NO ID(O)L(E) NO LIFE !

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Script

NO ID(O)L(E) NO LIFE !
事務所
かな子:
来ないねぇ……杏ちゃん……。
きらり:
んもぅ、来れたら来るって言うときは
決まって来ないんだからぁ……。
かな子:
もうすぐ杏ちゃん自身のLIVEがあるのに、
あんまりレッスンできてないんじゃ……。
きらり:
んぅー……杏ちゃんのことだし、
お家でこっそり練習してるってこともなさそうだから……
このままじゃ、うまくいかないかも……。
かな子:
そうだよね……。
なにか、できることはないかなぁ?
きらり:
ふみゅ~……。うーん。
忙しいPちゃんの手を借りる訳にはいかないしぃ……
きらり達の力で……あぁっ !
かな子:
きらりちゃん、なにか思いついた?
きらり:
にゅふふ……。
かな子ちゃん、今日はお菓子、持ってゆ?
かな子:
うん ! もちろん !
えぇと……さっきみんなに配ったクッキーの余りと、
昨日スタジオに余ってたマドレーヌと、チョコ、あと……
きらり:
いっぱい持ってるにぃ……。
かな子:
ガムと、グミと、キャンディ !
どれか、食べます? 私のオススメは、新商品のグミだよ~ !
きらり:
んふふ♪ それだけあればだいじょぶだいじょぶ♪
毎日、事務所に来たくなっちゃうように、
ちょこっと手伝ってくれゆ?
かな子:
このお菓子が、役に立つのかな……?
私で手伝えることだったら、うん ! 任せて !
きらり:
にゅふふ~♪
でも、まずは杏ちゃんをおうちから連れ出してこなきゃ……。
かな子ちゃん、一緒に来てもらっても、いーい?
かな子:
もちろんだよ~♪
って、これから? 杏ちゃんのおうちに行くの?
きらり:
もっちもっちのろんろんだにぃ !
かな子:
なるほど~♪ このあとはレッスンもないし、大丈夫だよ !
きらり:
よーし、じゃあそうと決まったられっつらごー☆
:
お、きらりちゃんにかな子ちゃん !
おはようございます !
裕子:
どうも ! ユッコです ! サイキック、おはよう !
かな子:
お疲れさま~。
二人はレッスンの帰りかな?
:
そうです !
レッスンが終わったので、ご飯にでも行こうかと !
お二人は?
きらり:
きらりとかな子ちゃんはねぇ、
これから杏ちゃんのお家に行くんだよぉ !
裕子:
ほう、杏ちゃんの……それはまた、どうして?
かな子:
お菓子がポイントなんです~♪
きらり:
もしよかったら、二人も一緒にいくぅ?
裕子:
杏ちゃんのお家……面白そうですね。
ご迷惑でないのなら、はい !
:
そうですね ! その、お菓子とかも、気になりますし !
きらり:
んふふ♪
じゃあ、みんなでいっちゃおー !
きらり:
ふぃ~……みんなぁ、そろそろ着くよぉ~。
裕子:
きらりちゃん、杏ちゃんって、ご実家住まいなんですか?
女子寮じゃなかったと思うんですが……。
きらり:
杏ちゃんは、一人暮らしをしてるんだよぉ。
ほら、ここのマンション !
:
ほー……高いですねぇ……。
あっ、入り口はいわゆるオートロックというやつですか?
なにやら、すごいところに一人で住んでるんですね !
かな子:
あの杏ちゃんが一人暮らしって、
よくよく考えると、すごいね…… !
きらり:
じゃあ、いくよー。
ぴんぽーん♪ 杏ちゃん、いるかにぃー?
:
むむ…………。
裕子:
反応が、ないようだ……。
かな子:
お出かけしてるのかな……?
タイミングが悪かったかもしれないね。
きらり:
んーん。きっと、寝てるんだと思うゆ !
なのでぇ~……じゃじゃーん !
:
そ、それは !
裕子:
スプーンですかっ ! ?
