Kawaii make MY day! (event)/Commus

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Opening

Start-up of MY Kawaii !

スイーツを食べながら、オフの日を楽しく過ごして
いた有香、ゆかり、法子の3人。
3人は、偶然通りがかった美嘉の人気を見て、自分
たちもあんな風に可愛くキレイになりたい、と願う。
こうして、3人の女の子の、ささやかで、
そして大事な日々が始まった。

'

Noriko

これは、あたしたちのはじまりの思い出。

Yukari

ユニット『メロウ・イエロー』として新曲を発表する、
ほんの少しだけ前のこと。

Yuka

普通の女の子たちが、今までよりももうちょっと、
ステキになるために頑張った……。
そんな思い出話です───

Yukari

こっちも一口食べます?

Yuka

うん ! いただきますっ !

Noriko

ん~っ、おいしい !
ねっ、ゆかゆかもドーナツちょい足す?

Yuka

いいねっ♪
でも、ちょい足しって言うのそれ?

原宿

女子高生A

ねぇ、あれってさ……。

女子高生B

やっぱそうだよね、アイドルの……。

Yukari

……なんだか、視線を感じませんか?

Noriko

もしかして、あたしたちかなっ?

女子高生A

あの~、すいません……。

Yuka

……き、来ましたっ !

女子高生B

アイドルの……城ヶ崎美嘉ちゃんですよねっ ! ?

Yukari
Noriko
Yuka

えっ?
えっ?
えっ?

Mika

……あ、バレちゃった?
はーい、美嘉だよーっ★

女子高生A
B

キャー !

Yuka

ああ……恥ずかしい……。

Noriko

きれーにカンチガイしちゃったね !

Yuka

ぐうっ。

Mika

そんなヘコまないでって !
アタシはいつもこんなカンジだから、バレやすいだけだって。
みんなも、最後はアイドルバレしてたじゃん?

Yukari

おかげさまで……。
美嘉さんは、お買いものですか?

Mika

うん。事務所行く前にちょっとね。
みんなは? 今日オフ?

Yukari

はい。
お休みをいただいたので、3人で遊びに来たんです。

Mika

そっか。良いオフにしてね★
じゃ、アタシそろそろ行かなきゃ !
ばいばーい。

Noriko

ばいばーいっ !

Yuka

ばいばーい……はぁ。

カフェ

Noriko

カフェにきたら、とりあえずドーナツ !
ってことで、店員さーんっ。
ドーナツセット3つ、お願いしまーす♪

Yukari

法子ちゃん、さっきクレープ食べたのに、またスイーツ?

Noriko

うんっ♪
ドーナツは別腹だから☆

Yukari

すごい……。
私はどっちも同じところに入るから、
晩ごはんを軽くしないと、カロリーが……。

Yuka

…………。

Yukari

有香ちゃん、考え事?
晩ごはんのカロリーが、やはり気になりますか?

Yuka

あっ、ううん、そうじゃなくて。
カロリーは、走りこめば大丈夫っ。

Noriko

じゃあ、ドーナツのことー?

Yuka

……それも違って……って、法子ちゃん。
さっきクレープにもドーナツのせてたよね?
別腹もいっぱいじゃない?

Noriko

……ねえ、有香ちゃん。
いつもよりツッコミ遅いよ?
大丈夫?

Yukari

私たちには何でも言ってください。
原宿でのことが気にかかるんですか?

Yuka

ふたりとも……ありがとう。
うん、原宿で美嘉ちゃんに会って……。

Noriko

すごい人気だったね、美嘉ちゃん !

Yuka

あたしより年下なのに、普段からキレイで可愛くて、
アイドルとしてもすごいオーラがあって。
どうやったらあんな風になれるんだろう、って考えちゃって。

Yuka

あ、お仕事中とか歌ってるときは、昔より、ちょっとだけ……。
可愛くなれてるかなって思うんです。
プロデューサーさんや、いろんな人たちのおかげでっ。

Yuka

でも、オフだと、あたしはやっぱり普通の中野有香で。
もちろん毎日、楽しいし、充実してるけど……。
もっと可愛くなれたら、なんて……ぜ、ぜいたくかなっ !

