Easy Driver!!
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Easy Driver ! ! |
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早苗の故郷・新潟でのミニLIVEイベント当日。しかし連日の豪雨の影響で、公共の交通機関が使えない……。そこで早苗は、自らハンドルを握り、裕子と雫と共にLIVE会場を目指すことに。3人は数々のアクシデントに見舞われながらひた走る。P、薫、千枝、そしてファンの待つ会場へ無事に辿り着くことができるのか? |
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| 全国各地で連日、豪雨が降り続いている…… |
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| そして、早苗のLIVE当日がやってきた…… |
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事務所前 |
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Sanae |
快・晴 ! いやー、どうなることかと思ったけど、 さすが今日の主役のあたし ! もってるわー ! |
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Yuko |
ふっふっふ。このエスパーユッコが、 雨雲を移動させておきましたからねっ ! もちろん、さいきっくでっ ! |
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Shizuku |
お2人とも、すごいですー ! これでイベントも無事開催できますねー。 昨日から、どうなっちゃうかと胸がドキドキしてましたー。 |
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Sanae |
そうね、晴れてくれて、本当によかったわー ! 地元、新潟でのイベント。ミニLIVEだけどね。 故郷に錦を飾るチャンスだもの ! |
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Sanae |
今日は2人の援護に期待してるわよっ。 とにかく元気に賑やかに ! あと、若さとかその他もろもろ、あたしに貸してちょうだいね ! |
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Shizuku |
はいー ! はいっ ! |
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Sanae |
さ ! そろそろ出発しましょうか ! 千枝ちゃんと薫ちゃんがプロデューサー君と 前入りして待ってるからねっ ! |
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Sanae |
はい、もしもし。プロデューサー君? ……ええ、こっちはこれから向かうところだけど……。 えっ ! ? 全線不通? なにそれ ! |
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Chie |
あっ、早苗さん ! 千枝ですっ。 こっちも、すっごく良いお天気なんですけど、 昨日までの雨で線路が使えないって……。 |
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Kaoru |
早苗お姉さん ! かおる、いっぱいてるてるぼうず、作ったんだよ ! でも、足りなかったのかなぁ……。 |
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Sanae |
千枝ちゃん、薫ちゃん……。 大・丈・夫っ ! あたしは絶対にそっちに行くから ! 大人の力、信じて待ってて ! |
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Chie |
は、はいっ ! うんっ ! |
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Sanae |
……で、プロデューサー君。 現実問題、どうしよっか? 交通機関が使えないとなると……。 |
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Yuko |
ユッコのテレポートは練習中なので、まだ使えませんっ ! |
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Shizuku |
うーん。お父さんに、おいかわ牧場のトラックを 出してもらえれば良いんですけど。 岩手ですからねー。 |
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Sanae |
トラック? ……あっ、車、車よ ! プロデューサー君、車で向かっちゃダメかしら? あたし、すぐに手配できるから ! |
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P |
危ないから別の方法を。 |
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Sanae |
大丈夫 ! ご存知の通り、元警官よ? 安全運転は得意中の得意 ! 幸い、今日はまだ飲酒してないしっ ! |
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Sanae |
それに、別の方法って言ったって、 やっぱり高速使うしかないだろうし……。 |
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Sanae |
どうしても、今日のイベントは穴開けたくないの。 間に合う可能性があるなら、それにかけたいのよ ! ……ダメかしら? |
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P |
うーん……。 |
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Yuko |
プロデューサー ! 私からもお願いしますっ ! 早苗さん、今日のLIVE、すっごく楽しみにしてて ! |
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Shizuku |
そうですねー。故郷でのLIVEのチャンス、 もし私だったら絶対に逃したくありません。 プロデューサーさん、お願いしますー ! |
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Sanae |
2人とも……。 |
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P |
……わかりました。くれぐれも無理はしないで。 |
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Sanae |
もっちろん ! 2人の命も預かってるわけだし、 安全第一で向かうわねっ ! プロデューサー君、ありがと ! |
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Sanae |
そうと決まれば、さっそく車の手配 ! じゃあ、あとでまた連絡するわねっ ! |
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新潟・LIVE会場控え室 |
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Chie |
プロデューサーさん ! 早苗さんは? LIVEに間に合いそうですか? |
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P |
心配ないよ。 |
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Kaoru |
よかったぁ ! それで、せんせぇ、かおるたちはどーするの? |
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P |
しっかり準備をしておこう。 |
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Chie |
はいっ ! 早苗さんが着いたらすぐに準備できるように。 千枝に出来ること、頑張りますっ ! |
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Kaoru |
かおるもー ! 何でもお手伝いしまーっ ! |
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数分後 |
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Sanae |
じゃーんっ ! コイツが、あたしたちを新潟まで運んでくれる相棒よっ ! |
