Twin☆kle★Tail (event)/Commus

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Preview 1

Twin☆くるっ★テール

『Twin☆くるっ★テール』の予告です。

'

Mika

ヤッホー★ 城ヶ崎美嘉だよー !
アタシたち姉妹でのユニット、ファミリアツインで、
新曲を歌うことになったんだ !

Mika

曲名は、『Twin☆くるっ★テール』!

Mika

アイドルとして、姉妹として、
変わっていくことも、変わらないこともあって。
少しオトナになってくアタシたちを、見逃さないでよね★

Preview 2

Twin☆くるっ★テール

『Twin☆くるっ★テール』の予告です。

'

Rika

ヤッホー☆ 城ヶ崎莉嘉だよー !
ついに、ファミリアツインで歌う曲ができたんだ !
曲の名前は、『Twin☆くるっ★テール』!

Rika

おねーちゃんと並んで歌うこのステージを、
アタシはずっとずーっと待ってたんだから !

Rika

最強のふたりで歌うんだもん、
サイッコーに楽しいに決まってるよ !
みんな、楽しみにしててね☆

Opening

★姉妹☆ユニット

ある日、Pからの呼び出しを受けた美嘉と莉嘉。
告げられたのは姉妹のユニット『ファミリアツイン』
として、LIVEで新曲を披露するという話だった。
これまでずっと待っていたユニット曲の話に
ふたりは大いに喜び、楽しいものになるであろう
LIVEを心待ちにするのだった。

'

事務所

Mika

おはようございまーす。

Rika

Pくん、おはよー !

おはよう

Mika

アタシたちふたり揃って呼び出しって珍しいね。
なに? 保護者面談的なやつ?

Rika

新しい曲でしょ !
アタシ、めっちゃワクワクしながら来たんだから !
絶対そうだって ! ね、Pくん !

Mika

だから、それはさすがに期待しすぎだって。
で、プロデューサー、正解は?

莉嘉の言うとおり

Mika
Rika

えっ !
うそー !

Mika

待って……。
アタシたちふたりしか呼ばれてないってことは……。

ファミリアツイン
の曲だ

ファミリアツインの曲とLIVEの企画書を見せた

Rika

やったーっ ! !
ほらほらおねーちゃん、アタシの言った通りじゃん !

Mika

マ、マジ……? ど、ドッキリじゃないよね?
や、やった…… ! そうだ、企画書、見せて見せて !

Mika

……これ、けっこう大きい会場じゃん !
すごい……。
アタシたちふたりでこんなとこ出ていいの ! ?

Rika

ホントだ ! ヤバ……ワクワクしてきた !

最高のLIVEにしよう

Mika

……うん !
期待されたら、応えたくなるタイプなんだよね、アタシ。
任せて。ばっちり仕上げてくるから。

Rika

ふっふーん ! Pくんもメロメロにしちゃうんだから !

Kirari

あ、美嘉ちゃんに莉嘉ちゃん、おっはよー !

Riina

おはよう。プロデューサーさんに呼ばれてたみたいだけど……。
なんかめっちゃ嬉しそうだね。いいお知らせ?

Rika

そーなの !
なんと ! アタシたち、新曲をもらえることになったんだー !

Kirari

すっごーい ! ふたりとも、おっめでとーっ !

Mika

ありがと !
まだあんまり実感わいてないんだけど……。
なんていうか、やっとかーってかんじ。

Riina

姉妹ユニットでの曲かぁー。
うん、絶対盛り上がるよね。
プロデューサーさんはなんて言ってた?

Rika

んっと……、最高のLIVEにしよう ! って言ってた !

Mika

ま、当たり前っていうか。
言われるまでもなく、最高にするし。

Rika

アタシとおねーちゃんがふたりで歌ったら、
そんなの、サイコーに決まってるよね~。
ヨユーだよ、ヨユー !

Kirari

うんうん♪ ふたりなら、大成功間違いなしっ !

Riina

あんまり調子に乗ってると危ないよ~?
いけるいけるって思ったトコで失敗するんだから。

Rika

李衣菜ちゃんが言うと……説得力あるね……。
こないだギターぶつけて大騒ぎしてたの、大丈夫だった?

Riina

あれは、練習してるうちにテンションあがっちゃって、つい……。
なつきちにめっちゃ怒られたよ……。
っていやいや、そうじゃなくて !

Mika

大丈夫 !
莉嘉が調子乗りすぎないよう、アタシが見張っとくから★

Rika

えー、なにそれおねーちゃん、どういう意味ー?
アタシはそんなコドモじゃないし !

Mika

はいはい。わかったわかった。
さ、莉嘉、そろそろどっかで作戦会議しようよ。
みんな、またねー !

ファミレス

Rika

せっかくなんだしー、超豪華なLIVEにしたいよねー。
セットもおっきいの組んでー。スクリーンで映像も流してー。

Mika

そうだよねー。
ずっと待ってたアタシたちの曲だもん。
そのぐらい、お願いしても、バチあたんないかなー★

Rika

衣装も超かっこよくてセクシーなのにしよ !
あとあと、バックダンサーさんもいーっぱい呼んでー !

Rika

あ、そうだ ! もっと派手に、爆発しよ ! 爆発 !
水とか火とか、どかーんって飛び出たら、
みんな絶対びっくりするよね !

