Ashita Mata Aeru yo ne (event)/Commus

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Preview 1[edit]

明日また会えるよね

Momoka

みなさん、ごきげんよう。
櫻井桃華の登場ですわ。

Momoka

わたくしと……すこしゆかいすぎる仲間達が登場するイベント、
「明日また会えるよね」
近日開催ですの。

Momoka

もちろん、貴方にもお会いできますわよね?
わたくしも楽しみに待っていますわ♪

Preview 2[edit]

明日また会えるよね

Yuka

お、おはようございます !

Yuka

不肖ながら、この中野有香、
イベントに出させていただくことになりました !
歌う楽曲は「明日また会えるよね」です !

Yuka

もう、いまから武者震いがとまりません !
鍛え直して挑みますから、待っていてくださいね !

Opening[edit]

Tomorrow Is Another Day

事務所に集まった桃華、有香、フレデリカ、志希、響子。5人はイベントで、『明日また会えるよね』を歌うことになった。ユニット名はバラ園を意味する『ラ・ロズレ』。しかし、その華やかさとは裏腹、5人はイベントに向けて寺で修行をすることに……。

'

事務所

Momoka

……というわけで、わたくしも、みなさんと同じようにですね。

Yuka

わかりましたよ ! 桃華ちゃん ! 任せてください !
いいですよね ! プロデューサーさん !

(Select an option)

大丈夫?

Momoka

もちろんです。なぜなら……。

Kyoko

おはようございまーすっ。

Yuka

あ、おはようございます ! 響子ちゃん !

Kyoko

あっ、有香さん。桃華ちゃん。
プロデューサーさんも、お疲れさまですっ。

Momoka

おはようございます、響子さん。
さて、となると、残りは……。

Shiki

あら聞きました? アンドレさん。
残り……ですってよ。

Frederica

悲しいですわね、トリスメ……スメル?
スメルギさん?

Shiki

トリスメギストスですわ。アンドレさん。

Frederica

似たようなものですわよオホホ。

Momoka

志希さんにフレデリカさん……。
あなたたち、まだそのお遊びを?

Yuka

とっとと打ち合わせ始めますよ !
志希さん ! フレデリカさん ! ほらほら ! 席に着く !

Shiki

怒られてやんの~。にゃはは !

Frederica

いや~、これは愛だよ、愛。愛のある指導。

Kyoko

あはは……。
それでいったい、今日はなんの打ち合わせですか?

Frederica

フレちゃんのバースデーパーティーに集まってくれて、どもども~♪

Shiki

じゃあ、うちに食べかけのピザあるからあげるねー。

Frederica

ワーオ ! ありがとー。
みんな、フレちゃんへのプレゼントは、
次から残り物のピザ以上だとうれしいなー。

Yuka

なるほど、誕生日。……って、いやいや、誕生日ではないでしょう !
今日はそんな話をしたいわけではなくてですね !
みんなに集まってもらったのは、イベントに出るためなんです。

Kyoko

イベントですか?
このメンバーで集まったってことは、それってもしかして……。

Momoka

そう、イベントで歌うのは『明日また会えるよね』です。
収録打ち上げパーティーが……つい昨日のように感じますわね。

Frederica

お嬢様 ! アンドレは忘れておりませんわ !

Shiki

ですわですわ !

Momoka

だまらっしゃいっ。もう。……ふふっ。

Kyoko

あははっ。
楽しかったですよね。桃華ちゃんのお宅にお邪魔して。

Yuka

ですね !
でも、今回はレコーディングでも打ち上げでもありません !
来たるイベントに向けて、きっちりハードなレッスンをしますよ !

Shiki

あら、桃華お嬢様にハードなレッスンなど似合いませんわ !

Momoka

そう、似合いませんわ !

Kyoko

えぇっ ! ? 言い切っちゃうの……?

Momoka

ですから……決めたのです !
なにがあっても、みなさんとともに頑張り抜くと !
だから、有香さんにお願いしました !

Yuka

できますよ ! 桃華ちゃんなら !