Yukari

……そんなこと、ありませんよ。
私も、同じことを考えることが、ありました。
いえ、今もそう思っています。

Yukari

私、ずっと清楚であれ、と教えられてきましたから。
私も、普通の女の子がするような可愛いことや、
可愛くなることに、ずっと憧れてきたんです。

Noriko

へぇー。あたしも、ふたりと同じかもっ。
カラフルで、キラキラで、可愛くなれたら楽しいもんね !
あ、でもちょっと違うのは、誰かみたいにっていうよりは……。

Yukari
Yuka

ドーナツみたいに?
ドーナツみたいに?

Noriko

あーん、先に言っちゃダメー !
ふふふ、でも、◎っ ! 正解 !

Yukari

うふふっ……法子ちゃんらしくて……。
そういう所が大好きっ。

Noriko

ありがとっ♪ ふふっ。

Yuka

……よしっ !
ゆかりちゃん ! 法子ちゃん !

Yuka

アイドルじゃないときも……。
普段から可愛い女の子になるために……。
あたしといっしょに修行してもらえませんかっ ! ?

Yukari

有香ちゃん……もちろんですっ。
私も、可愛くなりたいですからっ !

Noriko

あたしもー ! 3人そろって、可愛くなっちゃおー♪

Yuka

ありがとうっ !
今までよりも、もっと可愛いあたしたちになるためにっ !
ふたりとも、頑張ろうっ !

Yukari
Noriko

はいっ !
おーっ !

Chapter 1

緊急集合~カワイイ作戦会議~

可愛くなるためにはどうすればいいか。
それを探るため、ゆかりは美嘉に、
法子はトレーナーに、それぞれ質問をしてきた。
美嘉からは「いろいろ見聞きして試してみること」を
トレーナーからは「相談をして、ハッキリとした目標
を決めること」をアドバイスされたのだった。

'

女子寮

Noriko

ゆかゆかのりこのカワイイ作戦会議 !
はーじまーるよー♪

Yuka
Yukari

ぱちぱちぱちぱちー !
ぱちぱちぱちぱちー。

Noriko

会議のおともはもちろんドーナツ♪
で、今日は何から話すの?

Yuka

ふたりとも、事務所の人に可愛くなるための方法を
聞きこみしてくれたんですよね?
その報告から、お願いしますっ !

Yukari

はい。では、まずは私から。
私は美嘉さんに、あらためてお話を聞きにいったのですが……。

控え室

Mika

……どうしたら可愛くなれるのか、って?

Yukari

ええ。美嘉さんのように、
普段から可愛くいられる秘訣のようなものがあれば、
お聞きしたくて。

Mika

えーっと、よくわかんないんだけど……。
ギャルっぽくなりたい、ってこと?
ゆかりちゃんもやってみたら意外と似合いそう !

Mika

……だけど、きっとそういうことじゃないよね?

Yukari

あ、はい……漠然とした質問ですみません。

Mika

うーん……でも、わかるといえば、わかるかも !
いつだって可愛くなりたいよね。
理由なんかなくても !

Yukari

美嘉さんもそう思うんですね。
意外です。

Mika

アタシの方こそ、ゆかりちゃんから、
そんな質問くるなんて意外だった。
もっと、カタいカンジの質問かと思ってたからさ★

Yukari

そんな……有香ちゃんからは柔らかいって言われますよ?
私は、法子ちゃんの方がもっと柔らかいかなって思いますけど……。

Mika

……なんの話?

Yukari

えっと、柔軟性?

Mika

アハハ★
何それ、ウケる !

Yukari

……といった感じで、おしゃべりして盛り上がりました。

Yuka

すっごく楽しそう !

Yukari

ええ、とっても♪
でも、それだけではありません。
最後に、ためになる話を聞けましたよ。

Mika

アタシだったら、ネットとか雑誌のトレンドチェックして、
スタイリストさんとかスタッフさんとかに聞いたりして、
あとはもう、気になったらとりあえず試す !

Mika

もしアタシが手伝えることあったら、言ってね !
ショップ選びとか、派手めのメイクの仕方くらいだったら
いつでも相談のるからさ !

Yuka

さすが美嘉ちゃん…… !
頼もしい味方が増えましたね !
ゆかりちゃん、えらいっ !

Yukari

えへっ。

Noriko

はい、はい、はーいっ !
あたしも聞きこみ行ってきたんだよ !
聞いて聞いて♪

Yuka

法子ちゃんは、だれに?

Noriko

トレーナーさん !

Yukari

なるほど。
たくさんのアイドルを指導しているトレーナーさんなら、
何かわかることがあるのかも……?