Mika

ば、爆発 ! ?
こーら、あんまし無茶言ったら、プロデューサーが困るでしょ。
っていうか、爆発なんて演出、アタシたちには合わないって。

Rika

えー、つまんなーい……。でも、ま、いっか。
そんなのに頼んなくたって、おねーちゃんとアタシなら
サイキョーに盛り上がるし、ヨユーだよね☆

Rika

だって、アタシたちは世界一の姉妹だもん。
アタシたちのユニットだって、世界一に決まってるよね☆

Mika

世界一ってアンタはまた子どもみたいな……。
ま、でも、ファンのみんなが驚くLIVEにしたいかな。

Rika

……ね、おねーちゃん。

Mika

ん? なあに。

Rika

楽しみだね、アタシたちのLIVE。

Mika

……うん。しようね、最高のLIVEに。

Chapter 1

ガールズホリデイ

ユニット活動の本格始動を前にオフを貰ったふたり。
それは、これからの忙しい日々に備えての一日であり、
ユニットとしてやっていくにあたり、ふたりでの
コミュニケーションを改めてとる時間でもあった。
ふたりは久々の姉妹デートを満喫し、LIVEに向けて
英気を養った。

'

街中

Rika

おねーちゃん、そんなゆっくり歩いてないで、早くいこーよ !
早く早くはーやーくー !

Mika

そんな大きな声出さないの。
オフなんだから、周りにバレたらヤバいって。
せっかくプロデューサーが気を遣ってくれたのに。

Rika

アタシとおねーちゃんのオフを合わせてくれるなんて、
ホ~ント、Pくんも気が利いてるよねー。
まぁ、その分これから忙しいぞーって、言ってたけど。

Mika

だから今日一日はオフで気分転換して、
明日からのレッスンに備えよ。
……莉嘉とゆっくり話すのも、久しぶりだしね。

Rika

おねーちゃんって、いっつもハードなスケジュール組むよね。
レッスンもうちょっと減らせばいいのに。

Mika

まぁね。でも、仕事があるうちはバリバリやっていきたいの。
今のうちに、なんでも上達しておきたいし。
……って、今はお仕事の話はヤメヤメ。おしまい。

Mika

莉嘉が見たいって言ってた映画までまだ時間あるから、
それまではゆっくりショッピングでもしてよっか。
久しぶりに、いろいろ見てあげる。

Rika

ここここ !
また来たいってずっと思ってたんだよねー !

Mika

へぇー……。ちょっと意外。
莉嘉、アンタこういう派手なパステル系って好きだっけ?
子どもっぽいからナシって言ってなかった?

Rika

ここはねー♪
前、きらりちゃんに連れてきてもらったんだ。

Mika

あぁ、なるほど。きらりちゃんの趣味なんだ。それなら納得。
あっちのワンピースとか、きらりちゃん好きそうだよねー。

Rika

連れてきてもらったときも、最初はナイかなーって思ったんだよね。
やっぱ、アタシっておねーちゃんと一緒でセクシー路線だし?
でも……流行りってアタシたちが作るワケじゃん?

Rika

だから、こういう、今までと全然違うのも、
せっかくだし試してみたら、意外と合うかも、って、
きらりちゃんに言われて、なるほどなーって。

Mika

きらりちゃんっぽいなー★
そういうことなら……いきなり全身変えるのは厳しいし、
小物から入ってったら? バッグをデコってみるとか。

Rika

そういうのはどこだったかな……あ ! あっちっぽい !
おねーちゃんも一緒に選んで !
っていうか、おねーちゃんも一緒にやろうよ !

Mika

あ、もう ! 走らないの ! 子供じゃないんだから !

Rika

えっへへー。いっぱい買っちゃった !
おねーちゃん、ちょっと持って。

Mika

ちょっとは後先考えて買い物しなよ……。
ほら、そっち半分持ってあげる。

Rika

だって、おねーちゃんと見てたら
どれも欲しくなってくるんだもん。
まだまだ足りないぐらい !

Mika

残念だけど、ショッピングはこのへんで終わりね。
そろそろ映画の時間だし、
ちょっと早いけど、移動するよ。

カフェ

Rika

このパフェ、フルーツたっぷりでめっちゃ美味しそう……。
だけど、こっちのチョコのやつも食べてみたい……うー。
おねーちゃんは?

Mika

アタシは紅茶だけだよ。
ま、レッスンで絞るにしても、ある程度はカロリー気にしないとね。
本番前に慌ててダイエットするのとかヤだし。

Rika

紅茶だけでいいの?
うーん……カロリーかぁ。アタシも紅茶だけにしとこっかな……。
んじゃあ、アールグレイふたつでおねがいしまーす !

Mika

……ふぅ。映画、超よかったねー。
話題になってるのも納得かも。

Rika

だよねだよね !
アタシ、最後告白するとこ泣いちゃったもん。
クラスの子たちから話聞いて気になってたから、来てよかった~。

Mika

莉嘉って、ああいうベタな良い話に弱いよねー。
両想いなのにすれ違って、なかなか言い出せないふたり、みたいな。
甘酸っぱい初恋、的な?

Rika

だって、やっぱドキドキするしー !
そういうおねーちゃんだって好きでしょ?
ドラマも、ああいうの全部録画してるじゃん。

Mika

まぁ、確かにアタシも好きだけどね。
主演の子の演技、すっごい見ちゃったなー。

Mika

台詞は少ないのに、表情だけで感情が全部伝わってきててさ。
切なさがぐーっと胸にきたよね……。
アタシも、将来はあんな女優目指すのもありかなー。

Rika

女優かー……。
おねーちゃんなら、ちょっと頑張ればヨユーだよきっと。

Mika

そんな甘くないって。
でも、演技面のレッスン増やすよう、
プロデューサーに頼んでみるのもあり、かなー。

Rika

まだレッスン増やすのおねーちゃん……。
もうスケジュールの余裕ないって。Pくん困っちゃうよー。

Rika

でも、ホントよかったなー……。
もともと漫画だって言ってたよね。買っちゃおっかな。
でも、お小遣いそろそろヤバいし……うう~。

Mika

ほら、何も考えずに買い物するから……。
お金ならアタシが半分だすって。
そのかわり、アタシにも読ませてよね。

Rika

ほんと ! ? ありがと !
ホント、おねーちゃん大好き ! !