Frederica

んー、わかった !
つまり……どゆことかな? わかんない !

Yuka

つまり……特訓です ! !

Kyoko

……つ、つまり?

Yuka

修行です ! !

Shiki

せんせー、志希ちゃんもう帰っていいですかー?

Frederica

はい、そろそろプロデューサーさんから説明してもらいましょー。
はいどーぞ。

特訓のため、泊まり込みで合宿にいくことを伝えた……

Kyoko

あっ、修行って合宿のことなんですね。
わかりました。これからよろしくお願いしますっ。

Yuka

しかも、あたしの師範の知人に頼みましたから、今回は……。
すごいことになりますよ ! ! !

Momoka

わたくしの覚悟がおわかりになりまして ! ?

Shiki

ねーねーフレちゃん、合宿先ってピザ届くかなー?

Frederica

んー、アタシ、マルガリータがいいなー。

Yuka

って話を聞きなさぁぁぁい !

Kyoko

あ、あははは……ほんとに大丈夫なのかな……。
そういえば、期間限定とはいえユニットでLIVEに出るんですよね。
ユニットの名前とか、考えないといけないんじゃないですか?

Momoka

そうですわ !
……できれば、わたくしたちらしく、華やかな名前がいいですわね。

Yuka

えぇ ! あと、乙女っぽいやつがいいです ! いい感じの !

Frederica

ん~、どんなのがいいかなぁ。
お花に例えるとか? モモカちゃんとかだから……バラかな?

Shiki

ん~……なら、la Roseraieって感じ?

Momoka

ラ・ロズレ?
どういう意味ですの?

Shiki

お嬢様、バラ園という意味でございますわ。おほほ。
なんか知ってた~♪

Kyoko

なるほど。アイドルがバラなら、ここはバラ園みたいですもんね !

Momoka

……悪くないですね。
志希さんの知識も、なかなかあなどれませんわ。
いかがですの? プロデューサーちゃま。

(Select an option)

OK !

Yuka

では、決まりです !
みなさん、これから全力で ! 気合いを入れて ! !
バリバリ本気出して ! ! ! 頂点を目指しましょう ! ! ! !

Kyoko

ゆ、有香さん、かわいらしさも大事にいきましょうね?

Yuka

あっ……そ、そうですね。あはは……。
では、あらためて……みんなで、がんばろうね♪

Momoka
Kyoko

えぇ !
はいっ♪

Shiki
Frederica

うぃー。
おっけー♪

Chapter 1[edit]

合宿できるよね

桃華、有香、響子は寺への山道を登る。そこで、一同はリーダーを決めていなかったことに思い当たった。だが、桃華も響子も、リーダーには有香がふさわしいと考えていたのだった。驚く有香だが、覚悟を固める。リーダーも決まり、3人は修行場の門を叩くのだった。

'

山道

Yuka

さぁて !
みんな、足腰は温まってきましたか?
もうちょっとですからね !

Kyoko

あの~……。
有香さん、それと同じ言葉を
30分前にも聞いた気がするんですけど……。

Momoka

その30分前にも聞きましたわよ !
なんなのです、この森にこの山道は !

Yuka

なんなのですと言われても……山道です、としか……。

Kyoko

あはは……でも有香さん、
こんな険しい道の先に合宿地があるんですか?

Yuka

えぇ、もう少し…… !
ほら、特訓はもう始まっているんですよ ! この山道によって !

Momoka

そ、そんな……。

Momoka

ま、まだ着かないんですの……。
もう30分は経ったと思いますけれど……。

Yuka

もうちょっともうちょっと !
楽しんでいきましょう !

Kyoko

そういえば、志希さんとフレデリカさんは……?

Momoka

……そういえば、いつの間にかいませんわね。
先に行ってしまったか、もしくはものすごく遅れているか、
あるいは……どこかで遊んでいるか、でしょうね。きっと。

Yuka

……正解が一つしかみえないような気が、しますね。

Kyoko

あ、あはは……。

川辺

Kyoko

……あれ? 景色が変わってきましたね。
だいぶ歩いたからかなっ?

