| |
|
Yuuki |
……はぁ。どうしよう……。 なんて言えばいいのかなぁ。 |
|
|
Yuuki |
! ? |
|
|
Kanako |
あれ、悠貴ちゃん。 こんなところで何してるの? |
|
|
Yuuki |
ちょっと気持ちの整理をしてて……。 かな子さんこそ、どうしたんですか? |
|
|
Kanako |
みんなにお菓子を配ってたらなくなっちゃって。 補充しにきたの。 |
|
|
Kanako |
悠貴ちゃん……。 もしかして、元気ない? |
|
|
Yuuki |
そんなことないですっ。 あ、いえ……本当は、そんなことあります。 ちょっとだけ。 |
|
|
Kanako |
私にお手伝いできること、ある? |
|
|
Yuuki |
……大丈夫ですっ。 これは、私が自分でなんとかしなくちゃいけないことですからっ。 |
|
|
Kanako |
そっか。どんなことで悩んでるのか分からないけど……。 きっと大丈夫だと思うよ。 だって……今日はハロウィンだから。 |
|
|
Yuuki |
ハロウィンだから……? どういう意味ですか? |
|
|
Kanako |
おかしな夜ってことっ。 あ、そうだ。キャンディあげるね。 さっき相談を受けてくれたお礼だよ。 |
|
|
Yuuki |
は、はい……。 ありがとうございます。 |
|
|
Kanako |
じゃあね、悠貴ちゃん ! また会場で会おうねっ。 |
|
|
Yuuki |
ハロウィンは、おかしな夜だから大丈夫……。 なぞなぞかな。 |
|
|
Yuuki |
あ、かな子さんですか? 何か忘れて……。 |
|
|
Yuuki |
えっ。 |
|
|
Nana |
悠貴ちゃん、いませんかー? あぁ~、どこに行っちゃったんでしょう。 ナナ、心配です……。 |
|
|
Nana |
……はいっ? |
|
|
Miku |
どうしたの、ナナチャン。 ヘンな声出して。 |
|
|
Nana |
向こうっ ! 今さっき向こうの通路を、悠貴ちゃんが走っていきましたっ ! カボチャをかぶった変な人と一緒に ! |
|
|
Miku |
カボチャ頭の変な人って、 どう考えてもアヤシイ人じゃない ! もしかしたら、パーティーに紛れ込んだ不審者かもしれないにゃ ! |
|
|
Nana |
た、たたたた大変ですっ ! こうしちゃいられません ! 急いで後を……。 |
|
|
Nana |
あうっ。 |
|
|
Miku |
ナナチャン? |
|
|
Nana |
きゅ、急に動いたから……。 あ、足が……つっちゃい、まし、た……。 |
|
|
Miku |
ナナチャーン ! ! |
|
Chapter 5[edit]
|
心のランタンに火をつけて |
| |
|---|---|---|
|
カボチャ頭から「心のランタンを掲げてごらん」と |
' | |
|
中庭 |
| |
|
Yuuki |
あのっ。 そのカボチャにマントって…… プロデューサーさん、ですよね? |
|
| 迷子のジャックです |
| |
|
Yuuki |
迷子のジャックさんですか。 ふふっ、分かりましたっ。 |
|
|
Yuuki |
……ジャックさん。 私、ワガママなんです。 |
|
|
Yuuki |
アイドルのお仕事が嫌なわけじゃないんです。 でも、お仕事を忘れて パーティーを思い切り楽しみたかったって気持ちもあって……。 |
|
|
Yuuki |
そんな、どっちつかずな考えを 菜々さんたちには知られたくなかったんです。 だから、つい逃げ出しちゃって……。 |
|
|
Yuuki |
自分のワガママで、どこにも行けない……。 私もジャックさんと一緒ですね。 |
|
|
P |
私の持っているランタンと 君の持ってるランタンは違いますよ。 |
|
|
Yuuki |
私、ランタンなんて持ってませんよ? |
|
| 君の心にあります |
| |
|
Yuuki |
心の……ランタン? |
|
|
P |
勇気を出して、そのランタンを掲げてごらんなさい。 そうすれば、きっと君なら分かるはずです。 |
|
|
Nana |
悠貴ちゃん ! 悠貴チャン ! |
|
|
Yuuki |
はっ ! 菜々さん、みくさんっ ! |
|
|
Miku |
ようやく追いついたよ、 怪我はない? |