Mika

はいはい。調子いいんだからもう。
っと、もうこんな時間じゃん。
あんま暗くなってもよくないし、莉嘉、そろそろ帰るよ。

Rika

えー? まだまだ全然明るいじゃん。
そうだ、カラオケいこうよカラオケ !

Mika

はいはい、カラオケはまた今度ね。
アンタはまだ子供なんだから、お仕事じゃないなら
門限までに家に帰んなさい。ほら、いくよ。

Rika

ギャルなんだから、まだまだこれからが本番でしょ !
おねーちゃんのかーほーごーーーーーっ !

リビング

Rika

おねーちゃん、ちょっと一緒に――って、なにしてんの?

Mika

ん? 勉強だよー。ほら、今は英単語。

Rika

それは見てわかるよ ! そうじゃなくて、
なんでせっかくのオフに勉強なんかしてんの?

Mika

たまのオフだから、ちょっと集中してやっときたいなーって。
アイドルだからってバカって思われたくないし。
まして、アタシらの真似とか言い訳にされたらもっと嫌だしね。

Rika

ええー。別にいいじゃん。
おねーちゃん、アタシたち、アイドルなんだよ?
もっと、ダンスとか歌とか、そういうの考えよーよ !

Mika

勉強もお仕事もできてこそ、理想のアイドルじゃん?
アタシはそういうのから、逃げたくないの。
……あ、そうだ。せっかくだし、莉嘉も一緒にやる?

Rika

え"?
いや、いいよ。おねーちゃんの邪魔、したくないし。

Mika

いいからいいから。ほら、勉強道具持ってきな。
莉嘉もたまにはしっかり勉強しないとね。

Rika

やだやだーっ ! もーっ !
おねーちゃんってば、変なとこで真面目なんだからーっ ! !

Mika

……ま、こんなもんかな。

Rika

めっちゃ疲れたんだけど……。
もう一生分べんきょーした気がする……。

Mika

大げさな……。
明日からレッスンだし、そろそろ寝よっか。
体調管理もやってかないとね。

Rika

んー。そだね。ひさしぶりにおねーちゃんと一日過ごして
チョー楽しかったけど……。
べんきょーしたせいで眠くなってきたし……。

Mika

明日からはLIVEに向けてのレッスンだよ?
アタシたちふたりでのLIVEだもん。
それこそ、今日よりもずっとずっと楽しいって。

Rika

うん、そうだね ! 楽しみだなぁ……アタシたちのLIVE !

Chapter 2

崩れたヘアスタイル

新曲の披露に向けて、レッスンが始まった。
並んでレッスンを受け、お互いのパフォーマンスを
改めて見たことで、ふたりの中に不安が芽生えた。
莉嘉は美嘉と自分を比較して自身の実力不足を実感し
一方で美嘉は、成長する妹よりもスゴイ自分
であり続けることへの重圧を感じてしまう。

'

レッスンルーム

Veteran Trainer

莉嘉、動きのひとつひとつが甘い !
指先まで気を張って動け !

Veteran Trainer

美嘉は良い調子だ !
そのまま、最後まで気を抜くなよ !

Mika
Rika

はいっ !
はいっ !

Veteran Trainer

よし ! もう一回やったら休憩にしよう。
だから、この一回に集中しろ !

Rika

はぁー……やっと休憩。めっちゃ疲れたー。
あ、おねーちゃん。とりあえずお疲れー。

Mika

まだまだへばるには早いよー?
でも莉嘉、いつの間にかダンス上手くなったね。
最初からこんなに踊れるなんて思わなかったよ。

Rika

えへへ、そうでしょー?
いままでだって、毎回、頑張ってきたんだから。
でも、おねーちゃんにはまだ追いつけそうにないけどー……。

Mika

アタシとアンタじゃ年が違うでしょ。
姉が妹に負けてちゃ、格好つかないし。
でも、莉嘉のができてるとこもあったよね。びっくりしたよ。

Veteran Trainer

たしかに、莉嘉のセンスの良さには目をみはるものがあるな。
年齢を考えれば、できすぎているぐらいだ。
ダンスに限らず、な。

Mika

やっぱ、トレーナーさんから見てもそうなんだ !
すごいじゃん莉嘉。めっちゃ褒められてるよ。

Rika

えへへー。褒めてくれるのは嬉しいけどー。
毎日おねーちゃんのダンスみたりしてたもん。
このぐらいはできて当たり前だよー。

Veteran Trainer

美嘉を見ていたから、か。
そうやって刺激し合えるのは良いことだ。
……よし、ならばレッスンを再開するか。

事務所

Rika

ただいまー☆

Kirari

おっかえりーっ ! って、あれあれ?
莉嘉ちゃんだけ? 美嘉ちゃんと一緒のレッスンじゃなかったの?

