Orgel no Kobako (event)/Commus

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Opening 1[edit]

オルゴールの小箱

Anastasia

みなさん、こんにちは。
アナスタシアです。

Anastasia

ファンのみんなに、私たちの歌、
聞いてもらえること、うれしく思います。
その日が来るの、楽しみですね。

Anastasia

イベント「オルゴールの小箱」近日開催、です。
『君のもとへ 駆け出してもいいかな? 』

Opening 2[edit]

オルゴールの小箱

Koume

白坂小梅、だよ。
私、恋の歌は、まだ、よくわからなくて……。
みんなと、たくさんレッスンしたの。

Koume

そう、レッスン中に不思議なこともあって……ふふふ。
その話は、また今度、ね。

Koume

イベント「オルゴールの小箱」近日開催、だよ。
『こんな自分を 誰も知らない』

Opening[edit]

キラキラ、集めよう

事務所のロビーに集合したアナスタシア、小梅、瑞樹、奈緒、加蓮。泊まりがけのレッスンに向かうため、車に乗り込んだ5人は、今度のフェスで『Caskets』としてステージに立つことを告げられる。目的地に着いた5人は潮風を受けながら、胸を躍らせるのだった。

'

ロビー

Karen
Nao

おはよー。
おはよーっ !

Mizuki

あら、来たわね、加蓮ちゃん、奈緒ちゃん !

Anastasia

プリヴェート ! おはようございます。

Koume

わー、これでみんな、集合だね。
ね、プロデューサーさん。

(Select an option)

おはよう

Nao

そっか、あたしらが最後か。ごめんごめん。
で、なんでロビー集合なんだ?
事務所のルームじゃないの?

Mizuki

そりゃもういつでも行けるためよ !
奈緒ちゃん、準備できてる?

Nao

お、は、はぁ……。
着替えとか持って集合って言われたけど、何なの?

Anastasia

これから、遠くへ、レッスンしに行きますね。
だから、ロビーで集合ですよ。

Nao

はぁ?
いやいや、聞いてないぞ ! ?
なんであたしだけ知らされてないんだよ !

Koume

あれー? みんな、知ってるよー?

Karen

アタシから伝えたじゃん、荷物もってきてって。
着替えとか、レッスン着とか、シューズとか。
持ってきたでしょ?

Nao

かーれんー !
持ってきたけど、泊まりとは聞いてないぞ ! ?

Karen

あははっ !
荷物詰めてるときに、疑問に思わなかったのが悪ーい♪

Mizuki

んもう。
ま、準備できてるならいいのだけど。
いまさらキャンセルはできないわよ。

Nao

やれやれだよ、もう……。
プロデューサーさん、今度はあたしに直接教えてくれよな !

Anastasia

ふふ。カレンとナオは仲が良いですね。
それから、全員でどこにいきますか?

Mizuki

それはついてからのお楽しみよ !
それじゃ、いくわよ~ !
あ ! れっつらごーー !

Koume

ごーーー !

Nao

ふぅ。で、詳しいことは教えてもらえるのか?
それともこれ、行き先が知らされないロケなの?
いきなり変なとこ行きたくないぞ !

Karen

行かないよ。変なところなんて。
そもそもね、今度のフェスでオルゴールの小箱を歌うんだって。

Nao

お~、久しぶりじゃん !
なるほど、だからこのメンバーなんだ。
小梅、元気してた?

Koume

……うん、テンションと血圧は、
いつもどおり低いけど……元気、だよ。
みんなのことはもう知ってるから、人見知りも、しないよ。

Anastasia

前のレコーディングと、あと、旅館、楽しかったですね。
久しぶりに、また、楽しい5人になりますね?

Mizuki

えぇ。
ちなみに、イベント期間限定ユニットの名前は『Caskets』よ。
みんな、この5人で協力して頑張りましょ !

Koume

……ねぇねぇ、かすけっちゅって、どういう意味?

Anastasia

『Caskets』は、あー……
ジュエルボックスと同じですね。箱という意味です。
キラキラ、いっぱい詰めこみましょう !

Koume

ふぇー。そうなんだー。
キラキラ、集めようね。

Nao

なんか、オルゴールの小箱を歌うために
ついた名前ーって感じだな !