Momoka

本当に……もう、そろそろ着くのかしら……。

Yuka

みんな、頑張ってください !
近くまで来てますよ ! 着いたら楽しい合宿生活が待っています !

Momoka

えぇ。
有香さんがそういうのでしたら、このわたくしも、
もう少しだけがんばろうと思いますわ。

Yuka

えぇ !

Kyoko

そういえば、今回ってリーダーはどうするんですか?
ユニット名は決めたけど、そのあたりは特に打ち合わせしないで
ここまで来ちゃったような……。

Yuka

あ、そういうものって、やっぱり決めるんですか?

Kyoko

たぶん……。

Momoka

そんなもの、最初から決まっていますわ。

Kyoko

…… ! うん。

Yuka

そうですよね !

Momoka

えぇ ! 有香さんです !

Yuka

そうそう、桃華ちゃん、頑張って……って、あ、あたし ! ?
なんでですか ! ?

Momoka

ふふっ、決まっていますわ。
今回の5人の中で、もっとも強い信念を持っているからです。
……わたくしよりも。だから、リーダーにふさわしいんですわ。

Kyoko

そうですね。
有香さんが合宿しようって言ってくれたから、
みんなはここにいるんですから。

Yuka

そ、そうですか?
あたしが、リーダー……えへへ、なんか照れますね。
……あっ、目的地が見えてきましたよ !

Momoka

……ふぅ。ようやくですの。

Yuka

頼も~っ ! !

Kyoko

だ、だから有香さん、それじゃ道場破りですって……。

Yuka

あっ……あはは !
ついつい、こういう建物だと、声を上げてしまって……。

Momoka

ここが……合宿の場所……ですの? お寺……ですか?

Yuka

そうです ! 師範の知人の方がやっているお寺で、
修行をさせてもらうんですよ !

坊主

よく来られましたね。

Momoka

あ、ここの……方かしら?
お、お手柔らかに……お願いしますわ……。

Chapter 2[edit]

素直になれるよね

寺で桃華を待っていたのは、志希とフレデリカ。寺までの道中で行方不明になっていた二人は、参道を歩き、近道をしてきたらしい。衝撃の事実を知り、一つ大人になる桃華。メンバーの中では最も幼くお嬢様でもある桃華が、今回の修行を受けようと思った理由とは……。

'

Momoka

……へぇ……古めかしい建物ですのね。
ここが修行の舞台……。

Frederica

モモカちゃん、やっほー。
修行モードになってる~?

Shiki

やっぱりなんかここ、ヘンな匂いするね。
古いっていうか……懐かしい感じがするー。

Momoka

あら、フレデリカさんに志希さん。
もう着いていらしたの?
姿が見えないから、どこかで道草でも食べていらっしゃるのかと……。

Frederica

モモカちゃん達が着くの、ずっと待ってたんだよー?
1時間くらい、お昼寝しながらねー !

Shiki

夢の中で待ってた !

Momoka

それは、待ってないのではありませんこと……。
そんなことよりも、あの1時間以上掛かる険しい山道を
そんなに早く越えてきたというんですの……?

Frederica

そうそう山道 ! 歩いた歩いた。階段だけどね。

Shiki

駐車場から、参道の階段を……。
んー、10分くらい歩いただけじゃない?

Momoka

……へ? 参道?

Frederica

あー、みんな、裏山までぐるっと回ってから歩いてきたのかな?
さすが修行、気合い入ってるねー。
えらいえらい ! ほめてあげよー !

Momoka

……世の中には、知りたくないことがあるものですわね。
わたくし、いまこの瞬間にまた一つ大人になりましたわ。

Shiki

人間、いくつになっても学びはあるもんだよねー。

Momoka

う……とにかく。わたくしはここに修行しに来たのです。
どんな試練でも、乗り越えてみせますわ。

Shiki

そう ! それさー。気になってたんだよね。
なんで桃華お嬢様ともあろう者が、わざわざ修行なんてするのー?
あたし、その思考のロジックにキョーミあるな。

Frederica

そういえば、そーだよね。
お嬢様が汗水たらして修行なんて、似合わないよねー?