Rika

おねーちゃんなら、レッスン終わってから、
そのまま次のお仕事にいったよー。
なにかの撮影? って言ってた気がするー。

Riina

レッスンからすぐに次のお仕事かぁ。
美嘉ちゃんってけっこータフだよね。

Rika

そーなんだよねー。
さっきのレッスンも、アタシなんか最後の方バテバテだったのに、
おねーちゃん、まだ余裕あったもん。

Rika

トレーナーさんから言われたことも、
全部すぐ直しちゃって、めっちゃかっこよかったー。

Kirari

さっすがカリスマギャル~☆
前から思ってたけど、莉嘉ちゃんって、
本当に美嘉ちゃんのことが好きなんだにぃ。

Rika

あったりまえじゃん。
ちょーかっこいいし、キレーだし。優しいし。
なんていったって、アタシの自慢のおねーちゃんだもん。

Riina

でも、その美嘉ちゃんとデュオユニット組むんだよね。
プロデューサーさんが、莉嘉ちゃんだって負けてないって、
認めてるってことじゃん? すごくない?

Rika

え? う、うん。もっちろん。あったりまえじゃん !
アタシだって、カリスマJCアイドルだもん !

Kirari

そうそう !
きらり、莉嘉ちゃんが頑張ってるとこいっぱい知ってるもん !
だから、ふたりのユニット、すっごく楽しみぃ~♪

Riina

歌は、可愛い系の曲になるのかなー?
ここらで、ロック系の曲も意外といいと思うんだけど……。
って、莉嘉ちゃん? 聞いてる?

Rika

あ、ううん、なんでもない。
曲の話? あ、それはね、えっとーーーー。

Rika

……………………。
アタシはおねーちゃんに負けてない。
アタシも、カリスマJCアイドル……。

Rika

……ホントは、どうなんだろ?
おねーちゃんはカリスマギャルだけど……。
一緒にステージに立つ、アタシは……?

街角

Mika

さすがに、レッスンから連続で撮影はまぁまぁキッツイねー。
ま、なんとか切り抜けられてよかったよ。

お疲れさま

Mika

ありがと、プロデューサー。
明日からはしばらく、ファミリアツインに集中だよね?
莉嘉に負けてらんないし、気合入れてかないと !

P

初レッスンはどうだった?

Mika

レッスン? 今のところは順調かな。
やっぱ、莉嘉とだとやりやすいし、楽しいし。
当日にはめっちゃいいカンジになるから、期待してていいよ★

Mika

あとは……あ、そうだ。
莉嘉もいつの間にか、アイドルとして成長したんだなーって。
めちゃくちゃできるようになってて、びっくりしたよ。

Mika

なんなら、莉嘉の方がちょっと上手くいってたとこもあったし。
もしかしたら、あの子が高校生になる頃には、
今のアタシよりスッゴイアイドルになってるかもね。

その時には美嘉は、
カリスマJDかな

Mika

大学生か~。
全然想像つかないけど、そうなってるんだよね、きっと。
高校生の莉嘉と、大学生のアタシ……。

Mika

今よりずっとオトナになったアタシたちとか、絶対ヤバいよね★
そのときも、ちゃんとアタシたちのこと見ててよ、プロデューサー !

Mika

将来はカリスマJD、か……。
プロデューサーにはああいったけど……どうだろ。
アタシ、ホントにそうなれる、のかな……?

Mika

莉嘉はこのまま成長を続けていって――。
その頃のアタシは、まだ莉嘉の憧れでいられるのかな?
アタシは……いつまで莉嘉の目標でいられるんだろ……。

翌日

Veteran Trainer

どうした、ふたりとも。表情が硬いぞ。
ステージでは、笑顔でいるのも大事なパフォーマンスだぞ。
さて、では、今日のレッスンを始めよう。

Mika
Rika

はいっ !
はーい。

Mika

ステージでは笑顔で、か。
アタシたちが楽しまなきゃ、お客さんも楽しんでくれない。
わかってる。わかってるけど……。

Rika

今日は、ステージのことを考えようとすると、
余計なことばっかり考えちゃうよー……。
どーしよ……。

Mika
Rika

……あんなに楽しみだったはずのLIVEなのに。
……あんなに楽しみだったはずのLIVEなのに。

Chapter 3

ちびギャル☆オトナメイク

悩む莉嘉は、きらりとPに心中を打ち明けた。
ふたりからアドバイスを受けて、莉嘉は一つの結論に
たどり着いた。美嘉のようになる必要はない。
莉嘉は莉嘉のままで、ユニットとして並び立てばいい。
だが、莉嘉の決意の言葉は美嘉に誤解を与えてしまう。
「アタシ、おねーちゃんを目指すの、やめる ! 」

'

事務所

Kirari

おっはよーございまーすっ !

Rika

あ、きらりちゃん、おはよー。
きらりちゃんもお仕事?

Kirari

きらりは、杏ちゃんをお仕事に連れてきたところだよぉ !
莉嘉ちゃんはレッスン?
LIVE楽しみにしてるから、頑張って~ !

Rika

ありがと、きらりちゃん。
おねーちゃんとのLIVEだもん、絶対いいのになるから、大丈夫 !
うん、大丈夫だから、期待してて……。

Kirari

…………りーかちゃんっ !

Rika

わ、びっくりした。どうしたのきらりちゃん。
いきなり大きな声出して。

Kirari

きらり、アクセサリー見にいきたいなーって思ってたんだけど、
莉嘉ちゃんにも一緒に選んでほしいなーって。
もしよかったら、お買いものいかない?

Rika

んー……、わかった。
いこっか、きらりちゃん !
アタシが、めっちゃ可愛いの選んだげる !

街中

Kirari

莉嘉ちゃん、いつもはちょっと背伸びした感じだけど、
思いっきり可愛いのも絶対似合うと思うんだぁ。
だからー、きらりのオススメのお店を見て回ろう !