Yuka

どのトレーナーさん?
たしか四姉妹なんだよね。

Noriko

えっとね、一番お姉さんのトレーナーさんだよ。

Yuka
Yukari

えっ !
えっ !

Noriko

なんでびっくりするのー?
えっとね、ちょっと難しい話だったんだけど……。

レッスンルーム

マスタートレーナー

ふむ……。プライベートの時から可愛くありたい、と。
その方法を私に聞きにくるとはな。

Noriko

トレーナーさんなら、なにかマスター級のことを
教えてくれるんじゃないかと思って !

マスタートレーナー

まあ……いいだろう。
可愛くあることは、アイドルとしての真理ともいえる。
この質問は、椎名なりの向上心として受け取るとしよう。

Noriko

よろしくお願いしますっ !
あたし……ううん、あたしたち、
どんなレッスンでもがんばりますっ !

マスタートレーナー

では、質問だ。
そもそも、お前たちはどうなりたいんだ?

Noriko

どう? どう……えっと……かわいく……
うーん。とにかくかわいく?

マスタートレーナー

目的なくレッスンをしても効果は薄い。
まずはどんな人物になりたいのか、
そこをハッキリさせる必要がありそうだな。

Noriko

トレーナーさんは、どう思いますか?
あたしたち、どんな人になれば可愛くなれるのかなっ。

マスタートレーナー

残念ながら、私はその答えを持っていない。
私よりも、先に聞くべき人がいるだろう?

Noriko

そっか……ありがとうございました !
まずは、ゆかゆかにも聞いてみますっ !

Yuka

法子ちゃん、すごいね。
あのトレーナーさん相手に気圧されず……。

Noriko

緊張したよーっ !
ドーナツの食べ過ぎには気をつけろって注意されちゃったし !

Yukari

美嘉さんとトレーナーさん。
おふたりの話をまとめると……。

Yukari

いろいろと見たり聞いたりして、試してみること。
なりたい人物像をハッキリさせること。
このふたつでしょうか。

Yuka

どうなりたいか……かぁ。
可愛くなりたい、ってことばっかりで、
そこまで考えてませんでしたっ。うーーん…………。

Yukari

難しいですね……。

Noriko

でも、前に有香ちゃん言ってたじゃん?
悩むより行動って ! とりあえず動いてみようよ♪

Yuka

……そうだね。
その通りだよ、法子ちゃんっ !
悩んでいてもしかたないっ。行動あるのみ !

Yukari

そうですね、いろいろと見聞きするうちに、
何か発見があるかもしれません。

Noriko

よーっし、あたしたちの可愛いを探しに、
出発しよーっ !

Yuka
Yukari

おーっ !
おーっ !

プロデューサー室

マスタートレーナー

プロデューサー殿。失礼するよ。
いま、すこしいいかな?

お疲れさまです

マスタートレーナー

実は今日、面白いことがあってな……。

Chapter 2

真・ウィンドウショッピング

美嘉からのアドバイス「いろいろ見聞きして試す」を
実践するため、原宿にやってきた3人。
しかし、いつもと勝手の違う店に気後れしてしまった
3人は、結局なにも買えないままにお店巡りを
終えてしまう。このままではいけないと悟った
ゆかりは、助けとなる人を呼ぶことにしたのだった。

'

Yuka

というわけで、再びやってきました、原宿っ !

Yukari

今日の目標は、いろいろ見て、
できれば試してみる、ですね。

Noriko

いいもの見つかるといいなー !
で、どうする? とりあえずクレープ?

Yukari

法子ちゃんが、ドーナツ以外を自分から…… ! ?

Noriko

やだなー。クレープはドーナツ入りがデフォでしょ♪

Yuka

そんなデフォは聞いたことがないっ !

Noriko

あはっ、オッケー !
今日も有香ちゃんのツッコミはキレキレ♪
じゃあ、いってみよっかー。

Yuka

もうっ、脱線しないのっ !
今日は目的をもってキビキビ動くんですよっ。

女性

こんにちはー。
ヘアサロン『ドリーム☆コットン』でーす♪
ビラもらってくださーい。

Yuka

おぉ……おっと。どうも。いただきます。
では、移動開始っ ! いざ、ショッピングへ !

ショップ店員

こんにちはぁー♪
ごゆっくりどーぞぉー。

Yuka

むむむ……。
大胆な服が多いですね……。

Noriko

うひゃー、すけすけっ !
あたしにはちょっと早いかもっ。

ショップ店員

いらっしゃいませ~。

Yukari

モノトーンのドレスがたくさんおいてありますね。
ここはどうでしょう?