Karen

まぁね。
それにしてもアーニャもさすがトリリンガルって感じだねー。

Anastasia

ヤー? ふふ♪

Mizuki

そう、それで……どうせだから気分を変えて、
レッスンも外でしようってことになったわけなの。
フェスまで日にちもないし、集中しないとね。

Nao

なるほど……ってそれ、要は合宿じゃないか !
ああぁ~。

Koume

合宿、だめだった? お家じゃないと、寝られない?

Anastasia

みんな、一緒だから、さびしくありませんよ?

Karen

もしかして、アニメの録画、してこなかった?

Nao

みんな、あたしをなんだと思ってるんだよ~ ! ?

Karen

んーっ、着いた~ !

Nao

おーっ、海だー ! でも、あの島は北海道じゃ、ないっ !

Anastasia

ダー。海ですね !
北海道じゃないなら……ロシアは、見られますか?

Mizuki

残念、太平洋沿いなのよね~。
って、さすがに北海道からでもロシアは肉眼じゃ見られないわ。
さぁ、ここからは歩きよ~。

Koume

わー。がんばって、歩かなくちゃ……。
……う、海風、つよいね。

Karen

たしかに、風があるね。
ん~……気持ちいいな……。海、いいなぁ……。

Nao

はっ ! !
加蓮が風邪ひくから、はやく建物の中に !

Karen

ちょっと奈緒、やめてよっ ! ?
そんな一瞬で風邪ひくわけないでしょ !

Anastasia

ふふっ、カレン、寒いですか。
アーニャのジャケット、着ますか?
寒いのは得意ですから、貸しますよ。

Karen

あ、アーニャ ! だ、大丈夫だってば ! ?

Mizuki

ふふっ。
若い子が集まると、楽しいメンバーだって実感させられるわね。
ほら、いくわよー。置いてっちゃうわよー。

Koume

うふふ。これから、楽しくなりそう……。

Anastasia

とっても、わくわく、してきました♪

Nao

かれーん ! 風邪ひくぞー !

Karen

だから、ひかないってばー !

Chapter 1[edit]

みんなといっしょ

旅館に着いたアナスタシアはなぜか嬉しそう。瑞樹と小梅が理由を聞くと、メンバーと一緒で楽しいし、旅館も素敵だからと答えた。ハーフだが日本人の心はわかる。メンバーから理解されていると知り、合宿がさらに楽しみになったアナスタシアだった。

'

合宿1日目

Anastasia

着きました !
とってもいい雰囲気のところ、ですね。

Mizuki

ほんと、プライベートで温泉に入りに来たい感じねぇ。

Koume

階段、上るの、疲れた~。
畳だから、寝ちゃう~。……ばたり。

Anastasia

コウメ、シタイ役、上手です !

Koume

えへへ……。

Anastasia

あー、カワシマさん、このあとは、レッスンですか?

Mizuki

今日はもう遅くなっちゃったから、レッスンはナシよ。
ご飯を食べて、そのあとにプロデューサー君から
合宿のスケジュール発表とか、レッスンの話があると思うわ。

Koume

じゃー、特訓は明日の朝から、だね……。
今夜は、自由……ふふふ。

Anastasia

明日から、アーニャ、がんばります !
コウメも、カワシマさんも、がんばりましょう !
ウダーチ !

Mizuki

えぇっ ! ミズキ、負けないわよ~っ !

Koume

おぉー。

Anastasia

ダー。ふふっ。とても、楽しみですね?

Mizuki

そうね。まるで若返った気分だわ !
ふふ。それにしてもアーニャちゃん、ずいぶん嬉しそうね。

Koume

アーニャちゃん、なにか、いいことあった?

Anastasia

ンー……みんなといっしょで、楽しいです♪
旅館も、お部屋も、すてきですね。
最近、あまり見ませんでしたけど、畳も、好きですね♪

Koume

あー、畳でごろごろするの、いいよねー。ふふふ。

Mizuki

たしかに、畳のお部屋で横になったら、すぐ堕落しちゃうわよね。
わかるわ~。

Anastasia

そうです。楽しいです。
こう見えても、アーニャ、半分日本人、ですから。

Mizuki

うん。みんな、わかってるわよ。

Koume

うん ! アーニャちゃんは、アーニャちゃんだよ。

Anastasia

あー……ありがとう、ですね。
分かってくれる人たちで、よかったです。

Anastasia

あー、それに……。

Mizuki

それに?