Rika

それって、こないだ連れて行ってもらったとこ?

Kirari

んーん。あれだけじゃないよー?
今日は、この辺できらりがよく行くお店、ぜーんぶ回っちゃう !
莉嘉ちゃんも、楽しみにしてて !

Rika

ほ、ほんとにたくさん回ったね、きらりちゃん……。

Kirari

きらり、目立つから、ひとつのお店に長く居られないんだぁ。
変装してても、すぐバレちゃうの。
ゆっくり見れなくて、ごめんねぇ……。

Rika

んーん、仕方ないよね。
その分、きらりちゃんが有名ってことだし !
あ ! 一旦、あの辺のカフェでちょっと落ち着こうよ。

カフェ

Kirari

きらりは、このビッグパフェで !
莉嘉ちゃんはどうする?

Rika

んー……アタシもパフェ食べたいけど……。
カロリーとかあるし……。

Kirari

いっぱい食べたら、その分レッスンを頑張ればだいじょーぶ !
きらりと一緒にランニング、する?

Rika

ランニングは遠慮しとこっかな……。
でも……きらりちゃんの言うとおりだよね。
アタシもパフェ、食べよっかな ! すいませーん、店員さーん !

Rika

うう……パフェ、食べちゃった……。

Kirari

ど、どうしたの莉嘉ちゃん。
パフェ、美味しくなかった?

Rika

ううん、そうじゃなくて……。
なんていうか…………。
アタシ、おねーちゃんみたいになれるのかな、って。

Rika

まだおねーちゃんみたいにスゴくないし。
勉強とかしたくないし。パフェだって、結局食べちゃった。
アタシ、おねーちゃんと全然違う……。

Rika

せっかくふたりでユニットを組めたのに、
このままじゃ、おねーちゃんに迷惑かけちゃうよ~。

Kirari

そっか……莉嘉ちゃん、それで元気なかったんだぁ……。

Kirari

……んーとね、莉嘉ちゃん。きらりはね、
莉嘉ちゃんは美嘉ちゃんみたいにならなくてもいいと思うよ?

Rika

……?
きらりちゃん、それ、どういう意味……?

Kirari

んーとねぇ、たとえば、杏ちゃんは、きらりになれないでしょ?
でも、きらりたちはちゃんとユニットでお仕事できるし、
きらりは、杏ちゃんにきらりになってほしいって思わないもん。

Kirari

だから、莉嘉ちゃんも、美嘉ちゃんみたいに
ならなくてもいいんじゃないかなーって、きらりは思うんだぁ。

Rika

うー……、きらりちゃんの言ってること、よくわかんない。
……でも、ありがと。
もうちょっと、自分で考えてみるね。

数時間後

Rika

……て、きらりちゃんに言われて、
自分で考えてみたんだけど、全然わかんなくって……。
Pくん、アタシ、どうすればいいのかなぁ。

Rika

おねーちゃんみたいになれなかったら、やっぱダメじゃない?
だって、アタシ、おねーちゃんとユニットになるんだよ?

きらりは、杏の話を
していたんだね

Rika

杏ちゃん? うん、そーだね。
きらりちゃんと杏ちゃんも、アタシたちファミリアツインと同じ
デュオユニットだからじゃない?

デュオユニットって
だけかな?

Rika

え……?
他に、なにかアタシたちに似てるとこあるかな……?

Rika

きらりちゃんはおっきくて元気で可愛くて、
杏ちゃんはちっちゃくて、可愛くて、たまにめっちゃスゴくて、
あとは……きらりちゃんが杏ちゃんを運んでて。

Rika

でも、きらりちゃんが暴走しそうなときは
杏ちゃんが止めてたりするよね……。
凸凹コンビーって、バラエティとかでも人気だし。

Rika

ん~……やっぱり、アタシたちとは似てなくない?
アタシたちは、カリスマギャルアイドルだもん。
杏ちゃんときらりちゃんとは、全然違うよ。

莉嘉だって、
美嘉じゃないよ

Rika

…………え? うん、それは、そうだけど……。
アタシは、おねーちゃんじゃ、ないけど……。
それが、杏ちゃんときらりちゃんと、一緒のとこ……?

Rika

杏ちゃんときらりちゃんが違うのと一緒で、
アタシも、おねーちゃんとは違うってこと……?
でも、そんなの当たり前じゃん……。

美嘉みたいに、
ならなくてもいい

Rika

きらりちゃんもそう言ってた……。
杏ちゃんに、きらりちゃんになって欲しいって思わないって。
きらりちゃんと杏ちゃんは、助け合ってるもんね……。

Rika

…………あ。もしかして、そういうこと?

Rika

アタシはアタシができることを活かして、
おねーちゃんとユニットになればいいってこと?
Pくんが言ってるのって、そういうこと……?

うなずく

Rika

そっか……。

Rika

あのね、Pくん……。
ずっとおねーちゃんの真似しててもダメだっていうのは、
なんとなくわかってたんだ。

Rika

アタシはアタシだぞーって、城ヶ崎莉嘉なんだーって。
おねーちゃんじゃなくてアタシのファンだって人を
つくってやるーって、いつかそうなるって思ってた。

Rika

でもそれって、もっともっと先のことだと思ってたの。

まだ、
できそうにない?

Rika

…………ううん。

Rika

おねーちゃんとユニット組むの、楽しみだったもん。
ずっとずっと前から、色々考えてたから、いつでも、大丈夫。

Rika

いきなりでちょっとびっくりしただけだから。
うん、アタシ、できるよ。おねーちゃんと同じぐらい、スゴくなる !
……ありがと。アタシ、頑張ってみる。

数時間後

Mika

どしたの莉嘉? あらたまって話なんて。なんかあった?