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Yuko |
おおー ! ……お? 早苗さん、けっこう年季入った車ですね ! |
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Sanae |
ふふ。コイツはね、あたしが初めて買った車なの。 ちょっと前に、前職の後輩に譲ったんだけどね。 叩き起こして持って来させたわ ! |
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Sanae |
見た目はボロでもちゃんと走るんだから。 さ、乗って乗って ! 一秒でも早く出発しましょ ! |
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Yuko |
早苗さん、よろしくお願いしますっ ! |
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Sanae |
はーいっ。助手席は頼んだわよ、ユッコちゃん ! ちゃんとシートベルト締めてね。 雫ちゃん、後部座席もね ! |
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Shizuku |
はぁーい。んっしょ、んっしょ……。 |
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Sanae |
さっ ! 2人とも、行くわよー ! エンジン、オーーン ! |
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Sanae |
……あ、あれ? もう一回 ! エンジン、オーーーンっ ! |
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Sanae |
ちょ、ちょっと~、お願いよ~。 かかってー ! もう、このっ ! かかりなさいよ、このー ! |
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Shizuku |
エンジン、かからないんですかー? |
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Sanae |
ん~、最近少しガタが来てるとは言ってたけど……。 もしかして、バッテリー上がった? |
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Yuko |
バッテリー、ということは……電気ですね ! ? ここはエスパーユッコにお任せをっ ! |
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Shizuku |
ユッコちゃん、車のことわかるんですかー? |
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Yuko |
さっぱりわかりませんっ ! が、エスパーの力は万物に及ぶのですよっ ! |
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Sanae |
うーん。あたし、ちょっと前見てくるから。 2人は、サイキックしながら待ってて? |
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Shizuku |
わ、私もですかー? サイキックなんて出来ないですよーっ。 |
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Yuko |
雫ちゃん ! 出来ると思う気持ち、それがさいきっくなんですよっ ! 私を信じて、一緒に試してみましょうっ。 さ、私の手を握って ! |
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Shizuku |
は、はいー。こう、ですか? あぁ、何だかドキドキしますーっ。 |
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Yuko |
電気~……電気~…… ! 雫ちゃん、電気をイメージするんです ! |
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Shizuku |
で、電気を? 電気ー……電気ー……? |
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Yuko |
おおっ、さいきっくエナジーの高まりを感じますっ ! そう、もっと……電気を絞り出すようにっ ! |
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Shizuku |
絞り出す……あー、搾乳みたいな感じですねー? よいしょー……よいしょー…… ! |
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Yuko |
おおっ ! さらなる高まりがーっ ! よーしっ、行きますよー ! さいきっく・バッテリーチャージッ ! びびびーっ ! |
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Shizuku |
びびびーっ ! ……これで充電できたんですか? |
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Yuko |
はい ! カンペキですっ ! たぶん ! |
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Sanae |
う~ん、目に見えて異常はないしなぁ……。 もう一度、試してみるわね。 |
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Yuko |
あっ、かかった ! ? |
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Shizuku |
あぁ、よかったですー ! |
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Sanae |
あはっ、もしかしたら2人のおかげかもね ! サイキック? |
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Yuko |
ふふふ~ん。 今回は雫ちゃんの搾乳パワーとのコラボレーションですから、 効果もバツグンですよっ ! |
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Shizuku |
はいー。ギュギュっとたーっぷり絞り出しましたー ! |
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Sanae |
よーっし、何はともあれ、準備完了 ! それじゃあ、新潟までぶっとばしていくわよー ! モ・チ・ロ・ン、法定速度内でねっ ! |
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LIVE会場 |
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P |
……はい。はい、それではよろしくお願いします。 |
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Chie |
プロデューサーさん。 早苗さんたち、ちゃんと出発できたでしょうか? |
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| 携帯を確認してみた |
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Kaoru |
……あれ? 電源切れちゃってるよ? もー、せんせぇ ! ちゃんと充電しないとダメー ! 早苗お姉さんからメッセージ来てるかもでしょー ! |
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P |
さっきまでフル充電だったんだけどな……。 |
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走行中 |
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Sanae |
Can't Stop Loving 一斉検挙~よっ♪ |
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Shizuku |
FuFu ! FuFuu ! |
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Sanae |
あははっ♪ 良い調子、良い調子 ! 高速混む前に出てこれて、ホント良かったわー。 渋滞ゾーンも切り抜けたっ♪ |
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Shizuku |
順調ですかー? |