Shiki

ステージだったら、あたし達お姉ちゃんズが
ちゃーんと作ってあげるよ?
お嬢様は出番まで、お茶でも飲みながら優雅に待ってればいいのに !

Momoka

それは !
それでは……わたくし、いやなのです。

Shiki

桃華ちゃん?

Momoka

志希さんもフレデリカさんも、そうやって、
普段は適当にしているじゃありませんか。
けど、アイドルとしては、なんでもやればできてしまうのでしょう。

Momoka

響子さんと有香さんは、しっかりしていて……。
アイドルとしても、ちゃんと努力を積み重ねて、
できないことをそのままにはしない方々です。

Momoka

でも、わたくしは……わたくしは、どちらでもありません。

Frederica

モモカちゃん……。

Momoka

いつでも優雅たれと教えられて、どんなときでも余裕のある
櫻井桃華を演じるのは得意ですわ。
でも、そのせいでなにかを得られないとしたら、いやなのです……。

Shiki

ふーん。
面白いね、桃華ちゃん♪
あたし、桃華ちゃんのこと、初めて本気で面白いと思った♪

Momoka

なっ、なんですの !
人がこんなにマジメな話をしたというのに、茶化して…… !

Shiki

茶化してない。
あたしはそういう本気の人が見たいの。
つまらない人にキョーミないの。

Shiki

自分に嘘つくなら、本気でついてほしいの。
……誰かさんみたいにね。
そんだけー。

Momoka

志希さん……。
あなたなりのエールだと思って、その言葉、受け取っておきますわ。

Frederica

うんうん。
きっとみんな、素直なモモカちゃんが好きだと思うなー。
もちろんアタシも、シキちゃんもねー。

Momoka

……そうですわよね。
せめてみなさんの前では……頑張ります。

Frederica

そーそー。
いっしょに頑張ろーね。

Shiki

ね !

Momoka

……はい !

Chapter 3[edit]

お掃除楽しいよね

響子と志希は修行で寺の掃除をしていた。だが、志希は掃除の重要性が理解できないと愚痴る。それを聞いた響子は、志希に掃除についてを説いた。しばらくしてから訪れた桃華が見たのは、異様な行動をする志希と、微笑む響子だった……。

'

Shiki

志希ちゃんは、飽きました。

Kyoko

早い、早いって ! 志希さん !
まだ修行始まったばかりだよ !

Shiki

掃除を通じて、奉仕の精神を学び、体力を付けましょう。

Kyoko

お坊さんが言ってたね。

Shiki

非効率的すぎるでしょー。
ロボット掃除機でも走らせておけばいいじゃんねー。

Kyoko

あ、あははは……。

Shiki

ちょっとは面白いと思ったんだけどさー。
寺で修行って、今までに無い体験だし?
ノスタルジックな記憶が海馬の奥底にあった気もしたし?

Shiki

でも、ルーチンワークすぎるよねー。
なに? ぞうきんで廊下を拭きましょうって。
それってアイドルとして成長するわけ?

Kyoko

まぁ、直接じゃないかもしれないけど、
きっとなにかの経験になるかもしれないですし……?

Shiki

論理的な関係性が見いだせませーん。
せんせー。きょーこせんせー。

Kyoko

あはは……。

Shiki

そもそもさ、掃除って必要なの?
あたし、そこに意義を見いだせないんだけど。
あ、これ普段の話ねー。

Kyoko

……いま、なんて言いました?

Shiki

ん?
掃除って必要なの? って。

Kyoko

必要に決まってるじゃないですか !
志希さん ! !
掃除しなかったら、大変ですよ ! ! !

Shiki

へ?
……なにが?

Kyoko

掃除っていうのはですね !
一言でいえば、愛なんですよ ! ! 説明します !
正座して聞いてください ! いいですか、そもそも……。

Shiki

????

Momoka

お待たせしましたわ~……あら? どうなさったの?