Yuka

蘭子ちゃんがよく着てる感じの洋服だねっ。
ゆかりちゃん、似合いそうだけど……チャレンジしちゃう?

ショップ店員

オネーチャンタチ、ヤスイヨ ! ミテッテヨー。

Noriko

わっ、わっ。
ナイストゥーミーチュー !

Yukari

スポーティーなお洋服ばかりですね。
失礼します……グッバイ♪

Noriko

ここはどう?
服とか小物とか、いいかんじ !

Yuka

そうだね、ここなら……
あっ、このブレスレット可愛いかも……。

ショップ店員

いらっしゃいませーっ ! 店内セール中でーす !
お探しのものあったら言って下さいねー。
試着とかもぜんぜんできるんでー !

Yuka

は、はいっ。

ショップ店員

今日は何をお探しですかー?
あ、そうそう、今シーズンの新商品も入ってるんでー、
よかったら合わせてみて下さーい !

Yuka

あ、えっと……し、失礼しまーすっ。

Yukari

あっ、有香ちゃん !

カフェ

Noriko

はぁ、つかれたーっ !
休憩休憩っ !

Yukari

ドーナツセットを3つ、お願いします。
ふぅ……結局、何も買えませんでしたね。

Yuka

はぁ……。
いつも服を買うところと勝手が違って、疲れるね……。

Yukari

有香ちゃんは、いつもどんな所でお洋服を買うんですか?

Yuka

うーん……近所のおっきなスーパーに入っているテナントとか、
家族で行くようなところとか、量販店ばっかりで……。
ふたりは?

Noriko

あたしは、ママといっしょに買いにいってたよ。
買い物ついでのドーナツが目当てだったけど。
自分で選ぶのは……ドーナツ柄のを探すときだけ !

Yukari

私も……今でも、母から送られてくるものを
ほとんどそのまま着ています。
自分で買ったりすることは、ほぼなくて……。

Yuka

そうだよね。ふたりは寮住まいだもんね。
……東京生まれ、東京育ちで、最年長なのに、
あたしがふがいなくて、ごめんねっ !

Yukari

そんなことありません。
どこで、どんな風に育ったかなんて、
大した問題ではありませんから。

Noriko

そーだよ。それに最年長だからって、
いつでもしっかりしなきゃいけないってワケじゃないでしょ?

Yuka

うう……ふたりって本当にいい子 !
あたしって、幸せ者 !

Noriko

うふふ♪
3人そろってドーナツ食べたら、ハッピーだね !
ひと休みして、また探しにいこっ !

Yuka

うんっ !
食べてる間に、次の手を考えないとね。

Yukari

そうですね。
とはいえ、せめて何かきっかけがあれば……
あっ !

Noriko

ゆかりちゃん、何か思いついた?

Yukari

ええ。こういう時は、賛助の方をお招きしましょう。
きっと、私たちだけでは見えないものが見えるはずです。

Yuka
Noriko

三女……?
さんじょ?

Chapter 3

カワイイ道場(入門編)

ゆかりが呼んだ助っ人は美嘉だった。
まずは「ちょい足し」で変わっていこうとアドバイス
された3人は、美嘉にショッピングを手伝ってもらう。
可愛い服をたくさん買うことのできた3人は、
お互いにそれを着てみせ合って楽しむ。そんな中、
ゆかりはさらにひとつの提案をするのだった。

'

カフェ

Mika

みんな、おまたせ★

Yuka
Noriko

美嘉ちゃん !
美嘉ちゃん !

Yukari

お忙しい中、ありがとうございます。
本当に助かります。

Mika

いーのいーの。今日の仕事はもう終わったし。
アタシも頼られて嬉しいしさ★

Yuka

最強オシャレアイドルの美嘉ちゃんが来てくれたら百人力ですっ !
美嘉主将、いや、美嘉師範っ !
押忍っ ! 今日はご指導よろしくお願いしますっ !

Mika

美嘉師範……いやいや、盛りすぎだって。
アタシたち、同じアイドルだしさ。
友だち4人で買い物、くらいのテンションでいこーよ !

Noriko

うんっ ! 美嘉ちゃんもお友だちっ !
広がるドーナツの輪、ってことで~……。

Yuka
Yukari
Noriko

ドーナツセット、ひとつ追加っ !
ドーナツセット、ひとつ追加っ !
ドーナツセット、ひとつ追加っ !