Anastasia

浴衣も、お料理も、楽しみです !
あと、温泉 !

Koume

わー、楽しみ…… !

Mizuki

ちょっとちょっと、合宿へはレッスンしにきたのよ~?
そっちも、忘れないでね♪

Anastasia

ダー♪
レッスンも、合宿も、ぜんぶぜんぶ、楽しみますね。
アーニャの、目標です。ふふっ♪

Chapter 2[edit]

旅館の怖い話

小梅は、奈緒、加蓮、Pに怪談を話していた。ひと段落したところで、席を立った加蓮だが、なかなか戻ってこない。奈緒が探しに行くが、実は全て小梅、加蓮、Pによるドッキリ ! ドッキリが成功し和やかな空気の中、小梅は加蓮に意味深な言葉を告げる……。

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合宿2日目

Koume

……それで、その部屋にあった掛け軸の裏を見ると
そこにはお札がびっしり…… !

Koume

怖くなった2人は、部屋にいたくないから、
朝までロビーで過ごすことにしたんだ……。

Koume

そう……真夜中、暗ーいロビーで、
じぃっとただ朝がくるのを待って……じわじわと寒くなってきて。
Aさんは、だんだんトイレに行きたくなってきたの……。

Koume

非常灯のあかりを頼りに、暗い廊下を歩いて……
トイレまでたどり着いて、用を足したんだ……。
ひと息ついて、手を洗おうと、洗面所に立つと、そこには……。

Karen

くるよー、くるよー !

Nao

あー、あー !

Koume

鏡越しに、血まみれの女性がーーー ! !

Nao
Karen

にゃーーーー !
ひゃーーーー♪

Koume

ふふふ……旅館の怖い話、おしまい♪

Koume

……た、楽しかった?

Nao

いやいや、怖かったよ ! !

Karen

超楽しかったよー !

Nao

なんで楽しんでるんだよ、加蓮は ! ?

Karen

だって、面白いじゃん? 理由は分かんないけど……。

Nao

その感覚、わっかんないなー……。

Koume

ふふふ。楽しんでくれたなら、よかった、かな。

Karen

面白かったよー。さすが小梅ちゃんだよね。
あ、アタシちょっとトイレ行ってくる。

Nao

おー、ここの旅館もトイレ遠いから、気をつけろよ-。
幽霊なんかにあうなよー?

Nao

……んー、加蓮、おっそいなー。
いつになったら帰ってくるんだ?
小梅の次の話、聞けないじゃん !

Koume

あー……ま、迷った……とか?

Nao

んもー、仕方ないなー。あたし、探してくるよ。
小梅とプロデューサーさんはそこにいてよね。

Koume

いってらっしゃーい。

Koume

………………。

Karen

……奈緒、行った?

Koume

ん……うん。いったよー。

Karen

ふー。それじゃ、あの可愛い奈緒ちゃんに、
ちょーっとばかりイタズラしてみよっか♪

Koume

へー?

Karen

つまり……ごにょごにょ。

Koume

ふわぁー。わかったー♪

Nao

ただいまー。
トイレに加蓮いなかったんだけどー、どこいったんだよもー。

Nao

って、暗っ !
え? みんな、どこ?

Karen

……ほら、プロデューサー、やっちゃって。

(Select an option)

驚かす

Nao

ぶぁーあぐぅあうわぁーーーーーー !

Koume

ふふふふふ……。

Karen

どう、ビックリした?
奈緒が怖い話であんまりビクビクしてるから、
ちょっとだけみんなに協力してもらって……。

Nao

…………。

Karen

あ、怒った? ごめんってば~ ! 怒った奈緒も可愛いから~ !

Nao

あ、あのなー ! 怒るのは当たり前だろー !
加蓮だけならともかく、プロデューサーさんまでひどいよー !
トイレに見に行ってもいないしさー !