Shiki

掃除、タイセツ。
整理整頓、ダイジ。

Momoka

な、何があったというのです……。

Shiki

志希、掃除シマス……ぴぽーぴぽー……ウィーン……。

Momoka

志希さん……まるで、ロボットのように……。
ど、どちらへ……。

Kyoko

ちょっと、熱く語り過ぎちゃいました♪

Momoka

響子さん?

Kyoko

お掃除は、大切なんですよっていうことを、
やさしくていねいに、説明してあげたんです♪

Momoka

ハァ……そうですの。
それにしても、修行の一環とはいえ、どうしてこのわたくしが
お寺の廊下をぞうきんがけなど……。

Kyoko

あはは、志希さんと同じこと言ってますね……。

Momoka

そうですの? 志希さんは分かりませんけれど、わたくし、
家では使用人達が掃除をしてくれるものですから。
あまり、こういう経験はないのです。

Kyoko

へぇ……そうなんだ。もったいないね。
お掃除楽しいのに。

Momoka

お掃除が……楽しい?
変わっていますのね。

Momoka

こんなぞうきんがけなど、
櫻井家ではわたくしのすることではありませんし……。
だいたい、こんなことをなぜわたくしがしないといけないのか……。

Kyoko

……桃華ちゃんにも、どうやら教育が必要みたいですね。

Momoka

……へ?

Kyoko

お掃除の楽しさを理解できるようになるまで、
ゆっくり、みっちり……教えてあげます♪

Momoka

は、はぁ……。
お、おてやわらかに……お願いしますわ……ね。

Momoka

……掃除については教わったものの、
やっぱり、なぜわたくしがぞうきんがけをしているのかは……。
うーん。

Kyoko

あはっ。桃華ちゃん、お掃除、楽しいですね♪

Momoka

……そ、そうですわね。
まぁ……これはこれで、慣れれば面白い……のかしら……?

Chapter 4[edit]

一緒に笑いあえるよね

修行のために寺を出た有香、フレデリカ、志希。3人は森を抜け、川へ向かう。その間、志希とフレデリカは愉快なやりとりで有香を翻弄する。2人のテンポに巻き込まれた有香だが、向かう先には驚きの修行が待っていた。

'

Shiki

ねーねー有香ちゃん。

Frederica

今日はなにするの~?

Yuka

今日も、修行です ! !
もちろんではありますが、昨日も今日も明日も修行です !

Shiki

あ、薪割りする? いい薪、あるよ !

Frederica

いい斧も、あるよ !

Yuka

薪割りはしません !
が、あれはあれで、筋肉を付けるという意味では
馬鹿にならないんですよ。ほんとに。

Yuka

……じゃなくって !
今日はお寺から出ますから、ついてきてください。
いきますよ。

Shiki
Frederica

は~い。
は~い。

Shiki

ここは深い深い不思議の森……。
迷い込んだきまぐれ少女の前に、
ウサギ跳びするナビゲーターが現れて忙しく走り回る……。

Frederica

フンフンフフーン♪ おっ、イイ感じの森 !
ここは因幡の国の森だったかな? エメラルドシティはどっちかな♪
フレアリスの冒険、はじまりはじまり~☆

Yuka

あぁっ ! いそがしいっ ! いそがしいっ !
ふんっ ! ウサギ跳びで、走り回りますよ ! ふんっ !
ってちょっとぉ !

Frederica

あら、やめちゃった。
ちゃんとウサギ役頼むよー。
ナナちゃんの代役だからさ !

Yuka

だからってウサギ跳びはないでしょう !
あたしたちが出るのは公演じゃなくてLIVEなんですから !
役柄はごちゃ混ぜにしないでくださいっ !

Shiki

ま、そのへんのお話はよく知らないんだけどー。
ところでこれさ、ドコに向かってるの?
ふんふん……水の匂いするけどー。

Yuka

え? あ、そうです !
近くに流れている川の上流に向かいます !

Frederica

そーなんだ。川ってイイよねー。
ほら、セーヌ川とかもすっごくキレイでさー。

Shiki

あぁ、フランスはパリのセーヌ川?