Mika

あははっ、息ピッタリだねー !

Mika

で、いろんなお店を見て回ったけど、しっくりこない、と。
なるほどねー。

Yuka

はい。
普段、自分たちでは行かないような店も見てみたんですけど……
なかなか。

Mika

んー……ねえ。
3人はどういうのを目指してるの?

Yukari

どういうの、とは……
ファッションのジャンルでしょうか?

Mika

それもそうだけど、
どう見せたいのかってあるじゃん?
甘い感じとか、大人っぽい感じとか。

Noriko

どんな……うーん……。
おしゃれで、かわいくって……。
美嘉ちゃんみたいな感じ?

Mika

あはっ、ありがと !
でも、ギャル系目指してるわけじゃないでしょ?

Yuka

そうなんですけど、そうじゃなくて……。
……自信にあふれていて、可愛いのにカッコイイところ !
そういうところに憧れます !

Mika

いやいや、ホント、アゲすぎだって……。
んー、でも、話を聞いてると、
カンペキにイメチェンしたいわけじゃないんだよね?

Yukari

そう、ですね……。
今まで、まったく着たことの無い服装には
やはり抵抗がありました。

Mika

まぁ、だよねー。
それに、完全に違うジャンルの揃えてもさ、
着回しとかできないもんね。

Mika

一気に変えようとしないでさ、
今のみんなのイメージに合わせつつ、
違う要素を少しずつ盛ってみるのがいいんじゃない?

Noriko

つまり……ちょい足しだね !
クレープにドーナツみたいな !

Yuka

それなら、出来そうな気がします !

Mika

クレープにドーナツはカロリーがヤバそうだけど……。
じゃあ、そんなカンジで美嘉プレゼンツの
ショッピングツアー、行ってみよっか !

Yuka
Yukari
Noriko

押忍っ !
はいっ。
はーいっ !

Mika

はぁ~……買った買った !
いやー、人の買い物ってのも楽しいね !

Yuka

美嘉ちゃん、ありがとうございました !
おかげで、すっごく可愛い服、たくさん買えました !

Noriko

うふふふっ、ファッションのお買いものも楽しいね !
こんなたくさん袋持つのは、ドーナツのセール以外で初めて !

Yukari

着替えてみるのが楽しみですっ。
全部、美嘉さんのおかげで……。
何か、お礼をしなくてはいけませんね。夕食でも……。

Mika

いーって、いーって ! アタシも楽しかったし。
それに、これから莉嘉と待ち合わせしてるんだ。

Yukari

そうですか。
それでは、夕食はまたの機会で。
莉嘉ちゃんによろしくお伝えください。

Mika

うん。今度、フツーにゴハン食べにいこ !
オゴリとか師範とかナシで、友だち同士でさ !
じゃ、バイバーイ !

Yuka
Yukari
Noriko

ばいばーい !
ばいばーい !
ばいばーい !

Yuka

……さっ、あたしたちも行きましょうか !

Noriko

どうする? まっすぐ帰る?

Yukari

あのね、提案なんだけど……。

Yuka

ああ……ちょっと攻めすぎでしょうか……
こんなに肩や太ももを出して……。

Noriko

大丈夫だって ! お仕事の衣装よりは攻めてないよ !
……おっ、ゆかりちゃんも準備できたー?
ゆかりちゃん登場まで、3、2、1……どうぞー !

Yukari

……ど、ど、どうでしょう?
少し、肌を見せすぎではないでしょうか……?

Noriko

えー、いいじゃんいいじゃん !
カワイイよー !

Yukari

えへへ……ふたりも良く似合ってます♪
そうだ、もうひとつ提案なんですけど……。

Yuka

なにかな?

Yukari

えっと、プロデューサーさんに……。

事務所

Mika

あ、もしもしプロデューサー?
美嘉だけど、いまいーい?
実はさ、ちょっとかわいー話があってさ……。

P

……。

Chapter 4

変わりたくて…疾走or失踪

ゆかりの提案は「買った服を、プロデューサー
にも見てもらおう」というものだった。
しかし、いざ当日になってみると、
有香が姿を見せない。
有香の様子がどこかおかしかったと思い至った
ゆかりと法子は、有香を必死に探しまわる。

'

? ? ?

……本当に、いいのね?