|
|
Nana |
うちの可愛い悠貴ちゃんを連れ出すなんて、いい根性してますね。 ウサミン星に代わってお仕置き…… あれ? その着こなしはどこかで見たような。 |
|
|
Miku |
ん~……。あっ、Pチャン ! ? もー、びっくりさせるなんて人が悪いにゃ~。 |
|
|
Yuuki |
…………。 |
|
| ジャックはひとりで 十分ですよ |
| |
|
Yuuki |
プロ……ジャックさん。 はい。分かりましたっ。 |
|
|
Yuuki |
……菜々さんっ ! みくさんっ ! 突然いなくなったりして、すみませんでしたっ ! |
|
|
Nana |
謝らないでください ! むしろ、謝るのはこっちのほうなんですからっ。 |
|
|
Miku |
そうにゃ。 悠貴チャンの気持ちも考えないで、 みくたちが余計なこと言ったから……。 |
|
|
Yuuki |
もしかして…… 私がどんなことに悩んでたのかご存じなんですかっ? |
|
|
Nana |
なんとなくですけどね。 多分、そうじゃないかなって話してたんです。 |
|
|
Miku |
今日のみくたちは、お悩み相談のエキスパートだからねっ。 ……まぁ、気付くのに時間はかかっちゃったけど。 |
|
|
Yuuki |
(心のランタンを掲げたら……。) |
|
|
Yuuki |
あのっ ! 私の相談を聞いてもらってもいいですかっ? |
|
|
Yuuki |
さっきまで相談を受ける側だったから、 おかしいかもしれないんですけど……。 でも、おふたりに聞いてほしいんですっ ! |
|
|
Nana |
もちろんですよ。 ナナたちからもお願いします。 悠貴ちゃんの力にならせてくださいっ。 |
|
|
Miku |
問題なんて、なんにもないにゃ ! だってハロウィンは、おかしなことが起きるおかしな夜だもんっ。 っていうか、むしろ……。 |
|
|
Nana |
パーティー的にも番組的にも……。 |
|
|
Miku |
おいしくなるから大丈夫っ ! |
|
|
ハロウィンパーティー会場 |
| |
|
Kanako |
アナタのお悩みトリックオアトリート。 事情により急きょ代役を頼まれました、三村かな子ですっ。 そして、今回の相談者は……? |
|
|
Yuuki |
乙倉悠貴ですっ ! よろしくお願いしますっ。 |
|
|
Kanako |
よろしくお願いします。 さっそく、悠貴ちゃんのお悩みを聞かせてもらってもいいかな? |
|
|
Yuuki |
はいっ ! 実は私……もっと可愛い仮装がしたかったんですっ ! |
|
|
Yuuki |
せっかくのパーティーだから、 いつもなら恥ずかしくてできない格好をしたいなって、 ずっと考えてましたっ ! |
|
|
Yuuki |
まだお仕事の途中ですけど…… 今から、思いっきり弾けちゃってもいいでしょうかっ? |
|
|
Kanako |
お悩みを聞かせてくれてありがとう。 それじゃ菜々ちゃん、みくちゃん。 ご意見をどうぞっ。 |
|
|
Nana |
『まったく問題ありません』 ! |
|
|
Miku |
『思い切ってやっちゃうにゃ』 ! |
|
|
Kanako |
これは難しいですねっ。 どちらも同じ意見のように聞こえます。 悠貴ちゃんはどちらを選ぶのでしょうかっ。アナタのお悩みっ ! |
|
|
Miku |
トリックオアトリート ! トリックオアトリート ! |
|
|
Yuuki |
……決めましたっ ! 私の答えは……っ ! |
|
|
Yuuki |
トリックアンドトリートですっ ! |
|
|
Yuuki |
えへへっ、どうですかっ? 魔女っ子悠貴ですよ ! えへへっ♪ |
|
|
Miku |
よく似合ってるよ、悠貴チャン ! ちょっとクルクルって回ってみて ! |
|
|
Yuuki |
こうですか? クルクル~っ。 |
|
|
Nana |
いやー、可愛いですねぇ。 それにしても、ナナの衣装が こんな形で役立つとは思いませんでした。 |
|
|
Nana |
これもハロウィンのなせるわざ、ってことでしょうか。 |
|
|
Miku |
みんなー、お待たせにゃー ! お悩み相談再開するよーっ ! |
|
|
Nana |