Karen

ごめんごめん~ ! 機嫌直してよ~。
あっ、おやつあげるからさ~。

Nao

あたしは子どもかっ ! まったくもー。

Koume

ふふふ……。
あ、ところで加蓮ちゃん……トイレ、大丈夫だった?

Karen

うん?
普通に使えたけど。なにかあった?

Koume

あぁ、気づかなかったなら、いいんだ。
天井のすみっこ、気づきづらいもんね。
鏡越しでも、見えなかったなら、よかった。

Nao

……あ、あたしは、トイレの入り口までしか行ってないから、
わかんないぞ。なにも、見てないぞ。知らないぞ。

Karen

……え? え? トイレの天井? へ?

Koume

ふふふ。ふふふふふ……。

Chapter 3[edit]

ぴちぴちフレッシュ

Pと朝陽を眺めながらPと語る瑞樹のところに、奈緒と加蓮がやってきた。瑞樹は2人の関係を、大人になってからでは得難いものだと語る。その発言は大人のものだったが、ユニットの絆に年齢は関係ない。青春さながら、朝陽の中を駆け出すのだった。

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合宿3日目・早朝

Mizuki

んーっ……爽やかな朝陽ねぇ……。
ねぇ、プロデューサー君。

うなずいた……

Mizuki

いつかの夕陽の砂浜とはまた違った気分だわ。
風も少し冷たくて肌寒いけど、気が引き締まるわね。

Mizuki

こんな合宿なら、何度だって来たいわね。
……まぁ、温泉なら、プライベートでもいいけれど。

Mizuki

みんな、合宿を精一杯エンジョイしてるでしょう。
なんだか、部活みたいに。
共同生活を通じて、お互いのことを知って。

Mizuki

それも、ユニットでLIVEに出ることの、良さの一つよね。
ライバルだけど仲間、っていうのは、得がたい存在だから。

Mizuki

……って、もう、聞いてる?

Karen

めちゃくちゃイイ話してるじゃん。

Nao

うん。たしかに。

Mizuki

……あっら、やだわー、いつからいたの?
気づかないで語っちゃったじゃない。

Karen

おはようございまーす。
川島さん、早起きだね。

Nao

おはようございまーす。
まぁ、それ言ったらあたしらもだけどな。

Mizuki

ふふっ。おはようございます。
昨日はレッスンもハードで、みんな夜は早々に寝てたものね。
私は、目が覚めちゃったから散歩してたの。いい朝陽でしょ。

Karen

んーっ……たしかに、自然ーって感じ !

Nao

そりゃ自然だよ、海なんだから !

Mizuki

ふふっ。加蓮ちゃんと奈緒ちゃんはいいコンビねぇ。
友達で、ライバルで、ユニットの仲間で……。
そんな関係、オトナからしたら、うらやましいわぁ。

Karen

そう……かな?
あんまり意識したことなかったな。そういう関係って。
奈緒はどう?

Nao

あたしは……いつも思ってたぞ !
そりゃこんだけ一緒にいたら、たまに意識しなくなるけど !

Mizuki

わかるわ~。
意識しなくても、互いのことを感じられる距離感、いいわよね~。

Mizuki

だからこそ、大切にしてほしいわ。
10代のころにできた友人は、それはもう……宝物なんだから。

Karen

ふーん。宝物、かぁ。そういうもの、なのかな。
あんまり人付き合いしてこなかったから、よくわかんないや。

Nao

そっかー、宝物かー。キラキラしてるのかな。
小箱に入れちゃう感じとか?

Karen

オルゴール付きの箱でね ! ふふっ !

Mizuki

あーっ、もう !
こんなたわいもないやりとりでさえ、眩しいわ !
青春ってすばらしくて残酷 !

Nao

そ、そうかなー? よくわかんないけど……。

Karen

ふふっ。川島さん、なんかその発言……
年齢を感じるよ?

Mizuki

あぁっ ! いけないいけない !
いまのミズキは平均年齢17.8歳の
ユニットのメンバーなんだから ! フレッシュにね !