Rika

うん、あのね、おねーちゃん。
ちょっと、言いたいことがあって……。

Rika

アタシ、おねーちゃんを目指すの、やめる !

Mika

……………………え?

Chapter 4

カリスマ★秘密レッスン

莉嘉に失望されたと勘違いした美嘉は大いに動揺した。
みんなに憧れられるカリスマの自分と、本来の自分。
そのギャップに失望されてしまったのではないか。
Pに迷いを語った美嘉は、励まされ、みんなの憧れで
あろうとする自分を認めなおした。

'

レッスンルーム

Veteran Trainer

よし、今日のレッスンはここまでとする。
疲れを明日に残さないよう、しっかり体を休めるように。
莉嘉は帰っていいぞ。美嘉は少し残れ。

Rika

はーい。お疲れさまでしたー !

Mika

………………。

Veteran Trainer

……さて、美嘉。
なぜ残されたかは、わかっているな?

Veteran Trainer

初歩的なミスが何回もあったし、何より丁寧さが無かった。
いつも真摯に取り組む美嘉らしくもない。
集中できていなかったが……どうかしたのか?

Mika

その、集中できてなかったのは、申し訳ありません。
………………。

Veteran Trainer

……ふむ。まぁいい。
何かあるのなら、早めにプロデューサー殿か周囲に相談するんだぞ。
パフォーマンスに影響しているんだからな。話は以上だ。

Mika

……はい、ありがとうございます。
では、失礼します。お疲れさまでした。

Mika

周囲に相談、か……まぁ、そうだよね。
結局、どういう意味か莉嘉にもちゃんと聞けてないし。
どうにかしないとなぁ……。

Riina

あれ、美嘉ちゃん。レッスン帰り?
調子はどう? ってまぁ、美嘉ちゃんたちなら心配ないか。
姉妹だし。私となつきちとはワケが違うもんね。

Mika

あ、李衣菜ちゃん。
……そういえば、李衣菜ちゃんたちはケンカしたんだっけ?
あんまり詳しく知らないんだけど、どんな感じだったの……?

Riina

私たち?
私となつきちはなんていうか……アツい青春の1ページ、的な?

Riina

音楽性の違いとか、こう、ロックへ懸ける想いっていうか?
そういうの、譲れないし。ぶつかりあっちゃったよね。
……ま、あれがあってこその、今があるんだけどさ。

Mika

お、音楽性の違い……?
ま、まぁ、ユニットで一緒にやってくってなったら、
やっぱりすれ違いとか、あるもんだよね……。

Mika

ちなみにだけど、そのときってどうやって仲直りしたの?

Riina

夜の海だったね……。
星空を眺めながら、お互いのホンネを語り合ったんだ。
お互いがどう思ってるかわかったら、あとは、簡単なことだったよ。

Mika

夜の海……?
そこで、ふたりで、話し合ったんだ?

Riina

プロデューサーさんに助けてもらったんだけどね。
ま、そんな感じでなんとか仲直りできたってわけ。

Mika

なるほど、プロデューサーか……。
……って、話しこんじゃった。
もう行かないと。遅れちゃう。

Riina

え、なに? もう夕方だよ?
まだ帰らないでどっか行くの?

Mika

まあね。カリスマJKは、いつだって忙しいから★
李衣菜ちゃんも、引き止めちゃってごめんね。それじゃ !

Mika

……ふぅ。準備運動はこのぐらいかな……。
あ、プロデューサー。来てくれたんだ。

ここは……。

Mika

びっくりした?
このレンタルスタジオ、たまに来るんだ。
自主レッスンしたいときの、アタシの秘密のレッスン場。

Mika

いつもは他の人とか呼ばないんだけど、
ひとりでやるのも限界あるしさ。
プロデューサーなら、信頼できるし。

Mika

よし、じゃあ始めるから。
ちゃんと見ててよね、プロデューサー。

美嘉はハードな自主レッスンをこなした……

いつもこんなに
自主レッスンを?

Mika

ん? まあね。
アタシは……実はあんまり、スゴくないからさ。
ちゃんとレッスンして、頑張んないと。

美嘉は『カリスマJK』
だろう

P

美嘉は、『カリスマJK』だろう。スゴくないなんて、謙遜しなくていい。

Mika

ううん。それはさ、アタシじゃないんだ。
なんていうか、偽物なんだよ。
……レッスン人一倍やって、流行もちゃんと勉強してさ。

Mika

だから、本物のアタシはやっぱり、スゴくなんかないの。
みんなが憧れる『カリスマJK』の城ヶ崎美嘉は、
そうやってできた偽物ってわけ。

それは、偽物じゃない

Mika

偽物だよ。
少なくとも、アタシは偽物だ、って思う。
アタシ自身はホンモノのカリスマだなんて思わない。

Mika

……どんなに必死に頑張っても、きっといつか、
城ヶ崎美嘉が『カリスマJKアイドル』に追いつかなくなっちゃうって、
そんな気が、ずっとしてたんだ。

Mika

他の誰かか、それとも、莉嘉かな。

Mika

いつか本物の『カリスマJKアイドル』が現れて
アタシを追い越していくんだって、わかってたし
覚悟もしてたはずなんだけど……。

けど?