Yuka

えぇっ、見たことあるんですか、セーヌ川 !
さすがパリ生まれですね !

Frederica

そうそう、ガイドブックの写真で見るとすっごいキレイでさー。

Yuka

……あぅ、そういうオチだと思いましたよ。はい。
分かってました。
……はぁ。

川原

Shiki

お、水辺だー。
にゃはー♪ 気持ちよさそー♪

Yuka

うーんっ……いい景色ですね !
修行でなければ、まるでハイキングかなにかに来たみたいで、
この自然を満喫できたんでしょうけど……。

Yuka

でも、修行ですから !
身体を鍛え、心も鍛え、アイドルとしての技術も付ける !
心技体の教えを……。

Frederica

シキくーん、つかまえてみて~♪

Shiki

おいおいフレちゃん、待てよ~っ♪

Frederica

ウフフッ♪ 

Shiki

アハハハハハハッ♪

Yuka

人の話を聞きなさぁぁぁいっ ! !
なんですか、その一昔前のトレンディドラマ風の小芝居は !
ココ砂浜じゃなくて川原ですよ。水辺ならいいワケじゃないでしょ !

Shiki

つい、気持ちを抑えられなかった……。

Frederica

などと、犯人は供述しており……。
当局では、なおも余罪があるとみて追及中です。
現場からは以上です。スタジオにカメラお戻ししまーす♪

Yuka

はい、山奥の川原から中継でした……ってこらーっ !
あたしまでつい乗っかっちゃったじゃないですか !
やめてくださいよ ! もう !

Shiki

とか言ってさ~、マジメなフリして案外好きなんじゃない?
こういう楽しい雰囲気のやーつー。

Frederica

なぁお前さん……白状しちまえば、楽になるぞ……。
田舎のお袋さんを、泣かせるんじゃない……。
カツ丼、食うか?

Yuka

刑事さん…… !
あたし……嘘ついて……すみませんでした ! !

Yuka

って、だから、違ぁぁぁぁうっ ! !

Shiki

やーっぱり好きなんじゃん♪

Frederica

自分に素直になりなよ~♪

Yuka

ちょ、ちょっとだけ面白いだけです !
たまには、こういうのもいいかなって思っただけですから !
でも、そんな風に遊んでいられるのもココまでですよ !

Frederica

ココまでというと、ココからはどうなるのかな?

Yuka

みなさん、今日は滝行をしますから !
覚悟してくださいね !

Shiki

た、タキギョウ? What's?

Yuka

行けば分かります ! さぁ !

Yuka

やるときは、マジメにやりきる !
それがあたしですから !
フレデリカさんも、志希さんも、ちゃんとついてきてくださいね !

Chapter 5[edit]

舞台に立てるよね

合宿を終え、有香、響子、フレデリカの3人は、ロケバスで成果を振り返る。今回の合宿で、メンバーの絆は深まった。その絆をLIVEでお披露目しようと、フレデリカは笑顔で話す。会場にてLIVE本番を迎え、緊張するメンバー。張り詰めた空気を和ませたのは、やはりフレデリカの笑顔だった。

'

Yuka

今日まで、お世話になりました !
LIVE、やりきってきます !

坊主

頑張ってきなさい。応援しているよ。

Yuka

はい ! 師範にも伝えておきます !
ありがとうございました !
押忍 !

ロケバス

Yuka

合宿も、あっという間でしたねぇ……。

Frederica

楽しかったねー。
みんなでモモカちゃんのお家にお泊まりしたときみたいで。
ね、キョーコちゃん?

Kyoko

そうですね。
厳しさは、段違いでしたけど……でも、家族みたいな絆は、
もっと強くなったと思います。

Frederica

うんうん !

Kyoko

私、家族っていいなぁって思うんです。
どんなことがあっても、絶対に守ってくれるし、
いっしょにいるだけで、幸せになれるし。

Kyoko

アイドルのお仕事は、簡単にはいかないことも多いし、
アイドル同士でライバルになることだって、あるじゃないですか?