かな子:
か、鍵だね……。
きらり:
合鍵持ってるから、入っちゃお~♪
きらり:
トントン♪ 双葉さーん、双葉杏さーん。
お荷物でーす。
:
んぁ……? 宅配……?
なにか頼んだっけ……ネット通販で買ったゲームかな……?
うぅーん……むにゃ……
:
てゆーか、なんで部屋のなかから聞こえるわけ?
きらり:
うっきゃー☆
きらりん宅配便でぇす ! どうもぉ !
おっすおっす杏ちゃん ! 元気してたぁ?
:
なんだ、きらりか……。来てたの?
来るなら来るって言ってよ……ふぁ……
まぁ、言わなくてもいいけど。どうせ片付けたりしないし。
きらり:
うぇへへ~。
あと今日は、ゲストが来てくれていますっ ! どうぞ~ !
かな子:
杏ちゃん、どうも~。お邪魔してます~。
:
おはようございます ! ! 日野茜です ! 元気ですかー ! !
裕子:
いやぁ、一人暮らしのわりに広いですね……
それに、脱ぎ散らかした服がいろんなところに……。
……ん? あ、はい ! どうも、ユッコです !
:
お、おぉ……どうも。なんかいっぱいきたね。
まぁ、適当にくつろいでってよ。
お茶とかジュースとかは、冷蔵庫にあるからお好きにどうぞ~。
:
では、お茶をいただきます ! !
:
勝手にどうぞ~。ふわぁ……。ねむ。
裕子:
しかし、いい部屋ですね……。
お家賃とか……さぞや、お高いのでは……。
:
さぁ……親からもらったから、わかんないけど……。
裕子:
な、なるほど……。
まぁ、そうですよね、アイドルのお給料では
ここまでのお部屋に住むなんて…… !
かな子:
杏ちゃん、聞いてもいいかな?
その……なんで一人暮らししてるの?
:
ん~、親がしろって言ったからだよ~。
裕子:
へー……
アイドルになる以前から、ここで一人暮らししていたんですか?
:
そうだよ~。
実家にいたら、あまりにだらだらしすぎるから、
一人で生きてみなさいって、親がうるさくてさ~。
:
じゃあ東京の学校に通うから、都内に住みたい !
って言ったら、マンション買ったからここに住みなさいって。
きらり:
杏ちゃん、北海道出身だもんにぃ。
だから、ここでは一人暮らし !
裕子:
ほー。初めて聞きました !
:
きらりとちひろさん、あとプロデューサーくらいしか、
知らないんじゃないかな……
みんなにはあんまり話したことない気がするし。
かな子:
そうだったんだ……。
私も、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだなぁ……。
:
べつに、ヒミツにしてたわけじゃないんだけどね。
言う機会がなくて。……まぁ、私もかな子ちゃんの
ホントの3サイズとか、知らないし……お互い様じゃん?
かな子:
ほ、ホントって !
嘘ついてるみたいな言い方しないでっ ! ?
:
いやぁー、しかし杏ちゃんでも、高校には通ってるんですね…… !
:
まぁ、一応……。杏をなんだと思ってたんだ……?
で……みんな、何しにきたの?
杏の部屋に遊びに来たってわけじゃないんでしょ?
かな子:
そうそう !
今日は杏ちゃんにとっておきの美味しいお話を持ってきたんです !
:
美味しい話 ! ?
ほほう、聞かせてもらおうじゃないか !
裕子:
すごい……聞く姿勢がいきなり前のめりにっ !
かな子:
その話の前に、まずはおやつでもいかが?
クッキーとか、マドレーヌとか、チョコとか、飴もあるよ !
:
おぉ~。準備がいいじゃん。いただきま~す♪
……あむっ。……んん、うまー。
で? 何の話だって♪
きらり:
杏ちゃん、事務所に毎日きてないでしょ?
レッスンもちゃんとできてないんじゃないかなって思って !
そこで、きらりんは考えましたぁ !
きらり:
事務所にきたら、かな子ちゃんが日替わりで
おいしいお菓子をくれるキャンペーンを開催っ ! どや~っ☆
:
う、うん……?
なにそれ? ログインボーナス?