Mika

おねーちゃん目指すのやめる、って莉嘉に言われたのは、
さすがにちょっとキツくて……。
アタシっていう偽物の限界、来ちゃったのかなぁって。

美嘉は偽物じゃない

P

必死に努力して、カッコいい姿を作っている。
それこそが、『カリスマJKアイドル』の姿だ。
それは偽物なんかじゃない。

Mika

…………もう。
急にそんなハズいこと言うの、反則だって。
でも、まぁ……その、ありがと。

Mika

プロデューサーがそう言ってくれるなら、
アタシも、そう、信じてみる。

Mika

うん、アタシ、もうちょっと頑張るよ。
アタシだってずっと、アタシ自身が自分を好きでいて、
みんなが憧れてくれる、カリスマJKの城ヶ崎美嘉でいたいからさ。

Mika

よし ! 恥ずかしい時間は終わり !
モチベも戻って来たし、もうちょっとレッスンするよ★
さ、ばんばんアドバイスちょうだい、プロデューサー !

Chapter 5

メイクアップtoステージ

Pに背中を押され、莉嘉と改めて話した美嘉は、
誤解があったことに気づいた。美嘉は安心するとともに
莉嘉の成長に驚く。莉嘉もいつまでもコドモではない。
姉が手を引いていればいいわけではない。
姉妹が並び立つ『ファミリアツイン』として、
新たな形を見出したふたりに、もう不安はなかった。

'

レッスンルーム

Veteran Trainer

1、2、3、4……む、まて、ストップだ。

Veteran Trainer

莉嘉、今の動きはなんだ?
ちょっともう一回やってみろ。

Rika

えっとねー、ここのところ、
今は腕の振りだけしかないけどー、
これを、ランニングしながら……えいっ !

Rika

どうかな?
自分でアレンジしてみたんだけど !
どうどうPくん、こっちのがちょっとカワイくない?

可愛くなっている

Rika

だよねだよね !
さっすがPくん ! わかってる~ !
おねーちゃん、どう? アタシ、うまくできてたでしょ !

Mika

え、あ、う、うん、よかったんじゃない……?
そんなアレンジ、アタシ教えたっけ……?

Rika

ふふーん。
きらりちゃんに見てもらったんだー !

Veteran Trainer

あ、まてまて。ひとりで調子に乗るんじゃない。
全体のバランスが崩れるだろうが。

Rika

えー……そっかぁ……。
あ、じゃあ、全体のバランスを整えればいいの?
それなら、おねーちゃんがあわせてくれるって ! ね !

Mika

え、うん。
ちょっと、やってみよっか……。

Veteran Trainer

よし、今日のレッスンはここまで。
ゆっくり体を休めるように。

美嘉

Mika

ん? なに、プロデューサー。

P

莉嘉と、ちゃんと話してみて。

Mika

あー、あはは。
……うん、そだね。いつまでもこのままってわけにもいかないし。
妹の本心にビビってるなんて、アタシらしくないもんね。

Mika

うん、よし。ちゃんと、莉嘉と話してみる。
背中おしてくれてありがと、プロデューサー。

城ヶ崎家

Mika

あのさ、莉嘉。
ちょっと聞きたいことがあるんだけど……。

Rika

ん? なに、おねーちゃん。どうかした?

Mika

えっと……。
こないだ、「おねーちゃんを目指すのやめる」って言ってたじゃん?
あれって……。

Rika

ああ、あれ? んっとねー。
アタシ、これからはもっと、アタシ流でいこっかなーって。

Mika

それって、その、アタシに幻滅したってこと……?

Rika

えっ? ゲンメツ?
アタシがおねーちゃんにがっかりなんてするわけないじゃん?
なにいってんの?

Mika

……え? あれ?
待って、どういうこと……?
アタシに失望したから、もう目標変えるみたいな話じゃないの?

Rika

え……。
全然そーいうつもりじゃなかったんだけど……。
なんでそんな話になってんの?

Rika

あれは、その……なんていえばいいんだろ。
今までみたいに、おねーちゃんをスゴイって
思ってるだけじゃ、ダメだって思ったから。

Rika

城ヶ崎美嘉の妹じゃなくて、城ヶ崎莉嘉になって、
それで、おねーちゃんとユニットを組みたいから。
だから、これからは、自分で考えなきゃって思ったの。

Mika

な、なにそれ……そういうこと……?
じゃあ、アタシに失望したってのは、アタシのカン違い……。

Mika

アンタ、そんなこと考えてたんだね……。
全然、気づいてなかった……。
気づいてあげられなかった……。

Mika

城ヶ崎美嘉の妹じゃなくて、城ヶ崎莉嘉、か……。
うん……そっか、そうだよね。アタシも、いつまでも
お姉ちゃん面してればいいわけじゃないんだ。

Rika

そーだよ !
アタシだって、いつまでもコドモのままじゃないんだからね !

Mika

まだまだ、ちょっとおバカで、ずっとアタシの後をついてくる、
そんな妹だと思ってたけど。アンタももう、中学生だもんね……。

Mika

アタシはアタシのことに必死になっちゃって……。
あんまり莉嘉のこと、ちゃんと見れてなかったのかも……。

Rika

ふーんだ。
アタシは、おねーちゃんのことずっと見てきたもん。

Rika

おねーちゃんを目指してたから、
おねーちゃんに追いつく為に、ずっと色々やってきたんだもん !
だから、アタシらしく、おねーちゃんに追いつくの。

Rika

アタシとおねーちゃん、ふたりのカリスマギャルで、
ファミリアツインになるんだから !

