Home is where the heart is
Home is where the heart is
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Home is where the heart is |
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お嫁さんにしたいアイドルとして表彰された響子は |
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パーティー会場 |
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司会者 |
お嫁さんにしたい有名人アワード、アイドル部門。 いよいよグランプリの発表です ! 栄えあるグランプリに輝きましたのは……。 |
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司会者 |
五十嵐響子さんです ! |
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Kyoko |
ええっ、わ、私 ! ? |
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Miho |
おめでとう ! 響子ちゃん ! |
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Nina |
おめでとうごぜーますーっ ! |
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司会者 |
五十嵐さん、壇上にお上がりください ! |
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Kyoko |
わ、私がっ? いいんでしょうか……? |
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Momoka |
響子さん。 あまり焦らしてはいけませんことよ? |
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Sanae |
ほらほら、胸はって行ってらっしゃいっ ! ババーンってね ! |
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Kyoko |
は、はいっ ! 行ってきますっ ! |
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司会者 |
……それでは、今のお気持ちをよろしくお願いします ! |
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Kyoko |
えっと……。五十嵐響子ですっ。 まずは、このような素敵な賞をいただきまして、 ありがとうございますっ ! |
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Kyoko |
私は、15歳なので、お嫁さんにはまだ早いんですけどっ。 でも、私、将来は両親みたいに、 あったかくて、素敵な家庭を築きたいなぁって、ずっと思ってて……。 |
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Kyoko |
だから、これからも、 お料理もお掃除もお洗濯も、いっぱい楽しんで お母さんみたいな、憧れの女性になれるよう頑張りますっ ! |
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司会者 |
ありがとうございました ! それでは、五十嵐響子さんには 代表曲『恋のHamburg♪』を披露して頂きます ! 準備の方、よろしくお願いします ! |
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Kyoko |
はいっ ! みなさんの心がいっぱいになるよう、 精いっぱい歌いますっ。よろしくお願いしますねっ ! |
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Live: Koi no Hamburg♪ | ||
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女子寮 食堂 |
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Kyoko |
ふんふ~ん……♪ |
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Miho |
ふぁ……あ、響子ちゃん……。 おはよう~。 |
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Kyoko |
おはようございますっ ! |
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Miho |
休みなのに早いね……お掃除中? あっ、そっか、今晩ここで打ち上げだったよねっ? 『響子ちゃん受賞おめでとうパーティー』 ! |
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Kyoko |
えっと、ちょっと違いますっ。 『響子のこと、受賞させてくれてありがとうパーティー』ですっ ! |
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Kyoko |
受賞できたのは私だけの力じゃないから…… お世話になってる、みんなへの感謝の想いをこめて、 ホームパーティーを開きたいと思って ! |
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Miho |
うふふっ、響子ちゃんらしいねっ。 |
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Kyoko |
えへへっ。 だから、まずはお掃除を始めてましたっ。 |
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Miho |
そうなんだっ。 ね、何か私に手伝えること、ないかな? |
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Kyoko |
えっ? いいんですかっ? 悪いですよ、せっかくのオフなのに、手伝ってもらっちゃ……。 |
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Miho |
いいんだよっ ! 響子ちゃんは、同じユニットメンバーで寮仲間だけど、それ以上に…… ほら、可愛い妹みたいなものだもんっ。何でも言って ! |
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Kyoko |
……ありがとう、美穂お姉ちゃん♪ えっと、じゃあ、何をお願いしようかな……。 |
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Kyoko |
あっ、来たかな? |
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Sanae |
響子ちゃん、おっまたせー ! |
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Nina |
おじゃまするですよー ! お邪魔いたしますわ。 |
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Kyoko |
早苗さん ! 仁奈ちゃんに桃華ちゃんも、 今日はお休みなのに、ありがとうございますっ ! |
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Miho |
みんなも、お手伝いに? |
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Sanae |
ええ ! 打ち上げには買い出しがつきものでしょ? 買い出しといったら車。車出せて、打ち上げ好きなパーリーピーポー。 つまり、あたし ! |
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Momoka |
ふふ……わたくしも、及ばずながらお手伝いを。 パーティーでしたら、お力になれると思いますわ♪ |
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Nina |
仁奈、おりがみいっぱい持ってきたんだー ! いっぱい動物つくって、にぎやかにするでごぜーます ! |
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Kyoko |
うふふっ。とっても可愛くなりそうっ。 みんな、ありがとうございますっ ! 素敵なパーティーにしましょうねっ ! |
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Miho |
うんっ ! おーっ ! |
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Nina |
はーいっ ! はいっ ! |
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Kyoko |
……ふふっ。 |
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Miho |
ん? どうかした? |