Nao

そうそう、フレッシュにな !
あたしらも、べつに川島さんの歳なんか気にしてないし。

Karen

じゃあフレッシュな青春っぽく、競争しよっか。
アーニャも小梅ちゃんも起きる頃じゃない?
朝ご飯の時間も、そろそろだし。

Nao

よーし ! じゃあ、この4人で勝負だ !
ビリの人は今日のデザートを一位にあげるってことで !
旅館まで、よーい……スタートっ !

Karen

絶対、負けなーいっ !

Mizuki

よーしっ、いくわよ~ !
数々の過酷なロケで鍛えた28歳のぴちぴちなフレッシュな体力、
見せてあげるんだから~ !

Chapter 4[edit]

アイドルとしてなら

本番前。本番で着る衣装について話すアナスタシア、小梅、奈緒の三人。奈緒は可愛い服を着るのは抵抗があるが、アイドルの衣装としてなら着られるという。アナスタシアと小梅は、奈緒の乙女な一面に、微笑ましい気持ちになるのだった。

'

LIVE当日・開演前

Nao

ついに来たか……あたしたちのユニットの出番 !
はやくやりたいような、まだやりたくないような~ !

Anastasia

楽しみ、ですね。
ステージ、見ると、わくわくします。

Koume

うん。いっぱいレッスンしたもんね。
合宿の成果、出せるといいな……。

Nao

出せるって !
でも、合宿では衣装着て通しの練習してないからな~。
はやく着たいな !

Anastasia

ふふっ。ナオ、衣装が楽しみですね。
とっても、とっても。

Nao

ま、まぁな……。

Koume

ユニットの衣装、すごくキレイだもんね。
ヒラヒラ、ふわふわしてるし……。
まるで、幽霊みたいで……。

Anastasia

そういう服、ナオは好きですか?

Nao

いや、幽霊みたいな服が好きなわけじゃないけど……。
ほら、衣装って、可愛いじゃんか。
可愛い服って、子どもの頃から着るのが恥ずかしくってさ。

Koume

へー、そうなのー?

Nao

ジャージとか、パーカーとか、Tシャツとか、ジーンズとか、
なんか、男の子っぽい服ばっかり選んじゃってたんだよ。

Anastasia

アー、ナオの私服、ボーイッシュでしたね?
可愛い服は、持っていませんか?

Nao

いや、その、一応ほら、女の子だからさ。
可愛い服も買ったんだけど……なんか着られなかったりしてさ。

Koume

そうなんだ……もったいない……。
奈緒ちゃん、似合うのに……。

Nao

なっ、ないない !

Anastasia

スタイル、いいですよ。ナオは。

Koume

ユニットの、セクシー担当、だよ。

Nao

なっ、ちょっ、そんなの聞いてないぞ~ ! ?

Koume

えへへ……いま、勝手に決めた……。

Anastasia

ダー、賛成です♪

Nao

もー。でも、まぁ、なんだ。
アイドルになって、普段着ない服を着せてもらえるのは、
嫌いじゃないっていうか……まぁ、楽しい、し。

Nao

自分じゃ絶対着ない服とか、勇気が出ない服も、
アイドルとしてなら、着られるんだ。それは、嬉しいしさ。

Anastasia

そうですね。
アーニャも、ユニットの衣装、着るの、好きです。楽しいです。

Koume

私も、普段と全然違う服で、わくわくするよ……。
いつもは、ドクロとか、ゴシックとかで、
そういうのも大好きだけど……違うのも、楽しみ。

Nao

わかるだろ~? 毎回、自分の衣装を前に、じーんとくるんだ。
だから、あたしは……あたしはさ。
あたしに衣装を着せてくれる人のことが、その……。

Anastasia
Koume

……ふふっ。
ふふふー。

Nao

はっ。な、なんでもないぞっ !

Anastasia

では、そろそろ、その衣装を、着にいきますか?

Koume

そろそろ、始まるからね。
……プロデューサーさんも、待ってるし。

Nao

おうっ !
って、プロデューサーさんはいま関係ないだろ~ ! ?