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Sanae |
順調も順調 ! 何も無ければ、少し余裕を持って着けるはずっ ! けっこう走ったから……そうね。 次のパーキングエリアで一度休憩しましょうか。 |
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Yuko |
はいっ ! いやー、早苗さんって……車に乗ると人が変わりますねっ ! もちろん、良い意味でっ ! |
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Shizuku |
あっ、わかりますー ! 普段は暴走気味ですけど、ハンドル握ると大人っていうか。 運転もとっても上手ですー、ふふっ、全然揺れないですし ! |
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Sanae |
2人が普段のあたしのコト、どう思ってるのか、 よっくわかったわ ! ま、でも、そーね。 運転中はふざけるトコじゃないでしょ。それだけよ。 |
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Yuko |
おおー、大人だー ! |
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Sanae |
そりゃ、もう28だしね? 昔は、ちょっとはヤンチャもしたけど……。 ちゃーんと叱ってくれる人がいたからね。 |
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Sanae |
何がダメで、どこまでならOKか、 あたしなりに線引きはあるのよ。 |
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Shizuku |
叱ってくれる人って……。 昔の恋人とかですかー? |
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Sanae |
あはは。そんなロマンティックなの、いないわよ ! テキトーに生きてたあたしを警察の道に連れてってくれた大先輩。 あたしの第一の恩人、かな。 |
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Yuko |
アイドルになるために、警察辞めたんですよね。 後悔とかは無いですか? |
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Sanae |
んー、今が一番楽しいからねっ ! 後悔はないかな。 先輩もね、笑って送り出してくれたわ。あたしらしいって ! |
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Shizuku |
うふふー♪ 今の早苗さん、とっても楽しそうにアイドルしていて。 一緒にいて、もーっと楽しくなれちゃいますー♪ |
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Yuko |
……あの、ちょっと気になったんですけど、 第一の、ってことは第二の恩人もいるんですかっ? |
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Sanae |
第二の恩人は……2人もよく知ってるでしょ ! あの人よ、あの人♪ |
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控え室 |
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P |
……くしゅん ! |
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Kaoru |
せんせぇ ! 大丈夫ー? カゼひいちゃった? |
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Chie |
昨日、お腹出して寝てたんじゃないですか? 東京より寒いから、気をつけないとダメですよっ。 |
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LIVE会場付近 |
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Yuko |
おおーっ ! 市内に入りましたっ ! もうすぐですかねっ? |
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Sanae |
ええ ! ゴールはもうすぐよ ! ……よし、この辺の駐車場に止めちゃいましょ。 ここからは走っていくわよ ! その方が早い ! |
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公園 |
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Shizuku |
はぁはぁ……あと、どれくらいですかーっ? |
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Sanae |
もうちょっと ! この公園抜けたら、すぐよ ! いやー、懐かしいわね ! 中学校の頃、よく使ってたわココ ! ……ん? |
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不良A |
なんじゃ、コラ ! てめぇら、ドコ中だオラ ! ? |
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不良B |
んだコラ ! ? デケー顔してんじゃねぇぞ ! ? あぁ? |
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Yuko |
……あれは、ケンカ? |
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Sanae |
はぁー? なんでこんなタイミングで ! しかもあの制服、知ってるし。 ったく、時代が変わっても中学生の質は変わらないもんかしら……? |
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Shizuku |
ど、どうしましょうー? このまま通り抜けちゃいますー? |
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Sanae |
もー。でも見つけちゃったもんなぁ……。 これは青少年に熱い指導をしてやんないといけないわね ! 準備運動代わりに……3分でシメる ! |
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3分後 |
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不良A |
うう……なんだこの姉さん、やたら強い……。 |
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Sanae |
はい、いっちょ上がりっ ! これに懲りたら真面目に運動でもしなさい ! あ、柔道とかオススメよー ! |
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不良B |
あっ、アニキ ! こっちです、こっち ! 変な女が急に……。 |
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アニキ |
テメェら、オンナに負けるなんて情けねえぞ ! どこのどいつだ? ウチのモンをかわいがってくれたヤツはよぉ? あぁん? |
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Sanae |
ふーん? 次はアンタ? ついでだもの、相手になってやってもいいわよ ! |
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アニキ |
威勢がいいな、姉ちゃん ! へへっ、色々相手してもらおうか……。 ん? ……て、テメェ ! もしかして……。 東中の暴れ牛、早苗 ! おまえ、帰ってきてたのか ! ? |
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Sanae |
えーっと……ごめん、誰だっけ? 中学時代にシメた誰か? なんでもいいけど、いい歳こいて中学生相手に ふんぞり返って恥ずかしくないの? |
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アニキ |
はぁ? ウワサじゃ、テメェ……アイドルやってるらしいじゃねぇか。 そっちこそ、いい歳こいてアイドルとか恥ずかしくねェのか ! ? |
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Sanae |
……アンタ、命が惜しくないみたいね。 いいわ。ここで決着つけてやろうじゃない ! ユッコちゃん、雫ちゃん。2人は先に行ってて ! |