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Kyoko |
あ……なんか、あったかいなぁって思って…… ふと、鳥取にいた頃を思い出しちゃって。 よく家族で買い出しに行ったなぁって。 |
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Kyoko |
お父さんが車を出してくれて、 お母さんと弟ふたりでドライブみたいに……。 そう、ちょうどこんな感じで ! |
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Nina |
今日は響子おねーさんの家族はいねーですか? |
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Kyoko |
うん。 遠いし、みんな仕事も学校もあるからね。 |
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Nina |
そっかー……。 じゃあ、今日は仁奈たちが楽しくしてやるです ! 買い出し、楽しみだなー ! |
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Kyoko |
うんっ♪ それじゃあ、行きましょうか ! 買い出しに、しゅっぱーつ ! |
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Nina |
しんこー ! |
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商店街 |
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八百屋 |
響子ちゃん ! いつもありがとよ ! ほら、おまけ。旬の持ってきな ! |
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魚屋 |
お刺身、良いところ入れといたわよっ ! アイドルが嫌になったら、 いつだってウチの嫁に来てくれたっていいんだからね ! |
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Momoka |
……響子さん、すごい人気者ですのね。 |
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Kyoko |
え、えへへ……。 寮の近くなので、よくお買いものしていたら、仲良しになって。 |
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Miho |
へぇ……知らなかったー ! そっか、時々、みんなのご飯作ってくれてたもんね。 |
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Sanae |
えっ、そうなの? すごいわね ! 料理なんて、大変じゃない ! |
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Kyoko |
そんなことないですよ。 自分ひとりの分を作る方が、かえって大変だから。 私のためにも、なってますっ。 |
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Miho |
美味しいんですよ、響子ちゃんの朝ごはん。 炊き立てのご飯に、お味噌汁と焼き魚、 おひたしにきんぴらごぼう……♪ |
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Sanae |
あ~ん、飯テロってやつね ! よだれ出ちゃうわっ ! |
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Kyoko |
ふふっ、良かったら早苗さんも食べに来てくださいねっ♪ |
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Sanae |
響子ちゃん……。 むしろ、嫁に来ない? 飲みすぎた翌日のあたしに、あさりのみそ汁、出してくれない? |
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Miho |
ダメですよ、早苗さんっ ! 響子ちゃんは、みんなの響子ちゃんですからっ ! |
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Sanae |
ちぇ~。 |
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Kyoko |
あはは……。 さ、あとは酒屋さんで飲み物を買っておしまいですっ ! |
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Sanae |
……酒屋? |
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Kyoko |
あっ、早苗さん。 今日は小さい子もいるので、ねっ? |
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Sanae |
あ、あはは……。わかってるわよっ。 今日はソフトなドリンク、ねっ ! |
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女子寮 食堂 |
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Momoka |
ふう……ふう……。よいしょ……。 はぁ。ずいぶんな量になりましたわね。 |
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Kyoko |
桃華ちゃん、大丈夫? ごめんね、こんなに持ってもらって。 |
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Momoka |
いえ、大丈夫ですわ。 わたくしより小さな仁奈さんも、 頑張ってたくさん持っていますもの。 |
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Nina |
うんしょ、うんしょ……。 はたらきアリの気持ちになるですよ…… ! |
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Miho |
仁奈ちゃん、こっちまで持ってきてもらえるー? |
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Nina |
はーいっ ! |
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Momoka |
……ふふ。そんな中で弱音など、吐けませんわ。 それに……ワガママを言ってしまっては、 また響子さんに叱られてしまいますものねっ。 |
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Kyoko |
あはは……合宿のことかな? |
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Sanae |
桃華ちゃん、何かしたの? |
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Momoka |
お掃除についての姿勢を教えていただきましたの。 それはもう、衝撃でしたわ。 響子さんの、真剣な別の一面が見えて……。 |
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Sanae |
あぁ……。さっき、あたしも見たわ。 あの目は、マジね。 |
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Kyoko |
えっ。 私って、そんなに怖いですかっ? |
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Sanae |
いやいやいや、怖いっていうか……そうねー、 言うべきことはちゃんと言う、って感じね。 ……っと、生もの冷蔵庫に入れてこなきゃ。 |
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Momoka |
……おかげさまで、意識が変わりましたわ。 自分のことは自分でする。当たり前のことですわよね。 お仕事の現場に、使用人を呼ぶわけには参りませんもの。 |
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Momoka |
最近はお家でも、プライベートなスペースは 勝手に片付けないよう、みなに言っていますの。 自分でお片付けをしていますのよ ! |
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Kyoko |
桃華ちゃん……えらいっ ! やってみると楽しいでしょ? |
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Momoka |
楽しい……。まあ、そうですわね。 美しい環境を自らの手でつくりあげるのは、 気持ちの良いことですの。 |
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Kyoko |
うんうん、それが家事の第一歩 ! 楽しむことが一番大事♪ |
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Momoka |
ふふっ。もし、わたくしにお姉ちゃまがいて……。 それが響子さんのような人だったら、わたくしも…… もっと早くお掃除に目覚めていたかもしれません。 |