Yuka

そうですね。
強敵と書いて、『とも』と読むような関係も、ありますよね。

Kyoko

あはっ。それは……そういうのもあるのかな?
……でも、このユニットは、個性も趣味も考え方もバラバラで、
それでも、同じ目標に向かっているあいだは、一つですよね。

Kyoko

いっしょにお寺をお掃除したり、ご飯の支度をしたり
走り込みをしたり、筋トレしたり、歌を合わせたり、
ダンスを合わせたり……。

Frederica

わーお。結構、いろいろやってた !

Kyoko

みんな、この修行のあいだで同じことをしているうちに、
だんだん息が合うようになってきて。それが、嬉しかったんです。

Frederica

……さきにロケバスに乗ってたシキちゃんとモモカちゃんが、
すでにスヤスヤしてるところとか……。
息がぴったりだよね?

Yuka

おっと……そうだったんですね。どうりで静かなわけです。

Frederica

で、息がぴったりになったアタシたちのお披露目を、
これからしにいくんだよ。

Kyoko

そうですよね。
でも……私、ユニットでのこういう経験ってあんまり多くないから
……ちょっとだけ、ドキドキしてます。

Yuka

響子ちゃん。お母さんっていうのはね。
誰よりどっしりしてないといけないんですよ。

Kyoko

有香さん……?

Yuka

響子ちゃんはこのユニットのお母さんですから !
どっしりかまえて、いつでも笑っていてください !

Kyoko

いつでも笑って……?

Frederica

得意だもんね? スマイル☆

Kyoko

……はい ! もちろんですっ !

Yuka
Frederica

しーっ !
しーっ !

Kyoko

……あーっ、すみません~。

LIVE会場

Yuka

さてと……つきましたよ !
あたしたちの競技場 ! 戦場 ! 晴れ舞台 !

Kyoko

ここが……私たちの……思ってたより、広いですね。
なんだか、緊張しちゃいそう……。

Frederica

むにぃ~♪

Kyoko

なっ、なんですか、フレデリカさん~ !

Frederica

キョーコママ、スマイル♪

Kyoko

ふぁ、ふぁい~。
……わかりました、わかりましたから、
ほっぺたを引っ張らないでください~ !

Yuka

ふふっ !
もう、フレデリカさんのせいで、張り詰めた空気が台無しですよ !

Frederica

てへぺろ☆

Kyoko

……でも、ありがとうございますっ。

Frederica

まかせて☆

Yuka

では、いきましょうか……あたしたちの、LIVEステージへ…… !

Ending[edit]

Tomorrow will be a Good Day

LIVEが終わり、打ち上げを行うメンバー。志希とフレデリカは、桃華に焼き立てのピザを勧める。しかし、そのピザは激辛ピザだった。だが、成長した桃華は、辛さに耐えて笑ってみせた。桃華の笑顔を見た一同はさらに笑い合う。特訓を経て成長した少女達は、笑顔とともにまた明日へ向かうのだった。

'

LIVE終了後

Momoka

ふぅ……。

Kyoko

はぁ~……。

Yuka

ん~……。

Frederica

いやー、終わっちゃったねー。

Shiki

あたし、お腹すいたー。

Momoka

もう……フレデリカさんと志希さんは、我が道を行くというか
……本当に天才肌ですわね。
感動にひたっている時間もなくって?

Frederica

いやー、ひたったよー。
モモカちゃんの半身浴タイムくらいはひたったと思うなー。

Shiki

でもさー、感動ではお腹ふくれないんだよね !
控え室のご飯、片付けられちゃう前に食べなきゃなー !
みんなが食べなくても、あたしは行くけどー♪

Yuka

たしかに、始まる前はすこし軽めに済ませてましたから……。
お腹が空きましたね。へへっ。
あたしも、行きます !

Kyoko

ふふっ。でも、私たちらしいかも♪
ステージはやりきりましたけど……花より団子、ですよね。

Momoka

……まぁ、みなさんが行くというなら、仕方ありませんわね。
もうちょっと、この感動を味わっていたかったですけれど。
ここで見る景色は、いつだって一度きりなんですから……。

Shiki

ねーねー桃華ちゃん、ハンバーグとエビフライどっちがイイ?