Chapter 5[edit]

次のステージだって

LIVEが終わり、アナスタシアは、加蓮の寂しげな表情を見つける。メンバーとの楽しい思い出が、加蓮を名残惜しい気持ちにさせていたのだった。そんな加蓮に瑞樹は、次のステージに向け、前を向くように言葉をかける。加蓮は仲間の優しさを嬉しく思うのだった。

'

LIVE終了後

Karen

はぁ……。

Anastasia

……?

Karen

……。

Anastasia

カレン、どうしましたか。身体、冷えますよ。

Karen

あ、アーニャ。……なんでもないよ。

Anastasia

ン……怒っていますか?

Karen

違う、違うよっ。

Anastasia

アディノゥカヤ?

Karen

……?

Anastasia

……さびしい、ですか?

Karen

…… !

Anastasia

楽しい時間は、終わるとさびしい、ですね。
悲しいとさびしい……少し、似ていますか?

Karen

……うん。

Anastasia

カレンは……トンカヤ。
誰より、あー……繊細、ですね。

Karen

……そんなこと。

Anastasia

ありますね。アーニャ、わかります。

Karen

……合宿、楽しかったよね。
みんなで温泉入って。浴衣着てさ。

Anastasia

ダー。浴衣でダンス、しました。

Karen

特訓も……キツかったけど、楽しかったよね。

Anastasia

ダー。カレン、最後までギブアップ、しませんでした。

Karen

旅館のご飯も、美味しかったな。
ジャンクな味が恋しくなっちゃったけど。

Anastasia

みんな、おかわりしてましたね。

Karen

本番も、ワクワクしたよね。

Anastasia

ナオも、ずっとそわそわ、してました。

Karen

ステージ、まぶしかったなぁ。

Anastasia

ペンライトのズヴィズダ、星の光、いっぱいでしたね。

Karen

楽しかったよね。
……楽しかったなぁ。

Mizuki

……次のステージだって、きっと楽しいわよ。

Anastasia
Karen

カワシマさん。
川島さん。

Mizuki

ステージが始まる前は、必要とされているように感じて、
舞台に上がっている最中は、熱狂の中にいて……
充実しているわよね。

Mizuki

そして、ステージが終わったら、
火照ったカラダが冷めるのと同じように、
なにかの熱が去っていってしまうように感じるんでしょう。

Karen

……うん。

Mizuki

それを寂しく思うのは、仕方ないことよ。
でも、私たちは覚えてるじゃない。
あの歓声を……。

Karen

そうだよね。

Anastasia

次のステージ、また立てます。
次も、もっともっと、キラキラしますね。

Mizuki

そうよ。
……そのために、プロデューサー君が汗を流して
お仕事取ってきてくれるんだから♪

Karen

ふふっ。そうだよね。

Mizuki

加蓮ちゃんができるのは、またいつか来る次のステージに備えて、
明日からも頑張ることじゃないかしら?

Karen

……こんなところでぼーっとしてたら、風邪引く?

Anastasia

ダー。ナオが怒ります♪

Karen

ふふっ。そうだね。ごめん。控え室、戻ろっか。
みんな待ってるよね。

Mizuki

えぇ。行きましょ。
プロデューサー君も、小梅ちゃんも奈緒ちゃんも、
お待ちかねよ。

Karen

……。
みんな、優しいなぁ。嬉しいなぁ……。

Mizuki

加蓮ちゃーん? いくわよー?

Karen

あっ……はーいっ !

Ending[edit]

打ち上げパーティー♪

LIVEを終え、打ち上げを行う『Caskets』の5人。場所は、加蓮の希望によりファミレスに。ステージを通して理解を深めたメンバーたちは、互いの印象について語り合う。すると、小梅は加蓮の背中にずっとついていると言い出して……。

'

数日後

Mizuki

それではみなさ~ん、LIVEの成功を祝して……
お疲れさまでした~ ! かんぱ~い !

Karen
Nao

かんぱ~い♪
かんぱ~い♪

Anastasia
Koume

かんぱ~い。
かんぱい~。

(Select an option)

乾杯

Mizuki

……っぷは~ !
終わったわね~ !

Nao

いや~、お疲れさまでした~……
って、なんで打ち上げがファミレスなんだよ ! ?