Yuka

お、押忍っ。覚悟はできてますっ。
あたし……どうしても変わりたいんですっ !

女子寮

Yukari

……有香ちゃん、来ませんね。

Noriko

ホント、どうしたんだろ。
返信はきた?

Yukari

いえ、既読もつかなくて。

Noriko

めずらしいね。
有香ちゃんが遅刻とか、連絡つかないとか。
マジメだから、いっつもすぐ来るのにー。

Yukari

何かあったんでしょうか……?

Noriko

とりあえず、事務所行く?
もしかしたら、先に事務所行っちゃってて、
携帯忘れて連絡できないとか !

事務所

Noriko

そっか、有香ちゃん来てないかぁ……。

Yukari

お忙しいところ失礼しました。プロデューサーさん。

P

……。

Noriko

……いないかー。
ホント、どうしちゃったんだろう?

Yukari

思えば、昨日の夜、
少しだけ様子が変だったような……。

Noriko

そうだっけ?
えっと、昨日はゆかりちゃんの部屋でファッションショーして、
それで解散~って時に……。

Yuka

ねえ、ゆかりちゃん。確認なんだけど……。
さっきの提案。買った服を……その……。
プロデューサーさんに見てもらうって、本気だよ、ね?

Yukari

はいっ。一番に見てもらいたいですから。

Noriko

どんな反応かなぁ?
楽しみっ !

Yuka

そ、そ、そうだねっ。うん、楽しみ……ははは。
じゃ、じゃああたしは……明日に備えて準備っていうか……。
とにかく、また明日ね !

Noriko

そういえば、なんかガチガチしてたね。

Yukari

…………。

Mika

お、ふたりとも、おはよー。最近よく会うね★
あれ、今日は有香ちゃんは一緒じゃなかったんだ?

Yukari

あはい、約束してたんですけど、連絡が取れなくて……。

Mika

そうなの? てっきり3人で街に出かけたかと思ってた。
朝、有香ちゃんからメールが来ててさ。
『オススメの美容室教えてもらえませんか? 』って。

Mika

さっきまで仕事中だったから、今気づいたんだけど。
服だけじゃなく、髪もチャレンジするんだーって思ったんだよね。
ふたりがいるってことは……違うカンジ?

Yukari

……美嘉さん、ありがとうございます。
私たち、有香ちゃんを探してきますっ !

Noriko

あっ、ゆかりちゃん、待ってー !

Mika

え? う、うん。
いってらっしゃーい ! 気をつけてねー !

Yukari

飛び出してきたものの……。
美容室なんてたくさんあるし……。

Noriko

そもそも原宿じゃないって可能性もあるよね……。

Yukari

もう……どこに行ったの、有香ちゃん……。

? ? ?

どうもー、ヘアサロン『ドリーム☆コットン』でーす♪
ビラもらってくださーい。

Yukari

あ、どうも……いまはそれどころではないのですけど……。

Noriko

あ ! このビラ、有香ちゃんももらってた !
ねえ、ここ行ってみよう !

Yukari

あっ……うんっ !

? ? ?

はい、おしまい。
……さ、目を開けて。

Yuka

目を開けたら……新しいあたしに…… !

Chapter 5

私たちのちょい足しカワイイ

服は可愛くなっても、自分は何も変わっていない
のではないか。有香はそんな不安に駆られていた。
ゆかりと法子は、「いきなりじゃなく、
少しずつ変わっていこう」と彼女を励ます。
3人は、可愛くなる一歩を踏み出した印として、
お揃いのブレスレットを買ったのだった。

'

店長

本当に、おまかせで良かったのよね?

Yuka

……はいっ。
ふぅ……目を開けたら……新しいあたしに…… !

Yukari
Noriko

有香ちゃん !
有香ちゃん !

Yuka

えっ?

Yukari

あら……?

Noriko

有香ちゃん、髪の毛……。

Yuka

あ……あれ。
変わって、ない?

店長

おまかせって言われたから。
少し毛先そろえて、あとはトリートメントだけね。

Yuka

ええっ ! ?

カフェ

Yukari

……有香ちゃん。
説明してもらって、いいですか。

Yuka

ふたりとも、ごめんなさいっ !
……怒ってる?