Mika

追いつく……か。
ふふっ。ずいぶん、大きく出たじゃん。
そんな簡単には追いつかれてあげないから。

Rika

フフン……えへへ。
明日からも、レッスン頑張ろーね、おねーちゃん。

Mika

うん。
ファミリアツインの本気、みんなに見せてあげる。

翌日

Veteran Trainer

……ふむ。いいじゃないか。
莉嘉のアドリブを美嘉がフォローして、ちゃんと形にしている。
さすが姉妹というべきか、呼吸があっているな。

Veteran Trainer

なにより、ここ数日と違って、ずいぶん楽しそうじゃないか。
本番もその調子でいけ。そうすれば、最高のLIVE間違いなしだ !

Mika

ありがとうございます ! この前は、ご心配おかけしました !
プロデューサーも、色々話聞いてくれて、ありがと !
おかげで、ちゃんと莉嘉とも話せたから、もう大丈夫 !

Rika

Pくん見てて !
絶対、最高のLIVEにしてみせるから !

Mika
Rika

アタシたち、ふたりで ! !
アタシたち、ふたりで ! !

Ending

アタシたちのツインテール

LIVEを終えて、ふたりは感想を口にする。
美嘉の後を追うだけでなく、自分の道を主張するに
至った莉嘉。莉嘉の成長を感じつつ、莉嘉に誇れる
自分であろうとすることを肯定できた美嘉。
仲の良い姉妹として、互いに認め合うアイドルとして。
『ファミリアツイン』で歌うのは、最高に楽しい。

'

LIVE後

Mika

おつかれさまーっ !

Rika

ただいまPくん !
ねーねー、どうだった ! アタシたちのLIVE !

最高だった。
ふたりはどうだった?

Mika

すっごい楽しかった ! お客さんもチョー盛り上がってくれたし !
アタシたちもまだまだ熱くて、
何回だってアンコールいけそうなぐらい !

Rika

ピカピカもめっちゃ綺麗だったーっ !
Pくんはどう思う? ちょっと黄色の方が多かったと思うんだけど !
おねーちゃんはピンクが多かったっていうの !

Mika

絶対ピンクのが多かったってー。
なんなら、いまからもっかい出て行って確かめる?
プロデューサー、曲、お願いしていい?

やめなさい

Rika

……ぷっ、あはは、ふふっ。

Mika

ふふ……く、ふふっ。
はぁー……、ほんっと、アタシたちがめちゃくちゃ楽しんじゃった。
でも、ちゃんといいLIVEになったよね?

P

ちゃんとユニットになったからね。

Mika

うん、そうだね。ファミリアツインとしてレッスンして、
莉嘉が成長してるって見せつけられて、びっくりしちゃった。
ちょっと寂しい気もするけど……ま、良いことだよね !

Rika

アタシは、どうだろ。
おねーちゃんって、やっぱりすごいんだなって思ったかな。
もっともっと、頑張る !

ふたりは、もっと
良いユニットになるな

Mika

うん !
アタシたち姉妹は、莉嘉が生まれたときからの付き合いだけど、
ファミリアツインは、まだ動き出したばっかりだし。

Rika

ファンの前では、
姉妹より先に、ふたりのアイドルなんだってわかったし、
これから、世界一のユニットになるんだから !

Mika

世界一ってまたアンタは……。
でも、いまならなれるって思う。
世界一だって、なんだって。アタシたちならさ。

翌日

Kirari

あ ! 美嘉ちゃん、莉嘉ちゃん !
LIVE、お疲れさま~ ! きらりたちも観客席から見てたけど、
超楽しいLIVEだったよぉーっ ! !

Riina

お疲れー。
いやぁー、ふたりとも、よかったよ。
カワイイのにカッコいいから、さすがだよね~ !

Rika

ふたりとも見ててくれたんだ !
アタシ、きらりちゃんからアドバイスもらって、
めっちゃ助かったよ。ありがとね !

Kirari

ううん、きらりは何にもしてないよぉ。
莉嘉ちゃんたちが頑張ったからだにぃ !
本当に、ふたりともお疲れさま !

Riina

さすがのコンビネーションだったよ。
やっぱ、姉妹の安定感は違うよね。
負けてらんないなぁ~。

Mika

アタシたちも色々乗り越えて来たからさ。
姉妹の絆、ってやつ? ま、とーぜんっしょ。

Riina

姉妹の絆かぁ。うん、いいね !
あ、それで思い出した。最後の挨拶、盛り上がってたよね。
ファンの間でもちょくちょく話題になってるよ。もう見た?

Mika

ええー……最後、結構テンションあがっちゃってたから、
なんか、恥ずいんだけど……。

Rika

みんな ! 聴いてくれてありがとーっ !

Mika

アタシたち、ファミリアツインの曲、楽しんでくれたーっ?

Rika

でもでも、今いっちばん楽しいのは、
アタシたちふたりなんだから !

Mika

みんな知ってると思うけどー、アタシたち、姉妹だから
お互いのこと、何でも知ってるんだよね !

Rika

おねーちゃんが、意外とビビりで口うるさくて、
だけどその分めちゃくちゃ頑張り屋で、お菓子も我慢してて、
あと、敬語や礼儀にも気をつけてるとことか !

Mika

莉嘉が、のーてんきなおバカっぽく見えて
思ったより色々考えてたり、友達めっちゃ多かったり、
目標にはまっすぐで、みんなと一緒に頑張れたりするとことか !

Rika

アタシとおねーちゃんは、世界一仲がいい姉妹なんだから !
でも、それだけじゃないの !

Mika

アタシたちふたりは、アイドルとしてのライバルで、
それで、こうして一緒に並ぶ一番の相棒なんだ !
だから……。

Mika
Rika

アタシたちふたりで歌うのが、さいっこーに、楽しい !