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Kyoko |
そう? 照れちゃうな……えへへ。 そうだ ! 桃華ちゃん、今日はお料理、一緒にやってみない? |
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Momoka |
まあ……。 ぜひ、よろしくお願いいたしますわ ! ……響子お姉ちゃま♪ |
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Nina |
ちょきちょきちょきちょき……。 ぺたぺたぺたぺた……。 できたでごぜーますー ! |
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Miho |
うん、上手にできたねっ。 じゃあ、飾ろうか ! |
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Nina |
はーいっ ! |
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Kyoko |
お疲れさまでーすっ ! 飾り付けの方はどうですか? |
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Miho |
うんっ、順調だよっ♪ ほら、仁奈ちゃんすごいの ! |
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Nina |
見てくだせー ! どうぶつファミリーでごぜーますよ ! |
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Kyoko |
わぁ、すごいね ! コアラにペンギンにカンガルーに…… みんなカワイイっ ! |
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Nina |
こっちのクマの家族が 響子おねーさんのですよ ! |
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Kyoko |
えっ? |
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Nina |
このおっきーのがパパクマで、こっちがママクマ。 これが響子おねーさんクマで、ちっこい弟クマたちと、妹クマ ! |
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Kyoko |
わあ……えへへ、ありがとうっ ! ふふっ、可愛いね。 パパクマ、お父さんみたい。ママクマ、大丈夫かな。 弟クマに妹クマも、みんな、元気にしてるかな……。 |
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Kyoko |
家族かぁ…… あ、あれ。やだ……ぐすっ……。 |
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Nina |
響子おねーさん、どうしたでごぜーますか? あっ、クマじゃなくて、他のどうぶつが良かったですかー ! ? アライグマ……パンダ? |
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Kyoko |
ううん、違うの。 ……可愛いクマの家族だね。 ありがとう、仁奈ちゃん。 |
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Miho |
響子ちゃん……。 |
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Kyoko |
あ、あの、本当の本当に、大丈夫ですっ。 ちょっと不意打ちっていうか……。 |
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Sanae |
どしたどしたー? |
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Momoka |
響子さん? 目が赤くなって……。 |
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Kyoko |
あっ、もう。ごめんなさい、心配かけちゃって。 家族と離れて、遠いところでアイドルになって、 寂しくないって言ったらウソになりますけど……。 |
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Kyoko |
でも、今はこうして、みんなが一緒にいてくれて。 事務所の人たち、そして、プロデューサーさんも……。 今は、みんながいつもあったかくって……。 |
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Kyoko |
みんなが、私の家族みたいな存在だなって……。 あっ、その、たとえですよっ。 は、恥ずかしいな……。 |
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Sanae |
……くう~っ ! なんて健気…… ! あたしはいつだって胸貸すからね ! 寂しくなったら飛び込んどいで ! |
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Miho |
私も、たまに故郷が恋しくなるけど、 響子ちゃんやみんながいてくれるから、寂しくないよっ。 |
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Momoka |
わたくしたちは楽しい時も悲しい時も分かち合って…… まさしく、家族のようなつながりですわね。 |
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Nina |
……うん ! みんないっしょでごぜーます ! だから、これからもずっと楽しいですよ ! |
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Kyoko |
えへへ……はいっ♪ |
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Sanae |
完成よーっ ! 完成でごぜーます ! 完成ですわっ ! |
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Miho |
あとは、みんなを待つだけだねっ ! |
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Nina |
ううー、お腹ぺこぺこだー ! お腹の虫の気持ちになるですよ…… ! |
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Momoka |
仁奈さん、もうちょっとの辛抱ですわ。 |
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Sanae |
おっ。 お客さん第一号かしら? |
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Kyoko |
私、迎えに行ってきますねっ。 |
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Kyoko |
……あっ、プロデューサーさん ! お疲れさまですっ ! どうぞ、あがってくださいっ ! |
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| お邪魔します |
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Kyoko |
どうぞ~……あっ、そうだ ! すいません、プロデューサーさん。 もう一回入ってくるところから、やり直してもらっていいですか? |
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| ? ? ? |
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Kyoko |
えへへっ。いいからいいから、お願いしますっ ! じゃあ、Take 2 ! 行きますよー? |
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Kyoko |
……おかえりなさいっ、プロデューサーさん ! |
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| ただいま ! |
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Kyoko |
ふふ、うんうんっ。 この方が家族っぽいですっ ! |
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| どういうこと? |
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Kyoko |
うふふっ、こっちの話ですっ♪ |
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Kyoko |
さっ、中へどうぞ♪ ごちそういっぱい用意してありますから ! 今日はみんなで、楽しくパーティーしましょうねっ♪ |
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| 楽しいパーティーは夜まで続いた…… |
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