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Yuko |
でも…… ! |
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Sanae |
いいからいいから♪ こんなシロウト瞬殺よー ! それにね、こんなヤツにコケにされて黙っていられるほど、 早苗さんはオトナじゃないの ! ……いざっ ! |
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控え室 |
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Chie |
早苗さん、まだかなぁ……。 もうそろそろ、お客さん入ってきちゃうのに……。 |
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P |
信じて待とう。 |
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Yuko |
はぁ、お、お待たせしましたーっ ! |
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Kaoru |
ユッコお姉ちゃん ! 雫お姉ちゃん ! ……あれ、早苗お姉さんはー? |
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Shizuku |
実は……。 |
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| 雫から説明を受けた…… |
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Chie |
プ、プロデューサーさん、どうしましょう? |
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P |
それでも信じて待つ。 |
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Kaoru |
早苗お姉さん、大丈夫かなぁ……? |
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Shizuku |
薫ちゃん、早苗さんはとーっても強いから、 絶対に大丈夫ですよーっ ! |
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Sanae |
……みんな、お待たせっ ! ! |
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Yuko |
早苗さんっ ! |
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P |
間に合ったね。 |
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Sanae |
ええ、プロデューサー君。心配かけちゃってごめんね ! それから……あたしのこと、待っててくれてありがとう ! |
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Sanae |
さ、話したいことはいっぱいあるけど、それは後で ! まずはLIVEよ ! みんな、いいわねっ ! |
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Shizuku |
はいーっ ! はいっ ! |
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Chie |
はいっ ! はーいっ ! |
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Live: Can't Stop!! | ||
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LIVE後 |
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Sanae |
いやはやー、一時はどうなることかと思ったけど、 終わりよければ全てよしっ ! あー、とにもかくにも疲れたわー。 どっこいしょー……あ゛っ。 |
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Kaoru |
早苗お姉さん、どうしたのー? つんつん。 |
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P |
無茶しすぎだ。 |
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Sanae |
あは、あははは……面目ないわね~……。 最後までバシっとキメたかったんだけど。 |
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Yuko |
残念ながら、腰の痛みに効くさいきっくは無いので…… 無事に終わったことですし、ゆっくり休んでくださいっ ! |
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Sanae |
ありがと、ユッコちゃん。それに、雫ちゃんも。 今日は、弾丸ドライブに付き合ってくれて、ありがとね ! 2人のおかげで、ちゃんとたどり着けたわ ! |
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Shizuku |
いえいえー ! 私たちは何も。 ふふっ、楽しかったですよー ! |
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Sanae |
それから、千枝ちゃんと薫ちゃん ! あたしがいない間にちゃんと準備してくれてて、ありがと ! 本番の段取りとか、とっても助かったわ ! |
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Chie |
えへへっ……。 |
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Kaoru |
わーいっ ! |
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Sanae |
そして、プロデューサー君。あらためて、お礼を言わせて。 あたしのムリを聞いてくれて、支えて、応援してくれるから こんな風に自由に好き勝手やれてるの。 |
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Sanae |
これからも迷惑かけちゃうかもしれないけど…… こんなあたしでよかったら、これからもプロデュースしてくれる? |
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P |
もちろん。 |
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Sanae |
ふふっ♪ よろしくねっ ! 今日もね、新潟でLIVE開いてくれて感謝してるわ。 実はアイドルになってから、初めて地元に戻ってきたの。 |
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Sanae |
何となく帰りづらくって。 こういうキッカケでも無いと、なかなか……ね。 あとで実家に顔出してこようかなぁ。怒られちゃうかもだけど。 |
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P |
実は、もう来ていただいています。 |
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Sanae |
……へっ? |
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Chie |
プロデューサーさんが、せっかくだからって 電話してくれてたんですよっ。 |
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Kaoru |
わー ! カンドーのサイカイだね ! 良かったね ! 早苗お姉さんっ ! |
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Sanae |
ちょ、ちょっと ! プロデューサー君 ! それはさすがに準備良すぎ……。 |
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P |
それではご対面 ! |
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Sanae |
っていうか、アイドルの道に引きずり込んだのは キミなんだからね ! 責任とって一緒に怒られてよ ! ねぇ ! プロデューサー君ってばーっ ! |
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