パーティーはまだまだこれからですっ。 最後まで盛り上がっていきましょう ! |
|
|
Yuuki |
生まれ変わった私の力で、どんなお悩みも受け止めてみせますっ ! それでは、改めまして……。 ハロウィン限定、一夜限りのお悩み相談っ ! |
|
|
Yuuki |
アナタのお悩みトリックオアトリート~ ! |
|
Ending[edit]
|
The road is lit by lanterns |
| |
|---|---|---|
|
パーティーを終え今日を振り返る3人。心のランタンの |
' | |
|
事務所 |
| |
|
Miku |
では、改めまして……。 VTRの企画撮影及びパーティーの余興 ! ならびに番組収録、お疲れ様でしたっ ! |
|
|
Miku |
かんぱーい ! |
|
|
Nana |
かんぱーい ! かんぱーい ! |
|
|
Nana |
ぐびぐびぐび……ぷはーっ ! いやー、一仕事のあとの一杯は格別ですねっ ! |
|
|
Miku |
あっははは。 ナナチャン、ビール飲んだオジサンみたいになってるにゃ ! |
|
|
Nana |
や、やだなぁ、みくちゃん ! お酒なんて飲めるはずないじゃないですかぁ。 だって、ナナは未成年ですからっ。キャハ☆ |
|
|
Yuuki |
……やっぱり、おふたりはすごいですっ。 |
|
|
Yuuki |
VTRを撮っているときも番組の収録をしているときも、 お仕事じゃないときも、 お話が上手で頼りになって……。 |
|
|
Yuuki |
悩んでばっかりの私とは、全然違うなぁって。 |
|
|
Nana |
そんなことありませんよ。 ナナたちも、悠貴ちゃんと同じです。 |
|
|
Miku |
先が見えなくて、迷って、悩んで……。 それで、こうしてここまで来てるにゃ。 |
|
|
Nana |
頼りになるのは、自分の夢や希望だけで……。 それだって、不安な時には消え入りそうになります。 |
|
|
Miku |
うん。 だけどね、今のみくたちは知ってるから。 不安なときでもひとりぼっちじゃないんだって。 |
|
|
Nana |
だから、迷っても心細くはないんです。 でも、そのことは…… きっと悠貴ちゃんも分かってるんじゃないですか? |
|
|
Yuuki |
……はい。 |
|
|
Yuuki |
私の心のランタンの灯りは、 まだまだ小さくて、ちょっとしたことでも 弱くなっちゃいます。 |
|
|
Yuuki |
でもっ、近くに同じような灯りを持つ人がいるって分かったら それだけで、ランタンには光が戻ってくるって……。 そんな気がするんです。 |
|
|
Nana |
まるで灯りのおすそ分けですね。 |
|
|
Miku |
時には競い合い、時には頼り合う。 そうやって、みくたちはアイドルの道を照らしていくのにゃ ! |
|
|
Yuuki |
はいっ ! |
|
|
Nana |
そうそう。 灯りといえば、VTRの悠貴ちゃんは輝いてましたね ! |
|
|
Miku |
うんうん ! 悠貴チャンの変身は一番の盛り上がりだったにゃ ! |
|
|
Yuuki |
そうですか? えへへっ♪ |
|
|
Nana |
そうですよ ! そもそもナナが同じ衣装を着たときだって、 あそこまでは盛り上がらなかったですから ! |
|
|
Miku |
みくでもそうにゃ ! みくだったらねこみみつけちゃうから、 意外性がないって言われちゃうかも ! |
|
|
Yuuki |
おふたりとも……? |
|
|
Nana |
いやー……。 本当に悠貴ちゃんは可愛くて素直で…………。 若くて……。 |
|
|
Yuuki |
若いって…… 年齢は、菜々さんとそんなに変わらないですよっ? |
|
|
Miku |
収録の時も「相変わらずねこみみだねー」っていじられたし……。 変化、求められてるのかも……。 何か新しいことを考えないとダメなのかにゃ……。 |
|
|
Nana |
…………はぁ。 …………はぁ。 |
|
|
Yuuki |
ど、どうしよう……っ。 急に、おふたりのランタンの灯りが弱く…… ! |
|
|
Yuuki |
こんなときはどうしたら……。 えっと、えーっと……は ! プロデューサーさーん ! どこにいますかーっ ! 助けてくださ~いっ ! |
|