Mizuki

希望の場所を募ったところ、熱烈なリクエストがあったのよ~。

Karen

あ、店員さーん♪
たらマヨポテト大盛り、お願いしま~す♪

Nao

加蓮、お前かー !

Karen

てへっ☆

Anastasia

たら~?

Koume

マヨ~♪

Mizuki

まぁ、楽しんでいられるなら、どこだっていいのよ。
ファミレスでもビールはいただけるし♪

Nao

は、はぁ……川島さんがそう言うんだったら……いいのか?

Anastasia

ナオ、私はうれしいですよ。
みんなと、こういう場所に来るチャンス、あまりありませんね。
だから、うれしいです。

Koume

うん。みんなで来られて、うれしいよ。
ポテト、おいしいし。

Karen

ほら~♪ 場所なんて、気にする必要ないんだって~♪

Nao

わかったから ! 加蓮はポテト食べてなさい !
けど、あたしたち一応アイドルだろ?
そのあたりは大丈夫なわけ?

Mizuki

あら、アイドルの自覚にあふれてるのね♪
大丈夫よ。プロデューサー君がお店に話を通してあるって。

Nao

そ、そっか……。
さすが、プロデューサーさんだな……。

Karen

ま、いいから打ち上げっぽいトークしようよ♪
感想話したりとかさ !

Koume

うん。アーニャちゃん、今回、どうだった?

Anastasia

ダー。みんな、優しかったです。
知らないところも、知れました。

Koume

たとえば~?

Anastasia

ナオは、言葉が荒っぽいですね。わざとです。
本当はとってもとっても、優しくて、オトメですね。

Nao

なっ ! ?

Karen

あるある~。

Nao

やめろよっ ! やめやめっ !

Karen

アタシ、アーニャが意外だったな~。

Anastasia

ヤー? 私、ですか? なにが意外でしたか?

Karen

アーニャってさ、クールじゃん?
だけど、結構人なつっこいところとか、
やさしいところとかあって、可愛かった !

Anastasia

ンー、照れます……。

Mizuki

それでいくと、小梅ちゃんは座敷童みたいだったわね !

Koume

へー?

Mizuki

あぁ、いいのよ。ポテト食べてて。
それこそ、最初は人見知りのちょっと不思議な子だったけど、
そばにいると小さな幸せがやってきそうだなって思ったの。

Koume

えへへへー。
悪夢じゃない夢、見せてあげるー。

Nao

そういう川島さんは、やっぱオトナだったなー。
自然とリーダー役やってくれて、まとめてくれてさ。
ありがとね !

アナスタシア・小梅・加蓮

スパシーバ !
ありがと !
ありがと !

Mizuki

まっかせなさい♪

Karen

じゃあ、アタシは?
アタシの感想聞かせてよ、えーと……小梅ちゃん !

Koume

んっと……加蓮ちゃんはね……。

Nao

思ったまんまを言って良いんだぞ~ !
最初は怖いと思った、とか !

Karen

そんなこと~……な、ないよね?

Koume

うん。怖い人とは思わなかったよ。
あ……ギャルっぽいから、キラキラしてて、まぶしいって思った。

Mizuki

たしかにまぶしいわね ! その美白のお肌 ! キレイすぎるわ !

Koume

ふふ。
あ、あとね……。

Karen

ん~? 他にもある~? 言ってみ言ってみ~♪

Koume

ずっと、背中についてる、ね……。

Anastasia

ンー? 背中、ですか?
なにも……。

Mizuki

ちょっと、小梅ちゃん、もしかしてそれって……。

Karen

いやぁぁぁぁぁーっ ! !
取って取って取って奈緒取ってーっ ! ! !

Nao

無理無理無理ちょっと無理だからこっちこないでーっ ! !

Anastasia

プリーズナク ! ? ウージャス !

Mizuki

はっ ! 塩 ! こういうときは塩よ ! あ、あった !
卓上塩でも効果あるのかしら ! ?
ぱっぱっぱっぱ ! しゃっしゃっしゃっしゃっしゃっしゃ !

Karen

うっゲフ……ちょ、ちょ、ちょっと川島さん !
ちょっと誰か~ !
助けてプロデューサーーーーー !

Koume

ふふっ……うふふ……うふふふふふ……♪