Momoka

言ってるそばからなんですの…… !

Shiki

食べるなら、とっといてあげよっかにゃーって。いらない?

Momoka

……エビフライの気分ですわ。
けれど !

Shiki

けれど?

Momoka

わたくしも、みなさんといきますわ。いっしょに !

Frederica

うんうん、かわいいかわいい~♪

Momoka

だから、その、頭をなでるのは、およしなさい~っ !
プロデューサーちゃま、近くにいるのでしょう !
みていないで助けてくださいまし~ !

数日後

Yuka

それでは、あらためまして……。
la RoseraieのLIVE大成功……お疲れさまでした !
かんぱーい !

Momoka
Kyoko

乾杯♪
乾杯♪

Shiki
Frederica

にゃはー♪
うぃ♪

(Select an option)

乾杯

Shiki
Frederica

……ぷはぁ~っ♪
……ぷはぁ~っ♪

Kyoko

ふふっ。
そんなに勢いよく飲んだら、
飲み物でお腹いっぱいになっちゃいますよっ。

Yuka

今回はプロデューサーさんがこのレストランを
貸し切ってくれたということで、存分に食べて飲んで、
そして、騒いでOKですっ !

Shiki

ピィッッッッツァァァー ! ! !

Frederica

はいはいはい、どうどうどう……。
シキちゃん、焼けるまで待とうねー?

Shiki

ふぐー……ふぐー……。

Kyoko

あはははっ。
でも、さすがに今回は、桃華ちゃんのお宅で
打ち上げじゃなかったんですね。

Momoka

まぁ、うちにきていただくのは問題ありませんけど……。
神戸まで打ち上げのために帰って、終わったら発ってというのは、
みなさんの負担になるでしょう?

Yuka

たしかに……言われてみれば、そうですね。
そこまで考えていませんでした…… !

Kyoko

もしかして、提案してたんですか……。

Momoka

ふふっ。
べつに、場所は重要ではないんですのよ。
大切なのは、みんなで同じ時間を過ごせることなのですから……。

Shiki

ねーねーねーねー !
このピッツァ美味しい ! すっごく美味しい ! 焼きたて ! あげる !
はい桃華ちゃん ! 食べて ! すぐ食べて !

Frederica

ホント、ほっぺた落ちて顔やせしちゃうよー !
そのぶんお腹にお肉がつくかもだけどね☆

Momoka

……人が、ちょっとだけいいことを言ったときに限って、
あなたたちは本当に、もう !

Momoka

はぁ……けど、いただきますわ。せっかくのご厚意ですし。

Kyoko

あ、あれ、なんかそれ真っ赤じゃないですか……?

Yuka

……あっ !
ちょっと、待って…… !

Momoka

あーん……。

Momoka

! ? ! ? ! ? ! ?

Yuka

まったく ! 桃華ちゃんはまだちいさいんだから !
辛いものとかダメなんですよっ !
気をつけて !

Shiki

ふぇーい……。

Frederica

ユカパパに怒られたー。

Kyoko

美味しい料理も、味付けが変わるくらい調味料をかけたら
食べられない人も出てきちゃうんですからっ !

Shiki

ふぇーい……。

Frederica

キョーコママに怒られたー。

Momoka

ふぅ……。

Kyoko

あっ、桃華ちゃん、戻ってきた !
大丈夫だった?

Yuka

唇、はれちゃってないです ! ?

Momoka

だ、大丈夫ですわ……。
けど、あなたたち !

Shiki
Frederica

はい !
はい !

Momoka

お食事中は、お静かに……とまではいかなくとも、
みんなで楽しく食卓を囲みたいですわね。
まったく、手のかかるお姉様たちなんですから。もうっ♪

Kyoko
Yuka

あはっ♪
ふふっ !

Shiki
Frederica

ふっふーん♪
えへへー。

打ち上げは、その後も楽しく執り行われた……