Yukari

怒ってません。
心配したんですっ。連絡はつかないし。

Yuka

う……ごめんね。
携帯、忘れてきちゃって……。

Noriko

まーまー。
何もなくてよかったじゃん !
はいっ、気分転換のドーナツ ! はむっ♪

Yukari

……はむっ。
まったく……それで、どうして急にどこかへ行ってしまったんですか?
しかも美容室なんて……理由を聞かせてもらえますか?

Yuka

その、昨晩、寝るときまでは、その気はあったんです。
でも……朝起きたら、あんなに肩も足も出てる服を着るなんて、
って思っちゃって……。

Noriko

恥ずかしくなっちゃったの?
かわいー !

Yukari

そうなんですか……。
でも、それなら私たちと一緒に、
プロデューサーさんの所へ行けばよかったのに……。

Noriko

3人だったら恥ずかしくないよねっ?
昨日はノリノリだったじゃん。

Yuka

う、うん……でも……。

Noriko

……有香ちゃんらしくないね?
いつもだったら、当たって砕けろーって感じなのに !

Yuka

く、砕けたら困るじゃないですかっ !
その……ゆかりちゃんの提案で……。
プロデューサーさんにお見せするのに……。

Yukari

プロデューサーさんには、今まで、
いろんな姿を見ていただいてるじゃないですか。
どうして今になって?

Yuka

そうなんだけど……服は変わったのに、
あたしは全然変われてないなって思って……。
そうしたら、急に着るのが恥ずかしくなっちゃって。

Yuka

だから、ちょっとでも自分から何か変われないかなって……。

Yukari

それで、髪を切りに? 突然すぎて、ビックリしました。
何でも言ってって、言ってるじゃないですか。
もう……次からちゃんと相談して下さいね?

Yukari

私たちは、仲間なんですから。

Yuka

……ゆかりちゃんっ !

Noriko

んふふっ♪
やっと有香ちゃん、笑ったね !
よかった~。はいっ、ドーナツっ !

Yuka

はいっ !
はーむっ……ん~……んふふふふっ。

Yuka

はぁ……。
あたしたちの可愛いを探そうっ !
って始めたのに、結局、あんまり変われなかったなぁ……。

Noriko

結局、いつもの服で歩いてるもんね、あたしたち。

Yukari

まあ……美嘉さんも言ってましたけど、
急には変われません。
少しずつ、挑戦してみましょう。

Noriko

ちょい足しでね !

ショップ店員

……いらっしゃいませーっ !
店内セール中でーす ! どうぞご覧くださいー !

Yukari

あ……ここは……。
あの、ちょっと寄って行きませんか?

Noriko

お買いもの?

Yukari

ええ。……あ、あった。
ねえ、有香ちゃん。見て下さい。ほら、このブレスレット。

Yuka

あっ、こないだ見つけた、可愛いやつ……。

Yukari

せっかくだから、これを買いませんか?
もちろん、お揃いで。

Noriko

おそろい ! いいねいいね~。
わっかの形だし、最高っ !

ショップ店員

それ、可愛いですよねー。
ぜんぜん、つけちゃっていーんで、どーぞ !

Yuka

あ、ありがとうございますっ。では……はいっ !
……おお。

Noriko

うん、可愛い !
ちょい足し !

Yukari

ふふっ。このくらいから始めるのが、
今の私たちには、ちょうどいいのかもしれませんね。

Yuka

だねっ。……よし ! これつけて、事務所に行きましょうか !
プロデューサーさんに、お見せしに !
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ可愛くなったあたしたちを !

Yukari
Noriko

はいっ !
うんっ !

Ending

Make Mellow Yellow Day !

新曲は、可愛くなろうと頑張る3人への、
プロデューサーやスタッフからのプレゼント。
周りのアイドルやプロデューサーたち。
様々な人に助けられながら、ちょっとずつ、
でも確かに変わっていって。
少女たちの可愛い探しの日々は続いていく。

'

楽屋

インタビュアー

……なるほど、3人の絆の裏には、
そんな思い出話があったわけですね。

Yuka

はい、本当にささいな話なんですけど。
あたしたちにとっては、大事な思い出ですっ。

Yukari

その時に買った、おそろいのブレスレットも、
新曲の衣装に取り入れていただいて……。

Noriko

3人仲良しな感じが出せてるでしょ♪

インタビュアー

なるほど。そこからこの新曲へ至るわけですね。
ちなみにこの曲はどういった経緯で生まれたんでしょうか?

Yukari

私たちの頑張りを、プロデューサーさんやスタッフさんが
みていてくださって。

Yuka

こっそり、用意していてくれたんです !