:
ろ、ろぐいん?
:
あぁ、いや、こっちの話……。気にしないで。
ていうか、みんなで押し寄せて、そういうこと~?
べつに、杏はそんなこと気にしてもらわなくたって……。
裕子:
ムムッ……杏ちゃん、テレパシーを使える私には、
本当の心の声が聞こえますよ !
素直になりましょう !
:
な、なんだよ~。べつに、ウソなんかついてないし……。
きらり:
杏ちゃん、LIVEステージ、もうすぐでしょぉ?
ちゃんと、毎日レッスンしないとダメなんだよぉ。
だから、毎日来てくれるように、きらり達で考えたの。
かな子:
杏ちゃんだって、事務所に来るのがいやなわけじゃないよね。
きっと着替えて歩いてくるのが面倒なだけだと思うの !
だから、お菓子のことを考えて、幸せな気持ちになろうよ♪
:
きらり……かな子ちゃん……みんなも……。
はぁ……。
そっか……なんか、ごめん……。
:
杏ちゃん、こういうときは、謝罪ではなく感謝 !
ごめんではなくて、ありがとうですよ !
:
あ……ありがとう。
裕子:
おぉ !
伝わりましたね ! きらりちゃんの想い !
:
あー……ちなみに、杏が事務所に行かなかったら、
余ったお菓子はどうなるの?
かな子:
そしたら……捨てるのはもったいないし、
みんなで食べる……かなぁ?
:
はぁー。仕方ないなぁー。
みんなのウエストと体重のために、
杏がお菓子食べにいってあげるよ !
きらり:
んふふー♪
そーゆーことに、しておこうねぇ !
じゃあ、さっそく今日のハピハピレッスンしにいこっかぁ♪
:
いっしょに、燃えていきましょう !
:
えぇ~、明日からにしようよ~ !
話が早すぎる~ !
LIVE当日
かな子:
来ないねぇ……杏ちゃん……。
きらり:
んもぅ、本番まで来ないなんてぇ……。
かな子:
もうすぐ杏ちゃんの出番なのに、スタンバイできてないんじゃ……。
きらり:
んぅー……杏ちゃんのことだし、お家で寝てたりってことも……?
裕子:
サイキックぅ~~~テレポートぉ~~~ !
:
つまり、ダーッシュ ! ! ! ! !
着きました ! お待たせしました !
ご注文の杏ちゃんです ! !
:
は、吐きそう……。
きらり:
杏ちゃーん ! もー、心配してたんだよぉ !
あんなにちゃんとレッスンしたんだから、
本番遅刻したらめーでしょ !
:
わかった、わかったから……ちょっと休ませて……
かな子:
ほら、本番始まりますよ ! 着替えて ! メイクして !
アイドルのお仕事が始まるんだから、本気モードになって !
:
あ、杏の体力は始まる前からゼロだよ~ ! !
:
……という、夢を見たんだ。……ぱたり。
きらり:
はぁ、寝ちゃったぁ~。
んもう、杏ちゃんたらホントにマイペースなんだからぁ !
かな子:
……でも、ステージ本番はうまくいってよかったね。
杏ちゃん、やるときはやるってところ、見せてくれたね !
それに、カエダーマ大作戦はすっごくリアルだったし !
きらり:
杏ちゃん、やればできるんだから、
いつも頑張ったらいいのになぁって思うけど……
そうじゃないのが、いいところでもあるんだにぃ……。
かな子:
そうだね。杏ちゃんには私たちも助けられてるもん !
きらりちゃんも、いっぱいいっぱい、お疲れさま !
きらり:
んふふ♪ ありがとぉ。
かな子ちゃんも、おつおつだにぃ☆
杏ちゃん、ゆっくり休んで、どんな夢見てるのかなぁ?
かな子:
お菓子の夢だったりして?
きらり:
それはかな子ちゃんの夢だにぃ☆
かな子:
えへへ……。
でも、甘い夢を見ると幸せになれるんだよ……。
:
………………。
:
今日も……なんだかんだ……楽しかった……むにゃ……。