うなずく

Noriko

歌詞もあたしたちのイメージ ! って感じで、
とっても可愛い曲になってるんだ !
タイトルにもカワイイって入ってるし♪

Yukari

可愛さに悩む、私たちと同年代の女の子にも、
ぜひ聞いてもらいたい曲になっていますね。

Yuka

あたしたちも、この曲を歌いながら、どんどん可愛く
おしゃれになっていきたいなと思ってます !

インタビュアー

なるほど。これからもどんどん可愛く熟していく、
メロウ・イエローの3人に期待ですね。
インタビューは以上となります。ありがとうございました。

Yuka

ありがとうございましたっ !
……さっ、ふたりとも行きましょう !

インタビュアー

ちなみに、次のご予定は?

Yukari

これから、レッスンなんです。
MVの撮影は済んでいるんですけど、
大きなLIVEを控えているので、それにむけて猛特訓中です。

Noriko

3人でステージに立てるから、とーってもはりきってますっ !
って ! 遅刻したらトレーナーさん、怖いよー。
はいはいっ、しゅっぱーつ !

レッスンルーム

Veteran Trainer

……お前たち !
こんな程度でへばっているようでは、
可愛いパフォーマンスを届けられんぞ !

Veteran Trainer

必死にもがくのは舞台裏だけで十分 !
舞台の上でのお前たちが目指すのは、
最高に可愛いアイドルなのだろう ! ?

Veteran Trainer

ならば、どれだけ激しく歌い踊っても、
常に余裕をもった笑顔を浮かべられる体力と技術を身につけろ !
全てはそれからだ !

Noriko
Yuka
Yukari

はいっ !
はいっ !
はいっ !

事務所

Mika

おつかれー !
みんな、新曲聞いたよー。めっちゃ可愛いじゃん★

Noriko

美嘉ちゃん ! ありがとーっ !
うふふっ、ほめられた~♪

Yukari

私たちが可愛くなれるきっかけをくれたのも、
この曲を歌えたのも、美嘉さんのおかげです。
本当になんとお礼を言ったらいいか……。

Mika

だからオオゲサなんだって~。
みんなは元から可愛いし、歌をくれたのはプロデューサーでしょ。

Yuka

そんなことありませんよっ !
美嘉ちゃんは、あたしたちのカワイイ道場の師範ですからっ !

Mika

もー !
やめやめー !

中庭

Yuka

プロデューサーさんっ !
お疲れさまですっ、こちらにいたんですね。

Noriko

さがしてたんだよー?
あたしたち、プロデューサーにお礼を言いたくって !

Yukari

あらたまって言うのは、少し照れますけど……。
でもちゃんと言っておこうと思いまして。
聞いていただけますか?

もちろん !

Yuka

よかった ! じゃあ、あたしからっ。

Yuka

あたしたちに、可愛い曲をくださってありがとうございました !
やっぱり、あたしが可愛くなるのには、
プロデューサーさんが必要なんだなって、実感しました。

Yuka

まだまだ自分の力だけでは、上手く可愛くなれないあたしだけど、
これからも根気強く、可愛く育ててくれたら嬉しいです !

Yukari

私もです。プロデューサーさんがいてくださるから、
自分だって可愛くなれる。
可愛くなった先に、アイドルのお仕事があると信じられます。

Yukari

歩みの遅い私かもしれません。
けれど、背中を押して下さった分は、
確実に前へ進んでみせますね。

Noriko

ゆかゆか、マジメー !
あたしはこれからも、ふたりとか、みんなとか、
プロデューサーと、楽しくできたらいいなーっ。

Noriko

でも、いっぱいレッスンしたら、お腹すいちゃったよ。
ってことでー、こういう時は~……ドーナツっ !
食べにいこうよー !

Yuka

そうですねっ。
まだまだ頑張ることはいっぱいありますから。
エネルギー補給に !

Yukari

プロデューサーさんも、ぜひごいっしょに。
私たちのドーナツの輪へ、ようこそっ。

Noriko

いっぱいおしゃべりしようねっ !
プロデューサーに話したいこと、聞きたいこと、
たくさんあるんだから !

OK ! !

Yuka

はいっ !
プロデューサーさんを加えて、あたしたちの
真・カワイイ作戦会議、スタートですっ !

Noriko
Yukari

ぱちぱちぱちぱちー。
ぱちぱちぱちぱちー。